新・名も無い馬ですが・・・・・

2013年11月3日に旅立ったマイネルスティング。
その想い出と一緒に、これからも名も無い馬たちの応援をしていきます。

 *行って来ました!  ホーストラスト・北海道 

2012-07-29 | 日記
 本州からきた馬友さんに会うために、久々に札幌駅まで行きました。
待ち合わせをどこにするか聞いてきた彼女に「ホテルのロビーにお迎えに行くよ」と言ったのはわたくしです。
なのに・・・・・迷った(爆)。
結局、彼女に駅まで迎えにきてもらいましたの(苦笑)。

めったに来ないとはいえ、どちらが観光客なのかわからない・・・情けな~いエドリンです、こんにちは。




       ホーストラスト北海道のお馬さん達

彼女と二人、向かった先は岩内にある‘ホーストラスト北海道’。
バスに揺られる事3時間。
久しぶりの再会なので、話す事がやまのよう。 
喋りっぱなしの3時間(笑)。

その日は今年最高の真夏日で、札幌も30度超えのゲキ暑。
それでも岩内に着くといくらか涼しい気が・・・・・。
ターミナルまで迎えに来て下さったスタッフさんの、エアコンのきいた本当に涼しい車でトラストさんへGO!

屋根のあるシェルターとつながった事務所にお邪魔すると、看板犬モコちゃんのガウガウお出迎え。
でもすぐに‘あやしい奴ではない’とわかってくれて、尻尾ふりふり。

    
    看板犬のモコちゃん。


    
    看板ネコちゃん、夜の見回りの為お休み中です。
    



小屋に涼みにきていた数頭のお馬さん達。
みんなに公平にあげられそうもないので、ニンジンを手からあげるのは止めました。

一番会いたかったマイネルモルゲンは、ニンジンがないとわかると、さっさと外の餌箱の方に行ってしまいました。
ここには他にも、タイキマーシャル、被災馬ウルブズグレン、パリスハーリー、ポートブライアンなどの他、合計18頭のお馬さんがいます。

    
     
     ‘ニンジンないなら行かないよ~’的気分のマイネルモルゲン君



外に出てしまうと、私たちには誰がどこにいるのか全くわかりませんが、スタッフさんは分かるのですよね。
さすがです。


     



     



     



時折吹いてくる心地よい風に一息つきながら、時が止まったような穏やかで静かな時間を過ごす事ができました。
帰る時に、すっかり仲良くなったモコちゃんが「帰っちゃやだ!」と云うかのように泣いてくれたのが心に沁みました。




       あの馬たちの近況報告写真展@エルプラザ

翌日、私たちはエルプラザで行われている写真展を見に行きました。
いろいろな設置条件があるとかで、看板もなく、どこの階でやっているのかもわからず、うろうろしながらやっと、案内所で4階と教わり、何とかたどり着きました。

ところどころに置かれているいすにはそれなりに人が座っていましたが、写真展に関心のある人はいないようで、彼女と2人、貸し切り状態でした。

何となく、場所的に残念な気がしました。

その後、札幌競馬場に足を伸ばした私たち、1階の通路を歩きながら“こういうとこでやればもっと見て貰えたよね”と、意見が一致したのでした。


     





       スティング君のサマータイム



先日行った時から増え始めていたのですが、暑さが厳しくなりアブの本格攻撃が始まった為に、スティング君は夜間放牧になりました。
去年は1才君と一緒だったのですが、今年は何と、隣の牧場の若い繁殖牝馬さんも夜間放牧なのだとか。
これではスティング君、寂しいことなんてあるはずないですよね。


     
     おっ!あそこに可愛い仔いるやん!!


やはり、出るとすぐに牝馬のもとへ・・・。

当然のごとく無視され、諦めて草を食む。

そんな毎日を送っている、平和なおっさんスティングです。


     
     まずは体力つけんとな。


     
     食べ物が美味しいんは最高の幸せやねんで。



                     S牧場さん、画像いつもありがとです!
     

 オキテ号 いざ出陣!!

2012-07-22 | 日記
 いろいろとバタバタしていて、ブログの事忘れてました。
というより、頭が真っ白、白で、何にも浮かばない状態でした。
頭も体も、ついでに心も夏枯れ状態・・・・・。

そんなボケリングの私に突然舞い込んだ情報、オキテ号、デビュー!

 あかん! しゃんとせな!! (なぜ関西弁??)

思いっきりバケツの水をかけられた気分で、どうにか目覚めたエドリンです、お早うございます。



      競走馬としての第一歩

2012年、7月20日、名古屋競馬第一レースで我らが1才君、競走馬名オキテ号デビューです。
名古屋はあいにくの雨。  馬場はやや重。
オキテ君は3枠3番、馬体重491キロ、単勝4.8倍の3番人気。

レースは、スタート直後に内の馬が膨らんだため、3頭目にいたオキテ君は横にずれる形になってちょっと出遅れ気味のスタートとなりました。(審議にならないのかなぁ?)

それでも、3.4番手につけてゴール前では鋭く差して2着を確保。
1着は同厩舎のチョットチョット。
何とこのお嬢さんは、父フサイチリシャール、母デコレーション、母父シンボリルドルフ!
ルドルフの孫ちゃんなのでした。(だから、よれた事もオキテ君を負かした事もゆるす!)
そして5着に入ったのは、やはり同厩舎のレッドスプライト、このお嬢さんもテイオーの孫ちゃんなのでした。
角田厩舎出走のみんなが掲示板だなんて、すっご~い!!

後日、角田調教師さんから「今日はオキテには距離が短いと思ったのですが、ちょうど良い距離のレースがしばらくないので、練習として使って見ました。 徐々に距離を延ばしていくつもりです。」とのコメントを頂きました。

オキテ君育ての先生、クラックステーブルのM代表さんも、「800は短いと思ったけど、これでああいう競馬が出来たのは力のある証拠、距離伸びて楽しみ」とおっしゃってました。

もしかしたら・・・・・単純なおばさん達は、早くも妄想に顔がゆるんでいます。

でも第一は無事に、怪我無く、それが一番の願いです。

始まったばかりのオキテ君の競走馬生活、応援宜しくお願いいたします(ペコリ)。


   
   ネットからの映像で、見づらくてごめんなさい。   これで見ると1着のようですが、この前に1着馬がいます(笑)。


   
   まだ1才君と呼ばれていたころです。 なつかしい・・・・・(遠い目)


   
   今年2月・育成場にて   





      らすかるさん、大活躍! 

へばっていたエドリンとはマ逆に、らすかるさんは積極的に行動していました。
まずは、ノーザンホースパークへ登場。

まっすぐに向かったのはもちろん、ラスカル・グィ・スズカ(命名エドリン)。
やめられない、とまらないのグィは健在だったそうです(何のためのグイバンド??)。

  
   らすかる君、体の為にもグィはひかえめに・・・。


お次はトウカイポイント君。
馬房の中で直立不動のまま動かず・・・・。
ボーっと見ていたらすかるさんの前で、動いたと思ったら‘チッコ・タ~イム’。

 
  見てんじゃないよ!(怒)


すっきりしたとこで顔見せ。

  
パパラッチがうるさくてさ。  スターは辛いよ。



そして、本日のメインイベント。
手前から、ポイント、デルタブルース、エアジョウダンの豪華な揃い踏みです。


   


これにアドマイヤボス、ラスカルスズカを加えて、NHPの嵐!(クレームは受け付けません)



      らすかるさん、大活躍! 

らすかるさんの動きは止まりません。
続いて21日、土曜日、現れたのは札幌競馬場。
チームテイオーの命を受けて、4レースに出走のテイオーの孫、ヤマニンブリス(母ヤマニンシュクル)と、10レース、産駒のコスモエンペラーの応援のため、横断幕をかついでの出馬です。
 
   


   
    ヤマニンブリス


   
    コスモエンペラー

  

結果は残念でしたが、まだまだ諦めませんよ!!
“諦める理由などない!”  (すいません、何年か前、負けが込んでいた日本ハムファイターズのキャッチコピー、パクリました)

とにもかくにも、らすかるさん、お疲れ様でした。
貴方の張った横断幕は、無事札幌から全国区に中継されましたよ。
お疲れ様でした。



           らすかるさん、画像並びに情報ありがとうございました。


緑の日高路***(3)    写真から伝わる幸せ・写真展にて

2012-07-10 | 日記
 夏物のパンツが欲しくて、先日買い物にいきました。
色的に好みで、サイズ的にも合いそうな物を見つけました。
試着してみようかと、手にとったら‘アレッ’と・・・・・。
太もものあたりからひざ下くらいまで裂けてる・・・・・?!

ファッションとして、わざとジーンズを破いて穿いているのを見た事はありましたが、破いた物を売っているのを見たのは初めてでした。

おしゃれの一つとはいえ、破れたものにお金を払うという事にどうしても抵抗があって、買う事は諦めました。

“これってやっぱりおばさん感覚?”あらためて認識したエドリンです、こんばんは。



       浦河図書館

走ったり、笑ったり、びっくりした渡辺牧場さんをあとにして、私たちは2つ目の目的地、浦河図書館へ。
道はわかったものの、駐車場からの入り方がわからず、うろうろして‘関係者以外立ち入り禁止’の札も目に入らず、裏口から堂々と入った私たちでした(でも、ちゃんと係員さんから特例許可をもらいました)。

中に入ると、まさに図書館ムードで、写真はひかえました。

トップに会ってきたばかりのナイスネイチャ。  
トウショウフェノマ、コーセイと続き、何とテンジンショウグンが・・・・・いた!
9才で日経賞を勝ち、重賞最高齢タイ記録を作り、最低人気で、単勝35570円(歴代3位)の彼です。
引退後は警察にお勤め。
警視庁騎馬隊で儀仗警備のお仕事をしているショウグン君。
ユニフォーム姿も凛々しく、生き生きしていました。

1階から地下へ降りる階段の手前に、引退馬ネットのお馬さん達の写真が大きなパネルにまとめて展示されていました。
マイネルスティング、サーチエネミー、ツルマルツヨシ・・・etc.

みんなノビノビと自分を目いっぱい出した表情で、現在が満ち足りたものである事を物語っています。

未勝利を勝っただけの、名も無い馬代表のマイネルスティング。
でも、今まさにニンジンをほお張ろうとしている彼の表情は、生きる喜びにあふれているように見えました。
1頭でも多くのお馬さん達に、こういう余生をおくらせてあげたい・・・・心から願ってやみません。





      MEMORY OF TUYOSI FINAL


 天皇賞が終わり、ツヨシにも一服の余裕が与えられ、次走が有馬記念に決定するまで、穏やかな日々が過ぎて、少しのリフレッシュができました。
どのように調整するかスタッフで考え、美浦に早期に入厩という、当時としては稀な策を取る事になりました。
16日前に美浦入り、遼馬(ヒゼンオータダクニ)と2頭に対して人も2人という凄く贅沢な有馬記念までのスケジュール。
秋レースの疲れも取れ、また美浦の森林馬道の素晴らしい環境での調教は、ツヨシには本当に快適な毎日だったと思います。

森の木々、小川のせせらぎ、鳥のさえずり、毎日が快適で、体調も上がり、追いきりにも栗東から藤田騎手が手綱を取りに美浦まで来てくれて、万全の仕上がりで当日を迎える事が出来ました。

ゲートイン、そしてスタート。
ツヨシの位置はやや後方の外目。
すぐ後ろにはグラスワンダー、そしてスペシャルウィーク、2週目の3コーナーで早くもグラスワンダーが動き出し、それにつられてツヨシ、スペシャルと各馬一斉に動き出し4コーナーでは、グラスの動きに反応したツヨシが先頭集団まで一気に押し出され、直線では早くも先頭に出て、ゴールまでの長い事、長い事。
最後の最後で力尽き、惜しい4着。
勝ったのはグラスワンダー、スペシャルウイーク2着、テイエムオペラオー3着。
スペシャルウイークは勝利を確信したかのようにウイニングランに入りましたが、結局鼻差の2着でスタンドは大きなどよめきが起こり、この年の有馬は歴史に残るレースとして後世まで語られると思います。

力のある名馬たちが上位を占めた有馬でしたが、ツヨシがその中に加わったのも事実で、スタンドで観戦した私としては、興奮よりも何だかホッとした事を記憶しています。

年が明け、さあこれからという時でしたが、有馬の疲れからか、競走馬の不治の病、繋靭帯炎におかされ、闘病のあと、京都大賞典そして有馬記念に再挑戦するも競走中止という、競走生命が絶たれる故障にいたり残念と申し訳ない気持ちとで、ツヨシには本当に可哀相なことをしてしまったと思っています。


ここまでがツヨシの競走馬としての蹄跡です。

2000年の最後の2レースは、今もビデオを見る事が出来ません。

               END 



N代表、有り難うございました。

ツヨシと一緒に戦った方だからこその想い・・・悔しさ、悲しさ、喜びがリアルに感じられました。
ますます頑張ったツヨシが愛おしく思えました。
これからは、のんびり、まったりと1日でも長く楽しい日々を過ごしてもらいたいと思います。

これからのツヨシを知りたい方は、こちらで~す。

    「ツルマルツヨシの会」オフィシャルブログ



 引退後、京都で誘導馬となったツヨシ君 (ツヨシの会様よりお借りいたしました。)  



  現在のツヨシ君です。





ふろく・2010・7・3


私たちが日高へ行った7月3日は2年前、天の国へ旅立ってしまったオグリキャップの3回忌でした。

2年前のその日、オグリが亡くなる3時間ほど前、馬友のKさんと私はオグリに会っていました。
見学が許されてからまだ1度も行っていなかったので、ちょうど来道していたKさんと一緒に会いに行ったのです。
まさか、その後そんな事になるとは夢にも思わずに、「オグリン、まだまだ元気そうだね」等と話していました。
その夜、オグリ死亡のニュースを聞いても信じる事ができませんでした。
あれから2年もたつのですね・・・・・。

その日のオグリンの画像です。








緑の日高路***(2)  ナイス・・・併せ馬!!

2012-07-07 | 日記
 すっかり、軽いヘアーになったスティングにバイバイして、次に目指すは浦河です。

     
     また来てなぁ、待ってるで!(ニンジン


朝の雨は何だったんだ?という程の快晴。
到着時間をメールするのを忘れて“もうじき着きま~す”とうったメールとほとんど同時に到着。

外の暑さに比べて、涼しい風の通る馬房の中に、ウラカワミユキとコーセイが休んでいました。
ちょっとやせた感のあるミユキでしたが、人参の食べっぷりはまだまだパワフルで、31才の年齢を感じさせないものでした。

     
     にんじんパワーで目指せ、長寿NO.1!!


隣でコーセイに人参をあげていたNさんが、「コーセイの前髪長いなぁ」と、緑のハサミをとりだしました。
嫌がるでもなく、じっとカットしてもらうコーセイ。
シャギーも入れてもらって、おされなヘアーにチェ~ンジ!
若返ったコーセイ・・・・・・写真撮り忘れた暑さボケのエドリンです、こんにちは。





       怒ったナイス

にんじんの入ったボールとバケツを持って、次に向かったのは渡辺牧場のボス、ナイスネイチャのところです。
セントミサイルの放牧地と向かい合っているので、みんなで分散してにんじん配り。
それぞれのボールが空になったところで、次へ行こうと歩き始めました。
すると、ナイスとミサイルも一緒にトコトコついて来ます。
2頭のお供を引き連れて、何とも贅沢なウォーキング。

突然Nさんが「ナイス行くぞ~!」と駆けだしました。
それにつられたのか一緒に走りだすナイス!
牧場の奥様、はるみさんもカメラをセットして後に続きました。

一たん止まって息を整え(!?)、再び「行くぞ、ナイス!!」と走りだすNさん。
ナイスも合わせてドドッと走りだします。
後ろで呆気にとられて見ていた、私とNさん奥さん。
“おじさん同士の併せ馬だね”

ところが急にナイスがきびすを返して、元いた入口付近まで戻って行ったのです。
それも、現役時代を彷彿とさせるような素晴らしいギャロップで。
その後、Nさんやはるみさんがいくら呼んでも二度と戻ってきません。

私にはわかりましたよ。
ナイスがNさんと一緒に走ったのは、Nさんの持っているボール狙いだったのです。
その中にニンジンが入っている・・・・・とナイスは思っていたのです。

ところが、2度目に走った時、彼は見てしまったのです。
何も入ってないボールの中。
空っぽじゃん!!!
「冗談じゃないや!  何のために合わせてやったと思ってるんだ!!  ふざけるなぁ!!!」
もの凄いスピードで戻って行きながら、多分彼はこんな風に叫んでいたのではないかと・・・・・想像ですが。
だって、ずっと怒った顔しかカメラに収まってないのですよ。

この時の様子は、きっと近々“浦河・渡辺牧場の馬たち”にアップされると思います。
「おじさん達の併せ馬」    ご期待下さい。


     
     “俺としたことが不覚だった。  つい、釣られてしまった。無念!!”




コユキのプライド

みんなで大笑いしながら、ナイスの息子セイントネイチャと、エスプリオーシャン改めヒカルの放牧地へ。
ヒカルはミサイルの所にいたのですが、ミサイルが大好きで遊びたくて仕方なく、ついつい度が過ぎてしまってミサイルの首や肩に傷が・・・・・悪気はないのです。
心優しいミサイルは怒りもせずにじっと我慢。
ついにはミサイルの尻尾がこよりの様な情けない状態に。
若馬や仔馬が、大人馬の尻尾をおもちゃ代わりにして、短くしたり抜いてしまったりというのは良くある事だそうです。
ヒカル・・・・・どんだけ仔供なの??

てなわけで、ミサイルから離されて、セイントネイチャと同じ放牧地へと移動させられてしまいましたとさ。

   
     
     僕、セイントです。  お仔ちゃまの相手は嫌です。(おいおい、君だってやんちゃ過ぎて離れ馬房にいれられてたでしょうが(笑))



     
     僕ちん、何かしたのかなぁ?


     
     





そして次は、まだ怒リ顔のナイスを横目に、ケイウンコユキのところへと向かいました。

昨日来たばかりというお馬さんと一緒にいたコユキ。
何と、新人の仔に威嚇するは、ガン見するは、でびっくりです。
「私はテイオーの娘よ。 なめたらあかんでよ~!」

ただ、蹴ったり齧ったりなどという暴力はふるいません。
あくまでも、ガン見、目力で威嚇するのです。

この強さが3連勝の源だったのかも知れません。
やはり、テイオーの娘、只者ではありません。

でも、私たちが帰る頃には、みんなで仲良く草を食んでいましたのでご心配なく。


     
     ニンジンの食べ方もどことなく品が良いのです。


     
     骨折さえなかったら、もっともっと活躍できたはずだったのに・・・。





    

汗をかきながら、最終目的である写真展を見る為に、渡辺牧場さんをあとにしました。

  “緑の日高路*3”に続きます。



      
       どこまで、引っ張るねん。    






    

緑の日高路***(1)   サマーカットだよ、スティング!

2012-07-04 | 日記

 ずっと‘晴れ女’だと自負していたのですが、最近崩れかけていました。
ところが、気づきました。
ある物を持った時には、どんなに曇って今にも降り出しそうな空模様でも、いつの間にか晴れてくるのです。
一度や二度ではありません。
その、ある物とは・・・・・折りたたみ傘
用心してそれを持っていくと、必ずといって良いほど晴れるのです。

今回の日高行きの時も、朝の出がけには霧雨が・・・・念の為といつもの折りたたみ傘をバッグにイン。
静内に近づけば近づくほど青空が広がって、ついにはお日様登場。

買ってからまだ一度も開いた事のない傘・・・・・・・エドリンです、こんにちは。



      お久しぶりだよ、スティング君

7月3日朝、Nさんご夫妻と日高へと向かいました。
今回の目的は、暑くなってきたので、ボサオ君になったスティングのヘアーカットと、浦河図書館で行われている「あの馬の近況報告写真展」をみる事でした。

静内に行く前に、新冠にある‘クラックステーブル’さん(1才君がお世話になった育成センター)へ寄りました。
今は、育成馬達はほとんど卒業して、夏、秋のセリに出るお馬さん達の調教でお忙しそうでした。
1才君、オキテ号は、厩舎さんでもちょっと期待を持たれていて、2才の今は無理せずボチボチ馴らして、3才になったら気合いを入れて、出来たらダービーくらいまでは・・・・・ワォ!! 

そういう期待を持てるくらいなのでしょうか!

でも、でも、母さんたちは無理せず、怪我せず、病気せずいて欲しいと、そればかりを願うのですよ。


                 
 

少しずつ青空が広がり始めた中、S牧場さんに到着。
まずは、手前の放牧地にいるビッグゴールドさんにご挨拶。
人参をあげて、ご機嫌伺い。


 ゴーちゃん、こんにちはぁ。

ビッグゴールドの会の代表様、スティングに素敵な無口、ありがとうございました(ペコリ)。


そしていよいよスティングおぼっちゃまの元へ。



  よう来たね。 待ってたで(にんじん)。


人参のバケツ食いをさせながら、すばやくたてがみカット。
この時のために、専属美容師のNさん、ハサミが光ってはまたスティングが気づいて嫌がるかもと、緑のペンキでハサミを塗ってきました。
題して、忍法葉隠れの術。

人参効果と、アブが気になって、カットはスムースに終了。
ただ、風の向きのおかげで、カットしているNさんは何でもないのですが、バケツを持っている私と、引き綱を持っているNさん奥さんには、カットしたスティングの毛が雨粒のように降り注ぐのです。
顔に毛が・・・痒くてもかけなぁい!
洋服にもへばりつくスティングの毛!!

  
     ねえ、ねえ、あの人ら、何してんねん?  にんじん、はよおくれ。by 静内キャンディズ 

その間、S牧場の奥さんは、スティングのお腹あたりに押し寄せるアブと戦っていました。

アブのおかげで、いつもは決してやらせない前髪もついでにカァット!

おかげですっきり鬣、さっぱり前髪、クールビズのサマーヘアーになったスティングでした。

スティング、おばちゃん達のこの苦労、忘れるでないぞ!!



  どや、すっきりしたやろ。



  前髪まで切られてしもたん。  頼んでへんのに。
  




      MEMORY OF TUYOSI               



京都大賞典を快勝したツヨシには休養はなく、天皇賞へと続く厳しいローティション。
中2週というツヨシにとっては過酷な調整が・・・。
1週前の追い切りも15-15の調整しかできず、直前の追い切りのための調整としてはやはり仕方のないもの。
それでも、当該週の藤田騎手騎乗の追いきりでは、ラスト1ハロン (200M)11秒8の文句ない仕上がりで、東京競馬場へ前日輸送。
枠順は17番、最外枠となりましたが、ツヨシらしい競馬を楽しみに当日を迎えました。

2番人気に支持されるという期待を受け、ワクワクの発走時間。
セイウンスカイ (1番人気)がゲートインにかなり手こずり、最後にやっとツヨシがゲートイン。
さあ、スタート!
リズム良く道中も進み、3-4コーナーから動き出すも、いつもの反応がなく、直線をむいてもジリジリとしか伸びず8着と、初めてのG1は厳しい結果に終わりました。

そして、歴史に残るあの有馬記念への挑戦です。
この写真は、有馬記念に向けて、美浦に滞在中に馬上から撮影したものです。

美浦の森林馬道は素晴らしい環境で、なぜ美浦の競走馬はここを利用しないのか、当時不思議に思ったものでした。


   
  美浦にて。







  並んでいるのは、2才の秋にツヨシと一緒に北海道から入厩しいつも一緒にいたツヨシの一番の友達、ヒゼンオータダクニで、美浦にも帯同しました。
                           



                                   続く







    あの馬たちの近況報告写真展


 6月30日(土)~ 7月15日(日)   浦河図書館

 7月17日(火)~ 7月19日(木)   門別競馬場

 7月23日(月)~ 7月30日(月)   札幌エルプラザ

引退馬ネットのお馬さんも出てますよ。
もちろんスティングもね。

  
   おいらもちょこっと出てるねん。 エへッ。

   
       N代表様、いつもありがとうございます。
          
         緑の日高路*2に続きます