新・エンゲル係数

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こんな言い廻して裁判にも勝ってきたのかと思うと怖いな!

2012年12月04日 | 気になるネタ

衆院選公示の2日前に発表された日本未来の党の公約に、日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)が2日、激しくかみついた。

未来が目玉政策にする「卒原発」は飯田哲(てつ)也(なり)代表代行が主導した公約だ、と決めつけた上で「危険だ」「バナナのたたき売りだ」と徹底批判。原発再稼働をめぐる未来党内のズレも明らかになるなかでの“骨肉の争い”には、「脱原発」をめぐる自身への変節批判をかわそうとする橋下氏の思惑もうかがえる。

 橋下氏と未来の嘉田由紀子代表は2日、テレビ朝日の番組にそろって出演。嘉田氏が10年後の脱原発に向けた「卒原発カリキュラム」を説明すると、橋下氏は即座に攻撃を開始した。

 まずは「飯田さんは大阪府市エネルギー戦略会議のメンバーだったが、飯田さんの考えに他のメンバーからは反対意見が続出した。ブレーン一人の意見だけで進めるのは危険だ」と、かつてのブレーン、飯田氏の主導でまとめた未来の「卒原発」政策を酷評した。

 続いて矛先は嘉田氏にも向かい、「『関西電力大飯原発の稼働を止めるのは現実的ではない』『すぐに脱原発は無理だから、卒原発という言葉を使う』と言っていた」と、嘉田氏は原発再稼働には反対でない立場のはずだと追及した。

 嘉田氏は「決して飯田氏一人の意見ではない。私も30年間、環境社会学者をやってきた」と飯田氏の主導ではないと強調、「不安を安心に変え、政治の信頼を取り戻すには(橋下氏のいう)『2030年代フェードアウト(消失)』ではみえてこない」と橋下批判も試みた。

 ただ、嘉田氏は「危険度をランク付けしながら、安全性の担保ができたところに対しては…」と発言。原子力規制委員会が判断すれば容認せざるをえないことを再びほのめかした。「未来は再稼働なしのシナリオだ」とする飯田氏とのスタンスの違いは明らかだ。

 番組では橋下氏の舌(ぜっ)鋒(ぽう)が際立ち、番組終了後も同氏は金沢市内での街頭演説で「10年後にゼロとは、バナナのたたき売り、バーゲンセールではない」と未来をこき下ろした。

 ただ、橋下氏も原発政策では傷を抱える身だ。維新の「政策実例」に盛り込んだ「既設の原発は2030年代までにフェードアウト」について、石原慎太郎代表に合わせ、「議論のたたき台であり、公約ではない」と強調した。

 酷評された飯田氏は2日、橋下氏に大阪府市特別顧問を辞任する意向を伝えた。記者会見で「府市戦略会議のメンバーは息がぴったり合っていた。私の案に対する批判は聞いたことがない。橋下さんの勘違いだ」と述べ、橋下氏こそが「変節」したと暗に訴えた。(原川貴郎)



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