ロンドン五輪のサッカー女子で、日本代表「なでしこジャパン」が6日、初のメダル獲得を決めた。ロンドンのウェンブリー競技場で行われた準決勝で、フランスを激闘の末に2-1で破って決勝に進出し、銀メダル以上を確定させた。
前半に大儀見優季(25)=ポツダム、後半にも阪口夢穂(24)=日テレ=が得点した。その後失点して劣勢となったが、必死の守りでしのいだ。
佐々木則夫監督(54)が率いる日本は、4年前の北京五輪の3位決定戦でドイツに0-2で敗れ、メダルを逃している。
ロンドン五輪のサッカー女子で6日(日本時間7日)、決勝進出を決めたなでしこジャパンの対戦相手が米国に決まった。同日の準決勝の米国-カナダ戦は延長戦の後半ロスタイム、米国がFWモーガンの勝ち越し点で、4-3で勝利した。
日本-米国の決勝は、9日午後7時45分(日本時間10日午前3時45分)から、ウエンブリー競技場で行われる。
国際サッカー連盟(FIFA)の国別ランキングによると、日本が3位に対し、米国は1位。決勝は、昨年のFIFAサッカーワールドカップ(W杯)決勝の“再戦”という形になる。
五輪初のメダル獲得を確実にしたなでしこジャパンは、W杯に続く「2冠」の偉業に挑む。