アベノミクス効果で、昨年末から株価は上昇し、日経平均株価は昨年末から４カ月半で約３０％も上昇しています。
連日、ニュースで株価上昇を耳にしたり、周囲の株式投資をしている人の「儲かった話」を聞くと、これまで株式投資をしたことがない人でも、株価上昇の恩恵を自分も享受したいと思うことでしょう。
でも、どの会社の株を買ったらいいのかわからない。中には、株式を購入する方法がよくわからないという人もいるのではないでしょうか。
このような人にお勧めなのが、「ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）」や「日経平均株価」に連動する投資信託です。「インデックスファンド」や「ＥＴＦ（上場投資信託）」なら、基本的に１万円程度の少額から投資ができます。
直接、株式投資をする場合は、その会社の業績を調べたり、先行きの見通しを考えたりして、株式を購入することになります。しかし、「ＴＯＰＩＸ」や「日経平均株価」に連動するインデックスファンドやＥＴＦなら、今後、株式相場が上昇していくと思えば購入し、下落すると思ったときに売却するというように、個々の会社の業績などを研究する手間などが省け、忙しい人でも、比較的、売買の判断がしやすいでしょう。
また、インデックスファンドのメリットとしては、コストが安いこともあげられます。投資信託の中では信託報酬が安く、販売手数料が無料というものもあります。
「ＴＯＰＩＸ」や「日経平均株価」に連動するインデックスファンドは、証券会社だけでなく、銀行や郵便局でも購入することができ、証券会社にはなじみがないという人でも、購入しやすいでしょう。
インデックスファンドは、通常１日１回公表される基準価格で売買することになり、「○○円で買いたい」とか「○○円で売りたい」という指値の注文は出せません。
指値をして売買したいという人は、ＥＴＦを購入するといいでしょう。ＥＴＦの売買は、証券会社を通じて行うので、証券会社に口座を持っていなければ、新たに口座を開設する必要があります。 （ファイナンシャル・プランナー 古鉄恵美子）
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