新・エンゲル係数

肥満と痛風に悩まされながらも新鮮な食ネタを捜し求めて・・・

エンタメ業界は今、高齢層の財布が頼り☆

2013年12月07日 | 気になるネタ

公開中の映画「くじけないで」「東京に来たばかり」「ペコロスの母に会いに行く」と、来年1月18日に公開される「御手洗薫の愛と死」の4作品が、映画関係者の間で話題を集めている。

 「全部、ベテラン女優が主演です。邦画は、若い役者で若い客を集客するスタイルでしたが、違う方向性が出てきていることをいい傾向だと受け止めたいですね」と映画宣伝会社パブリシストが説明する。

 「くじけないで」は八千草薫(82)、「東京に来たばかり」は倍賞千恵子(72)、「ペコロスの母に会いに行く」は赤城春恵(89)、「御手洗薫の愛と死」は吉行和子(78)が主演だ。

 今、演劇では昼の公演が盛況という。夜はOLやサラリーマン、昼は主婦と住み分けができている。特に60~70代女性の観劇意欲は旺盛。映画でも同様のことを狙っているというのだ。

 「『東京に来たばかり』は中国人監督のジャン・チンミンが熱烈な倍賞ファンで『この作品を撮るなら倍賞で!』と決めていたようです」(宣伝関係者)

 「八千草は『くじけないで』で詩人の柴田トヨさんのふくよかさを丁寧に演じていました」と映画ライター。そして来年公開の「御手洗薫の愛と死」を絶賛する。

 「吉行と松岡充(ロックバンド『SOPHIA』のボーカル)の取り合わせが絶妙。吉行はベテラン小説家、松岡は駆け出しでつまずいた小説家、という設定。非常にスリリングな内容で、『ナースのお仕事』『お金がない!』などのヒットドラマを手がけた脚本・監督・プロデューサーががっちり組んでいますから、おもしろくないはずはない。吉行さんも、大喜びで撮影に臨んだそうです」

 若いころ、大島渚監督の映画「愛の亡霊」などで主演した吉行。年齢を重ねるにつれ脇役にポジションを移し、キャリアを重ね続けてきた。再びの主演で、年相応の登場人物を演じきっている。

 ベテラン女優にスポットライトを当てた作品に大人の観客が押し掛ける。エンタメ業界は今、高齢層の財布が頼りだ。



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