2015年12月8日
アメリカグラフィックデザイン協会(AIGA)は
2020年東京オリンピック・パラリンピックの
新しいエンブレム公募に反対する公開書簡を発表した。
経験、受賞歴は問わないという公募方式がデザイナーのただ働きにつながるなどと指摘。
2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長に対し、
再考を求めている。
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米国グラフィック・デザイン協会
the American Institute of Graphic Arts (AIGA)
会員数8,500人(内2割が学生)で、
グラフィックデザイナーやタイプデザインナーを中心として
1914年に設立された米国最大のデザイン関連非営利団体の名称。
全米に36の支部があり、
独立したデザイン事務所を構えたデザイナーや企業内デザイナーが中心に、
領域や世代を超えた活動をしている。
毎年優れた功績をあげたデザイナーを選び、
AIGA賞を授与している。
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AIGAのHPを見てみると
http://www.aiga.org/designer-of-2015-competencies/
2015年AIGAのケースパッケージデザイン受賞作品がのっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/7a/611adf2a15db272cb0332ef87e90dfa5.jpg)
クライアント・アンセル(SKYNBUN)のコンドームデザインで
クリエイティブディレクター:宏明足立
アートディレクター:金石Itomi
ロゴタイポグラフィ:隆文三木
直訳によると、日本の少子化問題を見据え
魅力的で有益なコンテンツを作成し、
それによって、健康に有益な楽しい方法でのセックスを提案した物らしい
日本人のデザイナーさんだろうが情報がない?
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AIGA、会員数8,500人なんて、大した団体じゃないだろうと思ったが
サイトを見る限り、大企業をバックにしたれっきとした営利団体に思える。
まあ、英語解んないのですが・・・
そこが、エンブレム公募方法にいちゃもんを付けて来たわけです。
広く一般の人からデザインを募集するのは、デザイナーのただ働きに繋がると
デザイナーなら原案を作った時点でデザイン料が生じるが、
選ばれたなら、100万円が支払われる
「著作権、商標権、意匠権、その他の知的財産権、
所有権等一切の権利を組織委員会に無償で譲渡」とは安すぎると
言いたい事は解るけど
そのデザイナー様がヘボだった為に今に至っている訳で
素人の案が選ばれたら、100万円でもラッキー
プロなら、その後の莫大なプロジェクトで十分稼げる
プロで落選覚悟のタダ働きがイヤなら応募して来ないだろう
スペックワークって事ないと思うけどな
それにつけても、エンブレム問題火種がつきませんね~~
おかげでネタもつきません!