2020東京五輪を考える・ミネラルランチの部屋

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佐野は世界ポスタートリエンナーレトヤマの受賞を逃した!

2015-09-25 | 佐野研二郎

2015年3月に開業した北陸新幹線(金沢・富山~長野間)効果で

先日のシルバーウィークでは金沢の混雑がすごかったらしい、金沢の独り勝ち

富山はおまけ?地元民はかえって不便を感じているとか




その富山市の中心部に近い城南公園の一角に立つ美術館が富山県立近代美術館

ここで開催されているのが



世界ポスタートリエンナーレトヤマ(IPT)

会期・2015年9月19日~11月23日

(IPT)は3年に1度のトリエンナーレ方式で開催し
世界から最新のポスターを公募し、審査・選抜する
日本で唯一の国際公募展だとか
今回は57の国と地域から、総数3,845点の応募が寄せられ
厳正な審査の結果、351点が入選となった。

佐野は、既発表作品を集めた「A部門」に参加。
6月に行われた第1次審査でA、B部門計351点の中に入選したが
グランプリおよび金、銀、銅賞(計16点)の選には漏れた。
グランプリは、スイスを拠点に活躍するグラフィック・デザイナー
ラルフ・シュライフォーゲル氏が09年の第9回に次いで獲得。




今回(IPT)の選考委員は

勝井三雄
松永真
浅葉 克己
佐藤 晃一
福島 治
長嶋 りかこ
片岸 昭二・当館上席専門員

はい!!ご存知の面々

念のため、佐野ボツ・エンブレム選考委員8人はこちら

細谷巖 (東京アートディレクターズクラブ会長)
永井一正 (日本グラフィックデザイナー協会特別顧問)
平野敬子 (デザイナー/ビジョナー)
浅葉克己 (日本グラフィックデザイナー協会会長)
片山正通 (インテリアデザイナー)
高崎卓馬 (Tokyo 2020クリエーティブ・ディレクター)
長嶋りかこ(グラフィックデザイナー)
真鍋大度氏 (メディアアーティスト)

ナニ?永井氏がいない?いえいえ永井一正氏は富山県立近代美術館の

マスコットキャラクター「ミルゾー」をデザイン




開館以来この美術館のポスターデザインを手がけている

HPで選考委員に名前が見つからなかったが、特別審査員のはず

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以下(IPT)2015第一次審査・長嶋りかこ氏の審査員コメントを転載

「ポスターは死んだ」という言葉が、
何カ国語かで左揃えでレイアウトされたポスターが出品されていた。
入選しなかった。だが、この作者の問いかけの通り、
ポスターは死んだと言える時代であることは間違いない。
しかし、絶滅危惧種のように濃度を濃くして生きていることも事実である。
会場に並んでいたポスター達は「機能」と「詩」に分かれていた。
前者は伝わるけれど退屈で、後者は美しくはあるけれど伝わらない。
ただ幾つかのポスターは機能と詩が合体していて、
それを見る審査員の巨匠方と私の年の差は約四十歳前後であったが、
その年の差の壁をひょいと乗り越える、タフなものだった。
そういうポスターは数枚であったが、出会えたことはとてもありがたい。
「ポスターは死んだ」と言われる時代に生きる私たちデザイナーは、
どのように価値をつくり、自身で切り開いていくのか。
それぞれに考え、その人にしかない答えを出していかなければ、
たぶんグラフィックデザイナーという職業は消えてなくなっていくと思う。
私はそんな危機感を感じている。
私自身がポスター一枚に執着した仕事をしているかというと、そうではないけれど、
まるで一枚のポスターをデザインするかのような緊張感を持って、
ブランディングにしろエディトリアルにしろウェブデザインにしろ、
機能する詩をうたいたいと思っている。
ここにある幾つかのポスターが悩めるデザイナーの解決の糸口に少しでも繋がりますように。

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どうですか~~

世界から応募するデザイナーは試行錯誤し独自の世界を提示する
その審査をする人は、一つのデザインに真摯に向き合っているのだろうか?
長嶋りかこ氏の仕事は機能する詩をパクらずに表現しているのか?

ポスターやデザインを死に追いやっているのは
ダサイクルの人間関係によって、つまらんデザインが町に反乱するからでは

富山の町は今、再開発の真っただ中らしい

この美術館も老朽化のために、富山駅近くに移転新築される
きっと有名建築家によって県税をたんまり使い、新しくされるのだろう
2017年1月の開館予定で、また館名の名称変更も検討中

太田市の「BITO」みたいにバカなネームとロゴにならないように











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