60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

中国 東部 2015秋(1)

2016年05月15日 | 西日本

 10/25 6:25 出発、晴。
 快晴だが寒い、県道k15は日曜日の朝のためか交通量は少ない、箕谷から中国路定番
コースの三木・姫路・龍野と快走。路肩の気温表示板は20℃を表示しており快適に走る、
上郡からk90に乗り山陽本線と併走して西進、しばらく水田地帯を進み船坂の集落で線路
と別れると山間に入る、県境の山伏峠は300mの峠だが皆坂附近の登りはかなり厳しい、
小さなヘアピンが連続して毎度喘ぎ登る。ゴルフ場の入口附近からは高原状の快走路を
行き峠を越えると岡山に下る。八塔寺の交差点で右折してk90を続けて走る、高原の
ような風景を緩い登りでしばらく行くとk46に合流する、k46は10%程度の登りでコース
は広く交通量は少ない。登り切った所に岡山国際サーキットが在る、サーキットの入口
からはかなりの急勾配でカーブを繰り返し下る、下り途中の西入口ではイベントが有る
ようで車が次々とサーキットに吸い込まれて行く。西入口から更に下ると滝宮でT字路に
出合う、滝宮の集落にはサーキットのためかモーターショップやバイク屋が目立つ。k90
に左折して西に向かって谷間を下る、コースは広く穏やかな下り、広い谷間には棚田が
続き明るい斜面には農家が点在する。中国地方の明るい農村風景をしばらく快走してR378
に出合う、国道に乗り換えて備作大橋を渡るとすぐにR484に乗り換え更に西進。R484は
緩い登りで明るい谷間を行く、交通量は少なく広く走り易いコース、菊ヶ峠を越え少し
下ると分岐の案内、直進は広いコースで岡山方面へのk27、国道は右折の案内。ほとんど
全ての車はk27に直進する、国道はすぐに山間に入り1.5車線となる、緩く長い登りの
小カーブが続く、時々対向車が来るため油断は出来ない。林間コースを走り小さな峠を
越えると岡山市に入る、峠からは2車線に戻り穏やかな下りで広く明るい谷間を行く。
この谷間も棚田が続き斜面に農家が点在しているが先程のk90の谷間より少し狭く暗い印
象、棚田の多くは耕作放棄地になっているようだ、川沿いをしばらく下るとR58と交差し
旭川を渡り建部に到る。建部の市街に入り津山線の線路を渡るとR484はすぐに右折して北
上、一車線の路地のような国道を北上すると旭川右岸を進む。少し川沿いを走るとR484は
左折して山間に向かう、1~1.5車線のコースで農村を走り過ぎ山間に入るとカーブを繰り
返し谷間の棚田を眺めて登る。市境を越え吉備中央町に入り山腹の樹間コースを登り
畑ヶ鳴峠を越える、峠から林間を下り谷間に続く棚田を眺めて走り加茂川でR429と出合う。
加茂川で給油してk31に乗り西に向かう、k31は2車線で川沿いに穏やかなカーブの続く
快走路、交通量は少なく高原の農村地帯のような風景を走る、賀陽の集落をパイパスで迂
回して稲田の中を南下。岡山道の高架を潜ると川に沿って穏やかなカーブを繰り返し快走、
R313との出合いのコンビニで食料を調達、間違って少しR313を北上した後引き返し更に
南下してR180に乗る。高梁川に沿ってしばらく北上すると吹屋への案内、予定のk85で
は無いが「かぐら街道」と名付けられた広域農道に繋がる、以前から走りたいと思って
いたコース、少し迷ったが走ることにする。広い2車線のコースに乗るといきなり10%超
の厳しく長い登りが始まる、ヘアピンや小カーブを繰り返し喘ぎ登ると備中中央広域農道
に出合う。広域農道に乗り換えるが厳しい登りは続く、延々と登り続けて高原上に出る。
高原上では10%を超える急勾配のアップダウンの繰り返しで小集落を繋いで行く、まるで
ジェットコースターのようなコース。かなり高所を行くが指定された展望台以外は眺望が
利かない、複雑に他の農道と交差するため道なりに走るのは危険、案内板では小字名の表
記で余所者には全く分からない、何度も停車してひたすら「吹屋ふるさと村」の案内板を
探して進む。広域農道から離れ一般農道を北上、笹畝坑道跡を通過して吹屋に到る、日曜
日で観光客が多い。ラフォールでキャンプ場利用を申し込むと何年か前から閉鎖されて
いるとのこと、今後の行程を考慮して新見に向かう。

吹屋

吹屋(2)

吹屋(3)

旧吹屋小学校


 吹屋からk85に乗り小カーブの繰り返しで急勾配を下る、下り切った所でk33に出合い
乗り換えると北上。川沿いのフラットコースを適度のカーブを楽しみながら色付き始めた谷間を快走、矢戸・哲多と通過してR180に出合う。国道に乗るとすぐに新見の市街、国道
沿いに細長く続く市街地を走り抜け新見駅近くのビジネスに宿泊、スーパーが目の前に
有る便利なホテル。

新見市街東方 ホテルより


 10/26 7:25 出発、晴。
 日が昇ると山沿いに霧が広がる、かなり寒い中を出発、高梁川を渡りk8に乗り右岸に
沿って駅前から市街を西進、市街の外れでT字にぶつかり左折してk8は線路を渡り南下。
T字からコースは乗用車で満杯、通勤時間帯なのは分かるがこの道路はそれほど主要道なの
かと驚く、流れに従い走るとすぐに機械工場に到る。機械工場の先に小集落が在りコース
はその先で心細くなる、コースを間違ったようだが思い当たる処が有る、引き返し工場の
駐車場の高台から少し下ると川沿いのコースに戻る。先ほどはここで流れに乗って機械工
場に登ってしまった、川沿いを直進して小集落に入るがコースは一車線ギリギリで県道標
識も無い、集落を抜けるとコースは広がると思ったが一車線のまま山間に入る。5%超の勾
配で暗い杉林を登る、当然中央部にはコケが生えている、小カーブを続け見通しが利かず
速度は20kmが精一杯、日陰の中を走るため気温は急激に下がり息でシールドが曇る。薄
暗い林が続き位置が不明、カーブを繰り返すため方向も不安、林道のようなコースを走り
続けても県道表示は無い、災害注意指示板で県の管轄道路を走っていることが辛うじて
判る程度。15分近く走りどうもコースを間違ったようだ引き返すかと思う頃二差路に出
合う、どちらも同じ一車線で大差は無い、地図で確認するとk8は線路と併走している、
このコースはk8の一路北の林道のようだ。先ほど木々の間から左下に人家が見えたがそこ
に線路が走っている筈、左のコースに進み小カーブを繰り返し急勾配を下る、杉林を抜け
出た処から谷間の小さな農村と布原らしい駅が見える、農村に下りk8を探すがそれらしき
道路は見当ら無い。少し年輩の男性が畑に出ていたので道を尋ねる、東城方面は下って
来た道を進む、東城までは40分程度とのこと。二又に戻り元の道を小カーブを続け少し進
むとコースは下りになる、かなりの急勾配を小カーブの繰り返しで下ると踏切に出る、線
路を渡り芸備線と併走して進み布原から10分程度で備中神代駅に出る。

布原

神代駅東方


 駅前から神代市街を走り抜けR182に乗る、国道は田園地帯を行くフラットの快走路、交
通量は少ないがどの車も速度を出している、山際には霧が広がり日差しが隠れ寒い、路端
の気温表示では3℃で指先は凍える。山が左右から迫って来る度にコースは霧に包まれる、
その後の二箇所も気温表示は3℃で全身が凍える、道の駅鯉ヶ窪で休憩。グローブを冬用に
交換して出発、田園地帯をしばらく快走して県境の峠を越え広島に入る。峠を少し下ると
東城の市街に入り駅で休憩、駅前から市街を西進してR314に乗る、R314は市街西部の高
台を行く路面状況の良好な広く走り易い高規格の快走路、右下に広い谷間を眺め北上。
トンネルを抜け芸備線と並走する頃から通常の国道規格になるが快走路は変わらない、交
通量は少なくほとんどカーブも無く走り易い。霧も消滅し上空は快晴、気温は低いがもう
寒くは無い、丘陵地帯のようななだらかな山に囲まれた明るく広い谷間の穏やかな登り
コースを快走、周囲の山は色付き始め美しい。八幡を通過すると谷が狭まり山間を走り
丘のような峠を越える、小さな盆地の農村森に下ると再び山間に入り7%程度の勾配で陰陽
分水嶺の狐峠に到る。

R314森南部附近

R314森南部附近(2)


 峠を下ると細長い盆地に並ぶ小奴可の集落を通過して狭くなった谷間を走る、道後山駅
附近で気付かずに峠を越えたようで細い川沿いの下りになる、すぐにR183と合流する。
狭い谷間を下るとすぐに左上の山腹に落合駅が見える、大きな集落に在る駅と思い込んで
いたので見過ごすところだった、山峡の備後落合駅で休憩。国道に戻り落合の小集落を
抜け木次線の下を潜るとすぐにR314はR183と別れて北上する、色付き始めた明るい谷間
を快走、交通量は少なく勾配もカーブも穏やか。

落合駅 新見方面

落合駅 芸備線・木次線方面

R314 落合北部


 木次線と併走して山間を北上、変化の無いコースを20分程度走るとなだらかな登りで県
境の三井野原峠に到る。峠を下るとすぐに三井野大橋、中央で停止して見下ろすと170m
の高度差は凄い、橋を渡った処が道の駅おろちループ、休憩して三井野大橋を撮影。

三井野大橋より下流

三井野大橋

おろちループ

おろちループより三井野大橋

おろちループより三井野大橋(2)


 道の駅から二重ループを下る、写真撮影で何度か停車して下るとすぐに出雲坂根駅に
到る、雄大な三段スィッチバックの駅。

出雲坂根駅

出雲坂根駅(2)


 坂根駅から再びR314の穏やかな下りを行く、木次線と併走して明るい谷間を北上、八川
で山間から出ると小盆地を走る。穏やかで明るい中国山地の農村を通過して横田の市街に
入る、雲州算盤の看板を眺めて市街を通過し北郊でk156に乗る。国道から1車線の急勾配
を登る、杉林の暗いコースを探るようにしばらく進むと林に囲まれた高台の小さな農村に
到る、小さな田園を横切り再び杉林を登り小さな峠を越えると木次線に沿って林間を下る。
途中でオロチ号とすれ違い杉林から抜け出てR432に乗る、緩い勾配を走ると盆地の中の
亀嵩市街を通過して北上、国道の案内は安来を表示している。野久比須峠への登りに
掛かるとガスの心配も有るが何か腑に落ちない感覚が湧き出す、予定コースは安来では
なく松江の筈、予定表を確認して亀嵩市街に引き返す。ツーリングマップルにはスタンド
マークが有るが通過した時には見ていない、農作業中の家族に尋ねると予定コースの広域
農道沿いにGSは在るとのこと。教わったコンビニポプラ前の信号から大仁広域農道に乗る、
丘陵地をアップダウンとカーブを繰り返して小集落を抜けて行く、交差点で左折して下る
とGSは在るとのことだが、交差点は幾つも有り尋ねるべき人影は見当たらない。交差点毎
に左右を確認し慎重に進むと稲田の広がる中に農家が点在する地点に到る、左前方に学校
らしき建物が見えるがGSは見当たらない、前方には山が連なりこの先にGSが在るとは
思えない。バイクを降りて周囲を見渡すと、広域農道から200mほど南に下った左後方の
小集落の外れにアポロマークが見える、少し引き返し交差点から農道に乗り稲田を下りGS
に向かう。農道とk156の交点に在る小集落の外れの雑貨店が経営する小さなGS、職員を
探していると雑貨店から年輩の女性が出て来る。給油後話をする、亀嵩の国道沿いにGSは
二つ有ったが閉鎖してしまったとのこと、今朝の気温は0℃で霜が降り周囲は雪が積もった
かと思うほど真白になっていたとも。再び広域農道に戻り急勾配を小カーブの繰り返しで
鍋坂山に登る、登り切った所は展望所になっており仁多町の盆地が広がり眼下には亀嵩の
市街が見える。大仁トンネルを通過して雲南市に入ると急勾配の山間をカーブの繰り返し
で下る、k45と交差すると再び山間コース、広域農道定番お約束のほぼ直線で厳しいアップ
ダウンで北上、交通量は少なく走り易いが深い山の中、小カーブや急勾配も多い。延々と
山中を走り田園地帯に下るとk53に出合い乗り換えて稲田を北上、すぐにk24にぶつかる。
k24は2車線の主要県道らしい広い道路、交通量は多いがカーブやアップダウンも穏やか
で路面状況の良好な快走路、ほぼ直線で北上して松江に向かう。山陰道の高架を潜ると
すぐに宍道湖湖畔に出てR9に出合い乗り換え湖畔を北上、R9はかなり混み合い信号も円
滑に進めない、宍道湖大橋を渡り松江市街に入る。この後は松江市街を通過して島根半島
を横断する、しかし城下町松江市街は道路が複雑で交差点も多く脱出に手間取る、ひた
すらR431の標識を頼りに走り島根大学の東でk21に乗る。市街から北上するに連れ交
通量は減少して半島中央山地を新道トンネルで越えるとほとんど無くなる、山間から海岸
に下る、ここでk37が左に分岐して原発方面に向かう、k21は崖上に登り海岸沿いを行く、
左に海岸美を眺めて進むと絶景ポイントが工事で片側通行、加賀の港に下り乗船場で休憩。
加賀から内陸部を走り野波の海岸に到る、海岸を走ると再び内陸を越え野井の海岸に下る。
砂浜の海岸や打ち寄せる波が霧となってコースに流れ込む海岸の快走路を走り北浦に到る、
北浦から内陸を走り美保関の漁村を走り抜け玉結湾に沿って更に東進して七類の入口から
R485に乗る。

島根半島野波

島根半島野波(2)

島根半島野波(3)

島根半島瀬崎附近

島根半島野井


 国道を2km南下すると境水道沿いのR431に出合い乗り換える、境水道大橋を渡り市街
地を南下境港公共マリーナで幕営。近くには大型スーパーが有り美保湾越しには大山が
美しいサイト、国道に隣接しており車の音がうるさいが寝る頃には静かになる、潮騒は
一晩中聞こえている、もちろん幕営しているのはただ一人。