60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

九州 南東部 2015秋(5)

2016年05月08日 | 九州


 10/12 8:25出発、晴。
 雲は多いが晴天、夜露が凄く出発準備に手間取る。R218を少し東に走り五ヶ瀬の中心街
からk8に乗る、街並を抜けるとすぐに急勾配の登り、1.5車線で10%を超える勾配を
小カーブの連続で登る。入口からこの調子では前途が思いやられる、コースを変更して
引き返そうかと思いかけた頃に登り切る。五ヶ瀬の集落を見下ろす高原上では道幅は広く
なり等高線に沿ったフラットコース、左下には西から北に掛けて広い樹海が広がり手前の
丘陵には小集落が点在する絶景コース、しかし晴天だが北方の阿蘇は雲が懸かり残念。

西附近k8


 k8は高原の快走路で交通量はほとんど無い、樹海を眺めて行くが景観の良いのは10km
程度で小半田から1.5車線となり杉林の暗いコースになる。高千穂方面にk203が別れて
行くとコースは杉林の中の下りとなり、小カーブの連続で少し下ると勾配は厳しくなり
小さなヘアピンの繰り返しで急勾配を下る。五ヶ瀬川の狭い谷間の小集落川添に下ると
対岸の急勾配山腹を1.5車線で登る、下ったのと同じ高度差をローギアーの駆使で喘ぎ
登り杉林の狭路を行く、少し進むと高原の農村に出てコースは広くなる、農村を通過する
とすぐ寧静ループ下でR325に出合う。国道を少し下り田原の集落から再びk8に乗る、田
原はやや大きな集落で街並を通り過ぎると急勾配の登りが始まる。コースは広く交通量は
ほとんど無くカーブは緩く走り易いが勾配は厳しく10%を超える登りが続く、出発以来の
厳しい走行で負担の大きかったエンジンはオーバーヒート、坂の途中で少し休憩してエン
ジンを冷やす。再び登るとすぐに新しい新五ヶ所高原トンネルを抜けて五ヶ所高原に出る、
朝から晴れていた空には雲が広がり気温が下がると寒くなる、五ヶ所の農村を走り抜け宮
崎から再び熊本県に入る、曇天になり楽しみにしていた祖母山の眺めは残念。k8は1.5車
線となり県境の集落河地に到る、やや大きな集落だが人の気配は無い。この集落で北東の
竹田に向うk8と別れk41に乗り換え高原の小丘陵地帯を大小のカーブを描き点在する小集
落を幾つか抜けて行く、しかし人影も対向車も無く何処に出るのか不安になるコース。
コースが広くなり対向車やライダーを見かけると河原に到る、道路脇に数軒の人家が並ぶ
だけ、この附近は県道より立派なたくさんの農道や林道が展開しており地元ライダーが
行き交う、ここでk217に乗り換える。農耕地帯を西に走り市野尾からコースは狭くなり
急勾配をヘアピンと小カーブで登ると広い道路と交差する、広い道路は左高千穂との案内
が見える、少し疑問が浮かぶが広い道路を渡り直進する。高原の草原を1.5車線で行くと正
面に根子岳が見える、やはりコースを間違って西に向かっていたようだ、道路標示は無く
ハイキング用の小さな案内板では高森方面を指している。林に入り少し走ると広い道路と
出合う、道路標示はk218となっている、地図で位置を確認してコースを検討すると阿蘇市
と高森町境界線上の農道を西に走って来ていた、先ほどの広い道を右折していれば阿蘇望
橋だった。しかし引き返すより先に進みR265を北上することにしてk218に右折する、
少し走るとR265に出合い乗り換えて北上、今日のR265は交通量がかなり少ない。国道を
少し走ると案内に従いk214に乗り換え林の中を行く、しばらく進むとk217に出合いk217
に右折して少し行くと林道が有り小さな案内板に阿蘇望橋の表示、林道に乗り少し道なり
に進むと阿蘇望橋に到達。同年輩の地元ライダーが3人いて話しコースなどを教わる、
小雨が降り出し更に寒くなる。

阿蘇望橋


 橋から林道を北上、かなり交通量は多く大型車も結構走る、豊肥線を渡り更に北上して
R57に出合い道の駅波野で休憩。天気は悪く寒い、今後の予定を検討していると軽自動車
の少し年輩男性から声を掛けられる、気に入られたみたいでしばらく話す。道の駅から
ひごだいロードに乗り寒々とした草原を走りk11に乗り換えると宮地に南下、阿蘇神社は
パスして宮地から農道を走りいこいの村に到る。ホテルの玄関には建て替えのため今年の
3月で閉館、キャンプ場は10月末で閉園の張り紙が、手入がされてないのか荒れた感じの
サイトは曇天下とも相まって寒々として印象。温泉に浸かりのんびりするつもりだったが
当てが外れた、菊池で宿泊することにして出発、天候は芳しくないため阿蘇高原ツーリン
グはパスして最短コースで菊池に向う。双方向とも乗用車で混み合っているR57に乗り
西に向う、赤水からk25に乗り換え二重ノ峠に向う、このコースは2012年10月に走った
コースでこの時も天気は悪かった。田園地帯から外輪山への上りに掛かるとトラックが横
転していて片側通行。交通量が少なく走り易いk25で二重ノ峠に登る、k339と交差し峠
から少し進むと菊池市に入り外輪山を下る。菊池側のk23は交通量がほとんど無くなった
が路面状況が悪く景観も良くないコース、小カーブの連続で下ると薄暗い林間を走り田園
地帯に出る。ここから道なりに田園地帯を快走して菊池市街に到る、市街中心でR387に
乗り市街地を西に走り途中のスーパーで食料を調達後、R325に乗り継ぎ菊池西郊のAZ
ホテルに宿泊。

 10/13 
 7:30出発、晴。R325で菊池市外に戻りk18に乗る、すぐに市街地を出て田園地帯から
丘陵地帯を走り山鹿市に入る。丘陵地帯から下ると黄金の稲田を走り小集落を幾つか走り
抜け北上、交通量はほとんど無い、やや大きな相良の集落でk9と出合い乗り換える。k9
に乗るとすぐに山間に入る、穏やかな勾配を走っていると矢谷渓谷への入口附近から
コースは狭くなり勾配はきつくなる、ヘアピンを繰り返して高度を上げる。山襞に沿って
大小のカーブが続くコースを登る、道端にはピンクのツリフネソウが並ぶ、しばらく山腹
を行くと宿ヶ峰尾峠に到る。峠を越え大分側も急勾配が続き小カーブとヘアピンで一気に
川沿いまで下る、川に沿ってしばらく下り小さな峠を越えると鯛生金山に到り休憩、k9
では一台の車とも出会わなかった。鯛生金山は昭和初期には日本一の産出量を誇り、3,000
人の町が形成されていた、今は旧坑道が地底博物館として公開されているのみ。金山から
R442に乗る、国道はすぐに急勾配を小カーブで登り長い竹原峠トンネルに到る、気温は
13℃を表示しており寒い。トンネルを抜け福岡県に入ると景観が広がりコースは改修され
た快走路、山また山の風景を眺め少し走ると急勾配を大小のカーブを描いて下る。矢部川
に下ると川沿いに谷間を行く、交通量は少なく緩い下りでほとんど直線の走り易いコース。
快走してかっては町役場の在った矢部に到る、矢部の中心からk57に乗り北上。k57は入
口から狭く1.5車線で街並を抜け八女津媛神社の前を通過して山間に入る、コースの周囲
には茶畑が点在する、この附近は八女茶の産地になっている。しばらく北上すると川筋
から離れヘアピンと小カーブで山腹を登り杉林を行く、カーブの連続する狭いコースで
深い山中を走り小さな峠を越え、幾つも或る枝道では何度も停車してコースを確かめ、
ひたすら星野の地名に向かって進む、下りになって初めての小さな集落でT字路にぶつか
る。左右どちらも同じ道幅、表示の地名は地元の小字名で全く判らない、左折した先に道
標が見えるので確認に行く、しかし下って来たコースにk57と表記してあるのみ。先ほど
のT字路先の農家の前で作業をする年輩の女性を見つける、浮羽方面へのコースを尋ねる、
左折のコースを下り役場の信号から浮羽へ向かえとのこと。女性の説明ではすぐに役場と
いう感じだったが何処までも狭い谷間を下るのみ、かなり走ると谷が広がり小集落を幾つ
か通過する、このままでは別の方向に向うのではないかと不安になるが手掛かりは無い。
小さな集落に坂の下のバス停が有る、停車して地図で位置確認、星野まで2kmの所に達し
ているようだ。先ほどのT字路の集落を星野市街の一角と思い込んでいたのが間違い、案
内表示は八女まで何kmの表示ばかりなので筑後平野に向っているものと思い込んで引き
返そうとも迷ったが、現在地が確認できもう少しで星野と分かると心地良く広い谷間の
稲田を進む、間も無く星野の集落に入り旧役場前で休憩。

星野 k52入口


 役場跡からk52に乗り入口の鳥居を潜り北上してすぐに丘陵上に登る、周囲は茶畑が
広がる丘陵から川沿いに下る、広い谷間には川に沿って棚田が続く、しかし棚田の多くは
茶畑に変り耕作放棄地にもなっている。明るく広い谷を快走して台地上に出る、高原の
ような風景の広がる台地上を小カーブとヘアピンで登り合瀬耳納峠に到る。峠を越え
うきは市に入り小カーブとヘアピンの繰り返しで急勾配を下る、巨瀬川に下ると棚田と茶
畑が続く谷筋を快走、藤波ダムを通過して田園地帯を北上すると浮羽の市街でR210に出
合い乗り換える。R210に乗り西に走る、交通量はかなり多く道幅は狭く路肩もほとんど
無い、地元車に交じり大型車も多く緊張するコース。少し西に走ったうきは市の中心地
吉井は国道沿いに白壁の土蔵造の建物が並ぶ、路肩に停車して街並を撮影、次の機会には
ゆっくりと散策したい街並。

吉井の街並

吉井の街並(2)


 吉井から更に西進して田主丸でk33に乗り換え北上、すぐに筑後川を渡り田園地帯を
走ると甘木に到る、かなり大きな町並の甘木中心市街を案内に従い走り抜けR322に乗り北
上。市街を出ると田園地帯の川沿いに行く、交通量の少ないフラット快走路、長谷山の交
差点でR500が分岐して東に向う、交差点のすぐ北の信号で案内に従い右折して秋月に向う。
目鏡橋から秋月の城下町に入る、狭いコースで街並を走り城跡で休憩、少数の観光客が
散策しているのみの静かな城下町を後にして往路を戻りR322に乗る。改修された広い
コースで秋月北部の山間に入る、かなりの勾配を大きなカーブで登ると右下に秋月の町を
見下ろす、交通量の少ないコースを更に登ると杉林の中で道路改修工事現場に出会う、
現場を過ぎるとT字路になる。

秋月 目鏡橋

秋月城址黒門

秋月R322より


 案内では右に下る方向は秋月で道路はR322の表示、秋月の城下町を貫く細い道はR322
の旧道で山を行くコースはバイパスだった。左折して暗い杉林のコースを登る、勾配は10%
程度で小カーブが連続するがコースは広い、交通量は少なくマイペースでコーナーを克服
して行く。かなり高度を上げて小さなS字カーブが連続して左カーブに差し掛かる、見
通しは悪いが下りコースはかなり広くコーナーは更に外側に広いためペースを維持して
カーブに入る、カーブの頂点に差し掛かる手前で対向車が目の前に出現、相手はセンター
ラインを直線に下って来るし当方はセンターに膨らみ気味。乗用車の正面はかわしたが後
部が大きく迫る、しかし車体を目一杯左に倒していた為かわし切れず接触、左に倒して
いた車体が弾かれて右側に転倒、相手の車の後方に投げ出される、この間1秒ぐらい。仰
向けで大の字に投げ出されたまま体の異常を探る、格別な異常を感じないため起き上がり
路肩に移動、相手の男性がバイクを路肩に移動してくれる。幸い登りで速度が出ていな
かったのとサイドバックのお陰で車体が滑らなかったため大怪我には到らなかったようだ、
右肩から投げ出されて一回転したため右の肩・肘・膝を打ったようで帰宅後小さな痣が
できていた、頭を打たなかったようだし出血も見なかったのは幸運。バイクは接触した前
籠が変形しサイドバッグに穴が開いたのみで走行には支障が無いのも幸運、前籠の右前
下隅が乗用車の右後部に接触して転倒したようだ。相手は私より少し年輩の男性、お互い
初老で反応が鈍くなり避け切れなかったようだ、相手と一緒に身体やバイクをチェック
して頭も打っていないし出血もしていないのでこのまま走り続けることにして、お互いの
連絡先を交換して分かれる。再び走り出すと峠を越えて嘉麻市に入り小カーブの繰り返し
で下る、しかし事故のショックか印象が無い、山間から下ると交通量の少ない田園地帯を
快走して大隈に到る。大隈でR211と交差して北上し丘陵を越えると山田に下りコースは
左折する、山田の街並を走り抜け流れに乗って田園地帯に出て道路の高架を潜る、道路標
示がk402となり道路案内の地名が見慣れないので停車して地図を確認。R322は山田で
左折してすぐに右折して北上している、案内表示を見落としている、山田に引き返し左折
して北上、すぐに田川市に入り田園を少し走るとR322は分岐する、田川市街地をパスして
右のコースで大任町から香春を目指す。右のコースはR322のバイパスらしく田園地帯の
広く直線的な道路、交通量は少し有るが走り易い、大任町に入りしばらく快走するとk52
と交差して直進、すぐに行き止まりとなる。適当な道に左折してk52に乗り平成筑豊鉄道
の線路を渡ると香春に到る、再びR322に乗り北上、何度も往復したコース。今日もR322
の交通量は多く大型車も多いがコースの大半は広く走り易い快走路、流れに乗り金辺峠を
越えると北九州市に入り更に北上、更にしばらく進みk25に乗り換え東に向う、下曽根を
経て新門司FTで乗船手続きをした後恒見のスーパーに出掛け食料調達。FTに戻り乗船
まで寛ぐ、湘南№の同年代男性ライダーと話していると乗船案内、今日は何時もより早い
17:20に車両の最初でバイクの乗船、入浴して寛ぎながら出航を待つ、同室は少し年輩の
夫婦。18:40出航。

小倉都市モノレール車庫

阪九フェリー


 10/14 7:25出発、晴。
 7:10入港、バイクは10数台乗船している、湘南№と話しながら下船を待つ。7:25に
下船して六甲アイランドから六甲大橋を渡り港湾道に乗り西に走る、高羽ランプ前から
右折して北上しR2を渡りk95に直進し表六甲から裏六甲と越えて帰宅。