60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

九州 南東部 2015秋(4)

2016年05月05日 | 九州


 10/10 7:40出発、曇。
 曇天でツーリング日和とは言い難い、人吉は青井阿蘇神社の祭礼が昨日から明日まで
行われている、祭礼見物を兼ねた市内散策も魅力的だが雨の心配は無い天気予報なので
出発することに。出発準備をしていると散歩の年輩男性に声を掛けられる、彼は毎朝ここ
を散歩しており多くのライダーと話をしているようだ。R219に乗り八代を目指す、地元の
乗用車が多く突然コンビニに入ったりするので油断できない、国道で人吉の西郊外を巻い
て走り球磨川沿いを行く。人吉市街を出ると交通量は減少するが土曜日の朝にしては多い、
半数はダンプカーで数台連なってやって来ることも有り緊張が耐えない。絶えずミラーを
睨みながらの走りでは景色を眺める余裕は無い、一勝地附近で対岸のk15に乗り換えよう
かと思うが、緊張するコースでも走り易いのは国道なのでそのままR219を行く。しかし
鎌瀬でk158に乗り換える、第一球磨川橋梁や解体中のダムを撮影して鎌瀬から葉木を経て
坂本の集落に到りk17と合流。

ダム解体破木附近

坂本北方k158


 k17は九州道へのアクセス道で交通量は結構有る、k17はすぐ山間に向かい川沿いを行く
k158には「この先通り抜け出来ません、人と二輪は通行可」の案内板。2kmほど進むと
コースは歩道になる、更に進み肥薩線の踏切を渡ると線路際の畦道のような狭い道を行く、
細流を渡り小さな崖に上った所で同年輩男性サイクリストが登って来るのに出会い停止
して道を譲る。崖を下った所でk259と出合いここから再びk158で球磨川沿いを行く、
オレンジ鉄道の線路を潜ると堤防から市街地に下りR3に乗る。R3は広い国道だが交通量
は多くライダーグループも多い、流れに乗り八代IC前を通過して北上、市街地を少し走る
と氷川町に入り宮原でR443に乗り換える。R443で祭礼の飾り付けが軒先に施された宮原
の旧市街地を通り抜け東に向う、九州道の高架を潜ると渓谷沿いを行く、交通量は少し
有るが再び八代市に入るとすぐにk25が五木方面に分かれ大半の車が流れて行き国道は
少なくなる。谷間の快走路を穏やかなカーブの繰り返しで走る、氷川ダムを通過すると
下岳の小集落でk52に乗り換える、しかし入口に舗装工事のためk52は途中通行止、五木
方面への迂回の案内板が立つ。2車線の県道をダム湖に沿って南下するとすぐに泉の集落、
集落の入口から1車線となり軒を掠めるようにして家並みを行く。集落を抜けた所で
コースは分岐する、左はk52が1車線で勾配を登り右は川沿いを行く同じく1車線のk247、
空模様が芳しくないため五家荘方面を回るのは断念して早々にサイトに戻ることにする、
五木へのショートカットコースのk247に乗る。川沿いのコースは農道と変わらない道幅で
もちろん大型車の通行は不可、小さな集落を二つほど通過すると山間を行く、杉林をしば
らく進み谷川が尽きると急勾配の登りとなる。小カーブやヘアピンを連続して高度を
上げるがコースが狭く効率良く走れない、ローギアーを頻繁に使用しエンジンはオーバー
ヒートになり喘ぎ登る、峠附近に到ると視界が開けるが曇天で海は見えない、引き返そう
かと迷いながらももう少しと進み子別峠に達する。峠でk247は通行止、ガードマンに
迂回コースを教わり峠から下る、平石山など高原の風景が広がる峠から2車線コースを
小カーブの繰り返しで下ると端海野自然森林公園に到る、野外活動施設が充実しているが
シーズンオフで閑散としている。端海野で大通越と白滝へとコースが分かれる、どちらを
走ってもk25に出る事はできる、ガードマンの教示に従い白滝へのコースに乗る。森林公
園を出ると川沿いを走り大滝渓谷を通過して更に下ると白滝公園に到りk25に乗る、すぐ
目の前にガードマンから聞いたトンネルが有る、1km足らずだが真っ暗なトンネルで手
探りのように進む、こんなトンネルで対向車に出会えば恐ろしいが幸い独走。トンネルを
抜けると渓谷沿いの緩い下りの快走路、交通量はほとんど無く路面状況は良好、建設中止
になったダム建設現場を見下ろしながら走ると五木の頭地に到り、道の駅で休憩して隣の
資料館やダム湖に沈む予定の旧頭地集落跡を見学。

頭地橋 旧頭地集落から


 五木からR445を南下、何度も走ったコースで今日も交通量は少ない、快走して人吉に
戻りサイトで寛ぐ。夕方北海道の女性ライダーと熊本のライダーのペアがやって来て近く
で幕営、今夜は3人。

 10/11 8:45出発、曇。
 夜半過ぎに雨が降り朝から雲が垂れ込める、停滞も考えたが北上すると雨の確率は低い
予報なので出発準備を始める、しかし準備作業中に雨が降り出し炊事棟に避難したりで出
発が1時間程度遅くなる。雨具を着用してR219に乗り東に走る、日曜日の朝のためか交通
量は少ない。あさぎり附近では路面が乾いており湯前では道路の周囲も乾いており路肩の
窪みが僅かに湿るのみ、この附近は夜半の雨しか降ってないようだ、多少の雨でも予定
通りに出発しておればすぐに雨から脱出できたのにと悔やまれる。湯前附近からは曇天
だが空は明るくなる、しかし道端の温度表示は15℃でかなり寒い。カーブを繰り返して急
勾配を登り横谷トンネルで宮崎に入る、穏やかな下りコースを快走して西米良に到る。
米良からは一ツ瀬川に沿ったコース、流れに沿った大小のカーブを繰り返し進む、道路改
修工事区間が有ったり対向車が結構有ったりでマイペースでは走れないが、穏やかな
下りの快走路、連休のためか宮崎方面から乗用車やライダーグループが数多くやって来る。
ダム湖に沿って走り米良稲荷橋でダム湖を左岸に渡り、長い銀鏡トンネルを走り抜けた
所でk39に乗り換え細長いダム湖に沿って北上。

米良稲荷橋


 k39は2車線から1.5車線でカーブが連続し路面状態は悪い、交通量は地元の車が数台、
ダム湖からは狭い谷間のコースを行く。銀鏡川の狭い谷間を行くと県道を挟んで人家が
並ぶ小さな集落に出会う、集落に少し入ると山の駅と表示した商店が在りトイレストップ、
普通の商店に公衆トイレを設置しただけの施設で案内パンフなどは無い。この集落が銀鏡
(シロミ)の中心地、もっと大きな集落を思い描いていたが県道に沿って十数軒の人家が並ぶ
だけ、郵便局と駐在所そして山の駅の商店が在るから中心と分かる程度。銀鏡の集落を
走り抜け狭い谷間を北上すると青空が広がる、何本か枝道が分岐し本来のコースを判別
するため何度も停止する、数軒だけの小集落を幾つか通り過ぎるが人影は銀鏡の山の駅
以後一人も見かけないし対向車とも出会わない。暗い谷間を詰めると小さなヘアピンの
繰り返しで山腹を登る、杉林の1.5車線コースで速度は出せない、喘ぎ登ると五郎ヵ越に
到る。峠からの眺めは深い山並みが広がるばかり、峠からは急勾配で小カーブが続きエン
ジンブレーキを利かせて慎重に下り門田の集落に到り2車線の道路と出合う。門田の集落
で右折して集落を抜け東に向う、広い谷間の田園地帯を穏やかなカーブの繰り返しで緩い
下りコースを快走、小集落を幾つか通過してダム湖沿いを走る、k39はこのまま快走路が
続くのかと思っていると山草橋で左折して山間に入る。直進はk234で広いコースのまま
日向方面に向う、k39は1.5車線で杉林の中を北上、谷川に沿って小カーブを続け登り
コースを行く。小カーブで急勾配を登り詰めると鷺の巣峠、峠からヘアピンを繰り返し
急勾配を一息に下ると黄金の稲田が広がる南郷の神門集落に到る。

神門 k39鷺の巣峠より

神門 k39鷺の巣峠より(2)


 神門はかなり大きな集落で旅館やスーパーも有る、神門からR388に乗り広い谷間に
広がる黄金の稲田を眺めながら快走、交通量は少し有る。雲は多いが青空が広がる下を東
進するとR446と出合う、R338はここから北上、川沿いに緩いカーブを描いて路面状況良
好なコースを快走し水清谷(ミズシダニ)の小集落を過ぎると山間に入る、R338は1.5車線
になり改修工事が続けられている。急勾配で峠に登ると日平バイパスとして新しいトンネ
ル通じている、長い美郷トンネルを抜けると1.5車線を走り小さな盆地に下る、黄金の棚田
を行き美郷町の中心田代の集落を通過して林間を少し下るとR327と出合う。R327と合流
して少し北上すると、北上を続けるR388と分かれてR327で西に向う、再び雲が広がり
寒くなる。耳川沿いの大きなカーブを走り穏やかなコースを快走、交通量は若干有るが
走り易い、しばらく谷間の快走路を行き谷が狭くなった所で諸塚に到る。天候が芳しく
ないため林道はパスしてR503に乗る、当てにしたGSは日曜日で閉店、五ヶ瀬までギリギリ
かと思うが飯干峠の登りでどれほど消費するかに掛かっている。人影の全く無い諸塚を
走り抜け七ツ山川に沿って北上、2車線の走り易いコースを少し行くと1.5車線となる、
川の流れに沿った穏やかなカーブを快走、対向車は極稀にやって来るのみ。宮の元の集落
を通過すると谷は狭くなる、更に幾つかの小集落を通過して飯干の集落に到るとヘアピン
で急勾配を登り山腹のコースを走る。諸塚山の山腹を行くコースは勾配が厳しく何箇所
かのヘアピンも有る、左手には大きな谷が広がり遥か下には通過して来た飯干の集落が
小さく見える絶景コースだが延々と続く登りでエンジンはオーバーヒート。燃料は気に
なるがローギアーを頻発してパワーの出なくなったエンジンを宥めつつ喘ぎながら進む、
20kmも出ない速度で這うようにして何とか飯干峠に辿り着く。生憎空模様は芳しくなく景
観も駄目、早々に峠を下る、五ヶ瀬まではまだ20km近くは残っている、エンジンを切り
ヘアピンで急勾配を下る。三ヶ所に下ると川沿いを走る、勾配は緩くなりアップダウンも
有るのでエンジンを掛けニュートラルを度々使いながら走り五ヶ瀬に到る、雨が降りそう
な空模様で道端の気温は14℃を表示している。R218に乗り少し西に走ると役場の前で給
油してコンビニで食料を調達、更に西進して熊本に入り服掛松に到る、3連休の中日で
サイトは家族連れの大型テントで満杯、何時もの場所の近くで隙間を見つけて幕営。