晴れたら、エエなぁ

こんどの休みは晴れるかな?晴れたら何しよ?やりたいことが・・・いっぱいあることの幸せ?を噛みしめるイヌ人の独り言

生きてこそ?

2009年06月23日 | 本棚
けっこう前のことである。

ある通訳者が、アジア各国の医師の会議かなにかの通訳をやったときのこと。
日本の医師が「認知症」について発表を行った。
通訳者もそれなりに事前準備(専門用語など)をしているので、
通じるはずであったが、どうも東南アジアからの医師には、
いまいち理解されていないようであった。

なんのことはない。東南アジアでは、「認知症」はまだ珍しい病気であったからだ。
つまり、「平均寿命が短い」ということ。

「若年性」と呼ばれる症状もあるが、まあ一般的に年配、高齢者の病気である。
ついでながら「生活習慣病」というのも少ないらしい。


時間は体重の1/4乗に比例する

という法則があるらしい。

体重の軽い生き物ほど、時間は速く進み。重たい=大きな動物ほどゆっくり進む、
ということで、大きい生き物ほど寿命が長いのだそうだ。
更に言うと、動物は一生で使うエネルギーが一定で、そのエネルギーを使い果たすと
死ぬことになる。

ネズミの心拍数は多い(速く脈打つ)が、ゾウは極めてゆっくりだ。
だが、両者とも一生の間に打つ脈は同じになる・・・。

では、人間は?

体重60kgと仮定すると、約30年が寿命になる、ということで、
これは、「縄文人」の寿命と同じくらいと推測される。
人間も動物といっしょ。繁殖して、そこそこ育て上げれば、
それでお役御免ということになるのだそうだ・・・。


そんなコトが書かれているのが



集英社文庫
 ビートたけし著
  「結局わかりませんでした」

認知症も生活習慣病も高血圧も痛風もメタボリックも・・・
人間が 余分に生きる ようになったからに他ならない
たぶん・・・


でも、そんな余分な人生だから楽しみたい、ってのもあんだよなぁ・・・
(ワシ、繁殖してなかったなぁ・・・)

上記以外の興味深い、おもろーな話(有名?な科学者、知識人の話)が収録されている。
久々に読みかえしてみようか?と思ってな。

夏の旅のお供に持ってくかな?


                      蒸し暑い水無月一日に
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする