晴れたら、エエなぁ

こんどの休みは晴れるかな?晴れたら何しよ?やりたいことが・・・いっぱいあることの幸せ?を噛みしめるイヌ人の独り言

読書の秋 3

2008年09月30日 | 本棚
直木賞受賞作ってのは、面白い、と知ったが、なにせ天の邪鬼なワシなので、
すぐには買ったりせず、(ベストセラーも)けっこう時間が経ってから、
読んだりしたものである。

で、やっぱりオモロいやん、って思うわけで・・・

そんな1冊が



実を言うと、小説より先に、映画(ビデオ)を観たのだが、
原作が気になって、読み始めた、というのが正直なところ。

異様なペースで読み進み、終盤、主人公「ちっくん」が友人たちに
感謝状(確か?)を送られるトコでは、ちっくんと一緒に涙してしまうほどだった。


ストーリーは、ちょいと昔の田舎の高校生が、ベンチャーズの
「音」に感化され、バンドを始めるというもの。

作者・芦原すなお氏の自伝的小説ということであったが、
当時は楽器等買えず、バンド活動していた友人のサポート役だったとか?


当時、実現できなかったことを小説を書くことで、やり直したって感じか?

実は、写真の本は「私家版」ということで、完全オリジナル。
受賞作は、これをかなり削除したものらしい。

ということで、買ったはいいが、ストーリーは分かっているし、
本は厚いし・・・ってことで、こっちのオリジナルはまだ読んでいない。

どんな内容が加わっているのか?楽しみではあるが・・・

本が苦手な人も、まず映画「青春デンデケデケデケ」を観てから読むと良い。
読みながら、映像が頭に浮かぶこと請け合いである。
大林宣彦監督が、原作に忠実につくってあるから。

実は、従兄弟の子供の読書感想文に、この方法を勧めた。


そして、ワシは
「直木賞受賞作は、間違いない!」
と確信するのであった。

    
                   引き続き雨の降る夜に
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読書の秋 2

2008年09月29日 | 本棚
本が案外おもしろいものだ、と思い始めた頃、
友人から「これ、いいよ」と言われて買った本が

景山民夫「遠い海から来たCOO」 だった。

直木賞受賞作である。
とにかく面白く、次から次へとページをめくった記憶がある。

この作品は、冒険小説であるが、フランスの原水爆実験を通して、
自身の反核・反原発を意図した作品だった。

景山民夫は、オレ達ひょうきん族のひょうきんプロレスに
「フルハム三浦」というリングネームで出たり、
高田文夫と番組をやったりしていて、作家というより、
タレントという感が強かったが、放送作家をやっていたこともあり、
小説は、なかなか面白く、一時期いろいろ買いまくった。



景山民夫は冒険小説を得意としていたが(と思うが)、個人的には、
テレビ局を舞台にした小説

ガラスの遊園地
トラブルバスター

が好きだった。


彼自身、広島の被爆2世とかで、そのためか娘が重度の障害を持って生まれた。
そこで、核・原子力というものに非常に敏感となり、反核・反原発を
ライフワークとしたようだった。

被害妄想的な考えになったのか?自身の調査によるものか?
日本にも、密かに原子力の兵器流用、核武装を考えている組織があるようだ、
との疑いを持ち、それがきっかけなのか?ある新興宗教に傾倒していく。
そこで、出版社と対立することになり、連載打ち切りや、作品が重版されなくなった。

その後、趣味のプラモデルを製作中、塗料にたばこの火が引火して、
焼死する、という最期を迎えた・・・ということであった。
が、ホントにそんな間抜けな死に方するんだろうか?と疑問である。


信仰は、個人の自由であるが、景山作品のファンとしては、
もっと違った表現・活動があったのではないか?と思うし、
エンターテイメント性豊かな、キャラ、小説、エッセイにもっと
触れたかったと思うと残念でならない。


           足元が冷える秋雨の夜に
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読書の秋 1

2008年09月28日 | 本棚
高校生の頃まで、本など殆ど読まなかった。

活字を楽しむようになったのは、大学生になってしばらくした頃か?
なぜならば・・・最初の頃、テレビ持ってなかったから。

雑誌を買うと、隅々まで読んでしまうようになって・・・
が始まりだった、ような気がする。

当時、いくつかの雑誌を買っていたが、そのなかのひとつに
「ホットドッグ・プレス」(廃刊)があった。
いわゆるファッション雑誌で、読者層は20才前後か?
いわゆるデートのハウツーなどの特集があったりして、

懐石料理のテーブルマナー
寿司屋でカウンターに座ったときの注文の順番
・・・

いま思うと、そんな若造が懐石料理なんぞ、喰うかぁ?

であるが、当時はバブル真っ只中だったからね。
(そんなバブル期にテレビ無し、って・・・)

で、そこに連載されていたエッセイが


著者は、大学生にして小説すばる新人賞(確か)を獲った「矢吹透」氏。
同世代が故に、考え方や価値観に共感できて、毎号楽しみにしていた。
(でも、矢吹氏は慶応ボーイで、父親は大学教授で、
 まったく共通点はない ・・・ )

これが、文学?に触れたきっかけ、といえば、そうかもしれん。

矢吹氏は、その後フジテレビに就職したが、執筆活動はしていないようである。

やはり同時期、新人賞をとり、矢吹氏のあとにエッセイを連載した、
杉本伶一氏は、執筆活動を続けるために、大学(早稲田)を留年し、
現在何をしているか?は知らないけれど、
織田裕二主演の「就職戦線異状なし」は、杉本氏の作品が原作である。


あの頃、もし最初からテレビがあったら、
あの頃、もし周りの友人たちが皆、本を読まない連中だったら、

本とは無縁の人生を送っていたかもしれない。


              眠気とたたかう日曜の夕方に
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実りの秋で・・・

2008年09月27日 | イヌの独り言
昨日の雨が降った後から、だいぶ涼しくなった。
直射日光に当るとさすがに、暑いが、

「暑さ、寒さは彼岸まで」

とは、よく言ったもんである。

そんな


彼岸花・・・


そして、
実るほど、頭を垂れる



収穫間近

一方、自分は?といえば ・・・

実を結ばないものに、エネルギーを費やしている気がする今日この頃である。

必ず実が成る「種」ってあるのかな?


              柔らかい秋の日差しの午後に
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募集?

2008年09月26日 | K間田川
「所長!以前に載せたこの写真



タマシキゴカイの卵塊ではないでしょうかっ?」

・・・ へぇ ・・・

よー知らんわ、そんなゴカイ・・・


「そんなことで、いいんですかっ!」


ってな感じの、優秀な 所員募集中

お問い合わせは、K間田川生物調査研究所まで・・・


                秋の夜長、ビデオを楽しむ前に
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カワアナゴ

2008年09月25日 | K間田川
今月初めの新聞記事より

カワアナゴというサカナがいる。

カワアナゴ科カワアナゴ亜科カワアナゴ属
(早口言葉かいっ!)
には、4種がいるそうで・・・

カワアナゴ
オカメハゼ
テンジクカワアナゴ
チチブモドキ

となる。カワアナゴは、南方系で、主な分布域は、南西諸島以南だそうな。
が、太平洋岸の河川には、そこそこいるらしく、静岡県は、上記4種が生息する
北限なんだそうな。

地球温暖化とやらで、北限は北へ移っているようだが、
20年ほど前、我がK間田川は、オカメハゼの北限だったようだ。

そんな以前に、こんな屁でもない川の魚類調査なんぞやっていた人がいたんだね


って、ちょっと驚いた!って話さ。

ここのところK間田川に行けてない。
そろそろ働かないと・・・と思う所長の独り言




しかしながら、今週末は4番茶刈りの予定。
さくさく終わらしたいので・・・


晴れたら、エエなぁ

でも明日は、雨降るってサ・・・


                    すっかり秋めいた夜に
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打ちのめされたぁ~

2008年09月24日 | ダイビング
昨日、23日・・・

年次有給休暇制度

という、ワンダホーな制度を利用して、

神子元島

に潜りにいってきた。

ワシにとって、神子元島は、充分にリゾートである。

そう言ったら、笑われたことがあるが・・・。

だって、ダイビングボートは国内最大だもんね。

潮周りが良くなかったのか?
目的の「ハンマーヘッド・シャーク」は見れなかったが、
「メジロザメ」をほんの一瞬・・・「何だ?あのデカい魚影?」
くらいだったけど、見ることが出来た。


大物は、あまり見れなかったけど、
「イサキ」や「タカベ」の群れは、もう「壁」という表現が
ぴったりするほどであった。

まあ、水の中は充分楽しめたのだけどね・・・


水中で呼吸していたときに、どうも、胃に空気が入ったようで、
浮上した後、「膨満感」が・・・

ぐ・ぐるじぃ・・・

沖縄でも、1度やっちまったが。


ボートダイビングは、深いところから、比較的速いペースで、
浅いトコまでくるからなぁ・・・


まだまだ、へっぽこダイバーだな!

(へっぽこ故に、神子元では、カメラを持たずに潜るのだ)



                秋の虫が合唱する夜に
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LOVE・・・

2008年09月21日 | ウミガメのはなし
LOVE・・・愛の話ではない(残念)

今日は、「ラブ・ジ・アース ミーティング」というイベントに
カメハメハがブース出展ということで、市内・地頭方海浜公園に行ってきた。

朝方は、ひどく雨が降ったが、9時過ぎにはあがり、雲りがちではあったが、
なんとか天気はもってくれた。

ラブ・ジ・アース は、バイク乗りたちのイベントで、
普段は、排ガスや騒音を出す側であるが、環境について考えよう!
ついては、海岸のゴミ拾いもやってみようじゃないか!
というイベント。

昨年までは、御前崎で行われていたが、今年は市が誘致したらしい。

全国各地からライダーが集い、プロレーサーも参加する、という
バイク乗りには、ちょいと気になる行事ではなかろうか?



こないだは、「フィール・アース」
今回は「ラブ・ジ・アース」 ・・・



カメハメハは、環境関連の展示物を中心に出展


大勢が・・・


汗を流し・・・


たくさんのゴミが集まった・・・

みなさん、ごくろう様!


我がカメハメハにHPを観て訪れてきてくれたタレント
近藤 スパ太郎 氏

http://spataro.cocolog-nifty.com/


おまり馴染みの無い方であったが、映画「スーパーの女」に
スーパーの店員役で出演していたとのこと。

こんど、DVD借りて観よ。




こうして、また休日が過ぎていった・・・


          ふたたび雨の降り始めそうな夕方に
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山 川 海 ・・・

2008年09月20日 | ウミガメのはなし
ワシらは、海に近いので、いわゆる海の幸を食す機会が多い。
豊かな海も、実は、山が健全でないといけない、とよく聞く。

カキやホタテが立派に育ったり、海草が繁るためには、
窒素やリンが必要であるが、鉄分が無いと、それらを吸収できないとか・・・。

そこで、気仙沼でカキを養殖していた漁師が山に木を植えた。
という話がある。



生物は、海から誕生した。
そのころ、生物は海にしか存在しなかった。
すなわち、森は無かった。
だから、山(=森)が豊かでなくても、海藻類は育つものである。

という説もある。

確かに、言われてみると、「なるほど」と感じるロジックである。



しかしながら、生き物というのは、拡散し、淘汰され、適地で繁栄する。
つまり、密度の違いが生まれるはずである。

古代エジプト文明は、年に1回起こると言われている、ナイル川の氾濫(=洪水)により、
上流の肥沃な土が、下流域にもたらされ、その土地で作物?が育ち、
人が根付き、暮らしを繁栄させ、社会が形成された・・・らしい。

てなことを考えると、やっぱり山と海は川を介在して繋がっている、
と考えた方が良さそうだ。


そんな山・川・海をひとつながりに考えてみよう!
という趣旨のカメハメハ王国主催

「山・川・海 ふるさと講演会」

は11月8日、相良公民館にて開催される。

今年の講師は、地元SBSラジオ・「らぶラジ」パーソナリティ
生涯野人、アウトドア自然派タレントの

鉄崎 幹人 氏

である。

http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/



ご興味ある方、お待ちしております。
入場料は、無料です。

以上、カメハメハ王国からのお知らせ~


                台風後の夏のような日に
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川辺川ダム・・・

2008年09月19日 | 本棚
熊本県知事が、川辺川ダム建設に「反対」の意思表示をした。
潮谷・前県知事は、反対こそはしなかったものの、慎重派であり、
結果として本体着工を遅らせた。
今回は、はっきりと反対であり、国交相も「無視できない」とコメントしたとか

治水なのか?利水なのか?
建設容認をした五木村も含め、様々な人が振り回されたことになる。

この熊本県知事の言葉により、吉野川第十堰の可動堰化の行方にも
影響が出ることだろう。

一新聞記者が、地道な調査活動を重ね、ダム建設の裏側をあばいた



釣りライターから始まり、日本の川がつぶされていくことに
我慢がならず、河川環境の現状を告発し、治水のあり方を提案することを
ライフワークとした(たぶん)天野礼子氏の著作



田中康夫・前長野県知事の「脱ダム宣言」により、「緑のダム」という
言葉がはやったが、実はそんなに、というか劇的な効果があるかは、
あやしそうな気がしてくる


こんな本もある・・・

治水、利水とも難しい問題である。
「ダムによる環境破壊を考えると、無いにこしたことはない」
と強く思う一方で、いま現在の生活が成り立つのか?

川辺川がその答えを出してくれるのか?

果たして・・・


                    台風前の午前中に
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