セラミックス
酸化物(固体の)のことであるが、窒化物や黒鉛(炭素)も含む場合がある。
酸化物なので、燃やして=熱をかけてつくる。
研究室では、ジルコニアやアルミナ、ムライトなどなどを作っていたようだが、
他の人がどんなことをやっていたか?記憶は定かではない。
ワシのテーマ(大袈裟だなぁ・・・)は、
チタン酸バリウムの微粒子を作ること。
(ついでに書くと、サブミクロンオーダーの超微粒子をつくるのが目的)
単純にセラミックスを作る場合は、原料粉末を(ときに何種類か混ぜて)
ペレット状にし(錠剤を作る器具にいれる)、電気炉で「焼く」。
どうやって微粒子を作るか?
バリウムイオンの入った溶液とチタンイオンの入った溶液を混ぜ、霧状に
噴射し、それを電気炉内を通して、水分の蒸発、仮焼、焼成して
固形粉末酸化物にするのである。
そして、ワシの研究は、もう一人の学生と助手と3人で、
そんな超微粒子を創りだす「装置」を作ることから始まった。
当然参考になる装置は、この世に存在しているので、それを基に3人で
「こうしよう。あーしよう」と話し合い、先生に相談し、資材を購入、
作製に入るのだ。
原料溶液を霧状にするところは、「超音波振動子」というものを使用した。
超音波振動子は、以前は加湿器によく使われていたもので、容器?の底に
付けて振動させると、水面から霧状の飛沫が舞い上がる。
加熱する電気炉は、3つの温度域を構成するために3個作ることに。
原料溶液の入ったとこから、回収するセラミックフィルターまで
ガラス管+石英管で繋ぎ、真空ポンプを付けて霧状の溶液を引っ張る。
電気炉は3個立てに配置するので、装置の高さは2m近くなった。
その中をガラス管、石英管を通さなくてはならないので、
電気炉は、たてに2つに割れる仕様になった。
電気炉の材料、温度を配線用のコード、スイッチ類などなどを
秋葉原に買いに行ったりした。
電気炉の外側のステンレス板は、専門業者に特注した。
その他の材料=アングルやパネル用のアルミ板、装置=温度コントローラーなどは、
大学に出入りしている業者?に発注。
相当な金額になったと思うが、出来て間もない研究室、
後々のためにも、作らなくてはならないのであった。
また、購入ばかりではなく、自分たちで、学部内の工場に行って、
旋盤の使い方をおそわり、部品を作っていった。
結局、この装置をつくるだけで、9月までかかってしまったのであった。
昨日のジョギングの疲れが残る夜に
酸化物(固体の)のことであるが、窒化物や黒鉛(炭素)も含む場合がある。
酸化物なので、燃やして=熱をかけてつくる。
研究室では、ジルコニアやアルミナ、ムライトなどなどを作っていたようだが、
他の人がどんなことをやっていたか?記憶は定かではない。
ワシのテーマ(大袈裟だなぁ・・・)は、
チタン酸バリウムの微粒子を作ること。
(ついでに書くと、サブミクロンオーダーの超微粒子をつくるのが目的)
単純にセラミックスを作る場合は、原料粉末を(ときに何種類か混ぜて)
ペレット状にし(錠剤を作る器具にいれる)、電気炉で「焼く」。
どうやって微粒子を作るか?
バリウムイオンの入った溶液とチタンイオンの入った溶液を混ぜ、霧状に
噴射し、それを電気炉内を通して、水分の蒸発、仮焼、焼成して
固形粉末酸化物にするのである。
そして、ワシの研究は、もう一人の学生と助手と3人で、
そんな超微粒子を創りだす「装置」を作ることから始まった。
当然参考になる装置は、この世に存在しているので、それを基に3人で
「こうしよう。あーしよう」と話し合い、先生に相談し、資材を購入、
作製に入るのだ。
原料溶液を霧状にするところは、「超音波振動子」というものを使用した。
超音波振動子は、以前は加湿器によく使われていたもので、容器?の底に
付けて振動させると、水面から霧状の飛沫が舞い上がる。
加熱する電気炉は、3つの温度域を構成するために3個作ることに。
原料溶液の入ったとこから、回収するセラミックフィルターまで
ガラス管+石英管で繋ぎ、真空ポンプを付けて霧状の溶液を引っ張る。
電気炉は3個立てに配置するので、装置の高さは2m近くなった。
その中をガラス管、石英管を通さなくてはならないので、
電気炉は、たてに2つに割れる仕様になった。
電気炉の材料、温度を配線用のコード、スイッチ類などなどを
秋葉原に買いに行ったりした。
電気炉の外側のステンレス板は、専門業者に特注した。
その他の材料=アングルやパネル用のアルミ板、装置=温度コントローラーなどは、
大学に出入りしている業者?に発注。
相当な金額になったと思うが、出来て間もない研究室、
後々のためにも、作らなくてはならないのであった。
また、購入ばかりではなく、自分たちで、学部内の工場に行って、
旋盤の使い方をおそわり、部品を作っていった。
結局、この装置をつくるだけで、9月までかかってしまったのであった。
昨日のジョギングの疲れが残る夜に