54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

映画「Touch the Sound」

2006年04月26日 | 映画
渋谷ユーロスペースにて、観てきました。

Touch the Sound

聴覚障害をもちながらもグラミー賞を2度受賞しているパーカッショニスト、エヴリン・グレニーのドキュメント。

テーマはタイトルどおり、「音を体で感じる」。

聴くということは触れること
音に触れるような感じがする


少女期に聴覚障害が発症したエヴリンは補聴器をつけていたが、それをはずす。
そして気づいたという。耳で聞こえる音は減ったけど、体で感じる音が増えた、と。

たとえばLIVEの大音量だと体が振動するのを感じる。音を体で感じることができる。
もしかすると、日常の小さな音の振動を感じることもできるのかもしれない。
しかしながら、私などは耳からの音の影響が強いため、小さな音の振動には気づけない。
音に触れるというのはなかなか難しいように思える。

静寂は最も大きな音。重い音。
音の対極は静寂ではない。対極なんてあるのだろうか。
私が思うに、音の対極として近いものは「死」


静寂の中では小さな音でさえも強調される。そこには重い空気がある。
しかし本当の静寂は存在しない。
われわれの心臓が鼓動する限り、血液が流れる限り、呼吸をする限り、音が存在してしまう。
生きている限り「静寂」を感じることはないのである。
まさに、「静寂」とは「死」なのである。

意識して聞いていみると、日常にはいろいろな音が溢れている。
美しい音もあれば心乱されるような嫌な音もある。
聴覚障害が生じたことによって、より音に対する感受性が高まったというのも不思議な話だ。
しかしながら、失って初めて気づくことというのは多い。
風邪をひいたら健康だった昨日が幸せだったのだと気づくように。

耳を澄まして心地よい音を探してみてはいかがでしょうか。
あるいは、身近にあるいろいろなものを叩いてみて、心地よい音を探してみてはいかがでしょうか。

ここにタッチ。。

スカイセンサーをいじって音を出している場面はまさにタッチ・ザ・サウンドだった。。
スカイセンサーはアルバム「志庵」の中で稲葉さんが使用していた不思議な楽器(装置?)。

観終わった後、原宿・竹下通りへ行ってクレープを食べたよ。
めちゃイケの影響です。いや偶然。
竹下さんでクレープだなんてステレオタイプだ~、と思いつつ、
そう思って食べているというのはステレオタイプじゃないからよしとしようなどと思って食べてた。笑

そういや、雅-miyabi-とすれ違った。
さすが東京や~と思いつつ、
やっぱり俺はミ~ハ~や~と思いつつ。。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
原宿 (ホワイトバンド)
2006-04-27 07:25:56
わたしは、必ず 明治神宮です。 



おみくじ 大御心 結構参考になります。
返信する
神社 (54)
2006-04-27 08:16:34
には行かないですね。なぜか知らないけど。

おみくじ引いて「凶」が出たらどうしようと思う。

それ見たら絶対ついてない感じになると思う。

かといって神頼みするにも賽銭がもったいない、、なんて、、、

神様は無償で慈悲を与えてくださらないと。。
返信する

コメントを投稿