54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

遅れる時間を見る

2005年04月20日 | 飛行する時間
心理的時間の遅れは脳の活動が活発になり脳内の量子が光速で動くために引き起こされる。一人の人間が光速で移動するなんて考えられないが、こと脳内においては電子がまさに光速で移動しているのである。人は誰でも光速を出せる!
今回は心理的時間の遅れを「見る」実験をしてみた。まず、何も考えずにボーっと時計の秒針を見る。秒針がどれくらいのスピードで進んでいるかを見る。ボーっと見ているうちは秒針はゆっくり進んでいるように見える。次に、いろんなことを忙しく考えつつ時計の秒針を見る。すると秒針がとてつもない速さで進み始めた!少し大袈裟な表現だが初めはまさに驚くべき速さに見えた。何も考えずにといっても何かを考えてしまうし、いろんなことを考えるといっても急に疲れて思考停止になってしまったり、難しい実験ではあったが、心理的時間の遅れを「見る」ことができた。忙しく考えると脳内の量子が動き回り心理的時間が遅れるため、標準時間である時計が速く感じられるのだ。
さて実験ははたして成功だったのか。脳を活発にすると心理的時間が遅れるという「思い込み」が一種の暗示となって時計の進みを速く見せたのかもしれない。(しかしそれでも「心理的」時間の遅れといえるかもしれないが)。暗示といえば私は体がまったく動かなくなることがある。体が動かないと思い込むだけで本当に動けなくなってしまうのだ。左手を上げようとしても左手まで信号が届かずに肩の辺りで戻ってきてしまうような、気持ちの悪い感覚がある。そうなってしまうと一度左手に意識を集中して、切断されてしまった左手に再び接続しなければならなくなる。自分の体と「自分」は切り離された存在なのだろうか。金縛りになるとつくづくそう思ってしまう。しかも金縛りのときは自分の意志で再び接続することもできないのだ。そのときの気持ちの悪さといったらない。
私は自己暗示によって学校に行けなかったことがある。朝起きても眠くてやる気がしない。これでは体が動かないなと思ったとたんに暗示にかかってしまった。起き上がることができない。左手に集中しても再接続できない。いつまでたっても暗示は解けずに一日中金縛りにあっていた。後日、学校を休んだ理由を聞かれて「金縛っていたから」と言ったら怒られた。