東京国際フォーラムで行われた「冨田勲 映像音楽の世界」に行って来ました。
シンセサイザー奏者として世界的に有名ですが、もともと作曲家です。テレビや映画など多方面に曲を提供し、こちらの仕事でも名声を博した方。残念ながら、一昨年急逝されました。
シンセサイザーも曲もファンの私には大ショックでした。
今回のコンサートは、冨田氏の愛弟子の指揮者藤岡幸夫氏が指揮をとり、ジャングル大帝やリボンの騎士、大河ドラマなどのテーマ曲の他に、あまり上演されたことのない、キャプテンウルトラやマイティジャックの曲が演奏されました。
藤岡氏から、ご本人もこの曲が好きで冨田氏に最初に出会った時に、この曲をやりましょうと持ちかけたそうです。そうすると「どんな曲を書いたって。譜面残ってないんだよね」との返事。多忙で数多くの曲を書いているので分からなくなるだろうし、その頃は楽譜等の管理も今ほどではなかったとの逸話を披露していただけました。
藤岡氏にとっても今回のこの公演は思い入れがあるとのこと。そしてマィティジャクのテーマのファンとっても貴重な一夜でした。
しかし、自分はマイナーかなと思っていたら大勢の方が来場しているのにびっくり。ヱヴァンゲリヲンやシンゴジラの庵野監督もお気に入りの一曲とのコメントを寄せられこの曲のそして冨田勲氏のファンの多さを実感しました。
冨田勲や伊福部昭、SWのコンサート等に良く出向く同行者が“今回は男性が多いなぁ、いつもは女性がもっと沢山いるのに”とポツリ。
会場を見渡せば確かに、おじさんばかり。少年だったころのワクワクを忘れられない世代の人でいっぱい。
そして私もそのひとりでした。
※最後に出演者一同が舞台に集まり記念撮影が行われました。
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