イラクの日報も見つかったとさ…

　宿営地に迫撃砲が撃ち込まれるなどの緊迫した状況があったことが判明しているイラクの日報が見つかったと発表されました。

　以前の国会で資料請求された際には、見つからなかったという答弁が行われましたが、１万４千ページもの日報が出て来たとか。

　南スーダン派遣部隊の日報を巡っても破棄されたと答弁がありましたが、結局見つかって２０１６年７月の首都ジュバでの武力衝突を「戦闘」と記載していたことが発覚しました。

　どちらも自衛隊の派遣を巡る危険な地域での活動であることが分り、安倍政権としてはその事実を何とかして隠したいという心理が働いていたんでしょう。

　森友・加計問題といい、自衛隊の日報問題といい、国民から真実を隠そうとするのは、政府にとって都合の悪いことがあるからでしょう。

　自衛隊がＰＫＯを行う際には、戦闘地域ではない場所での活動という政府見解が崩れてしまうからなのでしょうが、実際には迫撃砲が撃ち込まれたり、活動地域付近で戦闘行為があったりと即活動を停止して帰国しなけりゃ～いけない状態だったにもかかわらず、国際社会から非難されることを恐れた政府は、日報を隠蔽して活動を続けさせるというＰＫＯ法や平和憲法に違反するようなことを自衛隊員にやらせていたんですね。

　先日の佐川さんの証人喚問でも明らかなように、国会議員たちは与党ばかりではなく野党も問題の解決を真に議論してるかどうか怪しいもんです。

　証言拒否をされないような質問をしなきゃ～、議員たちより頭のいい官僚には簡単に逃げられてしまいます。

　安倍さんや麻生さん、佐川さんの周りで烏合の衆のようにギャアギャア喚き立てていますが、結局のところ真実は何にも掘り下げられず、疑惑は深まるばかりです。

　支持率が一時低下した安倍政権も、先日の佐川さんの証人喚問後、僅かながら支持を回復しています。

　それもこれも野党の追及がアマアマだから…。

　今後は、司法に委ねるということですが、決裁文書の書き換えなんてたいした罪にも問われないようで、疑惑は闇の中に葬り去られることでしょう。

　政府は「放送法」を改正して、与党に都合のよい情報ばかりを放映させるようにと工作しているようですが、マスコミ各社はこれにどう対処するのでしょう。

　アメリカでは、トランプさん批判が強いニューヨークタイムズと関係の深いアマゾンを攻撃し、その株は暴落しているようで、ネットニュースじゃあるまいし、自分に都合の悪いことはフェイクニュース、都合のいいものは真実の報道だなんて言いふらしています。

　トランプさんと仲良しの安倍さんもこれにならって、自分に都合の悪いことは何でも隠蔽ということになってきています。

　連日、悪口ばかりマスコミに流されて、厳しい立場に追い詰められていますが、それもこれも国民を欺いて何かをしようとしてるからです。

　国民の幸福を願い、そのための努力をしているなら、だ～れも彼を非難しようとは思わないはずなのにね。