アメリカとの関係が日本批判に…

ハマスがイスラエルの攻撃を開始してから約2週間たちましたが、イスラエルのガザ地区への空爆で一般市民が亡くなったり、厳しい生活を余儀なくさせられています。

人道支援も隣国のエジプトから送られる準備が進んでいるのに、国境の壁は厚くトラックが渋滞しています。

アメリカのバイデンさんやフランスの大統領がイスラエルへの支援を伝えて、人道支援だけはキチンとするように言っていますが、中々思うように進展しません。

イスラエルからしてみれば、ガザ地区のフェンスを乗り越えて先に攻撃してきたのはハマスの方だから撃破するのは当たり前だし、一般住民が戦闘に巻き込まれるのは仕方ないというとこでしょう。

中東地域では第２次大戦後に誕生したユダヤ系のイスラエルとこの地域に暮らしてきたパレスチナのアラブ人たちが、いつもどこかでドンパチやっています。

中東での権威を保っていたいアメリカは、イスラエルの建国後から協力関係にあり、イランや他のパレスチナ系国家と対立を深めてきました。

そんな流れで、今回の戦闘でも米国と同盟関係にある国々は、イスラエルへの協力を惜しみません（ホントは嫌だろうけどね）。

ということで、同盟国の日本もイスラエルへの協力とガザ地区への人道支援を表明したら、「アメリカに協力するとは何事か」と中東諸国やそれに近い国々から批難を浴びせられています。

イスラエルへの軍事協力を約束したわけでもないのに、怒られるんだから参っちゃうよね。

日本国内でも、パレスチナ出身者のデモなどがあって混乱してるけど、下手すりゃ～爆弾テロもあるかもしれないし…。

NATO加盟の西欧諸国では、それが現実に起こるかもしれなくて、観光客が多く集まる所への爆破予告も届いているそうです。

西欧と中東には、昔っからキリスト教対イスラム教という宗教戦争がありましたが、これがぶり返さないことを祈ります。

極東の日本がこんなのに巻き込まれるのはご免ですが、世界がこれだけ狭くなるとどうにもなりません。

太平洋戦争の敗戦後、アメリカに植民地化されてる日本では、どうにも抵抗するすべはありません。

形だけの独立国日本の国民は、これからも「アメリカの不沈空母」（1980年代に当時の中曽根首相が発言）に乗ったまま、生きながらえて行くしかないのでしょうか。