敦賀2号機審査の再中断

日本原電の敦賀原発2号機の再稼働を巡る審査で、原子力規制委員会が不備が改善していないため審査の再中断の方針を出しました。

原電の度重なる虚偽の報告は後を絶たず、単純に早期の再稼働を望むだけ…。

近隣住民のことなど全く意に介せずで、こうした姿勢を政府が後押しするような姿勢をみせているのも、ある意味国民を騙して利権を貪るという原子力村の旧態依然とした政財界の蠢きを感じずにはいられません。

地球温暖化対策の一つとして、二酸化炭素の排出量が少ない原発が日本だけでなく海外でも見直されていますが、福島第1原発の事故のように、10年経っても全く解決（事後処理）できないような危ないものが本当に必要なんでしょか。

それなら、他に何か安全で二酸化炭素を排出しないエネルギーがあるのかという疑問にぶつかりますが、日本には太陽光も風力も地熱も波力も電気を起こす自然エネルギーは豊富にあるんです。

それに、二酸化炭素の排出量を抑える最新火力発電の技術もある。

そこで使用するエネルギーには、日本近海に豊富に埋蔵されているメタンハイドレードもあるんです。

なせ、そうした新エネルギー開発に真剣に取り組まないのかというと、アメリカの巨大エネルギー会社から齎される利権構造が未だに猛威を奮い政治家たちがその利権塗れになっているからです。

この国の政治家たちは、本当に未来を見据える能力が欠け、自己利益ばかりに走る人たちが多すぎる。

何でもかんでもアメリカの言いなりで、防衛予算の倍増なんて、安倍元首相がトランプさんと約束した大量のアメリカ兵器を購入するために何とか金を作らなきゃ~ということしか考えてない。

自民党の党是が、戦争放棄の条文を持つ日本国憲法の改憲であることは分かっていますが、それを実現して果たして日本国民は幸せになれるんだろうか。

敵基地攻撃能力のためにアメリカから購入するミサイルに一体どれくらい血税を使うのかも発表しないで、中国や北朝鮮と戦争できる体制を作ろうとしてることに国民は同意してないはずです。

やるなら、きちんと憲法を改正して「戦争放棄」を放棄した改憲してからにしてほしい。

国民の多数が合意するなら、じいちゃんも不本意ながら納得せざるを得ませんからね。

それをやらずに、なし崩し的に事を進めるのは、どう考えても間違っている！

原発もそうですが、どうしてもそれを守るためにオカシな力が働いてるとしか思えません。

原電も、それが分かってるから（必ず政治家が後押ししてくれると）、ゴリ押しで再稼働審査を乗り切ろうとしてるんじゃないか？

それに反発した規制委員会の皆さんにエールを送りたい気分です。