ヴェンゲル監督、また日本へ？？

　アーセナルの前監督ヴェンゲル氏が「早ければ来年１月にも監督業を再開する」と表明しました。

　ヴェンゲルさんと言えば、グランパスの監督として低迷していたチームを底上げし、来季あたりは優勝が狙えるかと思った矢先にアーセナルからのオファーがあり、アッという間に去ってしまった人です。

　アーセナルの監督として輝かしい成績を残し、できればもう一度グランパスの監督をして欲しいと思いますが、お話によれば「各協会や代表チームからの接触もある」とのことでクラブチームだけでなくナショナルチームも選択肢にあることを明かしています（ネットニュースより）。

　また「日本に戻るかもしれない」とも…。

　戻ってきてくれることはありがたいですが、中東？の石油マネーでも積み上げられて、またシーズン途中で投げ出してしまうのではないかと心配です。

　日本から多くの選手が海外に移籍し活躍している一方で、イニエスタのようなスーパースターが日本を引退前の新天地に選ぶことがあります。

　じいちゃんの若い頃では考えられないような出来事が、日本のサッカー界には巻き起こっています。

　先日のウルグアイ戦のように、強化試合では世界の強豪に勝利するような凄いこともあります（Ｗ杯の本戦では相手も気を抜かないでしょうが…）。

　じいちゃんが高校生でサッカーに熱中していた頃には、ヨーロッパのクラブチームが日本代表と親善試合をして、日本はコテンパンにヤラレルという試合ばかりでした。

　それに比べれば、この２０年間はＷ杯の常連チームとして本大会に出場できているんですから…。

　こんな日が来るなんて夢にも思いませんでしたし、当時サッカーをしていた友人達との話題でも「日本がＷ杯に出られるまでに１００年はかかる」と言っていたんですからね。

　それがＪリーグの発足から暫くしたら、Ｗ杯の本大会に出場できるまでになったし、強豪ナショナルチームが日本との強化試合のお相手をしてくれるようになったんですから（日本サッカー協会から高額の費用が支払われているからだろうけど）、ドエライ進歩です。

　Ｊリーグ自体も年々実力が上がっているし、上位チームはもの凄い混戦状態になっています。

　そんな中でグランパスはというと、連勝したかと思えば連敗し、降格ラインをやっとこさ乗り切ったかと思ったら、また降格圏内へ突入というサポーターにとっては冷や汗ものの戦いを繰り広げています。

　日本人のスター選手もいなけりゃ～、監督の思い通りに動く外国人助っ人もいない。

　大体、監督が自分の戦術に固執し過ぎてチーム内はバラバラに見えます。

　まあ、無理な話でしょうがヴェンゲル監督に復帰してもらって、この哀れなグランパスを立て直して欲しいなんて妄想を抱いてしまいます。