防衛装備庁の新設？？？

　政府が１０月をめどに「防衛装備庁」（仮称）という防衛省の外局を発足させると発表した。

　ここでは、武器や装備品の研究開発や輸出、購入に関わる業務を専門的に扱うということだが、防衛企業の発展を成長戦略につなげる「安倍路線」の一環という側面があるそうだ。

　国内の武器輸出企業にどの武器・装備をどの国に輸出すればいいか助言し、交渉窓口もになうということで、日本は戦争を助長し、「平和国家」というこれまでの世界の認識を一変させることになる。

　平和の国・日本は「死の商人」というレッテルを貼られる国になってしまうのだ。

　エコノミックアニマルと言われようが、これまで様々な優れた製品の輸出で世界の人々から愛されてきた日本は、武器を売る恐ろしい国ということになるんだ。

　「防衛企業」は念願だった高価な武器が世界で売れるといっぱい儲かって嬉しいだろうが、その仕事に携わる人々以外は何の恩恵もない。

　安倍政権は、防衛装備庁によって企業との繋がりがますます強くなり利権の温床にもなるだろうからウハウハだろうけどね。

　いつも言ってるけど、まるで１００メートル競走のようなスピードで安倍政権は戦争への道を疾走している。

　戦後７０年平和だった日本が欧米のような利権第一の自由主義諸国と一緒になって歩み始めようとしている。

　平和憲法を盾にして、戦争とは無縁の国家だった日本の繁栄は終焉を迎えるのだ。

　安倍晋三という一人の政治家のために・・・。

　国民には全く向き合おうとせずに、ただただ己の信ずる道を突き進む。

　国民が望む方向に行けばいいのだが、全く逆方向を向いて疾走している。

　全くもって何を考えているのやら・・・。

　与党も野党も補助金交付企業から寄付金を貰ってるのに、全く同じ釈明をする。

　この国の政治家は、本当に三流だと言うしかないのは情けない。

　つまり、そんな政治家しか選べない日本の国民も三流なんだ。

　もちろんじいちゃんも含めて・・・。