迷子のおばあちゃん

日差しが暑くなってきた。

昨日カーマで買った”高切りばさみ”で庭木の剪定（せんてい）をした。

私の田舎（山口県）であれば自然のままで まったく問題ないが、
現在の住まいは　敷地が狭いため　枝が成長し隣家にかかるので毎年この時期に枝を切る。

道路側も電線にかかるくらい伸びてきた。その枝を切っていたその時
おばあちゃんが歩いてきた。

「ここはどこですか？」・・・道に迷ったようだ。
聞くと、自分がどこから来たのか　どこにいこうとしているのか
また自宅の住所もわからないようだ。　なんでも3日前に四国から引っ越してきたらしい。

手掛かりがないため　いっしょに派出所へ行った。
おまわりさんは　さすがだ。　名前や生年月日を聞きながら手掛かりをつかんだようだ。

心配していた私に「もうだいじょうぶですよ　お引き取り下さい」と声をかけてくれた。

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年をとると　徘徊（はいかい）するようになる。それでも”寝たきり”よりはいい。

安心して”徘徊”できる　地域社会であってほしいものだ。