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☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

デザインが持つロゴス

2010年04月21日 06時03分55秒 | 文化・芸術
最近、グラフィックデザイナーの大家が作品を通じて、その哲学、考え方をまとめた
単行本などの書物が多くなってきた。

個人的にも、クリエーター、アーティストがいかに作品を通じ、現代社会に貢献していくか!
考えているわたしであるが、3月14日の日経新聞(朝刊)で、小さな投稿記事が
眼に留まり、早速、切り抜けして、読んでみた。
文化部、富田律之氏の記事である。
タイトルは、活字の海で 「デザイナーの言葉に脚光」 思考の過程、社会に還流
である。

部分的になるが、タイトルに関しての署者と本を、引用して紹介すると、
(敬称略)

■ 「デザインが奇跡を起こす」水谷孝次(PHP研究所)

■ 「デザイン学」向井周太郎(武蔵野美術大学出版局)

■ 「グラフィックデザイナーの肖像」福田繁雄、早川良雄ら9人らインタビュー記事
   (新潮社)

■ 「ポスターを盗んでください+3」原研哉(平凡社)


とりわけ、「デザイン学」での紹介では、引用すると

デザインの仕事がひらめきや感性ではなく、むしろ深いロゴス(言葉、論理)に
ささえられていることは、向井周太郎「デザイン学」に明らかだ。
バースの記号論から立脚点とすべき世界認識を示したり、
ゲーテの「色彩論」と谷崎潤一郎「陰鬱礼讃」をつないで明暗の境の色の様相を
解読したりと、古今東西の思想を消化しつつ組み立てた論考は、
まさに哲学。

領域を自在に横断するこの仕事に「方法論」としての統合的な「言語」が必要な
ことがよくわかる。


ここまで。


(写真は、タイトルに関係なく大濠公園の風景として2点)



しかし、哲学は、実践なくして発展と未来は、語れないと思う。

デザインは、いま、あらゆる国と国にあって、

人と人の心を動かしているのも事実である。

いまは、ゆっくり動かしているのである。

戦無き、社会の中にあって、

文化の闘いが、今後の環境問題、人間復活に向けて

大きく、動きだそうとしているのではないか?



やはり、デザインは、言語もった、ロゴスなのかも知れない。

また、一方では、我侭な面をかかえた、若きチャレンジャーかもしれない。









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