何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

一番の凄腕 バンコラン少佐

2016-12-13 19:07:35 | ひとりごと
<ロシアの干渉、議会も調査=トランプ氏と火種に-米共和幹部> 時事通信2016/12/13-08:13配信より一部引用
米共和党上院トップのマコネル院内総務は12日の記者会見で、ロシアが大統領選中に共和党候補だったトランプ氏を勝たせる目的でサイバー攻撃を行っていたとする中央情報局(CIA)の見方が報道されたことを受け、議会として調査を進める方針を明らかにした。
ロシアのサイバー攻撃をめぐってはオバマ大統領も再調査を命じている。共和党の対応は報道を「ばかげている」と一蹴したトランプ氏の反応と落差があり、今後火種になる可能性もある。
共和党のマケイン上院軍事委員長、民主党のシューマー次期上院院内総務らは11日、報道を受けて共同声明を発表し、「ロシアのサイバー攻撃は自由社会の核心を犯した」と批判した上で、議会として徹底調査することを約束している。


事の真偽を云々できる’’情報’’は、現在持ち合わせてはいない(笑)。

一昔前のスパイ小説「ジャッカルの日」「オデッサ・ファイル」(フレデリック・フォーサイス)なら、公園のベンチに偶然居合わせた暇人を装った諜報員が、煙草の火なぞを借りるふりをして重要機密の交換をするところだが、現代のそれを書いた「パズル・パレス」(ダン・ブラウン)になると、監視対象も情報交換もネットワークになる。
ただ、共通しているのは両作者はともに実体験もしくはそこに着想を得た内容を書いているということだ。
フレデリック・フォーサイスはMI6の協力者としてスパイ活動をしていたというし、ダン・ブラウンはある日突然情報機関の訪問を受けたという経験を元に作品を書いている。

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ある日、アカデミーで教鞭をとっているダン・ブラウンのもとに、シークレットサービスの人間がやってきた。
ダン・ブラウンの生徒が友人に送ったeメールの内容が、国家の安全保障上重大な問題を含んでいるという。その生徒は、単にふざけて書いただけだと判明し大事には至らなかったが、ブラウンには疑問が湧き起る。
生徒が個人的に友人に送ったeメールの内容を、なぜシークレットサービスが知り得たのか、と。

この実体験をもとに書かれた「パズル・パレス」の危険は今や周知の事実だが、自分もその危険の中にいることを留意しながらパソコンを使用している人は少ないのではないか。
そうでなければ、アドレスを使い分けもせず国家機密を扱うなどという失態はなかっただろう。
だがその一方で、情報を流出させることなど朝飯前のプロならば、その内容を改変させたうえで流出を装うことも朝飯前だろう。
こうなってくると、素人には何が何やら分からない。
いや、玄人にも何が何やら分からない事態になっているからこその上記のニュースなのだろう。

やはり数千年の歴史をもつパピルスか蔡倫紙を、こっそり公園のベンチで交換した方が確かだと思う。

ところで、せっかくKGB出身の大統領が訪日されるというのに、「イコン」(フレデリック・フォーサイス)を再読する時間がないことが非常に残念だ。

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