何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

イケるやろ 人生を足掻こう!

2021-09-20 09:51:25 | 

ワンコが天上界の住犬になって5年と8カ月
今月は、ワンコお告げ本にも感謝しなくてはならないけれど、
仕事のお手伝いもしてくれて、本当に本当に助かったよ
ありがとね ワンコ

先月のワンコの日に、庭を見ていたら、マリーゴールドに蝶ちょがとまったんだよ
冬彦さんのせいではないと思うが、子供の頃からなんとなく蝶が好きではないのだけれど、
私の頭のまわりを二周して、目の前のマリーゴールドにとまったきり、じっとしている蝶ちょを見ると、
なんでかな?ワンコを感じたんだよ

まずお告げ本だけど、ほんとうにタイムリーだったよ

「ハグとナガラ」(原田マハ)

大学時代からの女友達二人が、四季折々日本各地を旅する話

恋も仕事も失った友を、旅に誘う時の言葉
「人生を、もっと足掻こう」もいいし、

旅の終わりに交わす会話
「女に生まれて良かった(女同士やから、一緒に旅に出て、温泉に泊まったりできる)」
「女同士、誰にも文句は言われへんし、母と娘、姉と妹、女友達、全部しっくりくるな」
「せやろ? 父と息子、兄と弟、男友達。全部怪しい」
には、自分自身ほんとに良い女の山歩き仲間がいるだけに、クスっと笑えるし、
関西人がよく使うらしい言葉「イケるやろ」は、ごっつええ(笑)
けれど、関西人はほんまに「イケるやろ」を使うのやろうか?

(『 』「ハグとナガラ」より)
『関西人は「イケる」という言葉をよく使う。女子高校生が使う「イケてる」というのと、少し意味合いが違う。「イケてる」は「すごくいい、かっこいい」というような意味だろうけれど、「イケる」は「大丈夫、問題ない」という意味に近かった。
仕事や人間関係で落ち込んでいるとき、ながらにメールでぼやくと「大丈夫。ハグならイケるって」と呑気な返信がくる。詳しい状況を話したわけではない。だから「イケる」と言われても、そんな簡単じゃない、と言いたくもなる。
けれど、「大丈夫?これからどうすんの?」と深刻がられるよりは、いっそあっけらかんとしているのがいい。そうかな、イケるかな、という気持ちにならなくもない。
気が付けば、どうにかこうにか、一本立ちして生きていた。』

転勤族の我が家は、本書の主人公ハグの実家がある姫路にも住んだこともあるし、学生時代を京都で過ごしたし、なんだかんだで関西暮らしは長いのだが、自分自身はあまり「イケる」という言葉を使うことはないような気がする。
ただ、関西弁特有の早口やある種の粗さ(荒さ)も、お節介に口を挟むノリも嫌いでないので、自分自身 関西人気質十分ということで、本書の適度にお節介で適度にいい加減な「イケるやろ」の妙に惹かれるのだと思う。

それはさておき、ねぇワンコ
石橋を叩いているうちに割ってしまって渡れない、という生き方をしてきた私にしては、近年の激変は目覚ましかったんだよ
仕事は…願った方向に行かず、当初は「なんで私が」と思う事ばかりだったし、
今も、あちらの道に進めていたら、と思うこともあるけれど、
最近思うんだよ、「頑張る人を真剣に応援する!」ことに捧げる、は実現できているな、と
任されることが大きくなりしんどいことも多いけれど、
「人生を、もっと足掻こう!」と「イケるやろ」を合言葉に頑張ろう、って元気をもらったよ
ありがとね ワンコ

で、恒例のお告げ本のご報告が遅れた言い訳
ワンコの日のはワンコ聖地にお参りしたけれど、三連休(18・19・20)は初日から最悪で、半日トイレノ住人になり一気に2.5キロも減ってしまったよ
それもこれも、急な移動の対応に追われたり大変だったせいもあるのだろうけれど、
急な移動の穴埋めには、ワンコが力を貸してくれたんだね
二進も三進もいかない気分になり、ワンコに「どうしようかな、困ったよ」とお話した夜、元部下から協力の申し出があったときには、奇跡を感じたよ
ワンコの愛を感じたよ

それとさ、本書を勧めてくれたタイミングもやっぱり愛だね
仕事と介護の両立に主人公が悩むところは考えさせられたよ ワンコ
介護はまだ先のことだと思うけれど、
少しずつ不具合が増えてくる話に、最近の私は優しくなかったね
うまく言えないんだけどね
今このタイミングで本書を読めたことは良かったと思うんだよ
ありがとうね ワンコ

「イケるやろ!!!」と、「人生を、もっと足掻」くつもりなので、
ワンコ これからもシッカリも守っていてね

来月のお告げ本も、よろしくね!


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工夫すればできる、③

2021-09-11 10:20:30 | ニュース
ワクチンパスポートさえ所持しておれば、来月あたりから、県を越えた活動もお酒を含む飲食も、大勢での会食も、大規模イベントもできるようになるそうだ。
アスピリン薬疹の経験から、ワクチン接種までに不安も不満も含め諸々の経緯があった身からすれば、ワクチンパスポートを水戸黄門の印籠にしてしまっても良いのか、打ちたくとも打てない人への配慮が足りなさすぎるのではないか、という思いもあるが、実際のところ個々人の気持ちを斟酌する余裕がないところまできているのかもしれない。

いろいろ思いが交錯しているときに、すっと心に入ってきたお言葉がある。

「工夫すればできる」

 
今だからこそ書けるが、この夏我慢ならず、上高地に行った。
さすがに山小屋に泊まる山歩きは避けたが、だからこそゆっくりと上高地を歩き、穂高を仰ぎ、二年分の心の洗濯をした。
「人はパンのみにて生くるにあらず」ではないが、どれほど自然のなかを、いや穂高を歩くことが、自分の心を元気にしてくれているのかを実感したコロナ禍でもあった。
だから、穂高へ向かった。
 
 
非国民的行動かもしれないと思いつつ明け方車で出発し、昼食は信州そばも飛騨牛ランチも諦め、あらかじめ用意しておいたパンとお握りを車中で食べ、他人さまとは一言も言葉を交わさず、上高地へ降り立った。
 
 
二年ぶりの上高地
上高地は雪深いこともあり、宿泊施設はすべて山開きの4月末から11月前半までしか稼働していない。
だから、このコロナ禍の痛手は、ある意味ほかの宿や飲食店よりも厳しいものがあったに違いない。
しかし、いつものお宿 上高地温泉ホテルの方々は本当に明るく出迎えてくださった。
そして、ひとたびホテルに入ると、ここで感染するはずはない、というほどに工夫と努力をされていた。
立派なパーテーションに、間隔を大きくあけた座席
見れば見るとき、ありとあらゆる所を さりげなくしかしシッカリと消毒されていた


香淳皇后の甥御さまである青蓮院門主の書
上高地温泉ホテルは門主さまとご縁を頂かれているようで、ロビーでは書を拝せるし、
山の宮様で有名な秩父宮殿下もお泊りになられたようで、その際の茶器も飾られている
 
あれから一月半がすぎ、穂高からはもちろん大きな元気をもらったのだが、諦めないことと工夫することも、上高地の宿や自然から教えてもらったと思っている。そのような思いを、先の「工夫すればできる」というお言葉は思い出させてくれたのだ。
例年ならホテル前で足湯をされていたのだが、コロナ禍でそれも中止
足湯をされていた辺りの可憐な花が目を楽しませてくれる
 

<コロナ禍ご滞在先で異例の対応 陛下、皇居へご転居>産経新聞 9月6日20:40配信より引用

代替わりに伴い、天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまが6日、赤坂御所から皇居に移られた。今回の天皇ご一家の引っ越しでは、荷物を新御所に運び込む期間中、ご一家が宿泊設備のない皇居・宮殿に、寝具を運び込んで滞在される異例の対応が取られた。背景には新型コロナウイルス禍を憂慮し、帰省や旅行を控える国民に寄り添う天皇、皇后両陛下の強いお気持ちがあったという。
平成5年の代替わりに伴う引っ越しでは、上皇ご夫妻は葉山御用邸(神奈川県葉山町)にご滞在。これに倣い、ご一家も今回、静養も兼ねて那須御用邸(栃木県那須町)に滞在されることが想定されていた。
ところが7月以降、東京をはじめ広域に緊急事態宣言が発令。側近によると、両陛下は厳しい感染状況に、「県境をまたぐ移動は、国民への誤ったメッセージになるのでは」と懸念されたという。宮内庁はホテルなども含め都内のご滞在先を複数検討したが、警備や感染対策などの観点から難航していた。
「宮殿もありますね」 宮殿は、こうした検討過程で天皇陛下から一案として示されたという。宮殿には浴室もあり、昭和46年、
昭和天皇香淳皇后とともに、外国訪問前にリハーサルで宿泊したことがあるが、10日間の滞在は異例。側近は「ご不便をおかけしてしまうと思ったが、陛下は工夫すれば利用できるという考えを明確にお持ちだった」と打ち明ける。 ご滞在中は、公的な行事を行う部屋を避けて居住空間を確保。長女の敬宮愛子さまの学習スペースも設け、お世話をする職員を最小限にするなど、感染対策を講じながら過ごされる。

 

ちなみに、一回目のワクチン接種、翌日多少腕が上がりにくい以外は、何の副反応もなかった。

ちなみに、今般の諸々あれこれを見るに、令和が長く長く続くことを祈り、もうそれでよい、と思う。よもや私が、こう感じるようになるとは、あちこち誠に罪深い。


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なお一層心を一つに、②

2021-09-07 12:38:11 | ニュース
新型コロナのワクチンを接種することになった。
ブログは最近かなり不定期だったが、これで途絶えてしまったら、不測の事態が生じたということ。
べつに陰謀論を信じているとか、新薬にケチをつけるということではない。
以前かなり酷いアスピリンによる薬疹がでたため、掛かりつけ医により、予防接種にストップをかけられていたのだが、日本人の接種から時間もたちデーターも(ある程度)出揃ってきたし、「当院はファイザーなので、大丈夫」?ということで、ワクチン接種をすることになった。
 
明神池のたもとにあるワンコお名前の由来の
穂高神社 奥宮
 
ワクチン接種禍ということもあるので、予防接種は決して強要するものではないし、私自身は薬疹という理由もあるので、コロナワクチンを打たないことは仕方がないと思っていたが、ワクチンパスポートだの、未接種の人が感染しただのと、まるで未接種が悪いかのような報道が続くのを見るにつけ、気が滅入っていた。
だから、雅子皇后陛下が予防接種をされたかどうかを公表されないことを、マスコミの表現を借りるならば、「かたくなまでに」公表されないことを、有難く感じていた。
真偽は定かではないが、皇后さまには花粉症などのアレルギーがおありだと、これまで報道されてきた。そのようななか皇后さまが、「予防接種された」と報道されれば、不安を持つ人に対しては「打つべし」という圧力になりかねないし、「予防接種されてない」と報道されれば、「やはり危険なのか?」と更に不安を煽ることにもなりかねない。
 
何事も、開かれた皇室とばかりに詳らかにすればよい、というものではない。
開かれ白黒はっきりさせれば、国民のなかに分断が生じることもあるのだ。
 
国民のことを思えばこそ、御簾の向こうにいて下さる方が良いこともある。
そこは、崩れ土塀の御所におわしても、江戸から300年ちかく取り残されようとも、国民との紐帯が確かだったことでも明らかだ。
 
そこで思い出したのが、先の戦没者追悼式での天皇陛下の御言葉の一節だ。
~引用~
私たちは今、新型コロナウイルス感染症の厳しい感染状況による新たな試練に直面していますが、私たち皆がなお一層心を一つにし、力を合わせてこの困難を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。
 
戦没者追悼式で先の大戦以外の内容に触れられるのは極めて異例とのことだが、そのお言葉を拝聴しながら家族は、「コロナ禍、国民は耐え難きを耐え、忍び難きを忍んでる」としみじみ言ったものだった。
そんな全国民に大きな影を落としている新型コロナの恐ろしさは、その病の症状だけではない。
ワクチン接種、行動制限、飲食店への規制、そのそれぞれに立場があり考えがあり、そして、ネット社会の今はそれが容易に他者への攻撃につながっていく。
 
だからこそ、「私たち皆がなお一層心を一つにし、力を合わせてこの困難を乗り越え」という文言に強く心うたれたし、「私たち皆がなお一層心を一つにし」というフレーズが「人々の幸せと平和を希求し続けていくこと」にもかかっているように感じられることに感動した。
穂高神社の休憩所には、
第一回山の日制定記念の式典のため上高地へ来られた時のお写真が今も大切にかけられている。
 
 
秋の風物詩のようにまた総理大臣が代わるそうだが、変わらない御存在がでんと御座すことは有難い。
コップのなかの醜い権力闘争のあとはちゃぶ台返しの嵐もあるかもしれないが、それでも(だからこそ)「なお一層心を一つにし、力を合わせてこの困難を乗り越え」ねばと、思う。
 
少しは希望が見えてきた、そう思いたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
令和は三年、長月にはいってようやく、天皇ご一家が皇居へお住まいをお移しになられる。
べつに新しい家、高額な家に住む人が立派だとは思わないし、何よりそのようなことを両陛下ご自身がお気に留めてもおられないだろうが、両陛下はご両親が30年以上お住まいになった東宮御所を改修して住まわれ、御即位後もまた前の天皇が30年近く住まわれた御所を改修してお住まいになる。
ご両親が毎回巨額の費用を投じて新築されたお住まいに住まわれ、弟ご一家が今回も住まいのために50億ちかくを投じる(数年の仮住まいの建物が10億とか)ことを考えると、皇太子になられても、天皇陛下になられても、築30年を改修してお住まいになることが、なんとも・・・。しかも、天皇陛下がお住まいになる御所の改修が、陛下の時節柄低額に抑えるようにとのご意見を反映し、8.7億というのが、弟ご一家の50億と比較し、なんとも・・・。そのうえ、緊急事態宣言下で行動制限があるため、お引越しの間は不自由な宮殿でお過ごしになられるというが、それについても陛下は「工夫すればできる」と側近におっしゃったと伝えられている。
不自由の多いコロナ禍だが、工夫すればできる、と前向きにとらえようと思っている。

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