テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

そろそろ締め切りなので・・・・(締め切り時間に合わせ予約投稿します)

2012-12-16 19:59:59 | シロートの戯言
衆議院議員総選挙も大勢が決定している時間になりましたが、今回の選挙で一番目立ったのが、ダメ政党のダメっぷり。
民主の候補は、民主であることを隠しながらの選挙活動、比例票期待してのイメージ戦略のみに終始する野田首相、社民党党首のアホさ加減と党そのものが更にアホな事実、未来の党代表の薄気味悪い自己開陳と破綻した主張、これらダメ政党、ダメ候補に投票するのは、自分もアホになった気がするので、私はイヤです。
理想の政治家は無私の政治意欲を持ったひと。受け入れられやすい政策ばかりでなく、導いていく道標となるような政策を実現できるひと。他の政治家をも巻き込めるだけの統率力をもったひと。などと考えている私なのですが、今回の選挙では、低投票率が予想されていることでもあり、過大な期待は持っていません。妥協の産物のような選挙制度と、地域格差の大きい一票の重みを是正しないと、政策云々にも、いまひとつ熱意が込められないからでもあります。
取りあえず、幼稚な政権が去ることだけでも良し、と思うしかないのです。

バッカニア

2012-12-15 21:38:12 | 脱線して底抜け
第二次大戦後に、レーダーの下をかいくぐり、攻撃(爆撃)ミッションを行うために開発されたブラックバーン(後にBAe)社のジェット攻撃機です。
英空軍のいわゆる3Vボマーと同時代の艦上機であり、英海軍が空母を廃したのちは英空軍に配置され、湾岸戦争でも実戦使用された機体です。
低空での優秀な運動性、頑丈で扱いやすいことなど、実戦兵器として、評価が高かった割りには、空母の廃止などドクトリンの変化で不遇であったかもしれません。
初期のジェット航空機に多い、エリアルール(流線型の中央部にくびれをつくると空気抵抗が減るとされた)を採用した機体は、T字尾翼まで流麗なラインを描き、武骨に見える前からの姿とは異なり、後ろからは、優美な鳥のようにも見える、魅力的な機体です。





ジェットは一部を除いて、プラモデルではあまり作らなかった私ですが、タミヤの1/100ミニジェットシリーズのバッカニアは、ROYAL NAVYの上下ツートーンカラー、いわゆるペンギンカラーのこの機体が好きで、3機編隊分を作ったものでした。

カニの仕合わせ

2012-12-14 21:29:52 | 日記
先日、おつかいものとして、某冬物水産品鍋具材を提供したところ、柞(ひょん)なことから、僅かばかりですが、お相伴に与る事になりました。

〆に拉麺がつくそのカニ鍋は、それはもう殊更に美味く、追加で差し入れた旭ポンズとの相性も、付属のタレよりずっと合う感じで、堪能させていただきました。

鍋では、以前に紹介しましたブタバラハクサイナベもおいしいのですが、関西風の河豚鍋、京風の丸鍋(スッポン)も希少な美味しさがあり、憧れであります。

ガザミ(ワタリガニ)の丸ごとみそ鍋、金谷のすき焼き、カワハギのちり鍋、などなど、思いを巡らすだけで膨大な唾液の分泌が伴い、年末ジャンボ宝くじが当たれば、ひととおり食べようと固く決意して、そういえばガザミは冬には獲れないなぁと要らぬ心配をするのも愉しいのです。

こんな能天気な空想に耽るのも、思いもよらず、カニに巡り会った僥倖からだと思うのです。

しあわせという語は、古くは、ものごとのめぐりあわせ全般を指す語だったそうで、漢字の輸入時に、Happyな意味でのめぐりあわせを「幸せ」、それ以外の全てを含んだめぐり合わせを「仕合わせ」と書くようになったが、その後、Happyでないめぐりあわせを「しあわせ」と云うことが廃れた、と、教わったことがありますが、師走真っ盛りで忙しい昨今、「仕合わせ」がたとえ小さくてもいいから「幸せ」になるよう、美味しいものを食べたいと思う、年の瀬なのです。

ふたご座流星群

2012-12-13 21:56:17 | 双眼鏡 望遠鏡
まぁ、お手軽星空観望推進補完機構を標榜する拙ブログとしては当然なのですが、今夜はふたご座流星群の極大です。
記事のカテゴライズこそ双眼鏡、望遠鏡ですが、実際は視野の限られる双眼鏡は、流星群観望に限っては邪魔ですら有るので、もっぱら肉眼視、もしくはテレコンビノが相棒です。
夜明け前、西の空にふたご座が落ちて行くときが最も条件がよいとされています。

早起きしましょう。

ステルスマーケティング、アンダーカバーマーケティング

2012-12-12 23:34:46 | シロートの戯言
アンダーカバーといえば、ストーンズの懐かしいアルバムが真っ先に思い浮かぶ世代なので、さほど語感そのものに悪いイメージは無いのです。
つい今日の事ですが、手数料ぼったくりの詐欺オークションサイトのステマに30万円の報酬で加担したタレントの事件が話題になっていました。虚偽の事実で誘導するそのやり口は悪質そのものなので、目先のハシタ金に目が眩んだ愚劣な行為ではあるのですが、視野を広げれば、拙ブログやあまたの個人、企業のブログ、その他通販ポータルサイト、口コミサイト、検索サイトも含めて、多数のインターネットサイトがステマと呼ばれてもおかしくありません。
突き詰めると、マスメディアも含め、巨大な数の個人が集散するコミュニティに於いての倫理観の未完成に付け込んだ、商業主義、営利主義の横暴だと思うのですが、以前にも述べたように、数百数千を超える個体群のなかでは、ヒトは充分な社会性を維持するだけの生物的能力がありません。実際にその数量を知覚することができても、その数量に対する振る舞いや処置については、未熟なままと言い換えても良いでしょう。もちろん、そのまま(生物的能力だけ)では、ムラ以上のマスコミュニティに対応できないので、取り決め(慣習や法律などの決まり事)やツール(言葉や文字、書物に通信、宗教や教育)を用いて、富の再生産を行い、発展し続ける機構、組織を作ってきました。民主主義というのもそのツールの一つですが、個人個人が主役であるかのように語られることの多い民主主義は、反面、個人個人の多彩な情緒、衝動、欲求を単純化して集約し、切り捨てることでもあります。ところが、現在のインターネット含むインタラクティブなメディアは、その切り捨てられる部分を拾い出そうとする鬼子のような特質をもっています。コミュニケーションを無謬の善とするヒトの社会に於いて、その発達が民主主義という別のツールを阻害している、本来なら相互扶助すべきツールどうしが、バッティングしている事態だと捉えています。その軋轢に、もう一つの社会性ツール、商業主義が斜めに噛み合った状態が、昨今のステマめいた事象の氾濫なのだと思うのです。
件のタレントの話に即して言えば、高度な社会性をもったミツバチが、蜜の豊富な花のありかをその飛翔ダンスで示すときに、何らかの私的利益のために、虚偽の方角を示すようなダンスをすることはあり得ません。共通の巣という社会のためにならないことは行えない能力があるとも云えます。
拙ブログにおいては、少なくとも蜂や蟻や白蟻に恥ずかしいことはしないつもりでは居りますが、疑念や苦情は歓迎しますし、浅薄なワタシに是非とも多彩なご意見、お考えを賜りたいとも思っています。

勝間光学 WP6×30SB-Dを双眼鏡経験の少ないヒトに使って貰った

2012-12-11 23:22:11 | 双眼鏡 望遠鏡
身近なヒト達には既に観て貰っていますが、なかには半ばメーワクそうだったヒトもおり、ちょっと残念なのでした。
で、今日、ふとした時間に、仕事でおつきあいのある男性に覗いて貰いました。眼鏡不使用者で、若い方です。
第一声が、
「わ、スゴい(ゴツイ、という意味だったらしい)!、またなんでそんなのを持っているんですか?」とのこと。
当然、紳士のたしなみ云々と応え、覗いて貰う、丁度、夕暮れ間近で、帰路を急ぐ鳥たちや、遠くに茜に染まる雲、などなど、双眼鏡の威力が映える時間です。
ササッとピントを20m~無限遠に合わせ、眼幅をやや調整して手渡しました。感嘆の呻きとともに、
「スッゲー、なんですかこれは、ムッチャ見えますね!!」と仰せでしたので、
「いやぁ、倍率は低いほうなんですよ」と謙遜してみせる、数瞬後、
「あ、だからブレが少なくて見やすいんですね」と納得した様子。
どうも”ムッチャ見えますね”には、解像度やコントラストだけでなく、ラフに覗いても安定して見えるという、かつてビデオカメラなどで経験した手ブレが少なかったことにも驚いたらしい。但し、低倍率なのに、遠くのモノがハッキリクッキリ見えるのには、かなり好印象を持った様子。
幾度か辺りを見回して、鳥だ、UFOだ、いや飛行機雲だと騒いでいましたが、茜雲の色合いが綺麗に見える様子にはそう感銘を受けない様子でした。

以上の出来事から、少なくともごくフツーのヒトにも、勝間6×30は覗きやすく、見やすい双眼鏡だけれども、正確な色再現性や、偽色の無さなど細かいところまでは気付かない、加えて、観る対象は、動きの派手なモノを好むのかもしれないと思いました。

休日の愉しみ―音楽鑑賞

2012-12-10 23:13:43 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
ステレオによる音楽鑑賞は、部屋にいながら、音源の録音場所、時間に移動する疑似体験だという考え方があります。
実際、ワンポイントステレオマイクや、バイノーラル録音された音源を、それぞれ良くセッティングされたスピーカー、位相のキッチリしたヘッドフォンで聴くと、歌劇などでも、歌手の移動する動きや、顔の向きまでわかるような音場感が味わます。オンマイクのボーカルで巨大な口が唄っている様な、あり得ない音像とは違います。
先の週末には、それよりもさらに古い技術、モノラル録音の音場感を感じ取れる音源を幾つか聴きました。トスカニーニやフルトヴェングラーのオケ、グールドのピアノです。モノラル録音でも、ホールの残響音や音域ごとの耳(マイク)への到達位相の僅かなズレなどで、オケの配置(奥行き)や、音像の位置(高さ)などは感じ取れます。以前聴いたことのあるオンキョーの広い試聴室では、モノラル録音のトスカニーニの「運命」が、疾走するスピード感が粒だつようなきらめきで再生されて驚いたコトがあります。自宅では音響的にはずっとデッド(反響音が少ない)ので、ライブ(反響音が豊か)な試聴室とは比べものになりませんが、それでもグールドのゴルトベルク変奏曲などは充分に音場感をもって再生されます。
むしろ、グールドの超絶な演奏の凄み、その奥深さが、ステレオ録音より分かり難いぶん、注力して聴くと、何度聞いても飽きが来ないようにすら感じました。
今回使用した再生システムはBOSEの音場型スピーカーなので余計にそう感じるのかもしれませんが、ごくフツーの小型ブックシェルフスピーカーでも、スピーカーを壁から離し、丁寧にセッティングしてあげれば、充分に楽しめると思います。折角、位相再現に極めて優れたデジタル音源が一般的なモノになった時代なのですから、再生楽器としてのスピーカーの活用、つまりは音場感のある音源の疑似立体再生に注目してもいいと思うのです。

普段履きの靴

2012-12-09 18:50:24 | Outdoor
その昔、大阪駅(梅田駅)まで二輪で通ってた頃、ライディングブーツのまま街中を歩いたり、電車に乗ったりするのはためらわれたので、最低限くるぶしを保護するハイカットのトレッキングシューズやワークブーツばかり履いていた時代があり、ナゼか仕事用の革靴以外は、いまでもそのスタイルのままです。
スニーカーに比べると軽快でなく、脱いだり履いたりも面倒なのですが、真夏にサンダルを履く以外はずっと重い靴を愛用してます。
もともと甲高で、プレーントゥの革靴も含め軽快なデザインが合わないのも理由の一つですが、足首までしっかりサポートして履くと、靴全体の形も崩れにくく、足使いというか足運びが適正になるようで、スッとスニーカーを履いてた年代に比べて、歩行関係の足のトラブルも少ないし、靴の寿命もずいぶん長くなったようです。同時に、その丈夫さ故に、何かのアクシデントのときにも、無理が利き、野犬を蹴り飛ばして難を逃れたことがあります。
革靴でもいいモノはソールを貼り替えたりして、20年以上履いた靴もありますが、トレッキングシューズも同様にかなり長く履けます。特にゴアテックスブーティが主流となってからは、濡れずに蒸れにくく快適になりました。
ただ、靴箱に入りにくいのが、ちょっと難点。

CD 声でわかる山野の鳥

2012-12-08 23:39:02 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
鳥の本の記事のなかで、最後に買った新 山野の鳥に対応する、鳥の声のサウンドCDです。
色々と野鳥の鳴き声の図鑑めいたものはでていますが、このCDは、コーラス編、ナレーション編、コーラス編の解説、山野の鳥の声編、クイズで復習編初級、上級と言う内容で、ごく初心者の方にも美しい鳥の声を聴きながら、声による鳥の同定の端緒になる内容で、優れた商品だと思います。
特に収録されている鳥たちのこえが、非常に注意深く典型的な声であるような音源が厳選されていて、企画だけ立ち上げてあとはやっつけ仕事である、同種のCD、DVDに比べ、良く練り上げられた内容になっています。
野鳥の生態、暮らしぶりを覗き見、高らかな歌唱に聞き耳を立てるというのは、ある意味、助平な趣味なのかもしれませんが、家の近くであれ、自然の中であれ、どこにいてもすっと入っていける、安らぎと静かな興奮をもたらす趣味なので、このCD、小さな新山野の鳥の本ともども、お勧めです。
もっとも、やっていることは覗き、横耳行為ですから、謙虚に自分以外のモノ、環境の邪魔をしないという自制は必要です。

700系指向

2012-12-07 23:13:02 | 日記
今日、3時間の打ち合わせのために、新幹線他に7時間以上乗ってきました。

東海道新幹線のダイヤグラムも殆どN700系主体で、喫煙席のないのが当たり前になってきましたが、今日こだわったのが700系の喫煙席。

紫煙をゆっくりと燻らせる時間はやはり貴重なもので、N700系の喫煙ルームで、何か隔離される様な雰囲気のなか、煙草を吸うのとは違います。
吸わないヒトにとって迷惑なのはわかっていますから、分煙されるのは全く意に介さないのですが、あの喫煙ルームはちょっといただけません。
閉塞感有りすぎで、奇異な動物を隔離するようですら有り、心のゆとりを喫煙から得ようとする嗜好には不向きです。
だから往路は700系ひかり、復路は700系のぞみのグリーンといずれも喫煙席重視で電車を選び、忙しい予定に対抗するかのように、車内販売の珈琲とともに喫煙を愉しんできました。

そういえば昼食を摂ったお店も、夜の居酒屋メインな下町のお店で、混雑する昼食時も喫煙可能な珍しいトコロでした。

嫌煙する方からは、百害あって一利なしと唾棄される喫煙習慣ですが、嫌煙プロパガンダに冒された社会の中で肩身の狭い喫煙者は相次ぐ値上げにも耐えているのですから、温かいまなざしで見守って頂きたいモノなのです。

今夜はシーイング良好

2012-12-06 23:39:03 | 双眼鏡 望遠鏡
今夜は関東以西では、軒並み星天の地域が多いようです。
ただ、気流の流れは速いので、天体望遠鏡での高倍率観望には向いてないかもしれません。いわゆるシンチレーションが悪い、という条件です。透明度の高い冬の夜空でおこりやすく、逆に、梅雨の晴れ間のようなぱっと見にはシーイングの良くなさそうなときに意外と良かったりする、くせ者です。
肉眼視や双眼鏡程度の倍率では、微光星、大型の星雲等の観望に支障はありますが、星座、大きめの星団を追うにはさほど問題なく、特にこの時間、天頂付近でひときわ美しく瞬くすばるにはいつものコトながら、忘我の境地に陥りそうなくらい、見蕩れてしまいます。某ラノベによると、蕩れる(とれる)というのは萌えるよりもさらに強い意味があるとのことなのですが、如何せん、この時期に薄着で屋外にて星空を眺めていると、本当に歯の根が合わなくなってきて、振動、ブレて、見辛くなります。これからしばらくは夜の寒さに対抗する装備が星見の重要機材になります。根性も要ります。
なんか修行めいて聞こえますが、いざとなれば窓越しにお気楽星空観望できるのも、また良し、なのです。

ヌカサンマ

2012-12-05 22:50:58 | 脱線して底抜け
美味しいモノの紹介です。
先日、つかいものとして買った某冬物水産品鍋具材とクール便送料抱き合わせで、秋刀魚のぬか漬けを買いました。
北海道民のごちそうとしてテレビで紹介されて以降、ほっけやにしんなど他の魚種も含めて、通販で買えるようになっているので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
なかでも、日帰り漁船での朝とれ生秋刀魚を港に上がった日に漬け込んで、まぶした糠と共に急速冷凍したという、お高めの商品です。
お高いと言っても秋刀魚ですから、そう値の張るものではないのですが、やはり冷凍ものなので送料がバカにならず、例えば、Amazonなどで買える安いパックものなどは、送料のほうが高くつくようになってしまうので、いままで、知ってはいても、手を出せては居ませんでした。
野菜のぬか漬けなどではよく経験しているのですが、取れたての瑞々しい甘みのある大根などのぬか漬けは、その新鮮さ故の旨みが糠と一緒に閉じ込められているような美味しさがあったりします。この糠さんまも同様に鮮度の高い状態から漬けられているおかげなのか、ワタにもくさみが全くなく、脂ののりも上々で、塩加減もほどよく、魚好きにはたまらない味です。

南天の星座

2012-12-04 23:34:11 | 双眼鏡 望遠鏡
日本や欧米各国、その他北半球に住まうヒトには縁の薄い南天の星座達、北天の星座の多くが、メソポタミアの羊飼い達からギリシア神話までをルーツとする、歴史の長いものであるのに対し、南天の星座は、コンパス座、はちぶんぎ座、じょうぎ座など大航海時代以降、バイエルやラカイユなどによって創られた新しい星座が多い(88星座のうちでは)のです。
当然のことですが、古代より、アボリジニやインカの人々にも星を観る文化はありました。彼らは北半球の人々にも増して、取り巻く自然に対して深い造詣を抱いていて、彼ら独自の星座も沢山あったのです。特にインカでは天の川の散らばる星々を遮る黒い暗黒雲の影の形すらも、身近な動物に例えて、天の川に浮かぶ影絵をウズラとかリャマに見立てていました。
ところが、南半球の文化は大航海時代とそれに続く植民地時代に、完膚無きまでに陵辱され、現在の88星座にもほとんど残っていません。南天の星座は、超有名な南十字星をはじめ、北半球よりも良い条件の地域が多いこともあり、それを見たヒトにとって、非常に印象深い星座、記憶に残る美しい星座である場合も多いようです。

そういえばチリのALMA電波望遠鏡(正確には電波干渉計)が、来年より本格稼働しますね。地球の歴史上、最も壮大なこの望遠鏡が見せる、南天の星々のヒミツに期待が膨らみます。将来的には、アタカマ高地の一角に市井の天文ファンにも、宇宙の深淵の一片を感じられ、心ゆくまで南天の星座や星々を眺められるような、そんな施設が出来てくれたら、嬉しいのですが。

SUBARU

2012-12-03 22:39:25 | 脱線して底抜け
星のすばるについては、良く話題にする拙ブログなのですが、今日は富士重工の自動車ブランドであるSUBARUのお話し。
一昨年、三代続けて独逸車に乗ってたワタシが、独逸車以上のボディ剛性を感じて選んだのがSUBARUのクルマです。Cセグメントのクルマとしては後席のヘッドスペースが圧倒的に広く、同時にリアドア周囲の剛性感も、比較したクルマのなかで突出して良好でした。後席のゆとりはDセグやマルチパーパスよりも良好で、ワタシ自身が座る機会はないのですが、ラゲージやエマージェンシースペースに流用したときにも生かされるハズなので、気に入ってるのです。加えて燃費無視の駆動系。昔のように、年間8万キロも乗ってた時代なら、キツイのですが、いまはその一割も乗ってないので、独自のAWDにも惹かれました。実際、大昔のレオーネ4WDバンには暫く乗ったことがあって、バサバサ鳴る水平対向エンジン、フロントに効くサイドブレーキ、直結のパートタイム4WD故のタイトコーナーブレーキング現象など、クセのあるクルマでしたが、かなりタフなクルマであった印象があります。現在のクルマは、水平対向エンジンのクセも少なく、フルタイムAWDなので、操作性も通常のクルマと何ら変わりがないのですが、仕事で乗ってるクルマとは、似たような排気量、車格のクルマでも、豪雨下での高速安定性、横風に対する安定性等、大違いで、安心して走れます。ワタシの居住エリアでは、ノーマルタイヤのままでも不意の雪にもさほど恐れるコト無く走れるのも強みです。ノーズが若干長いのは、昨今のFF車とは異なるので、ヒトによっては慣れが必要かもしれません。購入時にSUBARU独自のフレキシブルタワーバーをフロントストラットタワーに装備してることもあり、ノーズの長さによるワインディングでの回頭性には全く問題が無く、シゴト車も操縦性には定評のあるFFなのですが、それよりハンドリングはずっと良好な反応です。ミニバン、SUV全盛の時代ですが、個人的には、あんな不安定で危なそうな車は苦手です。中央自動車道笹子トンネルの事故でも、一台だけ奇跡的に崩落した天井から抜け出して助かりましたが、あれがスバルのラリー車のベースとなった4WDでなく、ヤワなFF車だったら、抜け出せていなかった可能性もあったのでは、と考えています。

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師走

2012-12-02 22:49:33 | 日記
さて、師走草々、土日出勤にて、ある機器のOHメンテナンスに付き合ってきました。
とは言っても、電化脳のワタシには何も寄与することが出来ない、今回の分野の機器では、淘汰された油圧機構の保全作業です。ワタシ自身、従前から、電動機器への更新を強く進めていた機械(機構)ですが、二日間に渡ってつぶさに観察してみると、良く造られた油圧機器の凄みというか実力を理解することが出来ました。
まず何より、構造が単純な事。強い力のわりに、実際の動作部分は、細い配管とシリンダーのみ、作動音も極く少なく、異常停止(干渉して停止など)しても、その力は油圧系全体に分散されるので、駆動系の一部分に過剰な力が掛かって壊れるようなことがありません。制御は単純です、しかし、スムースな動きをさせるために2~3つのバルブと一つの油圧計、音と動作を見聞きしながら調整し、アナログ油圧計の数値だけでなく、針の上下の速度なども確認しながら、追い込んでいくのは、熟練が必要かと思われます。こういう分野ではデジタル表示の機器が役に立たないことがよく分かります。

今回の機器と同型、同種の油圧機構は、日本でも、ごく僅かしか残ってないそうですが、電動(サーボ)にすることで、遠隔操作管理、集中制御が可能になるとしても、駆動部の損耗では油圧機構のほうが、圧倒的に長寿命、しかも、消耗部品は規格品のシール、ベアリングのみなので、基本構造を理解していれば、理詰めで保全ができそうです。複雑な動作が出来ないのは、致し方ないとはいえ、今回の機器のように、単純動作のみで事足りる箇所には、充分に適しています。
のっけから忙しさを予感させる12月なのですが、熟練の古参技師さんのおかげで、スムースに終わり、平日では考えられないような早い時間に帰宅し、まだ上着すら脱ぐ前の勝負でしたが、サザエさんのチョキに対してグーで勝ちました。