テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

当たり年

2012-12-30 22:45:25 | 双眼鏡 望遠鏡
今年は結構天文現象の当たり年で、金環日食、金星の太陽面横断、幾つかの流星群、七夕の夜半から星天になったこと、そして昨年12/10の皆既月食を加えて、かなり賑わった感じです。
私も時を同じくして、幾つかの星空観望機器を手に入れ、それらの天文現象に充分浸ることが出来、拙ブログでも、星空観望のお勧めを連載し、僅かにですが、盛り上げようとしました。
双眼鏡で観る星空は、確かに、昼間の風景に比べると、あまり情報量が少なくシンプルな輝点のならびにしか過ぎませんが、繰り返しお伝えするように、例えば、すばるなどの星団、天の川など、煌めく美しさに満ちています。
また、望遠鏡で拡大してやっと見える、土星の輪や木星の縞模様は、あまたの天体写真の迫力のまえには、みすぼらしくさえありますが、一番違うのは、望遠鏡でみる惑星とのあいだには、空間以外になにもなく、地球の自転によって刻々と位置が変わるダイナミックな実物であると云うことです。
もちろんいつでもどこでも楽しめるワケではない星空観望ですが、ちょっと夜更けに晴れているとき、或いは暗いうちに目が覚めてしまったときなど、ちょこっと双眼鏡を持ち出して、星空を眺め、肉眼で見るよりずっとずっと多くの星々のきらめきを見ていただきたい、そんな思いで幾つかの双眼鏡を紹介してきました。振り返ってみれば、安価な機種中心で、コアな双眼狂の方々や、天文マニアさんには、鼻で笑われるかもしれないのですが、小さなきっかけからでもいいから、星見に興味を持って頂きたいと願う一年でした。
コメント (1)
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