テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

SkyMaster? Wooops,SUBARU Meister!!

2012-01-31 23:31:02 | 双眼鏡 望遠鏡
今日は久しぶりの雲のない夜でした。
例によって、星見機材お手軽隊の出番です。

宵のうち、空が暗く落ちるとともにM31(アンドロメダ)探しです。

ま、大都会の光害地なのでこんな感じにしか見えません。
中心部の光芒がうすぼんやりと判別でき、周りの大きく広がる”星雲”は判りづらく、かなり目を慣らしましたが、ま、コンナモンカナ?って程度。

しばらくして、すばる、オリオンがイイ位置にキタので、凝視しました。
そして、SkyMaster15×70で観るすばるは、美しい。
視野の中央の良像範囲にすっぽりとすばる全体が収まり、いつまでも眺めていたくなります。
天体写真は、長時間露光や複数画像からの再構成で、眼視より何倍も明るく星を捉えることが出来、微光星や星雲には絶大な効果を発揮しますが、すばるの場合、肉眼でも見える6つ位の明るい星が写真では大きな光点になりすぎている場合が多いので、ワタクシ的には、双眼鏡で観る、きりっと締まった点像の並びのすばるが、この上なく美しいと感じます。
7~8倍程度の双眼鏡では迫力不足で、12~20倍くらいが迫力もあり、全体を捉えることができ、もっとも魅力を感じます。
超広角の双眼望遠鏡ならもう少し高い倍率で、さらに息をのむようなすばるが見えるでしょうが、いかんせん高価すぎ(クルマがかえそうなくらい)で、果てぬ夢なのです。

テレコンビノで観る星座も、きょうはちょうどイイ具合で、ひとつひとつ追いながら、宇宙を旅する気分でした。

倫敦の寿司

2012-01-30 21:36:51 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
・・屋さんを映画で観てきた。
絵、とはいえ、まことにカラフルで、ブリリアントなお寿司達と回転する灯籠のような提灯照明の下にぶら下がった、あかいおとと(もちろん一緒に回っている)、がやたらと印象に残っています。
ゴカイマネキ回避の為に云っておきますと、お付き合いで、運転手兼財布として、ワタシの懐の深い理解力を発揮して来たのに過ぎません。

もっとも、愛着のあるキャラクターは居て、
キングオブいもうと、無類のサポート能力と理解力と包容力を高次元で併せもつ、菩薩の顕現のようなキャラ、憂さまであります。
世の中の23%くらいが憂さまのようであったら、世界は平和、慈愛にあふれた人類社会が実現すること間違いなし、なのです。

ハナシはかわって、映画料金が世界一高いと云われる日本ですが、もっと高いのが、飲食物持込禁止の映画館にあって暴利を貪りつくしている売店、ポップコーンやら、コーラやら、ぽてとやら、チュロスやら、を超高嶺で売り付けている悪徳機関であります。
まともなコーヒーならたとえ紙コップでも一杯350円してもおかしくないと思うのですが、コーラとポップコーンのセットが750円なんて、公取委が摘発しないのがフシギです。
日本語を解し、アニメ文化に非常の造詣の深いガイコクジン(オタクガイジン)でも、上記のドリンク&フードの価格には全身全霊で抵抗するといいます。何故、排斥運動や焼き討ちが起こらないのか、一揆という日本の伝統文化は無くなってしまったのか、と憤慨しておられます。
まさに印度人も吃驚!です。


古式ゆかしいオチですみません

究極超人あ~る

2012-01-29 16:48:58 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
納戸の古い段ボール箱を整理(っつーか、探しモノ)しておりましたら、9巻揃って見つけちゃったので、当然、読みふけってしまいました。
春風高校光画部(いわゆる写真部)にやってきたアンドロイド、R・田中一郎を取り巻く奇矯な人物絵巻です。
25年前のコミックなので、時代背景もそれなりに古く、ケータイが無く、国鉄が走り、F-1とF3が写真機のフラッグシップであり、セミドロップハンドルの自転車が登場します。当時のことを懐かしく思い出していたら、♥ CHICK・A・BOON・BOON TIGER FEET -どうせ私は綺麗です♪(県立地球防衛軍)、戦え!!イクサー1などの柿沢美貴さんの歌がなぜかアタマの中によみがえりました。
音源はもう持ってないので、いろいろと調べてみると、柿沢さんって今は社長業されておられるようで、時の経過をいみじくも感じながら、笑ってコミックを読み続けたのであります。

Celestron SkyMaster 15x70

2012-01-28 21:04:37 | 双眼鏡 望遠鏡

廉価な大型双眼鏡です。

General Features
15x magnification porro prism binocular
Large 70 mm objective lens offers maximum image brightness in low-light and long-range conditions
Ultra sharp focus across the field of view
Multi-Coated optics for sharp, clear views
Suitable for terrestrial or astronomical viewing
Protective rubber covering for ultra-firm grip
Large center focus knob for easy focusing
Tripod adapter included
Long eye relief ideal for eyeglass wearers
Carrying case included for travel and safe storage
No Fault Warranty provides best protection and product support on the market

最短合焦距離13mなので、遠距離観望に特化しており、手持ちで使うのはキビシイので、上記英文説明にもあるように三脚アダプターが付いています。ただ、樹脂製のため、左右の微振動が発生しますので、出来れば、堅牢なビノホルダーを別途用意したほうがイイです。

ワタシは写真のアルミ製フリーストップタイプをヤフオクで入手して使用していますが、非常に使い勝手がイイのです。
通常の双眼鏡用フリーストップはフォークマウント式になるのですが、これは70mm対物のポロタイプ専用(別に60mm用もあります)で、バランス、サイズ、材質、機能、よく考えられており、簡易な構造を実現しています。
雲台(ハスキー3D)のパンと併せ、かなりの精度で上下、左右でフリーストップが実現していますので星空散歩に最適なのです。

500ペットほうじ茶

2012-01-27 22:06:18 | 日記


東海道新幹線構内でよく売っている、トーインの製品です。
キオスクはじめとする親分(JR東海)のシマの中でだけ、まさに数の暴力で、それらを選ばざるを得ないほど大量に陳列され、内弁慶の極みであります。
こういう寡占状態を利用した販売方法は消費者の嗜好を著しく制限するモノであり、うんたらかんたら、、、、、、






でも、ほうじ茶はスキ。

東京湾

2012-01-26 21:43:16 | 双眼鏡 望遠鏡
ヨコハマの金沢区の海岸より、すかっと見通しの良い東京湾を双眼鏡で観望しました。
何度も来た場所ですが、きょうは特に澄んだ視界だったので、行き交う船も鮮やかに、観望日和でありました。

風の塔こと、川崎人工島です。
シマパンフェチの竹の切り株コンビなのかもしれません。
間近に見る機会はあまりないので、いまひとつ大きさが分かり難いですが、高さ90mある巨大なブッタイです。
いずれ竹取の巨大翁によって、玉のようなサイコガンダムが、ここから取り出されるに違いなく、ココを舞台にしたフォウ・ムラサメの怨霊怪譚スペクタクルも期待充分です。
冗談抜きに、こういうモニュメントは是非あちこちにもにゅもにゅと発生して欲しいもので、水玉模様の Polka Dot Spire の顕現を特に希望。

2012-01-25 20:47:07 | 日記
本日は日陰にはまだまだ積雪が残り、リモワのキャリートランクを曳くと、ラッセル状態になるようなそんな関東地方でございました。雪中のリブ付きトランクは、東部戦線Ju-52のようで、親しみのあるりりしさでありましたので、リリー・マルレーンなど口ずさみながら、時東ぁみふうの女性にちらりと視線をやり、一緒の駅に向かい、同じ電車の同じ車両に乗った奇遇さなどにイササカのエニシなど感じつつ、冬らしからぬ陽光にほかほかと眠気を誘われ、乗り過ごしそうになったのは、かなりのヒミツです。

寒波

2012-01-24 22:36:54 | 日記
寒波らしい
明日、遠征なので、チョット戦々恐々
今回は、道のりが普段より長く、対応するシチュエーションも豊富なので、装備品も多い
しかも、第一義的対象に複数トラブル発生、軍資金不足(!)

準備完了せずの継続案件もあるし、いつにもまして気が重いのです
開き直って惚けてしまおうかとも画策するも、莫迦みたい(新井素子風)に悪い連絡だけはたくさんやってきますし、押しつけられるのには辟易

ま、帰ってきたら愉しみもあるので、それだけをよすがに耐えよう

愚痴っぽくてすみません、相当プレッシャーかかってます
こういうときは、いそがしさにかまけることなく、しっかり食べよう、おいしいものを食べようというのがスタンス
いきものの本来の欲求を満たしておけば、なにかしらうまくいくこともあるだろうという目算なのです
で、グルメ情報をいろいろ検索中



昼間の星

2012-01-23 21:34:25 | 双眼鏡 望遠鏡
明るい日中でも月が見える場合があるのはご存じだと思う。
史上もっとも強烈な光害の原因である太陽がでていても、明るい星なら見えるのであります。
月とまではいかないまでも同様に明るい星(主に太陽系内の惑星)は日中の青空でも、ウスボンヤリとその光を視認できます。
青空を背景に僅かに白んでいるだけなので、どこに対象の星があるか知っていないと、なかなか見つけることは出来ませんが、星は太陽がカンカンに照っていようとも、雲が厚く空を覆っていても、そこにあるのです

ちょうど明日の1/24でしたら、太陽が南中する時間に、東の空に木星が昇ります、12時50分頃、真東の空、仰角20°近辺に木星は浮かんでいます。
双眼鏡などで丹念に探せば見つかるはずです。
木星が見つかれば、金星。木星と太陽を結ぶ線上の昼間やや上に、もしかしたら木星より見やすい明るさで見えるはずなのです。
同様なことを考えた先達はいらっしゃって、日中の木星の写真まで撮影しておられます。


ただ、厳重注意なのが、双眼鏡で太陽を見ないこと、肉眼で見る場合より数倍から十数倍の光線で、目玉焼き、になってしまいます。サニーサイドアップのフライドエッグです。

今年は5月21日に金環食が見られます。その際に、太陽に近い火星や水星も見られるハズ?です。

一旦アップした記事を諸般の事情により取り下げました、努々ご不興を買うつもりではありませぬ故ご容赦を

2012-01-22 20:17:05 | 日記
タイトル通り、本来のこのブログのスタンスに沿った記事を一旦書きましたが、その後、チョットマテ、な事象が発生し、こうして、お詫びをしております。
多少の間だったので、見られた方も少ないと思いますので、影響も少ないかと思いますし、見てはいないけど気になる方、見られた方ともども、夢みたいなものと思って、忘れて下さい。

夢、は憶えているとき、ボンヤリとしか思い出せないとき、夢を見ている時の感情の起伏は憶えているのに、内容を思い出せないとき(夢を見ていたのに、まったく思い出せない)、いろいろな経験があります。

少年時代、夢を、憶えている覚醒直後に、書き控えたり、記憶として整理したりして、すくなくとも、覚醒直前に見た夢を、スクラップしていたことがあります。理由は幼少時に繰り返し見た夢、3パターンぐらいあるのですが、その繰り返し見ていた夢を、最近見ないなぁと感じ、どう変わったかなんて調べるつもりでした。
元々、色つきの非常にストーリー豊かな夢を見る方で、例えば、映画やドキュメンタリー、実体験含め、記憶に残るもっともスペクタクルな映像は、と云われれば、ワタシの場合、「ナミダガラス」と名付けたある夢を挙げるしかありません。スクリーン、絵画、プリントはもとより、実体験の視覚の記憶ですら凌駕する鮮烈な映像としての記憶があります。あれを超えるとすれば、例えば太陽のプロミネンスの中にでも入って、自分の目で見回せば、さらにスペクタクルな光景を経験できるかもしれません。
もともと、書籍の内容を、文章(ことば)としてでなく、活字の並び、段組含めて、その内容が書かれているページの映像記憶で憶えている場合がしばしばあるので、例えば、雑誌の記事で、何らかの対象のスペックをまとめた表があり初読したときにはその内容まで確認しておらず、後になってその表のを再度探そうとして雑誌を手に取ったとき、ワタシの場合、見開いた左右どちらかのページの上下どちらか、加えて図版や広告枠がその表とともにあったかどうかをチェックして探すので、かなり探すのがラクです。
以前の記事で書いた、マッケンの夢の丘のなかのエピソードも見開いたどちらのページの大体何行目ぐらいにあったかを憶えています。

何故に夢のハナシになったかは、取り下げた記事と関係はなく、努々(ゆめゆめ)ハナシをごまかそうとしたわけでもありません。

Manfurotto 055XPROB + Quick-Set ハスキー3Dヘッド + プロワークチェア PW-600S

2012-01-21 23:07:52 | 双眼鏡 望遠鏡
通常、大口径、高倍率の双眼鏡は三脚など支持する道具を使うか、持ち手や双眼鏡本体をどこか(クルマの屋根、枝)にあてて、手ぶれや重さを緩和する。
防振双眼鏡は手ぶれには有効ですが、却って重くなります。
星見の場合、ほとんど、上空を見上げるので、以前にも記事にしたように、高さのある保持具が必要です。
双眼鏡の機動性を損なわないために、一脚を使う場合が多いのですが
星団などをじっくり見たい場合は三脚を使います。ただ、実際やってみれば分かるのですが、天頂付近を双眼鏡+三脚で観望するのは、結構ムツカシイもので、身体が三脚に干渉したり、なにより首がかなりツライのです。
というわけで椅子を併用するのですが、まずこの状態

055PROXBの手前二本の脚を一段広く開脚して、脚のあいだに椅子を入れます。座面の高さは中ぐらい。背もたれの傾斜のおかげで、70°くらいまでは、けっこうラクに見ることが出来ます。

ほぼ天頂を見る場合は、この状態。

センターポールを水平にして、脚はさっきと逆に前側を一段大きく開き、座面を低くして、あさく座り、座面のスイング機構(前下がりに傾く)でより身体を倒して、完全に天頂を観望できます。
他の三脚、GITZOのエクスプローラーやバンガードの一部の機種では、さらにセンターポールを任意の角度にできるので、より使いやすい感じがしますし、
もっと特化した

上図のような星見用のパンタグラフ式の双眼鏡用スイングアームも作られています。

ただ、首の角度を緩やかにしてラクにしてくれるのは、椅子の機能に依るところが大きいので、さらに快適そうなリクライニングチェアや、コット(寝台)+ピローなどを物色中です。

総選挙

2012-01-20 23:02:48 | 脱線して底抜け
といっても、歴代カップヌードル復活総選挙のコトで、昨年夏ごろ挙行されており、第一位の「天そば」がやっと店頭に並びだした。
当初、オリジンの醤油味、天そば、カレーと3種類発売され、しょうゆ、カレーは脈々と係累とともに存続してきたが、天そばは消息を絶っていた。

その昔、夏休み中など、クラブ活動をしていたおり、食堂は閉まっているので、自販機のカップヌードル、若しくはランニング中の、うどん屋(すうどん130円)が主食であった。
自販機のカップヌードルは、プラスチックのフォークしか供されないので、天そばはどことなくミスマッチだったが、後味の素直さから、好んで食べるヤツもそれなりに居た。

ともかく、早速購入した。ちょっと前から再発売されていた、ブタホタテドリ、も一緒に。まあ、思い出の中の味ほど洗練されては居なかったが、もう一回買おう♪と感じている。
カップ麺で是非とももう一度、復刻して欲しいのは、”好(ハオ)”という、中国野菜ヌードルであります。
チンゲンサイが市井の八百屋さんでまだ珍しかった頃、このハオに入っていたチンゲンサイとパイタンスープの組み合わせには、痺れました。
結構好きだったのですが、販売期間はそう長くはなく、釣行で遠征した先で、このハオが入った自販機を見つけたときは、まとめ買いして帰った記憶があります。
飲料の梅麗露(メイリールー、Asahi)とともに、「天そば」に続き、再び味わってみたいモノです。

33 1/3、45、78。

2012-01-19 23:45:17 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
記事タイトルの数字を見て、何のことか分からない、あるいは78?って何?
と思わなかったヒトは、間違いなく中年です。
因みにアナログレコードの回転数(毎分)の規格で、78って云うのは、SP盤(StandardPlay)の回転数でありまして、ワタシも対応プレーヤーは使ってましたが、実際にSP盤を掛けて愉しんだことはありません。
4チャンネルステレオのセット(Lo-D)はあって、ほんの一時期の間でしたが、対応のレコードを面白がって掛けてました。

先日、ウチのターンテーブル(アナログプレーヤー)が不調だという話をしましたが、いろいろ調べてみると、中共ではまだまだアナログプレーヤーが生産されてるみたいで、何故?と疑問形です。

CDやMP-3、AAC、WMAの時代になって、ずっと忘れていましたが、ワウフラッター、セパレーション、スクラッチノイズあるいはヒスノイズ、これらの低減や向上のために数万~数十万円を投資せざるを得なかった時代のまっただ中、アタリマエに感じていた倍音成分のトランジェント、は、逆に今の時代になって、なかなか感じることが出来なくなってしまいました。
音楽をイヤホンで聴くのがデファクトスタンダードの昨今、重低音、というこれも多大な投資が必要だった音楽の骨盤すらも体験したことのない世代のヒトが沢山いるようです。
物量が必要な低域再生に較べると、倍音等、音の艶、色気は、たとえば、アップルロスレスやSACD等でカイゼン出来ているので、デジタル記録媒体の高密度化が高速で進む昨今、もっと追求して欲しくもあります。
映像メディアがDVDからブルーレイに移行したように、音楽メディアがCDからDVDに移行しないのは何故?と思っています。
SP以前の時代、クラシックの楽曲を再生するため、SP盤が何枚も入ったブックレット形式が由来である、”アルバム”ですから、音にコダワリ、良いモノを提供する音楽家がいてもいいんじゃないかと感じます。

捏造の科学史

2012-01-18 21:02:32 | 脱線して底抜け
大仰すぎる記事タイトルで、すみません。

天文写真は、長時間、多重露出、画像合成、補正等の処理で肉眼で見るよりずっと鮮烈な星像を提供してくれ、見ているだけで愉しいモノなのですが、宮城隆史某なる輩の盗作、盗用問題は、有名天文雑誌にも数多く採用されていたことから、大きな問題となりました。個人的には、唾棄すべき行為で憤慨したのを憶えています。

ファン・ウソクによるヒト胚性幹細胞捏造事件は、上記と同様な盗用、捏造画像を用い、国家的にグルになり、先進の研究成果を得たと発表することで、数多くの科学専門誌が騙されたトンデモナイ事件で、本気でノーベル賞を狙っていたと云いますから、開いた口がふさがらない、個人的には、見たくもない出来事でした。

ゴッドハンド藤村による旧石器捏造事件も、個人的には無かったことにしたい、目を背けたくなる事件です。その影響は考古学の分野であまりにも大きく、この分野の学究は壊滅的な打撃を受けました。

ラヴクラフトの時代にはまだ信じられていたピルトダウン人は、実に40年近くに渡って科学を欺き続け、巧妙なその手口は、その後の幾多の捏造化石事件(愉快犯的なものも含む)に影響を及ぼしています。

あらためて思い出してみると同様な事例は枚挙にいとまが無く、ダークサイドに堕ちた人々の多さには、めげてしまいます。

承前ーテレコンビノ

2012-01-17 23:13:19 | 双眼鏡 望遠鏡
昨日、星見用のワイドビノにかこつけて、テレコンビノのお話しをしましたが、その続きです。

テレコンビノ、で検索すれば、一時期、プチ流行した、様々の作例や見え具合についての紹介が、天文関係のWebでかなり見つかると思います。

ワイドビノについては、星見用としては好適なものの、昼間の双眼鏡的用途では、歪みや収差(コマ収差、色収差)が気になり、使っていられないという感想もあります。
テレコンビノは、写真機用のレンズ(ワタシのはニコン製)なので、色収差についてはかなり抑えられており、コマ収差についても、設計通り、接眼側の中心を垂直に覗けば、つまりレンズと眼球の光軸をある程度合わせたなら、最辺縁部に多少生じる程度で、昼間の双眼鏡用途でも、クリアに、肉眼より明るく見え、目が良くなったような錯覚をおぼえます。
光軸を外すと、光学機器らしいシビアさで、コマ収差、糸巻き歪みが目立ちます。直方体のマンション、ビル等で視界中央が収縮、辺縁が拡大するように歪んで見え、長時間見続けるとアタマが痛くなります(因みにこの頭痛、合わない眼鏡を掛けたときにも共通する痛みなのですが、脳が視覚を構成する際、視覚による記憶と合わない画像とのギャップにストレスを起こしているためで、視覚記憶のないヒト、以前にも述べた、先天性の全盲で、成長後に医療措置で視覚を獲得したヒトには、このような頭痛が起こりにくいと云われています)。
眼幅を自分用に固定し、持ちやすいよう工夫したワタシのテレコンビノは、さっと最適な位置に構えることができるので、例えばクルマの助手席でずっと見続けていても、違和感なく、まさにビッグ・アイで窓の外を見続ける事が出来ます。