テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

5月31日

2012-05-31 22:35:54 | 日記
個人的に今日は、記念日なのです。

何の記念なのかは、たいした話でもないので、明らかにしませんが、Wikiで5月31日を参照してみると、いろんな記念日や誕生日や忌日、行事の日であることが分かります。

結構、興趣深く見ていて、俳優のコリン・ファレルや、ストパンのニッカ・エドワーディン・カタヤイネンの誕生日(もちろんモデルとなった実際のニルス・カタヤイネンもそう)であることも知りまして、これからは、ワタシのメモリアルデイである5月31日に、ジョン・ボーナム(1948-5-31生)がコブシでドラムを叩く姿の追想とともに

ストパンのカタヤイネンの姿を想いだすようになるかな、と感じた次第。

そういえば、コリン・ファレルも、いま進行中のトータル・リコール新作以外に、以前拙ブログでも紹介した、アキヴァ・ゴールズマンの「ウィンターズテイル」の主人公のピーター・レイク役として、オファー受けてる見たいで、ハマリ役じゃないのぉ~なんて思ってます。

日付ごとのWikiオススメの巻でした。

シロートの戯言 その3

2012-05-30 23:23:49 | シロートの戯言
原発、生活保護、年金、教育、公務員、その他いびつなゆがみが経済成長の鈍化に伴い、お金で糊塗しきれなくなって顕わになったのも旧い話なのかもしれません。
ワタシはひとつどうしても譲れない感覚があって、市民運動とか、集団活動とか、所謂ヒダリマキのヒトやミギマキのヒトたちが行う様々な生産とはほど遠いいろんなコトが、負の連鎖に見え、仕方ない。

右上がりでないと安寧すら保てない資本主義社会にあって、正統なカウンターバランスではないこれらの事柄は目に触れるに付け疑心暗鬼を呼び起こすように思います。

性善説を信じ、ヒトのエゴを嫌い、寛容を敬い、寡黙を旨とする、グローバルな資本主義に疑念を差し挟む者、そんな風になってきている自分を恥じらってしまいます。

シロートの戯言 その2

2012-05-29 23:53:31 | シロートの戯言
よく高レベル核廃棄物の処理方法なんて、まだないと云われます。
核分裂反応などから生じる、放射性同位元素の半減期は数秒のものから数億年のものまで様々ですから、処理法がないのは、端からアタリマエのコトです。

また逆説的なトンデモ論ですが、封印固化したガラスを数十年以上熱くし、物理的に生物に火傷などの障害を及ぼすような高レベル廃棄物は、さほど怖いモノではありません。ようは近づかなければいいのですから。またそのような高レベル廃棄物は極例外的なモノをのぞいて、殆どが分子量の大きい、重い元素からなります。本当に怖いのは希薄に拡散しやすく、広い範囲、数多くの対象に被爆させうる中~低レベル廃棄物だと考えます。ただ、そのような比較的弱い放射線ですら遺伝子を傷つけ、ガンの原因になったり、正常な生殖機能を損なったりするとはいえ、宇宙線やレントゲンやラジウム温泉等と共存できるそのヒトの免疫機能は、人為的に高めることが可能なはずです。遺伝子の修復を完全に近くする酵素かもしれませんし、遺伝子にエラーの起きた細胞を除去する免疫系を補完するナノマシンかもしれません。いずれにせよ、ガンの治癒療法と密接に相関しながら、遺伝子の異常や奇形はいずれヒトの疾病の原因からは消え去るはずです。
高レベル廃棄物はガラスとカーボンのキャニスターに詰めて、軌道カタパルトでラグランジュ点へ打ち込む、若しくは軌道エレベータで上げた後、木星の重力カタパルトで壮大なスイングバイをさせ外宇宙という深遠なるゴミ箱に捨てるなどが考えられます。

コスト? カイゼンにつぐカイゼンでバスチケット並みにしましょう。

被災者の人が見ていたら・・・

2012-05-28 23:22:30 | 脱線して底抜け
今日にかけて、原子力災害の当事者である、枝野、菅直人などが調査委員会にて、答弁していた。

原発政策を推し進めていた国が悪い? ・・頭の悪さと、最低の人格に反吐がでる。

昨年5月に稼働40年を迎えようとしていた、福島第一に、40年経過後も大手を振って稼働できる根拠を与えたのは民主党だし、原発比率を45%まで高めようというプランを提示したのは菅政権だった。

それに加え、そもそも国が悪いなんて答弁、誰も求めていない。ただ、責任逃れのイイワケに過ぎない。それを、さも自分の責任が軽減されるかのように言い放つ菅の姿、真実を詳らかにしそうもない、枝野他、保身に躍起になって詭弁を弄している様子が、被災者の目にどう映るか、分からないのだろうか。

意外と政治の変化の大きな潮流は、東北から起きるかもしれないと思う。
中央政界や統治機構が失った被災者の方達からの信頼、それに伴う不満を、どういった勢力、出来事が、昇華してあげられるのか、もし被爆の影響が出始めたら、被害者の怨嗟に耐えうるのは何なのか、疑念は重くのしかかる。

アグネス・アルガー

2012-05-27 23:04:14 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
ギャビン・ライアルのマクシム少佐シリーズに登場する、女性諜報機関員であります。
非常にシニカルな振る舞いをする、30代の女性で、陸軍将校の意義を問われて、「馬術競技」と反射的に言い放ち、・・ぶたれるかも、と後悔してしまう様子は、いまで云う、ツンデレの元祖なのかもしれません。
調査対象を脅して情報を得るために、カラダを使うことを厭わず、さりながら、妻をテロで失っているハリイ・マクシムと最初に寝たとき、うまくいかずに人知れず悔やむすがたには、普段見せない女の感情が露わになります。
家柄のイイお嬢さん育ちなのですが、野卑た科白を言い放ち、拳銃の扱いと車の運転に優れ、女性にしては寡黙でもあります。ライアルの他の作品の女性とは違い、古典的なところはあまり感じられず、性格的な深みはかなりなモノです。

ライアルの小説の登場人物の殆どに云えることですが、この深みを表現しきれるのは小説以外には無いように感じられ、映像化されたら、さほど面白みはないが、とんでもない萌えキャラになってしまうような気がしています。

他の作品の登場人物名(特に女性)は、思いだすのも危ういのに、このアグネス・アルガーだけは語感の良さも相まって、時折脳裏に浮かび、密かに反芻する、そんな感じなのです。

ブルブル

2012-05-26 21:45:54 | 電器屋さんなどで売ってるモノ
以前にもちらっと書きましたが、普段使いには、casioのGW-400というソーラー電波を便利に使っています。G-SHOCKマニアさんではないので、コダワリは無いのですが、タイドグラフ、しょぼいムーンフェイズ、温度計機能、そしてなによりバイブレーションアラーム、タイマーが便利で秀逸な機能。
アラーム音の代わりに手首へのバイブレーションで、設定時刻、時報、タイマーを知らせてくれる機能なのですが、仕事にも普段の生活にもよく使ってます。
特に17分間隔で一日中なんども計時しなければならない業務の場合に、従来はストップウォッチや時計を何度も見たり、タイマーのアラーム音(小さすぎると聞き逃す場合があるし、大きすぎると周囲に気を遣うので、音を停める動作が必要)を頼りにしてましたが、この時計のヨットタイマー機能は1分前、30秒前、テンカウントを振動で伝えてくれ、計時中他のことをしていても、スムーズに計時後に必要な所作に移れます。

不遇の原子力、ワタシは可哀想とすら思う

2012-05-25 18:55:57 | 脱線して底抜け
フクシマの甚大な原子力発電所災害を鑑みるに、日本において原発は危険なエネルギー源だと云うことに、なりました。

原発安全神話という虚構が崩壊したのは間違いないのですが、神話を作るために一生懸命で、本質的な安全がなおざりにされてきたことが、フクシマの遠因であり、隅々に強大な根を張った原発村と、その根の一部でしかない原発反対派を気取る果てしないバカ者である管の、取り返しの付かないエゴまみれの行動、施策が事態をより悪化させたことは間違いないのに、今なお、不毛な議論が続いています。

原子力を科学技術の一環として捉えるなら、答えは簡単です。もっと安全にすればいい、よりフールプルーフにすればいい、万一の事故の時に被害を最小にする準備を怠らなければいいのです。

ただ、コスト、経済的思惑や、反対派(原水禁、原水協)の活動により、オープンでソフィスティケートされた技術の更新が滞り、事故対策を検討することすら許されない膠着状態が産まれ、喩えるなら、改善や修理さえ許されないまま廃船(船体のみは”みらい”に改装)となった「むつ」の二の舞、日本中の原発が、そんな末路に陥りそうな趨勢だと思います。

純粋に理性的であるなら、過去の原子力政策、反原発運動の全てが金儲けの道具のひとつとして堕落させられていたことを認め、人に奉仕する技術の礎のみに基づく方策を建てなければ、フクシマからの回復はあり得ず、日本いうクニのもっとも大事にすべき技術のうち、原子力関連のものは衰退するままになってしまいます。

ローティーンの頃、貪るように読んだ本の中で、核物理学者たちの伝記、研究に関する本は、ワタシに非常に大きな影響を与えています。日本というくくりのなかでも、長岡や、もちろん湯川、朝永、南部などの素粒子物理学は、その高い蓋然性故に、物事のコトワリから宇宙の生成、エネルギーに至るまで、大きな影響を及ぼしてきました。たとえ、経済的には、ワリが合わないほど高度な技術、設備を要することになっても、安全な原子のともしびは日本から消してはならない大切なモノだと思います。根幹技術のひとつであり、発電はその僅かなオマケにしか過ぎないモノなのです



連載:星空観望のお勧め 05

2012-05-24 20:06:24 | 連載:星空観望のお勧め
前回までは星空観望の、主にTPO的な事柄についてお話ししました。
これからはTool&Techniqueに関しての話題を暫く続けます。
ヒトの目の光学的な機能はさほど優秀なモノではありません。盛大に歪み、収差があり、解像度不足です。
網膜上に投影された映像情報は脳が補正、強調、切り捨てすることで、比類ない性能を発揮しています。

星空観望では、暗く小さく微かな光点を見きわめることが主になってくるのですが、虹彩の光量調節機能、と、網膜の視細胞の桿体の働きが重要になります。暗いところに目が慣れる”暗順応”には、30分から一時間が必要です。

自宅からのお手軽観望でも、遠征地での本格観望でも、充分に暗順応した目とそうでない目では、見える星空がかなり違ってきます。特に、自宅や、都会の光害地近隣での観望では、より深く暗順応し、またその状態を損なわずに維持することが、星空観望の成果をかなり左右します。視界の端の街灯や道路の照明、車やバイクのヘッドランプを直接見ないことが重要です。
また、星図を見たり、機器を調整したり、諸々の作業をする場合、暗順応を損ないにくい赤い照明を使う必要があります、必須ツールのひとつ、赤い懐中電灯です。映画館や、プラネタリウムの足下の補助照明に使ってあったりもする赤い照明ですが、あまり明るい必要は無くて、赤い砲弾LEDや、赤いセロファンで覆った通常の懐中電灯、ヘッドライトでもOKで、暗く光量を絞れる機能があれば尚更使いやすいと思います。いまワタシが画策しているのは、光害地で、周囲の様々な強めの光源の影響を排除できるよう、赤いクリヤーの保護メガネを自作して、利用することです。また、着色していない視界が必要な観測機器をのぞく際には、ツノ型の見口や、冠布を使って、余計な光を目に入れないようにすると、これも一層効果的です。

要は、TPOの如何にかかわらず、充分に暗闇になれた目そのものが、一番必要なツールだと云うことなのです。


誤り

2012-05-23 23:45:24 | 脱線して底抜け
ワタシが誤りだと思い始めた事柄に資本主義と民主主義の今の形態があります。

100年以上前の封建社会において、重い租税や厳しい身分制度、社会的な不安や、疾病への恐怖に苦しめられているヒトに対し、現代人は憐憫の情をもつコトがある。
貧しく厳しい暮らしの中で簡単にヒトが傷つけられ殺され、伝染病でばたばたと死んでいく。そんな様子に優越感を持って、情けを掛ける場合がある。

昔、子どもながらに、数百年先のヒトからみれば、現代の自分たちも、重い枷をはめられた哀れなヒトに見えるのかもしれないと考えたとき、そのような傲慢さを思い知った。
当然、ワタシごときが思い知るまでもなく、カウンター概念として社会主義、共産主義は湧き上がりながらも、すでに敗色濃厚な時代であって、その後、非常に悪い後遺症を民主主義、資本主義に与えながら、ケロイドのような矛盾をまき散らしつつ、社会、共産主義とも、遺物にしか過ぎなくなった。
(日本を唯一成功した共産主義の一形態だと揶揄するむきもありますが、喩えとしてすらおかしいと思う)

全地球的な即時的コミュニケーションの発達が、資本主義にグローバリズムといういびつな怪物を味方として与え、民主主義の価値観の敷衍こそが、その怪物の毒性を緩和してしまい、車の両輪のように、ひたすらに、違っているかもしれない道を猛進していく。100年前より何もかも進歩しているはずの現代社会において、未だに食や健康に満たされない貧困があることや、自らの命をストップしてしまう先進社会に蔓延る病理に、殊更に不安を感じないことこそ、資本主義民主主義の負の効果そのものだと思います。

この数十年、ヒトの社会の形態は、ものすごく大きな変化をはち切れんばかりに内包させながらも、少なくとも外面的には、さほど変わることができずに来ました。情報、伝達の極端な過剰とでも呼びたい現状の弊害こそ糾弾されるべきだと思うのですが、自らもどっぷり浸かりきってしまっているのも事実なので、困っているのです。

クラムシェル

2012-05-22 22:42:48 | 双眼鏡 望遠鏡


正体不明っぽいクラムシェル型のハードケース。本来は8カーブや6カーブの大きめサングラス用のケース。



個人的な意見ですが、のっぺり顔、鼻も低いご面相のヒトが8カーブのサングラスかけていると、生まれる星を間違った貧相な昆虫ライクな宇宙人にしか見えませんから、サングラスは、デザインの良さで買うのではなく、自分に似合うかどうかを見きわめましょう。ワタシは結構立派な鼻梁のおかげで、ノーズパッドの要らないグラスも多いのですが、それでも6カーブが精々です。特に何を勘違いしたかカーブのきついグラスを、わざわざ高いノーズパッドをつけて、顔から離してかけてるヒト、あなたメガネやさんにたぶらかされています。カーブドグラスはそんな風にして掛けるモノじゃないのです。




閑話休題


実はこのケースがテレコンビノ(TC-E2×2)にぴったり。
きつくなく、がたつきもなく、専用ケースでもあるかのよう。

ちょっと気分がいいのです。

悲喜こもごも

2012-05-21 22:54:02 | 日記
昨年以前よりずっと今回の金環日食を楽しみにしてきて、東京(地理的には金環帯中央が、最南端を通る近畿より有利)の天気と大阪の天気を勘案して、わざわざ大阪に来て、スカ喰らった気象予報士やら、何の気なしにふっと見上げたら、雲間から見事に金環食が見えた老人やら、金環帯の範囲が超絶に広かったので、今朝の金環日食については、普段から天文にあまり興味の無いヒトも含めて、非常に参加人数の多いイベントになりました。かえすがえすも残念なのは、雲が無常に邪魔をしたことなのですが、星空観望を推奨する立場として、ヤツラ(雲)の極悪非道ぶりに共感を得られた稀有な機会だったとも思います。

ただ、日食網膜症には注意が必要で、
・太陽を見た直後にまぶしさが残ったり、充血する。
・翌日にも視界の真ん中が暗くなる
・視野の中心がゆがんだりぼやけたりする
・視力の低下
などの症状が現れた人は、取りあえず眼科で検診を受けましょう。
雲により可視光より上の赤外線はかなり吸収されていますが、紫外線は、眩しくなくともやってきていて、特に裸眼で見続けたヒトは注意が必要。
単純には、網膜の日焼けなのですが、自然治癒以外に有効な療法が無いのが厄介です。

金環日食

2012-05-20 23:44:21 | 日記
明日の朝、孫子の代まで自慢できるかもしれない一大天文イベント、金環日食があります。
・・・ただ、天気予報ではかなりキビシイ曇りのようなので、星見の普段からの仇敵、雲に向けてガンドロワのフルパワー発射でもくらわせてやりたいところです。





今日のサザエさんはパーで、直前に手を換えたワタシもパー



競馬シリーズ

2012-05-19 16:58:23 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
ディック・フランシスの描く、競馬界にまつわる犯罪ミステリです。

菊地 光氏の優れた日本語訳で、燦然と緑に輝く背表紙の二文字の熟語のみのタイトルがならぶ、一大連作なのです。

もともと、犯罪ミステリは、ジュブナイルから古典、さまざまな本を十代で読み尽くしたので、いまさらな感で、競馬シリーズには食指を動かさずにいたのですが、ライアル、ヒギンズ等の訳で菊地 光氏の訳本が好きで、その菊地氏が精魂を傾けたシリーズということで読み始めました。一旦読み始めると、あっという間に文庫シリーズ全巻を読み尽くしました。当時はフランシスも菊地もまだまだ円熟のまま勢いの衰えることなく作品を発表し続けていて、待ち遠しく本屋に通ったモノでした。

特に鮮烈な思いがあるのは、「利腕」が文庫になったときです。
作品ごとに主人公や、作品の背景を鮮やかに変化させる競馬シリーズの中で、隻腕の元障害競馬騎手の私立探偵、シッド・ハレーが初期の「大穴」以来の再登場となる作品で、以前に拙ブログでも読了感がお気に入りの本だと紹介したことがありますが、細かなプロットやあらすじさえ忘れた今でも、最後の2ページは明瞭に憶えています。

弱さに心の内側を打ちのめされながらも、自己蔑視をする羽目にだけは陥るまいとする、主人公のギリギリの矜持、おそらく誰にもあるだろう己の弱点を、頼りないほどにも思える微かな信念で克服し、ひとまわり上の自己を形作る、心理描写、そのラストに心震えました。

競馬シリーズでは登場するそれぞれの主人公に深い共感を覚え、犯罪ミステリと云うよりは、冒険小説めいた展開の作品が多いのですが、菊地 光の翻訳の真髄がここに極まれり、という感想をもっています。

惨劇、一縷の望み、前途多難

2012-05-18 19:54:29 | 日記

五羽の雛を育てている様子です。



・・悪辣なカラスに襲撃されてしまいました。




途方に暮れるツバメのつがい

・・彼らの足下には巣の残骸と4羽のむくろが転がっています。
一羽は悪漢カラスに持って行かれたようです。






ただ、骸になったと思っていたうち、一羽が暫くして立ち上がりました。
気を失っていたようです。

親鳥が近くにやってきますが、巣は粉々で、このままでは給餌もできないようです。

空き箱に草を敷いて、その上に巣の残骸ごと一羽をそっとおいてやりました。
3羽は冷たくなっています。
猫や悪辣なカラスにやられないよう、高い位置に揚げてやりました、最初は、警戒してた親鳥も残った一羽に給餌を再開してくれました。







元気なく震えるばかりだった雛も元気になってきたようです。

連載:星空観望のお勧め 04

2012-05-17 23:09:50 | 連載:星空観望のお勧め
遠征はなぜ必要なのでしょうか。
少数派に属すると思われる、日本国内の、光害が少なく、大気中の阻害要因(塵、スモッグ、水蒸気など)が無い地域に住んでおられ、自宅近くから、天気の良い月のない夜には、いつでも天の川が見られる、うらやましい限りの方々以外は、遠征、が、より綺麗な星空を観望する手段です。地面に寝っ転がって(戦場ヶ原ひたぎ嬢がとなりにいればなおよし)、天の川を眺めるのは、星空観望をするヒトにとって、何よりのヨロコビだと思います。

光害地から逃れるには、水平方向にかなりの距離、そして垂直方向にも移動できれば尚更好ましいので、移動の手段に公共交通機関を使うのには、制約があります。夜中に山奥の標高の高い地点に到着できる交通機関は少なく、つごう、半日~一日以上を費やして、徒歩で行軍したり、宿泊施設を利用することになります。宿泊施設の中には、天文観測施設、機材を備えて星空観望をアミューズメントとして積極的にウリにしているトコロもあります。ただ、天候の変化しやすい山地においては、徒歩、宿泊とも、観望が空振りに終わったときは、いろんな面で、痛手です。

以上の理由、そして観望機材の運搬にも便利なクルマでの遠征が、星空観望の主流です
移動、休憩、支柱、仮眠、食事、などなど、数々のユーティリティー、しかもナビを備えた昨今、夜の山道を徘徊する強い味方でもあります。中にはピックアップトラックやルーフオープンのワンボックス、キャンピングカーに軽自動車のピックアップダンプ等に、移動天文台めいた造作を施したクルマもおられます。

そして、最大の付加価値なのですが、遠征先の選定、ロケーション、宿の吟味など、旅行やドライブの楽しさが、星空観望に加わることも見逃せません。実際、天候に左右されるという避けがたい事由のために、商品としてのツアーパッケージこそあまり見かけませんが、星空観望旅行は、魅力的な非日常を生み出します。純粋に物理的な移動に加え、星の宇宙、時空に向かう精神的な移動。trip travel tour journey 全ての意義が多様に詰まった旅行が可能なのです。