テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

夜のセミを騙す≒近所迷惑

2013-07-31 22:53:42 | 懐中電灯
セミの日中の大音声を、野鳥のさえずり(生き物としての渾身の叫び)と捉えた場合、夜更けや朝ぼらけに、ジ、ジ、ジゥと間断まみれで鳴くのは、地鳴きとでも喩えられるかもしれません。

で、窓を開けて寝ていると、当然そんな声もよく聞こえてくるのです。

また、ウチには、私の寝床の周りに10数本、小型のライトがあり、寝静まった頃にふと窓の外を照らしてみます。
よく集光された光束が、ウラの木々へ飛んでいき、枝葉を浮き彫りにします。すると、地鳴きしていたセミたちが、光に反応するようにざわめきます。

またウチには、天井を照らすとその反射光でリビング全体が読書できるほど明るくなる強力なライトが幾つかあります。以前にも紹介した、HL-193Super Stormを持ってきて、同様にセミの舞台である木々を照らします。

セミのざわめきが明らかに動揺をした様子になり、そのうちに、ジャンジャンジャンと日中の声で鳴き出すヤツが顕現しました。

近所迷惑千万です。
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白点花潜

2013-07-30 23:34:07 | 写真機 画像
シロテンハナムグリという甲虫です。
ドウガネブイブイなどと違い、成虫は蜜や樹液を吸い、幼虫は堆積した枯葉、雑草などを食べるため、益虫と言っても良いでしょう。
カナブンなどと違い、幼虫が発酵腐敗した堆肥、腐葉土を必要としないので、環境への対応力が広く、近年よく見られるようになったそうです。ハナムグリとしては大型で、かつ越冬して数年にわたり繁殖する個体もあるそうです。
身を守る術としては擬死(死んだふり)しか無く、その擬死もつついてやればスグ復帰するほどでしかないので、まぁ、ウチに迷い込んできたこの白点花潜もじっくり観察した後は、放してやろうと思ってますが、よく飛ぶ甲虫なので、それまでは逃げ出さないよう、瓶のなかです。
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クマゼミ13頭、アブラゼミ6頭、ニイニイゼミ5頭

2013-07-29 23:35:04 | 双眼鏡 望遠鏡
今朝ほど、早起きというか、セミの声(始まりはニイニイゼミ)に目覚め、やがてあふれ出した大音声に、いったいどれくらいいるのだろうと、双眼鏡片手にベランダで計数してみた結果です。
もちろん一方方向から、しかも枝葉に隠れて見えないものや、メスもいるでしょうから、大音声と密接な関連は無いのかもしれませんが、僅かな時間にこれだけ発見したのは、宜なるかな、というところです。

コリメート撮影したアブラゼミですが、双眼鏡的観点から云うと、目標までのレンジが、2.5mから20mほどでしたので、小型ダハのほうが使いやすく、同定も容易でした。
WP6×30SB-Dの見え味と深い被写界深度より、8倍の倍率が有効でした。
もちろん、幹のヘリに僅かにのぞき見えるような同定の難しい個体は、スポッターを使って、拡大してみて同定しました。一二三光学さんのアルタスHK-60は傾斜型ながら、接眼ヘリコイドの移動量が大きく、かなり近くからピントが合うので、こういった場合にも使いやすく、もしデザインが良ければ、廉価なフィールドスコープの決定版になるのになあ、などと独りごちておりました。
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日本開発のアルマ望遠鏡バンド4受信機、天体画像の撮影に成功

2013-07-28 20:25:36 | 双眼鏡 望遠鏡
もうひと月前になりますが、以前に紹介したアルマ望遠鏡(電波干渉計)で、日本が担当する3/10の周波数帯のうちバンド4(受信周波数 125~163 GHz)の受信機による観測が行われ、画像が得られました
受信機はカメラで云えばフィルムにあたり、全部で66機あるパラボラアンテナに、高次に揃った部品として供給されます。



今回は、日本が担当する高感度なアタカマコンパクトアレイ16機のうち、7mアンテナ6台を使って作成されました。通称モリタアレイと呼ばれるACAは高感度に目標の全体を捉える電波望遠鏡で7m12機、12m4機で構成されています。



残り50機の12mパラボラアンテナは、その広範囲に分散された台数を生かして高分解能を得られ、双方のデータ(干渉)をフーリエ空間上に合成することで、元の光学的画像を高精細に得る仕組みです。

もう、この規模の観測装置が地球上に作られることはない(宇宙望遠鏡の時代の到来)と思われていた中、思わぬ宇宙開発の停滞から、ALMAは産み出されたのかもしれませんが、計画が勃興した当初では考えられなかった高機能な受信機や激速の画像合成演算装置のおかげでこの電波望遠鏡の実用性は高く、今後長期間、その性能と意義を、美しい天体画像として、垣間見せてくれるものと期待しています。
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夏祭り

2013-07-27 23:55:24 | 日記
由緒ある大きな祭り、地方自治体や歴史ある寺社が主体となった何万人規模の大きなお祭りのことではなく、自治会や町内会、地域密着の小さな寺社が挙行する夏祭りがあちこちで行われています。
私も、以前町内会のお祭りの準備、実行に携わり、地域の子供さんが楽しめるよう、いろいろとお手伝いせて頂いたことがあります。
で、感じるのが、そこに参加する年齢層がいびつなこと。ハイティーン~子供のいない成人、およびその親世代がごっそり抜けています。抜けている世代の方々は、夏祭りなどにかまけている時間も無いような事情もあるのかもしれませんが、対象の主体である小さな子供さんにとってはお兄さんお姉さんの世代の方、実行の主体である壮年期以降の方にとっては、枠に囚われない行動力、体力が盛んな方、の参加協力があれば、また、バリエーションも豊富になってくるでしょう。
もちろん、収斂されてきた行事の変貌を図るには、いろいろと障害もあるでしょう、まずは地域密着型の企業や、なにより地方自治体、地方官憲、教育機関などの協力を取り付けることが必要になってくると思いますが、通り一遍でない、興趣豊かな夏祭りが盛んになればいいと思っています。名店や有名チェーンの出張るたこ焼きやさんがあり、限定スイーツがあり、Wifiでさまざまなサービスを行ったりすることで、出来れば地域の住民を根こそぎにするような夏祭りになればいいと思ってます。
大事なのは、マスメディアとそれに伴う無用の商業主義を遠ざけること。あくまで、地域の口コミ、限定された盛り上がりでイイと思います。せっかく豊かになった日本の社会です。伝統的な文化は旧態依然のまま受け継ぐのではなくて、豊かさに応じて変遷し、根本の精神だけが変わらずに、隆盛して欲しいものなのです。
まぁ、単なる祭好きなのかもしれません。
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恋しくて仕方ない

2013-07-26 23:56:12 | 日記
平均余命からすると、もう余すところは半分もないブログ主ではありますが、不思議と子供の頃のことは良く憶えています。

まだ小学校にあがるまえ、私立の幼稚園で知り合ったかわいい女の子、トモちゃんに、卒園後、偶然に会って、はずみで仲良くなって、一度きり、とことん遊んだこと。
冬の屋外プールで夢中になってヤゴを採ったこと。
学校ですっころんで、前歯が少し欠けたこと。
校庭で割ったガラス瓶の切り口が、その後の長い経験のなかでも比肩するものが全くないほど鋭い切れ味で、鳥の羽が触れたときほどの感触もないのに、指先の皮膚をスッパリと切り裂いたこと。
コマを空中に回し投げて、手のひらで受け取るのがなかなか出来なかったこと。
上級生や府下屈指の水泳部の黒い弾丸選手を差し置いて、見事なキックとストロークのブレストで泳いだこと。

その他、いままでにもいろんなことを、このブログでも、紹介というか、恥さらししてきましたが、そんな昔のことを思い出すときの気持ちが今回のタイトルです。
過去に囚われすぎているつもりはなく、これから先にも、やりたいこと、たのしみたいこと、知り合いたいことはあるのですが、記憶の深いところから、上に挙げたような情景が浮かんできたとき、満たされた感覚とともに、もう繰り返しては味わえない諦観が湧いてきます。なかには、苦い思いや、いまでも恥ずかしくなるような情動を伴うものもありますが、おそらくは、自分以外には誰にも分かち合えない、瞬く光のような記憶です。
自分とともにありながら、手の届かない、そんなものごとたちに対する気持ちなのです。


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マクロビューイング

2013-07-25 23:32:09 | 双眼鏡 望遠鏡
梅雨も終わったというのに、夜になると雲が多くなる日々が続き、星は見られず、朝の鳥見もセミの大音声に物理的に押し出されるような雰囲気で、全く楽しめません。


で、マクロ(拡大)観望の世界にようこそな双眼鏡パピリオを使う場面が多いのです。
小型の三脚を縮めて、あるいはテーブル三脚等に、下向き、にセットします。三脚穴が開いている本機では、全くラクにセッティングできます。
そのまま屋外でも室内でも、どこにでも持って行って、覗きます。
屋外では、樹皮や土の間隙に蠢く無数の小動物、地衣類の精緻な構造、葉脈のシンメトリカルな広がり、など、何もかもが新鮮に見えます。
屋内では、絨毯の繊維に絡むホコリや、特徴的で由来が分かってしまうようなカケラ、耳の穴の奥の耳垢など、視点を含めた自分自身が数十分の一になってしまったような景観が見えます。
夜になり、窓ガラスにとまった小さな蛾をウラからみると毛むくじゃらの魔物のようです。

私は双眼鏡の愉しみ(官能的な意味での)を”一方的な距離感の喪失”とよく喩えますが、パピリオによるマクロビューイングは、同様に云うならば”大きさを喪失した視点”とでも表現できます。最短合焦距離の短い単眼鏡や、マイクロスコープなどでも同様な感覚は得られますが、何より双眼でみる臨場感は爽快ですらあります。

ニコンのファーブルシリーズという実体顕微鏡がありますが、

こちらは、視野が11mm径、倍率が20倍と光学性能は一級品で、昆虫などを始め、どんなモノでも大迫力に拡大して見せてくれる逸品なのですが、合焦距離があまりに近く、見ている姿勢や状況が限られます。


もちろん、パピリオは手持ちでも充分に楽しめる機種ですが、マクロビューイングで視点が固定されると、より対象に入り込める感覚が増大しますので、お持ちの方は是非お試し頂きたく、またお持ちでない方も一度経験されることをおすすめいたします。
ペンタックスオンラインショップのアウトレットがほぼ最安です。
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ライト没水計画

2013-07-24 23:16:45 | 懐中電灯
水中にライトを沈めようと思いました。

潜水用ライトとして私が持っているのは、LEDLENZERのD14とWolfEyesのPilotWhale。

D14は最新型はLEDが新しくなり、150ルーメンの光量ですが、私のは、80ルーメンの旧モデルです。
AA(単三)電池4本を使い、レバースイッチはマグネットスイッチなので、Oリングとフランジシールで二重に水密されたヘッド部分以外には、ボディーに接合部がなく、屈折率の高い水中でも光が拡散しないよう、コリメータレンズで集光されています。私は下の図のヘッドユニット内側に、蓄光塗料(ルミナス)を塗り、消灯後もしばらくコリメータレンズは薄くグリーンに光っています。



PilotWhaleも現在はLEDが三灯になったPilotWhaleIIになってますし、私のは本来潜水用でないTacticalタイプですが、潜水用との違いはテイルスイッチが10m以上の高い水圧で戻りにくくなるクリックスイッチであることだけで、水密構造は変わりません。レンズもSchott B270 ARコートレンズに替えた時にシール部分をキチンとメンテ済みです。

またLEDも当初のOSRAM OSTAR LEUW E3B QY GSを奢ったモデルで、現在の比較的安いCree XMーL2ではありません。

ただ、この二つとも、大きく、重いので、浮力とのバランスを取る関係上、使えません。
で、ある程度大光量、長いランタイム、小型ということで、シングルセルの定番モデル、ZEBRA Light SC600を選び、不安のある耐水性は下のように工夫してみました。

SC600の場合、ヘッドのレンズ取り付け部分、サイドスイッチ、テールキャップが接合箇所になります。ゴムチューブでボディーを覆い、前後端を二重にしてさらに締め付けています。本体とチューブの間は耐水性のあるグリスを塗り、その状態で本体を冷やし、没水して熱くなるまで点灯し、気泡の漏れなど無いことを確認しました。

いつ、どこに、なぜ、沈めるのかは、ナイショです。


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途絶えてしまった方向性

2013-07-23 22:58:20 | 写真機 画像




ずっと以前に紹介したオリンパスのC-2100UZで撮ったアオサギとチュウサギです。
1/2インチ211万画素、バリアングルプリズムの手ぶれ補正、10倍ズーム機で、補色フィルターCCDなので、緑色系の表現が苦手なカメラです。

このカメラ、結構優秀で、今でも、jpg撮ってだしで、充分鑑賞に耐える絵を吐きます。
2枚の写真はオリジナルをリンクしてるのでExifを確認していただければ判るのですが、望遠端の70mm(380mm相当)で撮影してほぼブレなく写っています。
また、流石に拡大すれば粗さが目立ってしまいますが、チュウサギの白い羽根、アオサギの青灰色の羽根のグラデーションの出方、立体感が見事です。最近の高画素機で、このくらいの表現をする機種はいくらでもありますが、200万画素のカメラでもこれだけ表現できるのです。

もっともこのC-2100UZは販売的には失敗したカメラでした。コンパクトデジカメの域を超えたボディサイズで頂点を目指した機種でしたが、鳴かず飛ばずで、叩き売りされた代表格の機種でもあります。
ただ、その性能は、数年以上経って、画素数やら、画像エンジンやらが時代遅れになっても、中庸としての機能を維持し続け、記録メディア(スマートメディア)の不利を越えて、愛好者には長く使われた機種でもあります。

いまやケータイやスマホのカメラでさえ800~1000万画素超の素子を積んでます。
たしかに、充実したカメラアプリやWebサービスのおかげで、いっそう便利になったのですが、絵としてはのっぺりとしていて、レリーズ感はシャッターチャンスという概念すら語れないほど、プアです。


もちろん真っ当なカメラでは、古いC-2100UZよりずっとましな写真が撮れます。解像感も比べものになりません。ビューファインダーもニコンやソニーなどのミラーレス一眼の液晶ファインダーはC-2100UZとは比べものにならないくらい優秀です。
ただ、この写真のデータサイズは1.2MB位です。このくらいのサイズでこの表現が出来るカメラ(というかレンズ)は限られてしまいます。

ネオパンSSよりトライXのかっちりとした粗さが好きだったオッサンの懐古趣味なのかもしれませんが、双眼鏡の6倍(低倍率)に勝間光学さんの製品などがあるように、200~600万画素で、レンズとファインダーとレリーズが良く、マニュアルでの補正機能(ピント、露出)が優れたカメラ、が普段撮りにちょうど良いと思うのです。低画素=トイカメラという図式ができあがり、写りを追求した低~中画素のカメラなんて、望むべくもないのかなぁなんて思います。
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ビキニ

2013-07-22 22:53:54 | 日記
ビキニ(水着)の話題になりました。

まあ、いろんな方の趣向(特殊なモノ含む)が開陳されたりもしたのですが、もともと、いまのマーシャル諸島のビキニ環礁が語源だということは、ある程度若い世代の方はご存じないらしい。っつーか逆にビキニ環礁がビキニ(水着)に因んで名付けられたと勘違いしているヒトもいました。
で、ウィキペディアはじめいろいろと調べてみると、1946にビキニ環礁で実施された、米国のクロスロード作戦という原子爆弾の実験のインパクトになぞらえて、命名された水着がビキニだと云うことが分かりました。


2 Nuclear test: Able and Baker (full) !!!

上の動画はタイトルがNueclearとなっていることから分かるように、かなり後になってから公開されたものですが、広島長崎で、陸上での実地試験を終え、海上での軍事目標への効果を確認するために行われた実験です。
当時、アメリカは、政治経済文化の全てに於いて、もっともクールな国で、WW2の覇者であり、その科学、戦力、資金の象徴である原子爆弾の威力だけでなく、その暴挙に逆らえないような雰囲気すら醸成されていたようで、ビキニ、という言葉には、爆弾の衝撃だけでなく、WW2後の抗うことの出来ない新しい潮流のイメージもあったようです。

ビキニ環礁はその後も核実験に蹂躙され続け、第5福竜丸などを被曝させた水爆実験にいたるまで、その地名は、長期間、世界にインパクトを与え続けました。

もっとも、ビキニが広く着用されだしたのは、1960年代以降で、日本では、アグネス・ラムのグラビアや、宮崎美子のCMなどが、女性含む茶の間にも、ビキニの魅力を広めていったように感じています。


因みに同時期に別のデザイナーから発表された、同様の水着にはAtom、と名がつけられていました。Atomは上の動画でも分かるように、Nuclearに取って代わられて、核爆弾として使われるワードでは無くなってきています。この水着をビキニと命名した方に先見の明があったということです。
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古いバッグ(TENBA P-415)

2013-07-21 21:39:29 | 写真機 画像
もうかなり昔に、まだ、”ラップトップコンピューター”用のバッグなどもあまりない時代に使っていたカメラバッグです。
社会人になった当初は、プロテックスの薄型ブリーフケースや、革製のデザインバッグを使っていましたが、ノートPCを持ち歩くようになり、元々はカメラバッグだったこのバッグを仕事にも使い出しました。



くたびれる前は、こんな風で、サイドのファスナーで三方を開けば、マチが開いて、ドンケの中型バッグくらいに幅広のバッグになり、2~3泊の出張にも使ってました。
何よりの特徴は丈夫なことで、幅広のショルダーベルトもパッドこそ無いですが、滑り止めのあてゴムの質も良く、フロントのバックルも今のコストダウンされたバックルと違い、精度強度とも充分です。
流石に、公私に酷使したので、一部の裏地(ナイロン)が破けていますが、自分で補修してあります。幾度となく乱暴に扱っていても、カドの部分や、フラップの縁も傷んではおらず、空の状態ではヨレヨレですが、荷重のかかる部分の縫製にもほころび一つなく、インナーの仕切りボックスにはカメラやフィルターを入れたまま、インナーだけドライボックスに入れてありますので、思い立ったらスグ使用可能です。
F-1やF2などフルサイズの一眼レフを入れるには小さめですが、OM-2など小型機や、もちろん現在のミラーレス一眼なら、中望遠含めた玉が数本とその他機材が充分収まります。
いまではメッセンジャーバッグに分類されるようなカタチですが、過大な重量にも平気で、用途の広い鞄なので、再発売を期待したいトコロです。

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ひねもす、ジイジイ、ジャワジャワ、ジャンジャンと・・・

2013-07-20 20:47:28 | 日記
休日ともなれば、もうセミの声が五月蠅いワケであります。

特に今日は適度に風もあり、エアコンをつける必要もないので、窓を開けているため、ことさらに蝉時雨が部屋に響くのです。

風鈴の音も埋もれてしまうような大音声ですが、ガラス小鉢の素麺つゆに浮かべた氷の澄んだ音は眼前で涼しく余韻を奏でます。

夏本番の感が極まります。
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100均のクリップクランプでコンパクト双眼鏡を挟む

2013-07-19 23:18:49 | 双眼鏡 望遠鏡
星見や、野外の定点観察の場合、双眼鏡を固定することが必要になる場合があります。
当ブログでも紹介した、三脚アダプターやビノホルダーというアクセサリーを使い、三脚等に固定します。センター軸上に1/4ネジが無い機種の場合、ニコンSP用などセンター軸を直接挟み込むものや、ツァイスのダハ用などバンドで留めるタイプ、ビクセンのケース兼用タイプ等もあります。



マンフロットからは、かなり強固に双眼鏡を保持できるクランプもでています。



もっと手軽に台に置くだけで用が足りる場合は

こんな感じの台を自作しておくと何かと便利です(適当な板などにUNC1/4ネジのインサートナットを埋め込んでおくだけ)。


ただ上記の製品群はどちらかというと中~大口径の双眼鏡用で、小型ダハ、逆ポロなどには向いていません。


私が便利に使っているのは、1/4ナットと100均で売ってるクランプ。
このクランプはハンドル部分にもともと穴が空いていますので、

こうやって使います。要は双眼鏡を挟めて保持できればいい訳です。


星見に使うことはまずありませんが、庭先の定点観測等に小型双眼鏡を配置しておきたい場合などに簡単便利です。
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今夜は期待

2013-07-18 20:49:16 | 双眼鏡 望遠鏡
このところ、条件に恵まれていなかった星空観望、今日は諸般の条件が整いそうで期待しています。風、雲、気温、月、等々。
特に、エアロゾルが少ない様子で、空気が落ち着く深夜以降に月が没してしまうのが良い。星を際だたせてくれる、空の黒さが期待できます。都会の一等光害地なので、天頂方向以外はどこを見ても、うっすらと上下が分かるグラデーションがかった背景なのですが、まぁ良しとしましょう。
最近の星見機材は、やはりSS10×50SK-Dがメインですが、最初に取り出すのはHM6.3×40SK-Dの方です。まず8.5°の視界で、雲に遮られていない夜空をさぁーっと見回し、見ごろの星にアタリをつけながら、ひとしきり目を慣らします。目を慣らす作業ってのはどうしても必要で、特に10~20倍以上の高倍率の機種では、慣れてくるに従って、視野の中の星々の居ずまいが整ってくるような気がします。低倍機では、割とその傾向は穏やかで、散らばる星々を愛でながらじっくりと目を慣らし、星団や低等級の星を追うべく、10倍の出番です。
やはり思うのは、天の川下り(天の川と周辺の星々を順に川沿いに眺めていく)が出来るような良い観望地以外では、星と星座の同定が何よりの愉しみで、双眼鏡で見えてくる、低い等級の星を、順に同定できてくると、ことさらに嬉しくなります。まぁ、星天に飢えていた所為でもあるでしょう。特に各種の天文アプリは、いまでは必須の天体観測ツールといって良いでしょう。


追記
けっこう雲が多く、夜半以降は明け方近くまで、スカっと晴れることはなかったのですが、思った通り条件は上々で、特にシンチレーションが良く、そこそこの大気の透明度と相まって、たくさん星が見えました、なにより、人工衛星が次々と現れ、よく見えたのは、ここしばらく無かった状況です。この人工衛星ハントには、HM6.3×40SK-Dの方が適しています。普段は気にもしない夜空のとば口では、お互いにぶつかってしまわないのか、と感じてしまうくらい人工衛星がたくさん飛び交っているのです。
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日光による殺菌

2013-07-17 23:46:48 | シロートの戯言
標題の事象についてはまことしやかに都市伝説めいたことが、いろいろと云われています。
曰く、皮膚糸状菌症、白癬、皮膚カンジダ症、いわゆる水虫田虫などと云われる症状が海水浴などの長時間の日光(紫外線)被曝で軽快する、というようなこと。
私、足指は、数十年に渡ってそういう症状になったことがない、おそらくは、皮膚の状態が皮膚糸状菌の繁殖しにくい傾向になっていると思われるのですが、ごくまれに、手指にそういう症状が現れることがあります。もっとも、放っておいても、軽度の角質化やかすかなかゆみ等、治ってしまうので、気にしてはいないのです。
ただ以前に一度、若干角質化した指の間の皮膚に無理な力がかかり、皮膚が僅かに裂け、ちょうどそのときにしていた作業上、そこに有機溶剤が浸みて困ったことがありました。
少しの裂け目でしたが、手指の傷というものは不快で、また、作業上、絆創膏を貼るわけにもいかず、その傷を手早く乾燥させることにしました、折しもまだ充分に太陽の南中高度の高い、9月頃の正午過ぎに、持っていた凸レンズを日光にかざし、その焦点部分に傷を曝し、軽く焼いたのです。もちろん、完全な焦点に持って行くと数百度の温度になるので、少し焦点を外し、超明るいスポット光で傷を乾かしました。
で次の日、小傷の治りかけというのはむず痒いものですが、そういう感覚も一切無く、周りのやや角質化した皮膚もなぜか癒える方向へ向かっているようでした。
思うに、いくらガラスレンズ越しで紫外線が吸収されてるとはいえ、乾かす目的で集光された日光がその殺菌作用を傷と周囲に及ぼしたのではないかと想像するワケです。
真似をしてはいけませんが、紫外線殺菌効果を狙うなら、可視光の焦点よりちょっと近い方向で外した方が紫外線の収束はきつい方向になります。当然、双眼狂、天体望遠狂のかたならご存じの、屈折光学系の色収差と同要因です。殺菌をより狙うなら、表面鏡で出来た凹面鏡で集光してやる方が紫外線はきつくなりますので効果(というか危険性)は、増します。お試しにならないよう。
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