テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

象虫

2013-04-30 22:55:59 | 日記
長い口吻が和名の由来となっている甲虫類です。
写真のは部屋に迷い込んできた、おそらくはハイイロチョッキリかとも思いますが、逃がす前に写真におさっまっていただきました。
甲虫類のなかでも象虫は特に種類が多く、日本だけで1000種以上いるそうで、小ささもあって、同定が難しい、また今後、亜種や新種の発見の可能性が高いグループです。
ほぼ完全なベジタリアンなので、農業、林業の分野では、害虫扱いで、コクゾウムシなどは悪名をとどろかせています。小さくても堅固な外殻を持ち、擬死で文字通り殻に閉じこもることで身を守ります。ようは、動かずにじっとしていると、こいつを口にいれた天敵も、その堅さ故に捕食対象と思わず吐き出してしまうということらしいです。堅い外殻は、その引き替えに動きを鈍くしており、また、小さなものを除いて、飛行と着陸が苦手で、樹の上から払い落としても、滅多に飛びません。のそのそと動き回る姿も象虫の名にふさわしいと思います。

IRONDRYER NI-D70

2013-04-29 23:56:13 | 電器屋さんなどで売ってるモノ
アイアンドライヤーではなくアイロン(&)ドライヤーなのです。
もう20年以上前、出張などに際し、当時、まだビジネスホテルなどに各部屋にドライヤーが無かったり、クリーニングサービスプレスサービスの無い時代、今のような形態安定シャツも存在してなかった頃、中~長期の滞在に備えて購入したものです。
出張時にワイシャツ1~2枚以上の嵩と、髪の毛を乾かす時間を節約するためのものです。
100~240V対応で、ドライヤーとして使うときはアイロン部分が取り外せ、ドライヤーとして500W、アイロンとして40Wの定格電力の製品です。
特筆すべきはその耐久性で、休眠期間と活動期間が交互にあるような使いかたで、スイッチその他、機能に不安定さが有ったことはなく、ACコードの柔軟さや、可動部分の確実さなど、ほぼ購入当時のままで、信頼できる道具です。
同じメーカーのドライヤーでも、家人が購入する最近の製品は、スイッチがすぐ不安定になったり、可動部分の確実さが長持ちしなかったり、ある意味退化しています。
汎用のボタンスイッチや、スライドスイッチにしても、共通のスイッチ金具(ブリスター、ディンプル金具の組み合わせ)を使った最近の製品と違い、専用のスイッチ金具で構成され、しっかりとした半田付けと、セルフクリーニングに近い精緻な接触面を持っている機構が、信頼性を高めています。
コスト競争に陥った近年の家電製品の凋落を実感させる昔の製品の一つです。

多機能≠高性能

2013-04-28 23:48:09 | 日記
ノートPCとほぼ時を同じくして、モバイル端末もスマホを新規導入しました。
現在、さまざまなアプリをインストール、使用し始めているところです。
いまのところ最新の機種だけあって、途方もない数々の機能があり、慣れるのにも苦闘しそうです。ただユーザーインターフェースは洗練されてはいるものの、この小ささゆえに満足できるとは言い難く、個人的には、キーボードの操作性の良さに軍配をあげます。
指先ひとつでする操作に慣れない所為もあるのでしょうが、せせこましい感覚がちょっとイヤ。

欺瞞で織られた窗簾(カーテン)

2013-04-27 23:22:30 | シロートの戯言
先週、四川省で起きた地震、2008年のいわゆる四川大地震と同様、チベット自治区の東、旧西康省近辺で起きています。そして今回の地震でも、諸外国の直接援助を断り続けて一週間が経ちました。
外国メディアもぼつぼつと現地周辺の様子を伝えるようになりましたが、死者200人あまりという数そのものが、恐らくはデタラメです。
もともと、いわゆる、内地の荒廃ぶりは日本の里山の比でなく、十分な対価の支払われない現地山林の産業は、自給自足分も含め、壊滅に近い地域もあると云うことですが、そんなところに今回の地震はクリティカルに打撃を与えていると思われます。
歪み、とひとことで片付けるのは簡単ですが、増大する歪みは、崩れるか、弾けるかしかありません。
既に人民解放軍のモラルは金銭へと偏向し、お得意の人海戦術さえ今回の地震の救援には生かせていないようにも見受けられます。金融界の中心にある欧米にはnoblesse oblige、日本には徳という概念があります。かたや中華圏のそれは、あくまで係累に及ぶ範囲が限界の個人主義のように思います。GDP二位のお国ではありますが、標題のような分厚いベールに隠されて見えない今回の地震被害においては、見たくもない裏地が透けて見えてしまっているようで、気持ちよくありません。

柔道一直線

2013-04-26 23:14:13 | シロートの戯言
日本での柔道人口はフランスでのジュードー人口より劣り、もはや、柔術はおろか、嘉納治五郎の目指した講道館柔道とは異なる目標へ向かっているようにすら思えます。
ただ、日本の柔道の奥深さは途方もないもので、勝利を目的とした競技ではない、心技体を極めようとする柔道家には尊敬の念を持っています。
その奥深さに感嘆した最初は「バイタル柔道(寝技編)」という一冊の本でした。そこにはいかに不利な体勢からでも、相手の攻撃をやめさせる、いわば必殺の寝技が、流麗な動きを余すところなく写し撮った写真で解説されていました。当時の高校生には思いもつかないある意味アクロバティックとすら思える寝技でしたが、実戦でよく見かける不利な体勢から、それを挽回する一挙一動がそのまま相手への攻めになる考え抜かれた技が数多く紹介されており、当時の部室内で漫画「1・2の三四郎」とともに備品として大事にされていました。

柔道連盟や柔道指導家の腐敗失態醜聞凋落ぶりが、あまねく報道されています。
なによりも、その風評が、柔道と柔道に関わる人すべてに及ぶのを、懸念しています。
かの騒動の一部は、お家騒動とも云うべきもので、本来は柔道とは何ら関係のない性質のものだとは思ったりもするのです。粛正されるべきものが、きちんと正され、指導と運営を別物にし、勘違いさせないような仕組みができればいいと思うのですが、日本的な柔道の目指すその先が曖昧になっているこの時代では難しいことだとも思います。

時計仕掛けの虜囚

2013-04-25 22:34:33 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
知人から、宇宙戦艦ヤマト2199の録画を借りて、見ています。
そのなかで第9話、時計仕掛けの虜囚、が前作にないサブストーリーとして、賛否さまざまな評価をされているようです。
ガミラスのアンドロイド敵兵と、アナライザーはじめとするヤマト乗組員との関わりを、艦内ラジオの寓話とオーバーラップして語る、そんなお話ですが、各所にSF名作へのオマージュめいたキャッチが出ていて、流石はブッちゃん(総監督出渕 裕)などと思ったりもします。
ただ、ガミロイドと、人類、そしてAIとの共通性を前面に押し出すあまり、異質なものへの畏怖がほとんど感じられなかったのは少し残念。サイバーな描写やイベントも僅かにとどまり、逸脱を大きくしないように、という安全策めいた雰囲気もありましたので、個人的にはすこし不満気味です。
もともとガミラスそのものが、敵人類として描かれた作品なので致し方ないところではあるのですが、この宇宙戦艦ヤマト2199は意外なほど中高年のかたが視聴しておられるアニメらしいので、さらにさらにを期待したいのです。

H7N9その後

2013-04-24 23:20:07 | シロートの戯言
おそらくは、蔓延しています。
今日、台湾で、感染者が確認され、蘇州、上海への渡航者だということですが、この時期、渡航者が鳥と濃密な接触をすることはあり得ないでしょうし、蘇州は結構都会らしいので、野鳥の密度も濃くないでしょう。
それでも、10日間ほどの滞在期間中に感染したということは、よほど濃密なウィルス雰囲気を醸成するほど鳥に感染が拡大しているか、ヒトからの感染が疑われます。
WHOでは市場で売られている生きた家禽が感染源である疑いが濃いと云ってるようですが、感染者の拡散拡大状況と矛盾するように思えます。
幸い、これから気温が上昇するにつれ、インフルエンザである限り、連鎖反応のような拡大は起こりにくくなりますが、油断は禁物です。またここのところの情報の出方に秩序のようなものを感じ、実態はどうなのか、気にかかるところです。

携帯電話の功罪

2013-04-23 22:22:34 | シロートの戯言
現代の社会で、おそらくもっとも様変わりしたのは、携帯電話の普及でしょう。
かつて携帯のない時代の社会では、特に、行動範囲、交遊範囲の広い都市部において、特定の個人と出会うには、近隣地域、同じ組織(会社、学校など)に属する、同じ趣向を持っているなどの条件が必要でした。加えて、その個人と待ち合わせする際でも、駅で待ち合わせても、西口と東口ですれ違ったり、同じ書店の看板の前でも、人混みに紛れて、なかなか会えなかったり、携帯が普及したいまでは、考えられないようなことがあたり前でした。

そんな時代の象徴みたいな浜田省吾さんの「青の時間」という歌が好きでした。


都会の夕暮れの、街が青っぽく染まる時間に、なすすべもなくクルマにあふれた高速の上で、寂寥にもにた孤独感を味わうさまを描いているのですが、恐らく、携帯電話の普及したいまどきの人たちには、この歌の意味が判らないでしょう。

ある意味、個人のコミュニケーション手段が過剰に供給されているからこそ、先日のメール障害が問題になったり、コミュニケーションに依存しすぎて、コミュニケーションに頼らない解決手段を考える能力が希薄になりつつあるとも考えています。

紛れもなく便利な携帯電話(ネット機能含む)ですが、便利になるということは、いままでの不便を享受できないことでもあると思います。

2013-04-22 21:38:31 | 写真機 画像
花粉を一杯蓄えているアカマツの小さな雄花です。
スギ、ヒノキなどと違い、マツの花粉に因るアレルギー花粉症は起こりにくいとされているそうで、春の風に黄色い花粉がブゥワァッと舞う様子も、それなりに風流に思えます。
海辺の防風林に植えられているクロマツとは違い、主に内陸部に生え、マツタケと共生することで知られています。先駆植物と呼ばれる裸地に率先して生える植物の中では大型で、逆に、鬱蒼とした極相林の中では肩身が狭い、典型的な陽性植物(明るいところを好む)です。人の手の入らないマツの林は、落葉などで徐々に富栄養化し、他の極相性の樹高の高い木々に押されていきます。故に尾根や緩斜面でない勾配の急なところ、乾燥しやすく、栄養に貧しやすい場所が赤松林として残っていることが多く、マツタケもそのような場所に生えやすくなるそうです。
自宅のベランダから手を伸ばせば届くところまで枝振りが押し寄せ、風が吹き荒れた翌日などは、ベランダに舞い散ったマツの葉を掃除するのが大変です。

今夜は星見

2013-04-21 23:53:40 | 双眼鏡 望遠鏡
今日はお昼寝しました。昼食後、眠気に耐えきれずうとうとっとしたかと思えば、熟睡してました。もともと、いつでもどこでも眠れるタチなのですが、我ながら見事なものでした。
で、目覚めて最初にGPV気象予報を確認すると、全く雲のないまま変化がありません。新たに導入したノートPCに問題があるのかっと疑いましたが、今夜は清々しいくらいに晴れの星天になりそうです。
気温が低そう(=ガスが出そう)なのは気になりますが、低倍の40ミリ双眼鏡を持って、ワクテカです。

進撃の巨人

2013-04-20 22:03:26 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
無数の人を喰う巨人から、壁の中に引きこもることで逃れている”人類”を描いたコミックがアニメ化して放送され出しました。
サメなどの補食動物を連想させるような、異常に歯の数が多い巨人をはじめ、街の建物やモブの顔の描き分け、オープニングの戦闘シーンなど、結構重厚で緻密に作られていて、迫力があります。ただ、原作のコミックは既に10巻を数え、巨人そのものでできた壁の秘密や、人類に紛れ込んだ巨人、教団の秘密や、主人公の父の遺した地下室の謎など、ミステリーがストーリーの柱になってプロットが複雑になってきていますが、初期の頃は、人物の行動倫理や設定にやや荒唐無稽な無理押しや青臭さがありました。アニメでもそのあたりを原作通りに踏襲しているようで、いっそのこと、エピソードのいくつかを省略改変したほうがいいのでは、などとも思います。というか、コミックにしろ、ラノベにしろ、原作が人気を博し、まだ完結しないのに、映画化、アニメ化する風潮は、実のところ、あまり好ましく思っていません。
以前紹介した、「岳」がそうでしたが、映像制作者たちがまともな脚本を作り出せないジレンマを、原作の雰囲気とテーマを借りるだけの映像化で解消するのは願い下げだと思うと同時に、原作の足りないところは映像化に際し変えてしまうのはアリだとも思っています。

個人的には同じ壁(=破れない結界)テーマの作品なら、狼の口~ヴォルフスムント~の方が、よっぽど映像化してほしいと思います。もちろんまだ未完の作品ですので、完結後、という前提ですが。

Eメール障害

2013-04-19 22:39:08 | 日記
4/16から主にauのキャリアメールで発生した障害がようやく沈静化したようです。
私個人は、キャリアメールはあくまで転送通知メールの確認用にしかしておらず、元のメールアカウント(複数)を確認すれば良かったので、実害はなかったのですが、メールが消えた、連絡先が消えた(?)など、影響は広範囲に及んでいるようです。

特に深刻なのが、スマホ(iPhone)のみを仕事用端末にしていた方のここ数日のいらだちだろうと思います。平日の、しかも三日以上に渉る障害でしたから、察するに「うがぁーぎゃおぉーぐわあぁああ」状態だったのでしょう。

情報インフラの不具合は常に大なり小なり発生してますので、いざという時のためには、複数の手段を使えるのが必須で、のろしの準備に余念がありません。

星脚太葉蜂(ホシアシブトハバチ)

2013-04-18 23:22:13 | 双眼鏡 望遠鏡
(写真は 東北自然史博物館より)


朝早くに見かけたハチ、風で飛ばされたらしい花のガクに埋もれるようにして、気温が低いせいか動きが鈍かった。
ただ、見かけた場所がベンチだったので、違和感があり、遊びに来ていた近所の幼児連れの家族が怖そうにしていたので、生クロワッサンの入っていたブリスターパックに捕らえた。

本当はハバチの仲間なので、ヒトを刺すような針はなく、警戒色バリバリの見た目と違って、幼虫が葉っぱを食べまくる以外、無害なハチです。

しばらくすると活発に遊ぶ幼児の影響か、単に陽が差してきて、温度が上がったせいか、ブリスターパックの中でブンブン飛び回る。
幼児とその連れが興味深そうに覗きに来たので、パピリオを取り出して、見方を教えてあげて、ハチの様子を見てもらった。
さすがにまだことばも達者ではない幼児はうまく見られなかったようでしたが、連れの方は、「ウォウ!!」とびっくりしていました。
怪獣みたい・・という感想にパピリオの実力の片鱗を見ました。
警戒色バリバリの外見に、幼児の連れの方は、いっそのこと退治してくれないかと思っているようでしたが、しばらく後に遠くまで運んで、逃がしてやりました。

過剰な香辛料

2013-04-17 23:09:16 | 日記
最近、記事タイトルの通り、香辛料の過剰添加にハマっています。
だいたい、基本は小さじ一杯。
さすがにハーブ系は、アナザーユニバースな雰囲気になりゅので、らめですが、
胡椒、山葵、などは、それはもう、めくるめく刺激の世界です。

ただ、カラダは大事にしたいので、これ以上の過剰摂取にならないよう、留意してます。

昔読んだ山下洋輔さんのエッセイ(ハチャメチャ系)に、全身に温熱系湿布薬のカプシプラストを貼って、身悶えするような温熱感覚に陶酔する奇矯な行為に勤しむヒトが紹介されていましたが、程度の差こそあれ、同じような方角に堕ちてしまっているのかもしれないという、微かな懸念があります。

XP

2013-04-16 23:28:26 | 電器屋さんなどで売ってるモノ
さて、相も変わらずWindowsXPなのです。
ノートPCを一台導入したのですが、当然、今販売してる製品には、XPなんてありません。
ちょっと前まで、WindowsVistaのダウングレードライセンスのXP機がありましたが、もう見かけません。
XPのサポートもビジネスユースでの圧倒的支持から、5年延長されましたが、もう一年足らずとなりましたので当然かとも思います。
ただ、初期の95や98、98SE、MEの不安定さを嫌い、NT、2000、2000鯖と歩んできたので、いまさらその安定志向は変わらず、この度もXP機をわざわざ中古で探してきました。
若干、液晶が古いB5ノートですが、外装はきれい、HDDもしっかりしてるので、メモリを追加してサクサクさせてます。タマーに電源インジケーターがちらつくのは、ご愛敬。