テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

カニの仕合わせ

2012-12-14 21:29:52 | 日記
先日、おつかいものとして、某冬物水産品鍋具材を提供したところ、柞(ひょん)なことから、僅かばかりですが、お相伴に与る事になりました。

〆に拉麺がつくそのカニ鍋は、それはもう殊更に美味く、追加で差し入れた旭ポンズとの相性も、付属のタレよりずっと合う感じで、堪能させていただきました。

鍋では、以前に紹介しましたブタバラハクサイナベもおいしいのですが、関西風の河豚鍋、京風の丸鍋(スッポン)も希少な美味しさがあり、憧れであります。

ガザミ(ワタリガニ)の丸ごとみそ鍋、金谷のすき焼き、カワハギのちり鍋、などなど、思いを巡らすだけで膨大な唾液の分泌が伴い、年末ジャンボ宝くじが当たれば、ひととおり食べようと固く決意して、そういえばガザミは冬には獲れないなぁと要らぬ心配をするのも愉しいのです。

こんな能天気な空想に耽るのも、思いもよらず、カニに巡り会った僥倖からだと思うのです。

しあわせという語は、古くは、ものごとのめぐりあわせ全般を指す語だったそうで、漢字の輸入時に、Happyな意味でのめぐりあわせを「幸せ」、それ以外の全てを含んだめぐり合わせを「仕合わせ」と書くようになったが、その後、Happyでないめぐりあわせを「しあわせ」と云うことが廃れた、と、教わったことがありますが、師走真っ盛りで忙しい昨今、「仕合わせ」がたとえ小さくてもいいから「幸せ」になるよう、美味しいものを食べたいと思う、年の瀬なのです。

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