テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

WP6×30SB-D (フィナーレ:勝間光学機械さんの双眼鏡)

2013-02-28 21:18:00 | ミニ連載:勝間光学機械さんの双眼鏡
あらためて覗かなくても、この双眼鏡については、いつでも語ることが出来る、そんな感じで慣れ親しんでいる機種なのです。


元々口径がモノを言う、星見でなく、今回のミニ連載では、日中の使用で同じ勝間光学さんの6.3×40、5.3×30などと比較しました。
6.3×40には明るさで及ばず、5.3×30には、広視野と手ブレのしにくさで及ばなかったWP6×30SB-Dではありますが、やはり抜きんでて色収差が少なく、精確な色表現をするのは、特筆ものであることを、再確認しました。個人的には、IFも含めた、この機種のこの特徴が、最も勝間光学さんらしさだと思っていて、それに加えて、長年使用するにつれ、耐久性や、持ちやすさ、覗きやすさなどの特徴もずっとずっと実感することになるだろうと考えてもいます。

もちろん勝間光学さんの全ての双眼鏡に共通する解像度の高さ、クリアでヌケの良い像質、各部の造りの良さなどが、基盤になっていてこそ、上記の特徴も更に評価が高まるのは、云うまでもありません。

で、今後、勝間光学さんに勝手に期待したいのは、WP6×30SB-D同等以上の見えの良さの5.3×30モデル、今回お借りしている試作機を凌駕するような低倍率機、です。専用プリズムと、入念な迷光対策、上質なコーティングを施した、低倍の決定版と、そして多少倍率は高くても広視野が特徴のCF40mm機(9倍?)です。見掛け視界で65°以上あれば、多少周辺の像質が低下しても、かなり魅力的だと思いますし、瞳径が4,4mmの40mm機は、都会の星見にも威力を発揮する場面も有ると思います。さらには、ヌケの良さを損なわずにフラットナーを入れて、周辺視野にもピントがくるようにすれば、まさに夢の機種になるかと思います。

もちろん、筐体のデザイン、耐久性などは、今のまま、一目見て、ポロの代名詞のようなこの姿のままで、、、などと見果てぬ夢、我が侭を申し立てつつ、今回の連載を終わります。

微粒子状物質

2013-02-27 23:11:11 | 脱線して底抜け
仕事にも若干の関係があることから、微粒子状物質の振る舞いと影響に関して、些少の知識がありますが、昨今世間を賑わしているPM2.5について、思うところを少し。

現在、PM2.5と一括りにされている微粒子状物質ですが、ホントはPM10(10μm)のより粒径の大きな物質も混在しているハズで、これから偏西風が強くなり、上空のジェット気流、大気循環とうまく噛み合ってこれら粒径の大きな物質も、おそらく、やってきます。

大きな粒径になればなるほど、硫黄酸化物や、鉛化合物、その他、直接に人体に悪影響を及ぼす物質の運び屋になりやすくなります。

現在、日本各地で観測されている微粒子状物質の分析が進んでいて、政府の指針が70μm/m3以上で外出自粛呼びかけ、という事ですから、差し迫った危険性毒性は無いのかもしれませんが、今後、継続して観測分析することが重要で、基準が出来たことで、この基準内であったらイイヤという雰囲気が醸成されないことを懸念しています。

PENTAX Papilio 6.5×21  パピリオという外道

2013-02-26 22:27:35 | 双眼鏡 望遠鏡
かなり以前から買おうか買うまいか迷っていたパピリオを買いました。
最大の特徴は、最短合焦距離が0.5mと極めて短いことで、それを可能にするために、双眼鏡で唯一、ピント連動対物レンズ位置補正機構という、寄り目ギミックを採用しています。



最近接時には10倍程度の双眼拡大鏡になり、両眼で500円玉2枚、片眼で、2枚に僅かに足らないくらい大きく見せ、Papilio(アゲハ)の名の通り、昆虫などを拡大して観るのに適しています。




防水ではありませんが、ラバー装の筐体は持ちやすく、三脚座があり、ワンタッチでストラップが外せるなど老舗らしい手慣れた造りの良さを感じさせます。
前面のガラスカバーはマルチコート、対物はマルチ+モノ、接眼はモノコートで、その所為か視野は薄く黄色に着色されています。一般的な用途での比較に、同じ逆ポロのアリーナ6×16、倍率の近いHM6.3×40と見比べましたが、ぱっと見ての明るさはアリーナと同等、勝間よりかなり落ち、ヌケも良くないのですが、着色にともないコントラストは悪くなく、さらに解像感はパピリオも大健闘していてアリーナよりは上です。そして像質はともかく、一番フラットな視界はパピリオです。
近接補正機構との兼ね合いでしょうか、被写界深度はかなり浅く、近距離のみならず、数十メートルレンジの観望でも頻繁にピントの調整が必要です。一番の欠点は、ゴーストとフレアが盛大に出ることで、これは構造上仕方のないことだと思います。概して、以前店頭で覗いたときよりもかなり見えが良く、特に解像感とフラットさは拡大鏡としても申し分なく、おそらく、個体差があるような気がします。

パピリオの真価は、やはり近接使用時に発揮されます。ミニチュアカーやフィギュアを床目線で観たときの、自分が小さくなって入り込んだような感覚は独特のモノです。超望遠レンズで電車を前から撮ったとき、パース(遠近感)がつかず、後ろの車両まであまり大きさが変わらずに見える、あの感覚が、近寄って大きく見える視界にも反映され、両眼視ならではの立体感が、浅いピントで強調される、視覚のパラドックスの世界です。

ただ、すごく近くを両眼で見られるだけで、普通の双眼鏡とは全く異なる感覚で、思いもよらない使い方ができるオモシロイ製品です。

コアラのフーガ

2013-02-25 23:22:05 | 脱線して底抜け
先日の旅行時に観たコアラのなかで、背中に哀愁のある御仁。
ガラス越しで一番遠くにいたので、質感が上手く撮れていませんが、こっち観るなよオーラを振りまいていて、何故だか暫く見入ってしまいました。
他に、診察中のコアラやユーカリをむさぼり食うコアラや惰眠を貪るコアラ、拗ねたのもいましたし、それぞれが勝手なことをしていました。


そんななかで、彼の背中にある種の威厳のようなモノを感じた次第です。

Rodrigo y Gabriela ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ

2013-02-24 18:18:21 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
アイルランドで活躍するメヒコの男女アコギデュオです。
先週、FMラジオで彼らの演奏を聴き、その一時間後にはCDを注文してました。
もっとも好きなギタリストはライ・クーダーだと公言するワタクシですが、テクニック至上のイングヴェイ・マルムスティーンに傾倒し、コリエルやディメオラのレコードも幾つか持っていました。彼らにはラリー・コリエルやアル・ディメオラの、更に云えば、パコ・デ・ルシアの匂いを感じました。
日本語版タイトルが「激情ギターラ!」などと胡散臭いものになってますが、彼らのギターは迸るテクニックが心地よく、今年初頭に何度目かの来日公演をしたのも知らぬワタシが、2006年発売の上記のCDを、気に入った次第です。
確かに、上に挙げたビッグネームのギタリスト達に比べれば、音の粒立ちの艶やかさに足りないところはあるのですが、アコースティックギターのダイナミックレンジの広さ、楽器としての魅力を余すところ無く引き出していて、デジタル音に慣れた耳を潤いで満たしてくれます。
オマケのDVDは結構ライブ感があり、画質はお粗末ですが愉しめました。

ベオコム

2013-02-23 22:36:43 | 電器屋さんなどで売ってるモノ
初めて、世帯主となったときに選んだ電話がこのベオコム1000。



デザインやカラーよりその機能に惹かれて買いました。
機能と云っても特殊な機能ではなく、軽い受話器と、明瞭に聴こえる密閉式スピーカーでの受話の聞き取りやすさを気に入ってのことです。
デンマークのバングアンドオルフセンの製品で、同社の他の製品同様、優れたデザインと、高価なのが特徴。
テンキー、*、#、音量の+、-、押し間違いのR(everse)、Redial、Memory、Pause、Enterとワンタッチの赤いボタン、シンプルなインターフェースで、横のパッドは樹脂製ですが、鉛筆と消しゴムが使え、横にスライドすると、数枚のメモ帳がでてきます。
この電話で聴く音声は実に聞き取りやすく、30Kという価格も、機能の乏しさも気にならずに使ってましたが、10年目くらいに、故障し、家人の要望で留守電など多機能のコードレス子機つき式電話に替わりました。
ビビッドな配色ですが、不思議と違和感の少ない外見に馴染んでいたので、残念だったことを、思いだします。


boya fit ボーヤフィット - ”全ての顕微鏡用自分専用目当て” を双眼鏡に流用する

2013-02-22 19:16:29 | 双眼鏡 望遠鏡
という実体顕微鏡用の目当てが、顕微鏡の接眼部に対しては汎用性があり、2012年のグッドデザイン賞にも輝いたということで、品質も期待でき、先達の方に倣い、双眼鏡用の角見口として使えないか、試してみました。
まずは購入前に価格調査です。ダイレクト通販しか入手手段が無く、送料手数料込み税込みで3675円。送料手数料分安くならないかと2組を見積もりしても値段は変わらないらしく、結局1組だけ購入しました。透明な塩ビの筒に入れられ、やってきたボーヤフィットはつや消し仕上げのシリコーンゴム製です。大変ホコリが付きやすく、少々閉口。
アイポイントが15~20mm、接眼部の長さが35mm程度必要とのことで、最初は勝間光学さんのIF機にて試しましたが、
N社や、F社のIF機用純正アクセサリと違い、回転するような嵌めかたができないのと、サイズが微妙に合わず、断念しました。
で、接眼鏡筒が短めではあるのですが、一二三光学さんの10×50BCFに嵌めてみました。

意外とサマになりますし、アイポイントも適正です。

使用感は、非常に柔らかいゴムなのでフィット感は上々ですが、微振動は収まらず、細かいブレの解消にはなりません。天頂近くを仰ぎ見るときは、顔で双眼鏡の重さを支えられますので、ラクです。両目頭側はカップがなくまた大きなカップにも二重構造になって空気抜きがあるため、接眼レンズは曇りにくくなってます。外側から光が差し込むことはありませんし、接眼に対して瞳の位置は決まりやすくその名の通り、です

戦場にて・・WP8×30RC-D(勝間光学機械さんの双眼鏡 その11)

2013-02-21 23:21:35 | ミニ連載:勝間光学機械さんの双眼鏡
以前に、WP6×30SB-Dとの比較で紹介したWP8×30RC-Dですが、現用機として陸自等の軍隊に納入されてる機種でもあり、戦場にて使われる双眼鏡として、改めて評価したいと思います。

もっとも、市販されているWP8×30RC-Dは、軍用双眼鏡として必須のレチクル(勝間光学さんではスケールと呼び、一目盛りが10ミルを表し、目標の実際の大きさが分かっていれば、その目標までの距離が分かる、例えば全長約10mのロシア製T-80U戦車を視野内に捉えたとき、それが5ミルであれば2000m先、逆に距離が分かれば、大きさが分かる)と、照準、測距レーザー防護用フィルター(米のカッパーヘッドや露のクラスナポールのようなレーザー誘導砲弾、スナイパーのような砲発射セミアクティブレーザー誘導ミサイルなどのレーザー光が網膜を焼くのを防ぐ)は装備されてはおらず、クリアな視界となっています。
実際に、自衛隊で使われている様子ですが、下の写真は、左側のレチクルを使って、距離か大きさを見定めているところでしょう。

WP8×30RC-Dの視界は以前にも書いたように、極めて見えの良い中心部、ややぼやけるその周り、そして視野の端っこ、最辺縁部は光量も落ちます。但し、持ちやすい筐体は、上下左右に振っての索敵に易く、中心部重視の視界も対象を捉えての凝視に全く支障はありません。視野一杯に拡がる巨大な建造物や、よほど近くの対象を見ない限り、周辺が気になることはありません。また前回の記事では、WP6×30SB-Dと前玉が共通なようだと書きましたが、接眼の焦点距離からすると、若干計算が合わず、もしかしたら、やや長めの焦点距離の前玉かもしれません(WP5.3×30RG-DとWP6×30SB-Dは前玉共通、接眼の焦点距離の違いで計算が合っています)。



外観の特徴であるラバーコートの迷彩は、俗に新型迷彩と云われる2002年より自衛隊が採用している野戦用迷彩に近くやや暗い感じで、隠蔽性が高そうです。極めて頑丈な造りといい、実戦用の兵器らしさに、光学機器らしからぬタフネスを感じさせます。対物キャップにも、タックシールなどを使って迷彩柄を貼るのも雰囲気が出るかもしれません。



接眼のIF目盛りは、SS10×50やHM6.3×40、WP5.3×30などのラバー部と違い、見えにくい△マークではなく、ハカマがせり上がって切り欠きがある見やすい仕様です。WP7×50RB-Dもそうなのですが、実用本位の道具としての配慮かと思われます。



対物の前端のラバーは3mmほどの厚みのある、ぶ厚いラバーです。持ちやすくするためのラバー装ではなく、充分にゴムダンパーの役割を果たしそうです。


はんごう型ケースも他機種同様、日本製の立派なものです。この中に入れておけば不整地を揺られて輸送されても、大丈夫なんじゃないかと思える、良い伝統と云えるでしょう。

WP8×30RC-Dは、私の持っているどの8倍機より被写界深度が深く、中心部のクリアさは特筆に値し、明るさも口径の大きな42mm機に迫り、なおかつ、広視界です。流石に星見などには適さないでしょうが、頑丈さも踏まえ、偵察任務などに最も適している双眼鏡でしょう。
何を偵察するかは、ともかく。

商業主義オリンピックの末路

2013-02-20 23:15:28 | シロートの戯言
レスリングの廃止のことです。
IOCの理事、委員たちは、本来最も優れたシビルサーバントでないといけない立場だと思うのですが、6代会長のキラニン卿が”アマチュア”という概念を除外してから商業主義を辿りはじめたIOCは、偏狭なナショナリズムが跋扈するだけでなく、運営そのものが金銭の授受による汚辱に塗れた底辺にまで堕ちてしまっているようです。立派なお題目の憲章を掲げながら、拝金主義がはびこる碌でもないヒト達の集まりです。
オリンピックそのものは競技会として云うまでもなく最大のモノで、それを挙行することに、なんら異議はないのですが、開催地の選定や競技の統廃合に関しては、もはや醜いエゴがぶつかりすぎで、正視に耐えません。
いっそのこときちんとした営利団体にして、役職に対してきちんとした監査が入り、汚職の摘発も出来るようにした方が良いと思います。

Trompe-l'œil トロンプイユ(眼を騙す)

2013-02-18 23:28:00 | 写真機 画像
英語ではトリックアート、だまし絵のことです。

写真は陶板複製画のメッカ、大塚国際美術館にある膨大な作品のうち、ホルバインの「大使たち」です。

上の写真や、リンク先の本物の画像を見ても気付きにくいトロンプイユですが、一旦気付いてしまうと、もう元の絵を見ても、その気付いたモノが際立つようにしか見えません。
視覚が意識によって強く左右されていることを如実に示す好例だと思います。

双眼鏡などにも、似たような現象は有って、特徴的な欠点や利点が、強く意識されると、単なる思い込みでなく、視覚がその特徴をより一層際立たせます。
主観が実際の視覚を支配するその仕組みが、例えば超有名な高級機を俎上に挙げても、その周辺視界の崩れを揶揄する人も居れば、中心部の比類のない精緻な見えを崇め奉る人も居るという事になります。

いろいろな双眼鏡を観ても、あら探しをするような見方でなく、観望対象や条件を変えて、じっくりと比較して、上手く視覚を制御できる、そんな良い印象を持つことが出来れば、より一層その双眼鏡を愉しめるようになる、と思った次第です。

星降る夜には瞳径の大きな双眼鏡で(勝間光学機械さんの双眼鏡 その10)

2013-02-17 18:44:09 | ミニ連載:勝間光学機械さんの双眼鏡
昨日の記事のように、家族で、海沿いの山の斜面のホテルに宿泊し、私はどっと持参した双眼鏡、望遠鏡で、星見を堪能してきました。
背後の山が街の灯りを遮り、海沿いの国道の僅かな灯り、ホテルの敷地の灯りも、ほとんど気にならない、充分に暗いロケーションです。部屋も暗がりにして、きちんと暗順応してから、星空観望です。地形から、北西に面したバルコニーでしたので、方角は限られ、時折流れてくる雲に邪魔されながらでしたが、夕方に吹いた強い風のおかげもあり、大気は澄み、月も早くに沈む、絶好の条件です。
肉眼でも溢れる星々に気持ちは高まりつつ、三脚にスカマとアルタス傾斜望遠鏡をセットし。双眼鏡のキャップを外して順に見ていきます。
都会の空とは違い、星の背景の空が、黒いです。完全に目隠ししたとき瞼の裏に現れる、モワモワとした暗ノイズ、それが背景の空の部分で充分に分かります。
まずは、雲間から見える星空にスカマを向けます、視野一杯に星々が満ちています。ただ普段あまり見ない方角の空なので、特徴的な星々も、ぱっと頭に名前が浮かんできません、というか、どれが都会でもよく見える一等星なのか分かりづらいほど星が見えます。
次に、WP7×50RB-Dを持ち出します。充分に暗順応した眼で、じっくりと見ても黒い夜空に、星が溢れます。手持ちで見ているので、僅かな手ブレを抑える工夫をすれば、普段見たこともないであろう微光星がブワッと現れます。
SS10×50SK-Dも、端正な見え方のまま、いつもよりずっと賑やかな視界になります。雲が少なくなるにつれ、星図、星図ソフトなども頼りにして、普段探しづらい星を追います。北西の空には、見やすい位置までM44が下りてきたので、じっと追い、方角を子細に見定めた上で、傾斜望遠鏡で倍率を上げて観ます。蜂の巣の様に点々と寄り集まった星達が見えます。22倍の倍率が最適解だったようで、息を呑む美しさです
小型のWP6×30SB-Dでも同様に、普段とは違う迫力が加味され、大口径の双眼鏡のような印象です。WP5.3×30RG-Dではさらに明るい星々が、広い視野一杯にひろがります。HM6.3×40の視界は、より賑やかです、口径の差異は如実に感じられ、微光星の明るさは7×50と遜色なく、低倍故の視界の広さ一杯の星々が、実際の見掛け視界をより大きく見せ、軽さと、アイポイントにあった改良見口のおかげもあってか、いつまでも見ていたい星空です。
上記の機種以外でも、8×56、9×63、10×70などで、長時間眺めていても負担にならない機種なら、時間を忘れてずっと眺めていられそうです。
今回、かなり条件の良い星空では、普段見慣れた双眼鏡たちの魅力が倍増することが分かりました。瞳径の大きさが充分に生かされ、星の見え方は桁違いです。ずっと眺めていたい星空に対して、低倍率の双眼鏡はしっくりと安定した観望をもたらし、更に云えば、持ちやすく、覗きやすい、そんな双眼鏡が何よりの機材です。

いつしか雲も遙か遠くの水平線に僅かに残るばかりになり、見上げるだけで、北斗七星やらおおぐま座、カシオペアなど有名な星達が降誕するように迫ってきます。そこで、テレコンビノを持ち出します。
あっと声が出たきり、ずっと空を観ながら、なにも考えずに足もとの悪さも忘れてのけぞり、よろけても、テレコンビノから眼が離せませんでした。

上で、良質な瞳径の大きい双眼鏡は何よりの機材だと述べました。
こんな条件の星空では、テレコンビノは宝具です。

真冬並みに寒いと予報が出てる週末ですが

2013-02-16 20:00:00 | 日記
・とある会員制リゾートホテルに遠征してきます。
・行く先にネット環境があれば、記事に致しますが、無ければ、
・20時に予約投稿された、このお知らせが皆様のお目にとまることになります。
・悪しからず、ご了承下さい。

と、上の文章を出掛ける前に書き留めてから、現在夕刻で、ホテルのラウンジです。
ラウンジではネットが使えるみたいなので、この記事は一旦午後8時にアップされますが、なにかお伝えしたいことがあれば、また出てきて追加します。
期待せず、お待ち下さい。

※2/17追記
実は、部屋のバルコニーからのお気楽星空観望があまりに素晴らしく、眠気の限界まで星見に勤しんでいたので、16日中に記事を追記することはできませんでした。ホテルは二つトイレがある広いスーパースイートで、写真はバスルームに付属のトイレに座って撮した、窓からの風景です。

単眼鏡×2

2013-02-15 21:21:44 | 双眼鏡 望遠鏡
ライト光機製のSeek4×13のパンフォーカス単眼鏡を二つ重ねてみました。
最初は互い違いの向きに連ね、お互いに逆方向に開くようにコンパクトにまとめましたが、鼻梁と干渉するので、オーソドックスな双眼鏡めいた形にしました。
眼幅や光軸調整は適当でも、4倍という低倍率のおかげで、支障有りません。
むしろ、13°という広い実視野でヌケの良い、あっさりと周辺像を捨てた、ちょっと面白い双眼鏡になります。


日中では、Nikon遊よりずっと広い視界が楽しくはあるのですが、光学性能は遊にはかないません。また遊よりは明るく薄暮にも強くはありますが、勝間の低倍機、たとえば5.3×30などとは比べるべくもありません。却って、コンパクトさが損なわれたSeek4×13に、魅力は乏しく、ワンタッチ開閉機構すら、ぶれやすい光軸を生む仇になります。

暇つぶしにはなりました。

京はお肉

2013-02-14 23:26:57 | 日記
焼き肉屋さんへ行ってきました。
3月より春節あけの某国へ転勤される方の歓送の宴会です。
結構、甘みのあるお肉の色んな部位を、嫌みでない蘊蓄付きで、脂が熱くならない程度の焼き具合でバクバクと。
週末は予約が取れないほど、繁盛してるお店らしいのですが、なるほどと思わせるお味と雰囲気、価格もそこそこ安く、万人にお勧めできる焼き肉屋さんです。

多来多来さんといいます。