テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

猿真似

2013-01-31 22:22:05 | 日記
おそらく、誰もが思ったであろう言葉です。
京都大学は、チンパンジーの観察に於いて、人間に特有とされていた道具(文化)をよりよく使う(発展)、それを学習(伝播)するといった行動が見られることを発表しました。
京都大の霊長類研究は今西錦司らによって礎が築かれましたが、当初から後の社会生物学的な観点に強く傾倒していた今西の影響というか、元来、擬人化された猿についての文化的素地、鳥獣戯画、みざるいわざるきかざる、さるかに合戦、桃太郎などなど、北限の猿が野生で身近にみられる日本とその周辺ならではの猿に対する人間社会の投射があったらしく、欧米流の実地生態学とはちょっと異なるアプローチがされていました。今回の発表も、経験的に知っている知見を、事実に基づいたデータがとれたことで発表した、いわゆる、”小出し”めいたものではなかったかと思います。

個人的には国会に棲まう、一部の猿並みのヒト達を生態的に観察し、その秘密を解き明かして欲しいと思ってます。

社会的動物に過剰な保護、世話を与えると・・・

2013-01-30 21:25:03 | シロートの戯言
アリストテレスはポリス(古代ギリシアの都市国家)的な動物と云い、現代では社会的動物と云われていますが、ちょっと考えれば分かるように、記事タイトルの設問の行方は、社会的動物でなくなってしまうということ。そして社会を崩壊させかねない因子になることもあるでしょう。
元々ヒト含め多くの生物は、遺伝子の乗り物で、遺伝子そのものは、自分の複製を残すこと以外は何の動機付けもされていない符号のようなものです。生命の危機、飢餓、孤立など、繁殖に成功しがたい環境に対して、遺伝子はその機能を発揮し、競争し、戦い、勝ち取ろうとします。例え高度に知性化された生物であっても、その影響から逃れ出ることは困難です。純粋思惟にまで達することが可能なら、遺伝子の影響から遠ざかることはできるかも知れませんが、その生物が安穏とした環境に置かれ、生存と繁殖と個体の肉体、精神状態が良好であることが続くなら、遺伝子には何もすることがなく、その状態にとどまろうとするのみです。

かなり強引なたとえ話から始まりましたが、現代の高福祉社会のことです。
よく云われるのがセーフティネットという考え方。例え、どのように闊達に活動し、生産し、利益を挙げている人でも、何らかのきっかけで挫折し、失敗し、敗北し、傷つき、病むこともあるでしょう。老いてもきます。そのような人に福祉という観点で、行政が手をさしのべるのは、全くアリだと思います、というか、原始時代でも、そのようなしくみはありました。
問題なのは、福祉の庇護下で係累を積み重ねるとか、福祉を受けるために、家族構成や住まいやその他に偽り、嘘や、実態と違う建前を用い、また、福祉庇護を吸い上げられるために、囲い込まれてしまう。そんな、セーフティネットという概念とは全く異なる動機で、徒に浪費しながら過ごす、そんな行為です。
国会など見てて嘲ってしまうのは、健康で文化的な最低限度の生活を営むのは国民の権利だから、生活保護は、外国人にも必要であり、全く経済発展に寄与しないこれらの費用は、優先的に予算が割り当てられるべきである。究極的にはそのように主張している国会議員さんがいることです。
健康で文化的な最低限度の生活を営む・・というのは、森戸辰男という日本社会党の礎みたいな人が草案に関与したということですが、”文化的”の拡大解釈が年々増進する中で、”健康”という言葉が、過剰な医療費負担の機構を構築し、”最低限度”の意味合いは薄れつつあるばかりのような印象があります。

日本国憲法は国民の三大義務(納税、勤労、教育)を謳っています。その義務を果たし、権利を享受するために、社会に属して生活する。安心してそれらの行為に邁進するためにこそ、福祉はあるべきであって、お金を貰ったり、養ってもらったりする偽物の権利を声高に振りかざす、憐れむべき生き物たちのためではありません。

バウルー

2013-01-29 22:34:49 | 電器屋さんなどで売ってるモノ


ホットサンドトースターです。
昔、昼食に弁当を作って持って行ってた頃、定期的にコレで作って持って行ってました。
パンの間に具材を挟み、コンロの直火で両面を焼いて作ります。
手前みそながら、超評判が良くて、自分の定番の具材が数パターンありました。

1.キャベツとウインナーとチーズと卵焼き
卵焼きは四角く5mm程度の熱さで焼く、8枚切りの食パンにバターを塗り、タマゴ、千切りキャベツ、ウインナーのそぎ切り、スライスチーズ(とろけない)を挟んで焼く、好みでケチャップなどで味付け

2.エビかつ
エビを下処理して、細かすぎないように刻み、あらかじめ火を通しておいた刻みタマネギとよく混ぜ、四角く成形して凍らせたものを、そのまま衣を着けて揚げる、チーズとはちみつレモンマヨネーズと挟んで焼く

3.カレー
合い挽きミンチとタマネギとキノコをよく炒め、ミンチの油にカレー粉、ルーを伸ばすようにして、キーマカレー風ペーストを作る、チーズと卵焼きで挟んで焼く

4.ポテトサラダ
サラミを使ってポテサラを作る、タマゴとチーズで挟んで焼く

5.とんかつ
しゃぶしゃぶ用の極薄豚肉に小麦粉とバジルをまぶして重ね、ミルフィーユ風とんかつを作る、両面をチーズで挟んで焼く

6.バナナ
バナナをスライスし、アーモンドの薄切りと一緒に少し蜂蜜を垂らし、チーズで挟んで焼く、リンゴを入れる場合はあらかじめ少し焼いて水分を飛ばしておく

7.ツナ
シーチキンと生タマネギ、キュウリを好きなドレッシングで味付けし、タマゴとチーズで挟んで焼く

などなど。

食べるまでに時間が経つので、具材の水分がパンに移ってしまいすぎないように、タマゴやらチーズやらで挟んでおくのがコツ。とろけるスライスチーズは、流れ出してくるし、味が混ざりすぎてしまうので、お勧めしません。焼いた後は耳をブレッドナイフで切ってしまい、ホイールペーパー(アルミホイルは蒸れすぎる)で一個ずつ、くるんでやると、弁当に最適です。当然切った耳は結構味がしみていて香ばしいので、朝ご飯の足しになります。

信頼のワケ(勝間光学機械さんの双眼鏡 その4)

2013-01-28 23:22:43 | ミニ連載:勝間光学機械さんの双眼鏡
今回は、写真はおろか、図版すら全く無いテキスト主体の回です。

工業生産品において、仕様書、規格書に定められる管理値は、生産数が多くなるにつれ、分布の代表値にしか過ぎなくなってきます。
母集団が大きくなればなるほど、最上位の個体と最下位の個体の差は開き、両端を摘まない限り、特定個体の偏差は大きく開いてきます。
とんでもなく高い評価、レビューの製品であっても、その優秀な個体が分布図のなかで、どこに位置するかは知りようもなく、同時に自分が手にする個体がどこに位置するかも当然ながら知りようがありません。

全ての工業製品について上記のことはあてはまり、例外は皆無に等しいと云えます。カメラや、他の光学製品についても同様で、昔、ハッセルブラッド用のツァイスのあるレンズを、自分の気に入る玉が手に入るまで延々と売買を繰り返した人がいました。あの当時の独逸製のプロ用高級レンズにしても、バラツキはどうしても避け得ず、その人は自分が見た素晴らしい描写のプリントに魅せられて、そのように行動したのです。

現在に於いては、民生用の製品の生産現場で、生産技術的な製造工程が確立してしまえば、真っ先に簡略化されがちなのが、検査工程です。
もちろん、構成部品点数が多い製品では、個々のパーツのバラツキが、その製品の性能を大きく変えることなど殆ど無いのですが、部品点数が少なく、その少ない部品の個々の精度、機能に全体の性能が大きく左右される製品の一例が双眼鏡です。
以上のことを理解すると、当然の帰結なのですが、例えば国産双眼鏡の頂点とも云えるN社のEDレンズ採用ダハ機でも、(噂の範疇なのですが、製造を外注化してコストダウンしてから、)良くない個体も散見するようになったということがあります。
実際、N社にしろ海外のZ社にしろ、或いは他の大手光学機器メーカーさんは全て収益の点での本業があり、ステッパーやメディカルなど、超高性能に見合った高価格が得られる分野に、製造スタッフの精髄を注力しています。
ポロで有名なF社さんでも、その製品の確実な性能評価とは別に製造品質に疑問を呈しているマニアさんもおられます。
そのような、謂わば、片手間に双眼鏡を販売してるメーカーさんとは明らかに違う姿勢なのが、勝間光学機械さんだと捉えています。
最終の光軸調整を例にとっても、勝間さんの双眼鏡はどれも文句のつけようが無く、眼幅を変えても、ほぼずれません。自分で光軸調整してみれば分かりますが、どの眼幅でも満足な光軸になるように調整するのは結構難しいのです。端的に分かるのが、HPで片肺の単眼鏡が良く紹介されてますが、アウトレット販売をしていて、あのような片肺が残ること自体が、アウトレットと云えども、確実な製品を生み出している証左なのだと考えています。
確かに、新しい設計のものはなく、既存の金型で作れるものばかりかも知れませんが、その製造(組立、調整)に少数精鋭のベテランの職人さんが注力して作られている、そんなイメージです。

山スキー

2013-01-27 19:50:31 | Outdoor
私が取り残されてしまったものであります。

雪中登山を絶え間なく行っていた頃、登りは仕方ないとしても、下りのラッセル(雪をかき分けて進むこと)はとてつもなく体力を消耗するため、登山靴で登り、下りは緩斜面を滑り降りてくるという意味での山スキーで、現在のテレマークスキーに少しだけ近い行為です。

実際にやっていたのは、積雪の少ない急斜面を登り、下りの緩斜面のみ、登山靴のつま先を固定できるビンディングをつけたごく短いスキー板で降りる、時にはその繰り返しで縦走する移動方法で、アルペンスキーの優雅さとはほど遠い方法でした。なにより、ストックを持つことが稀で、曲がることすらままならない(重い荷物を背負って、ポール無しでのテレマークターンは、高等技術)ので、腰を低くして、スキーの上でうずくまるかのような姿勢で、一直線に降り、停まるときや曲がるときは一旦こけて停まり、向きを変えて再下降します。稀にゲレンデの近くを降りることもあったのですが、荷物と一体化したせむし男達が、ズドーーと降りてくる様はさぞ異様だったように思います。

ところが、今、登山靴用のビンディングは商品として無くなってしまい、クロカンスキーやバックカントリースキー用の、歩いて急斜面を登るには適さないシューズ用のビンディングや板しか売ってないのです。
今では雪中を歩いて登り、下る場合、スノーシューを使って、というか、スノーシューで行動できる範囲がお気楽雪中登山の対象なようで、それ以上の険しい地形では、しんどい思いをするのが当然だよという風潮らしいのです。
私がやっていたような上り下りは、限られた山でしかできないことではあったとは思うのですが、何より優雅でなく格好悪いのがいけなかったのかとも思います。クロカンやバックカントリーの道具は、スマートで格好いいのが沢山売ってます、ただ、道具によって楽しみ方を限定されてしまっている様な気がするのは否めません。

WP7×50RB-D(勝間光学機械さんの双眼鏡 その3)

2013-01-26 23:49:37 | ミニ連載:勝間光学機械さんの双眼鏡
前回少し書きましたが、30年前からほぼ変わらぬ仕様のままの大きな双眼鏡です。
船舶用としてデファクトスタンダードな7x50の完全防水の双眼鏡ですが、その明るさ、瞳径の大きさから、薄暮や星空観望にも適しています。
外洋船では、ワッチ、観測に、漁船ではナブラなどを追う為に、水平線までを観望する目的で船に積まれている双眼鏡ですから、過酷な環境でその性能を発揮する、堅牢至極な製品です。ラバー張りの外装は充分にホールドしやすく、ゴツイ手のヒトなら、握力で片手持ちも可能です。



プリズムハウスの下側は、ゴムのリブが短く、平らになっていて、ちょうど親指の腹がそこに当たります。よく練られていることを感じさせます。
対物キャップもラバー製で、その弾力を利用して折り返すようになっており、ブラブラすることはありません。ゴムの耐久性が気に掛かる処ですが、強い日差しや塩分、飛沫に耐えるゴムです。もともと日本製のゴムに対しては絶大の信頼感があって、長い間独逸製の車を乗り継いできましたが、ゴム(エンジンマウントのダンパーやマフラーの吊りゴム)だけは、日本製のリペアパーツのほうがずっと優れていたのは、身を持って知っています。



対物レンズの外側と、接眼の目側は、耐久性の高いマゼンタコート(モノコート)のままです。昔は、プリズムもマルチコートではなかったそうですが、いまはマルチコートされています。光学用機器のレンズコーティングとしては充分に耐久性の高いマルチコートが常道なのですが、船の道具として手荒い扱いにも耐えるマゼンタコートを残していたのだそうです。


アイレリーフは16mmだそうですが、折り返しゴムの短さと同様、もう少し短いというか近い印象です。裸眼での使用がベストでしょう。

合焦範囲は無限遠に合わせて、3~40mくらいからピントが合うようです。視野内の平坦性、歪曲の無さについては、より倍率の低い3機種を大きく上回っており、ビル群を視界に入れて左右に大きく振っても、さほど違和感はありません。ただ、カラーコントラストは低倍の機種より劣り、視界内に同時に原色が複数入るような観望では、ヌケが悪いような感じになります。おそらくは耐久性重視のマゼンタコートの影響かなと想像します。コントラストに影響されない観望対象では解像感は充分で、余裕のある光学経路のおかげか、周辺減光も極少です。ケルナー式の接眼ということなのですが、周辺像の減退は穏やかで、敢えて隅っこを見つめようとしない限り、大して気になりません。見掛け視界(新JIS/ISO)を倍率×実視界でWP6x30SB-Dと計算比較すると48.1°で差異がないのですが倍率と1000m視野で計算すると6x30の47.9°に対し7x50は48.3°となり、実際の見え具合でも優にその差以上に7x50のほうが広く見えます。
星見に使うと、7x50らしい明るい見え方です。まだ充分に暗順応してない状態でも、同じ50mm口径のSS10x50SK-Dに比べ、星々の色がよく分かる明るい点像です。近隣での観望でしたので、さほど暗い空ではなく、暗順応が進むにつれ、より灰色に見えてきたのですが、ヒアデス星団とその周辺の星々が、丁度一望でき、きらめく鋭い点像が美しく見えました。なにより、重さを充分に支えることが出来れば、神経を使ってブレを抑えなくても視界が揺れることなく観望出来るのは、SS10x50SK-Dには無い強みです。ちょうど目当てゴムに眼窩を軽く押しつけて支えられるので、天頂付近の観望も、重さほどの負担を感じません。丁度満月だった月の方向は、けっこうゴーストが出ますが、もともと月は仇敵なので仕方ありません。視線を地表に下げると、街灯の影になった橋桁の下など、肉眼よりずっと明るく見え、7x50の真骨頂です。
今回、WP7×50RB-Dを入手できたのは、当方の無理難題に応えて頂いた勝間光学機械さんのご厚意によるものです。あまたの7x50双眼鏡の中から勝間光学機械の製品を選んだのは、価格も手ごろであった為なのは間違いないのですが、同時に、アフター含めて、信頼できるメーカーであり、実際に拝見したことはないとはいえ、作り手、売り手のお顔がうかがえるような、ものづくりの姿勢に感嘆しているからです。
現行のSS7×50シリーズの方が、軽く、フルマルチコートで、上質な接眼レンズも含めてWP7×50RB-Dより、総合的に良い製品だと思います。その上で、WP7×50RB-Dの方を選んだのは、勝間さんの歴史上の逸品であり、おそらくはあまたのユーザーの信頼を受け続けてきたその重み、また現状でも充分高性能な変わらぬ価値を知りたかったからでした。

キムボール・キニスン

2013-01-25 23:28:48 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
その昔のE・EスミスのスペオペSF、レンズマンシリーズの初期の主人公で、幼い私が活字メディアで初めて、”ヒーロー”として認識したのがこの人です。ヴェランシア人(竜)のレンズマン、ウォーゼル、巨躯のオランダ人バスカーク、その他数限りない登場人物、異星人が銀河パトロールとボスコニアンの戦いに参集し、グレーレンズマン(独立レンズマン)となったキムが、とあるパーティで、その地味なグレーの出で立ち故に、かえって注目と尊敬の眼差しを集めるあたりは、私に中二病の前駆症状をもよおさせるに充分でした。
もっとも同世代の子供達にとっては、そんな銀河パトロール隊のことなど全く知らない興味ない面白くないのは、当然なので、手首に着けたレンズに対する熱い思いを語り、闘うことは無かったのでした。ジュブナイル世代を過ぎた後は、なんかレンズマンシリーズの設定や物語全てに気恥ずかしさを感じ、その後アニメ化されたときでも、どちらかというと避けてました。思い出多い作品とキャラクターなのにも拘わらず、思いだす度、懐かしさより気恥ずかしさが先に立つのはこのヒトだけで、当時の私が如何に強く影響を受けていたかが知れるのです。

勢揃い(勝間光学機械さんの双眼鏡 その2)

2013-01-24 23:28:18 | ミニ連載:勝間光学機械さんの双眼鏡
まず最初に、お腹いっぱいになって頂きます。

左上から下に、WP8×30RC-D、HM6.3×40(HM8x40にSS7x50の接眼部を付けたもの)、SS10×50SK-D、右上からWP5.3×30(WP86×30RG-D?にSS7x50の接眼部をつけたもの)、WP6×30SB-D、WP7×50RB-D、です。

ツァイスの双眼鏡のコレクターの方が、こんな風にしてるのは見たコトがありますが、勝間光学機械さんの双眼鏡も、壮観です。

試作機や、HPのラインアップに無い機種も含まれてますし、30年前とほぼ変わらない仕様の機種もあります。ただどの機種にも共通するのが、堅牢な耐久性を賦与し、ガタやユルミとは全く縁のない精緻な加工と、確かな性能を約束する高品位なパーツを確実に組立、調整された光学系など溢れるクラフトマンシップです。
覗きながら手探りで眼幅と無限遠をピシッと合わせて、中折れ軸、IFの視度目盛りの双方が、私の左右の目の若干の差も含めて全機種全く同じ数字になったのには、心地よいほどの驚きを感じました。

全然違う分野の話ですが、バーコのモンキーレンチにアゴの幅を示す目盛りがあります。その正確さは、ボルト、ナットのサイズが分かっていれば、目盛り合わせだけ、咬ませてから調節せずとも、ボルト、ナットをナメること無く回せるほどなのですが、それに似た信頼感があるのが勝間光学機械産の双眼鏡です。

テロ

2013-01-23 21:52:07 | シロートの戯言
かつて日本は、世界的に有名なテロ集団、日本赤軍を囲っていました。

語弊がある書き方ですが、実際にアラブ圏のイスラム原理主義者からは、WW2で敗れ、占領されたにも拘わらず、奇跡の高度成長を遂げ、またあらたに西側社会への反旗を翻すもの達が現れ、テルアビブ事件での一般市民への無差別テロ襲撃で世界中に衝撃をあたえ、その後も黙々と無差別テロを行った、西側の鬼子のようなテロ集団の発祥の地だという印象を持たれていました。そんな日本は、テロリストでないイスラム原理主義者たちも含めて、不名誉で歪んだシンパシーを得ていたのでしょう。加えて経済でも西側社会を圧倒する権勢を示し、より一層その感覚は深まっていき、その後も、工業用の化学プラントで”汚い兵器”、猛毒のサリンを量産し、テロに使用した、特筆すべき事件もやってのけました。
ある意味、北半球のキリスト教圏の国々とは違う国だと思われていた日本に対しても、明確なテロが行われたのが、今回のアルジェリアの事件です。背景には、カダフィの死に伴って、リビア、反リビアの集積していた武器が一気にアンダーグラウンドに流れ、旧ソに代わって中共からの安い弾薬の提供があるのは事実ですが、今回のテロは、私にとって、アイルランドの血の日曜日、テルアビブ、政府軍による民衆へのテロ(某ひろば事件)、地下鉄サリン、911等と並んで、刮目せざるを得ないテロ行為です。日本に対して使われたリトルボーイとファットマンにも劣らない衝撃です。湾岸戦争以来、アラブにおいて、空気は変わりはじめたとは聞いてましたが、現実に眼前のものになると、やり切れない思いです。

ポロプリズム双眼鏡≫ポロプリズム双眼鏡 (勝間光学機械さんの双眼鏡 その1)

2013-01-22 21:26:20 | ミニ連載:勝間光学機械さんの双眼鏡
一般的にポロプリズム双眼鏡は対物レンズ軸と接眼レンズ軸がクランクしてずれるため、かさばる形状になりやすく、視軸が一直線にできるダハプリズム双眼鏡が、よりスマートで軽いと云われています。
拙ブログでは当初から6倍30mmのポロタイプをお勧めしてきました。
ただやはりポロはかさばるのかなあ、ゴツイのかなぁという思いは、どうしてもぬぐい去りようがなく、諸手を挙げてお勧めする感じではありませんでした。

サイコガンダムとZガンダムの対比のような上の写真は、WP7x50RB-Dと、WP6x30SB-Dを並べて撮りました・・・

一般的に、風景その他、日中メインの観望には勝間光学機械のコンパクトな6x30シリーズを一押しです。おそらく2月初めに何台か発売されるでしょう。
いままで、その高品質、頑強なツクリ、そしてなにより素晴らしいその見え味は身を持って知りつつも、ポロであるが故に、スマートなダハに若干気兼ねしてましたが、やはり本格的に双眼鏡を愉しみたいという方には、このサイズ、この性能、そしてこの価格の6x30シリーズ、そして春先には発売されるらしいCFの8x30を大々的にお勧めする次第です。
他にもコーワやヒノデさんのポロも捨てがたいのですが、勝間光学さんの双眼鏡は何より純国産です。重いのは頑丈さそのものの顕れです。

と云うことで、今回より不定期に、つごう6台の勝間光学機械さんの双眼鏡を紹介するミニ連載を始めます。小、中口径中心になりますが、私が短期間に、惹かれ、手に入れるようになったその魅力を僅かでも感じて頂ければと思います。

この時期、ウィルス性疾患にお気を付けて

2013-01-21 22:12:25 | 日記
身の回りで、感冒性胃腸炎でダウンするひとやら、RSウィルスにやられて、入院する幼児やら、いわゆる風邪とその諸症状に罹患するヒト達が群れなしています。

手洗いやうがいなど予防策が大事と云われますが、個人的には人混み雑踏に行かないことがイチバン、と思ってます。
人混み雑踏では、個体のATフィールドが、ウィルス等の到達距離以内に狭められるのが避けようもないからです。つまり罹患した知人や知己は遠ざけることができるが、保菌してるかどうか分からない、確率的には、誰かが必ず保菌してるはずの個体と雑踏の中でニアミスするのは不可避だと云うことです。

君子危うきに近寄らず。

コバンザメ商法は不可

2013-01-20 19:05:13 | 日記
近所に、市内で有名な、とある食べ物のお店があります。
ジャンク・ファストフードの類なのですが、土地柄、こだわるヒトも多い食べ物なのです。
市内はもちろん、近隣市や他県からも買い求めに来られるほど繁盛していたようで、近所の身としては???な感じもしなくはなかったのです。
ただ、狭い通りに面したお店で、向かいが大きめのアミューズチェーン店なこともあり、行列ができてるのがいつもの光景でした。
そのうち、数十メートル離れたところの角にほぼ同じものを売るお店ができ、店の構えはこちらのほうがずっと目立つ感じで、元々評判のお店の名前を知らなくて、この辺り、この通り沿いのXXXの向かい・・ということを頼りにきたら、まず間違いそうなお店です。
イミテーション商法ですなぁと半ば呆れながら見ていたのですが、いつ見ても、元々のお店にはお客さんが並んでるのに、その偽物には、誰もいないという状態でした。これでは間違いようもないなぁと快哉でしたが、それでも、並ぶのが嫌なヒトや、クルマできて待てないヒトなどが買っていたようで、結構長い間二つのお店が営業していました。
先日通りかかると、おこぼれに与るコバンザメさんの方が店をたたんでいて、新年早々、少しうら寂しさが漂っていました。




今日のサザエさんはグーで、あいこでした。

誰かヤツをとめてくれ!  暴走する双眼狂 (前奏:勝間光学機械さんの双眼鏡)

2013-01-19 20:51:15 | ミニ連載:勝間光学機械さんの双眼鏡
う~ん、もう重篤と云うしかない病状のようです。

先日来、EDC(毎日持ち歩く)双眼鏡Nikon遊4×10、GLORY WP6x30SB-D、ツァイスポケット8x20、そして4x13、6x18単眼鏡を、サービスエリアでの待ち時間とか、見晴らしの良いビルの一室とか、綺麗な夕焼け空を見たときとか、ぱっと見で同定できない野鳥を見たときとか、とっかえひっかえ見ています。観望対象の違いであらためて分かるそれぞれの特徴や違いにひとり納得しています。

そんな折、とある組織から、ワタシのホットスポットをクリティカルに打ち抜く一報がありました。


曰く、”ブツの準備ができたぞ”との事。

それはもう一も二もなく、受け渡しと代金はいつもの方法で行う旨返答いたしました。


某”板橋区の光学産業”という資料から、その組織の紹介を下に掲載します。


勝間光学の双眼鏡はニコンやキャノンなど大手メーカーのOEM 供給もしていましたが、「GLORY(グローリー)」というブランドとしても知られていました。板橋区において双眼鏡の最終製品を作っていたメーカーは最盛期の昭和32 ~ 33 年頃には50 から60 社もあったといわれており、その中には粗末な作りの双眼鏡も出回っていましたが、グローリーの双眼鏡は頑丈で信頼性が高く、通常の2~3割高い価格で取引されていました。
 勝間光学はかつて板橋区若木に本社・工場を持っていましたが、現在は縮小し、南常盤台のマンションの1 階にある小さい組立工場で操業しています。看板もなく気がつかず通り過ぎてしまうような場所ですが、そこで組み立てられる双眼鏡は、現在でもそのほとんどが世界各国の軍事用双眼鏡として使用されています。勝間光学の双眼鏡はシンプルで使いやすく、高い光学性能とヘビーデューティな使用に耐える堅牢さが魅力で、部品の互換性が高く何年前の製品でも修理がきくのも特徴です。そのため、多くの双眼鏡が海外製品になってしまった現在でも、“メイド・イン・イタバシ”の「GLORY」は、その信頼性から軍用双眼鏡として欠かせない存在となっています。




はぁ、待ち遠しいものなのです。

三面鏡

2013-01-18 22:38:25 | 脱線して底抜け
昔、結構な確率で、三面鏡というものが家庭にありました。
三面鏡のドレッサー(鏡台)は花嫁道具の三種の神器のひとつであったのかもしれませんが、正面の鏡と左右の袖鏡の大きさが同じ本三面鏡は、三角柱を構成するように半開きすることができ、少し開いてそこに首をつっこむと、見世物の鏡屋敷のように、自分が鏡の中に無限に反射して映り、どこまで、何十人目のむこうまで見えるか、よく遊んでいたものでした。
当然、裏面鏡なので、反射する映像にはガラスの厚み分だけ、ガラスの色がのり、ずっとむこうの自分の姿は、ガラスの緑色に染まって滲み、不思議な感覚だったのをよく憶えています。
その空間の中では、狭いのに無限の奥行きがあり、鏡の角度と顔の角度を微妙に調整し、目の位置をいろいろずらしてみると、あり得ないような輪郭のジブンが並んだりして、飽きることなく眺めていました。
当時は年端もいかないコドモだったので思いつきませんでしたが、フラッシュライトや、あるいは双眼鏡・単眼鏡を持ち込んだらずっと遠くの自分が見えるのでしょうか、興味が尽きないところではあります。
現在では、遊園地などのミラーハウスも結構好きだったりするのですが、自分以外の入場者が居る場合が多いので、面白さはかなり損なわれてしまいます。ナゼかというと、鏡の中の自分と向き合う、それも無限の向こうまで連なる、並行世界の自分の姿を追うというのは内省的な行為で、他人が居ることにより没入できないからだと思います。決して妙な表情で肩越しの自分の後ろ姿を合わせ鏡の反射で追うようにくるくるまわったり、あるいは双眼鏡を覗いたりする変な人物像を開陳するのが恥ずかしいからではありません。

鏡と双眼鏡と云えば、全く関係ない話ですが、車のサイドミラーに映る後続車の運転手の顔を確認しようとして、双眼鏡で覗いても、凸面鏡であるせいか、ピントが合いません。肉眼で見たり、眼鏡越しで見れば、合焦するのに、双眼鏡が使いにくいなんて面映ゆいことなのです。

これほど愚かな人間がかつて国家首班だったのが、どうしようもなく情けない

2013-01-17 23:12:15 | シロートの戯言
云うまでもない、口にしたくもない名称ですが、鳩山由紀夫の事です。
もう一つ同様な存在に、菅直人というのがあります。よくこの二つをして、どちらが最低でどちらが最悪云々という表現がされますが、ワタシ的には目くそ鼻くそ、仮にも政治家をこんな風にしか表現しようが無く、しかも客観的に見ても、そのような最下級の形容が相応しいことに落胆するのです。
弊害も生じていて、かのような人物を奉っていた民主党員や、マスメディアや政治評論家、コメンテーター全てに失望し、加えて、何の反省も見られないことに、冷たい感情を抱いています。
実際会ったことも無い人を、こき下ろしたりするのはイヤなのですが、この二名については、その立ち位置故に目くそ鼻くそとしか云いようがありません。