い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

その二十

2020-10-30 | オキテ
風が運ぶ陽射しの音が影を揺らす
柔らかな温度で濃淡に染めていく

足音も立てず静かに近づいた季節
重ね着が欲しくなる凍てついた空気

そんな風にいつの間にか
向かう気持ちは一直線で
迷いも躊躇いも知らぬままに
心を満たしていく
決まりのない正しさ

コメントを投稿