アフリカの飢餓を改善する方法

前回アフリカの飢餓の話で大きな理由として、貧困の環境度合いが深刻なほど出生数が多く、教育を受けられないため避妊をせず出生数が増えるという事を書いた。

しかしもう一つは教育だけではなく医療や社会インフラが貧弱であると、生き延びるための生物的な防御反応として、子孫をたくさんつくるようになる。
つまり死ぬ子供の数が大変多いため、たくさんつくる事で生命を繋ぐという動物の本能とも言える部分が出てくる。
これは紛争地帯でもよくある事だが、たくさんの犠牲者を出すような状況になると、なぜか子供がたくさん生まれる。
それは文化的な理性に先立つ本能として、生命を繋ぐ行為に出るからだ。

紛争地帯では少なくなった人口を回復させるためにそうなるが、アフリカの広い地域では紛争でなくとも取れる作物が限られ、社会インフラも貧弱なので常に生命が脅かされる状況だ。

つまり適した作物や製造を指導し、教育や医療といった社会インフラ全般の整備に力を入れ、そのサイクルが出来上がると、飢餓が改善され子供の死亡率もぐっと減り、生命を繋ぐための繁殖が抑えられるのではないだろうか。

裏を返すと、アフリカの発展こそが世界のこれからを占う鍵なのである。