通貨スワップは日中は必要だが日韓は不要

日中と日韓の通貨スワップがほぼ同時期に出たが、これは意味合いや必要性が大きく異なるためわかる範囲で纏めていきたい。

まず日中については『商取引決済スワップ』と言われるもので、中国企業や進出している日本企業に対してに留まらず、日本からの輸出している企業が何らかの理由で決済できない(されない)場合にも発動される。

中国経済は既に破綻寸前の状況にあるため、万が一の事態で国内経済へのダメージをできる限り減らすよう、中国と商取引がある企業への救済が必要不可欠である。

一方対韓国については経済的に規模が小さいため日本側としてはメリットがなく、韓国側からの正式な要請があれば応じるという内容だ。

これは取引の規模から中国に対しては国内経済に絡む問題となるのでスワップは重要となるが、韓国については必要性がほぼ皆無と言える。

感情的にスワップに反対と言われている方に、是非とも目を通していただきたかった