はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

曇りのち晴れ、そして又曇りの日々でした。

2009-03-08 21:39:07 | Weblog

 3日は体操教室が終わってから知人の写真展を見学して一日
が過ぎました。
 昼間なので、何時行っても夕方の為閉店している鰻屋さんで
久しぶりに昼食にしました。ちょっぴりの贅沢も時には必要。

 4日は、スポーツ吹き矢。もう5年になるのに全然上達の気配
無しです。これでも名目三段ですが実力は初段です。
 体型が吹き矢に適して居ないのかも知れません。
 それでも健康の為と頑張ります。

 5日は晴れました。然し、前夜の雨でグラゥンドには水たまり
があちこちに出来ています。水溜まりを避けて臨時のコースを
設定してブレーしました。
 午後からは句会が有るので早退して出掛けました。
 句会では2句しか選ばれませんでしたが、結社の月刊誌には
特選1句を含めて4句が掲載され満足です。

 6日は一日中雨でした。旧制中学校の仲良しクラスメートが
年に一回集まるので出掛けました。

 場所は毎年、新宿の中村屋です。
 時間があったので、コニカミノルタのギャラリーでアラスカの
自然を写した写真を見学しました。
 写真家は20年間、アラスカの魅力に取り憑かれ通い詰めた
40台くらいの若い男性でした。

 6月にアラスカ行きを計画していましたが、いろいろな事情で
中止になったので、せめてプロの写真で少しばかり味わいました。

 手つかずの自然の雄大さ、すばらしさが感じられました。

 仲良し会は今年、残念にも一人が欠けて5人になりました。
 それぞれ皆さん一応は元気ですが、それぞれにいろいろな問題
を抱えているようです。病気や薬の話が多く出ます。

 80年も生きていれば仕方ありません。一日一日を大事に生きる
だけです。日本の現状、将来を憂う話は、極く僅かでした。

 帰りにニコンカメラのSSへ寄ってデジカメのローバスフィルター
のクリーニングをして貰い出来上がる間、新型カメラの説明を聴き
ました。次々と性能が向上するので追いかけるのが大変です。

 雨の中を帰ると家の近くで上がりました。
 雨を幸いに久しぶりに16本骨の傘が使えました。今は殆ど8本
骨ですが、昔は全部16本でした。

 7日は4~5日前の長期予報では曇りで悪くすると雨もぱらつく
とされていましたが、6日頃から晴れに変わり嬉しくなりました。

 知人のクルマに便乗させて頂き、極楽楽ちんの鳥見行です。
 行き先は神奈川県西端の清川村の早戸川林道です。

 ここは何回も行っていますが、冬鳥の適地です。
 8時に辻堂で待ち合わせて三人で出掛けました。一時間で着き
ました。知人が道に詳しいので、すいすいと走りました。

 現地は早いので人も疎らです。そして鳥も静かです。

 すると突然オオタカが茂みから飛び立ちました。このお陰です。

 小鳥たちは敏感です。当然のことに彼らには死活問題です。
 少しの油断が命取りになります。気の毒なことです。
 神様は何故、肉食動物を創造したのでしょうか?全部草食生物
なら平和で万物が住みよいのに、それでは地球上が動物で溢れて
生存競争がもっと熾烈になることでしょう。

 自然は常にバランス良く現在を保つように仕組まれています。

 それを破壊するのは人類です。少しばかり頭脳が良く進化した
ばかりに奢りたかぶり、やがては自分たちの子孫に滅亡の悲劇を
もたらす事を知ってか知らずか現在を勝手に謳歌しています。

 それは兎も角、オオタカです。悠然と舞っています。
 小鳥たちは首をすくめて葉陰、木陰で小さくなっている事でしょう。





 暖かさに誘われてヤマアカガエルも出て来て鳴いていました。



 やがてオオタカも立ち去ったので少し賑やかになりました。
 エナガ・コゲラの混群が忙しなく動いています。
 エナガは眼もぱっちりで可愛い鳥です。体長13.5Cmで雀
よりも小さい上に、その殆ど半分は尾ですから身体は7~8Cm
位の小型です。エナガはこの種だけでエナガ類 エナガ科を構成
し、世界中で7種 日本ではこれ1種だけです。



 ここへ来れば嘗ては必ず見られたカワセミの仲間のヤマセミが
最近では非常に貴重で滅多に見られません。

 今日もやっと一羽、それも遠い400m程先に見られました。

 今日は歩くので身軽にと300mmのレンズで出掛けましたの
で、やっとそれらしき姿が右下の方に見える程度にしか撮れませ
んでした。もつとも600mmもの重さ10Kgで撮っている人
も小さくしか撮れないと云っていました。

 ヤマセミはカワセミの仲間の中でも日本では最大で38Cm程
です。



 歩いていると道路から雀ぐらいの大きさのカヤクグリが飛び上
がり崩落防除の金網に止まりました。



 次に出てきたのはウソです。フィー フィーとのんびりした
声で鳴きます。



 どこかでクワッ クワッと変な声がしますので見るとハシブト
ガラスの若鳥でした。そのうちにカーカーと本来の声で鳴き出し
飛んで行きました。珍しくも有りませんが今日はなかなかシャッ
ターが押せないので撮ってあげました。



 帰り道でやっと本日の本命であるベニマシコに出会えました。
 アトリの仲間でカワラヒワ・アトリ・ウソ・シメなどと同じ
ですが、中でも赤い鳥を猿子としてオオマシコ・ベニマシコ・
ギンザンマシコと呼んでいます。
 繁殖期前のマシコは赤が綺麗です。ベニマシコは体長15Cm
で雀より少し大きいぐらいです。

 藪の中をちょこちょこと動き、とても警戒心が強いので撮るのも
大変でした。時には明るい場所に出てくる事もありますが粘りが
必要です。それでも何とか撮れましたが、ぼけぼけです。

 赤くないのは♀です。







 目的のベニマシコに会えて何とか不満足ながら写真にも撮れた
ので15時半頃帰途に就きました。帰りは流石に車が多いので
二時間かかりました。

 知人の好意で楽々探鳥が出来、充実した幸せな一日が過ごせた
事に心から感謝する次第です。21種の鳥に出会えました。


 8日は今にも降りそうな雲行きでしたが、定例の酒匂川探鳥
です。寒く天気も良くないので参加者は7名だけでした。

 雨を予想して何時雨が降って来ても良いコースを考えていま
したが箱根の山も丹沢の山も良く見えるので午後までは大丈夫
として少しは長くなりましたが、結局はいつものコースを歩き
ました。

 第一にツグミが木の上に止まっていました。



 ムクドリの正面のポートレートです。



 ヨシガモが何時もはゴイサギの居るパイプの上に並んでいま
した。ゴイサギは冬場は山の中へ集団疎開です。
 ヨシガモ♂の頭はナポレオンの帽子に似ていることからナポ
レオンハットとも云われます。





 ミサゴが建物の角に止まりました。今日は休漁日のようです。



 カイツブリも結婚シーズンです。群れてお見合いをしています。
 良いカップルが出来て幸せな子孫が残せると良いですね。



 ハシビロガモも一段と美しくなりました。それでも♀から
見ると好みがあるのでしょう。





 曇っているのと遠いので写真も適当です。
 またまたツグミです。草地を胸を張って元気良くホッピング
します。
 人間もいつでも胸を張って歩きましょう。






 参加者が変わったヒバリが居ると熱心に観察していました。
 確かに頭も丸く、眼の周りも少し違っています。
 写真に撮って後でゆっくり調べる事にしました。
 下の写真で見ると、どうも若鳥のようです。それだけに成鳥
のように冠毛も無く顔も童顔です。ライオンのたてがみの無い
ようなものです。

 鳥は年齢で随分と違って来ます。特にカモメ類の変化は難しく
て容易ではありません。

 捉まえてじっくりと見るしかありませんが、それでも素人には
無理でしょう。





 最後はオカヨシガモです。尾羽が黒いので黒パンツと云って
います。





 少ない少ないと云っても今日も53種の鳥に出会えました。

 酒匂川は水鳥と水辺の鳥そして平地の鳥に恵まれ、特に
12月から3月頃までは鳥を見るには楽しい所です。

 時には思わぬ珍鳥にも出会えるのが格別な楽しみです。

 今回で米寿を迎えました。白寿までもう少しです。

 頑張ります。そして自然環境の変化を考察して行きます。