はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

晴のち雨でした。

2006-11-14 23:50:07 | Weblog
 今日のメインは国立小劇場で開かれる出雲 蓉 第38回地唄舞の会です。
 15時開演なので午前中は空いているなと思って定例のグラゥンドゴルフに8時前に出掛けました。何か落ち着かずホールインワンは0でした。いつもは4~5出るのに今日は72ホール回って0とは情けない。早めに帰ってシヤワーを浴び(今日は22℃にもなりましたので富士山も雪を被ってしょんぼりしていました)12時過ぎに出掛けました。

 15時から開演。出雲 蓉さんは直接知りませんが、友人と言うか知人と言うか変な人が出演するので、観に行きました。

 最初は谷中の愛好会のようなグループが出ましたが、何かぎこちなく感じました。お弟子さんで、今日の為にはるばるフランスから来た人はアメリカ人の男性と舞いましたが、なかなかなものでした。

 私の知人は道成寺の一部で鐘ケ岬(かねがみさき)を10分余舞いましたが、とても美しく感じました。地唄舞は座敷舞と言われるように京都が本家ですが、流れるような体の線と繊細な表現をする手先の動きのバランスで美を見せます。

 落語と同じと言うと地唄舞の人に怒られるかも知れませんが、狭い面積の中であらゆる表現をするので、体力も必要ですし感性も大事です。

 秋の夜 羽毛流れる 地唄舞  と俳句にしました。

 そのくらいゆるやかな舞です。先生の出雲 蓉さんは嘗て芸術大賞や文部大臣賞を頂いている人で、流石に舞は違います。
 指の先まで舞の神経が行きわたっていると言う感じの舞で全体のバランスもしっかり決まっています。

 先生は、口説競蓉彩(くどきくらべすがたのいろどり)を文楽を交えて、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)の政岡と、桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)の おきぬ を舞いましたが、いずれもおんなを強調した舞いでした。

 床を足で踏む音からしてお弟子さんとは違います。たいしたものです。

 15時から始まって終演は20時でした。劇場のバスで東京駅まで送って貰い、東海道線に乗って家の近くの駅へ来たら雨でした。

 中途半端な時間になってしまったので、家の近くの行きつけの店で遅い夕食を済ませ23時近くの帰宅となりました。

 地唄舞を観ると、その時は唯観ているのに後からじわーっと感じて来るから不思議です。やはり日本古来の芸術は奥が深いと思います。

 昨日のフラガールとは又違った趣です。

 さー明日はスポーツ吹き矢、そして午後は俳句の吟行で水族館です。

 24時ちかくになってしまいました。