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~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

ラクダツアー一日目:ラクダを体験するツアー?<309日目> Stayed in メルズーガ近郊の砂漠

2011-12-30 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 予定より1hくらい早く、朝6時過ぎにメルズーガに到着した。
 バスを降りた瞬間の寒さは強烈だった。宿に頼んでいたタクシーに乗って宿まで向かうことになっていたんだけれど、知らない外国人2人も乗り込んできた。そして、その2人の宿に寄ってから、目的の宿に行くことになった。タクシー代が50ディルハムって聞いていたんだけれど、あの外国人2人も払わされたんやろうか? 何かちょっと腑に落ちない。

 宿でしばらく座っていると続々と日本人が起きてきた。どうやら今日のラクダツアーには8人が、明日のラクダツアーには5人が参加するらしく、今は13人以上の日本人が集まっている。有名な宿とは言え、スゴいもんだ。
 宿の屋上から。スグ近くにデッカイ砂丘が見える。


 ラクダツアーは1時出発予定。2泊3日なので年越しを砂漠で迎えることになる。せっかくモロッコに居るので、これに合わせてココまで移動してきたので楽しみだ。

 1時を過ぎてラクダがやってきた。順番にラクダに乗り込む。


 ラクダが立つとかなりの高さになって気持ちが良い。意外と乗り心地も悪くない。ただ、歩き出すとやっぱりちょっとケツが痛い。


 村を抜けると、スグに大砂丘が広がっている。どこまでも広がるように見える砂漠。


 最初はバランスを取るのが難しかったけれど、だんだん慣れてきたので、両手を使って写真を撮ることができた。










 2hくらい歩いたところで、ラクダから降ろされた。『ランチ休憩か?』と思ったが、そうではなく、そのままラクダと一緒に並んで歩くことになった。

 『さすがにラクダも疲れるから少し降りて歩くのかな?』と気軽に考えていたが、なかなかラクダに乗らない。それどころか、もう昼の3時を過ぎているというのにランチ休憩もない。










 1.5hくらい歩いてようやくランチ休憩。ラクダを引っ張ってくれていたガイドに「サンドイッチは?」と聞くと、「知らない」と。

 宿のヒトは「ガイドに渡しておく」って言ってたはずなのに、無い。どういうこと?

 さっきからずっと歩かされているうえ、ランチのサンドイッチすら無い。

 ラクダに乗るツアーのはずなのに、ラクダの気持ちを体験するツアーになってきている。

 さすがに、飯も食わずにその後も歩くのはイヤだったので、当然ながら休憩後はラクダに乗った。

 しばらく乗っていると、今日の目的地の黒砂漠が見えていた。黒砂漠はアルジェリア国境にかなり近い位置にあって、アルジェリア側にはテーブルマウンテンがあった。なかなか良い景色。

 残念ことに、黒砂漠に到着したとき、太陽はほぼ沈んでしまっていた。

 そして、寒い。

 慌てて持っている服を着込んだ。それでも、寒い。

 お茶の暖かさがホントにありがたい。

 テントに入ってお茶を飲んでいると、なんと昼に食べるはずだったサンドイッチが届いた。今さらかよ…
 とりあえずお腹が減っていたのでサンドイッチを食べたけれど、そのスグ後に夕食。夕食はベルベルピザだった。暖かいスープとかがよかったのに…

 寒くて大変だったが、キャンプファイヤー(小さいけれど)をして、だいぶマシになった。空を見上げると、星がたくさん。でも、フンザの方が多かった気がする。


 とりあえず、写真を撮った。

 三脚持ってきて良かった。

 結構満足のいく写真が撮れた。やっぱり、夜景や夜空には三脚が必要やね。


 ベストショット!!


 寒いのでみんな早く寝てしまったが、シュンペイくんとヨースケくんの3人で消えてしまったキャンプファイヤーを囲って喋っていた。炭のようになっていて近づくと意外と暖かい。
 しばらく喋った後、10時くらいには寝た。

 <今日の移動>メルズーガ近郊の村→アルジェリア国境付近の黒砂漠
 ラクダ。約4h。ツアー料金に含まれている。
 ツアーは、メルズーガ近郊の村にあるWilderness Lodgeで申し込んだ。2泊3日で700ディルハム。

 <宿泊地>アルジェリア国境付近の黒砂漠にあるノマド族の家の横のテント
 住所:不明。1人では二度と行けない。
 設備:毛布のみ。寒い。寝袋があった方が良い。
 備考:テントの中はそこそこ暖かいが、外が寒い。日本の冬服かそれ以上の防寒着が好ましい。

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メディナを散歩<308日目> Stayed in メルズーガ行き夜行バス

2011-12-29 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 今日はメディナを観光するだけなので、チェックアウトぎりぎりまで宿に居た。
 エディム広場で昼食を食べた後、メディナ内を散歩した。意外とメクネスのメディナは分かりやすい。と言うか、それほど路地に入り込まなかったので、行き止まりに当たったのは2、3回で済んだ。
 エディム広場。


 メディナ。




 マンスール門。


 何かを一心不乱に見つめるネコ。


 パン干してたけど、何なんやろ?


 このところメディナ続きで飽きてきたので、カフェに入ってネットして時間を潰した。

 そうしているうちに、『やっぱり観光しておかないともったいないかな?』って貧乏性が出てきて、ちょっとだけ観光に出かけた。
 風の道と呼ばれる長~い道を通って、ダル・エル・マまで歩いた。意外と遠かったので、最初は入るつもりはなかったけれど、10ディルハム払って中に入った。けれど、全く入る価値はなかった。ホントに普通の建物。たとえ解説があったとしても、『来て良かった』とは思えなさそうな感じ…
 風の道。


 ダルエルマ内部。




 ダルエルマ横の穀物倉らしい。


 あまりに近すぎるのか全然コッチを見てくれない。


 後ろに寄っても逃げない。


 宿のそばまで戻った後は、またネット。なんとかブログのアップを終わらせて、のんびりとアフリカのことを調べたり、ぼんやりとして時間を潰した。

 夕食を食べた後は、宿の共有スペースで時間潰し。今日はひたすら時間潰しをしている。ようやくバスの時間に近づいてきたので、タクシーに乗ってバス乗り場まで向かった。行きに20ディルハムもかかったから、『夜やしもっと高いのかな?』って思ったらたった13ディルハム。昼間はちょっとボラれたらしい。

 バス乗り場に着いたら、日本人が居た。スペインに戻ってからバルさん夫妻以外に全然会わなかったから嬉しかった。やっぱ、日本語がいいわー

 <世界遺産71個目(文化遺産63個目)>・・・古都メクネス
 フェズから電車で30分。メディナから遠い方のメクネス駅(Gare du Meknes)からメディナまでは、タクシーで20ディルハム。夜に旧市街からメクネス駅までタクシーに乗ったときは13ディルハムだった。迷わず歩いても40分くらいはかかる。

 <今日の移動>メクネス→メルズーガ
 SUPRATOUR社の夜行バス。約8h。150ディルハム。
 メクネス駅(Gare de Meknes)の左側にあるオフィスそばから出る。メディナの西にある民営バスターミナル発ではないので要注意。メルズーガに着いた後は、宿までタクシーに乗った(50ディルハム)。

 <宿泊地>メルズーガ行き夜行バス 150ディルハム
 詳細は上記。暖房が効いていた。

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ヴォルビリスの遺跡<307日目> Stayed in メクネス

2011-12-28 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 今日は久しぶりの遺跡観光。まずはグランタクシーに乗って最寄りの街のムーレイイドリスへ向かった。
 車に乗ってボーッと外を眺めていると、前方にムーレイイドリスの街が見えてきた。左を見ると、目的のヴォルビリス遺跡らしきものも見える。ムーレイイドリスからヴォルビリスまではもっと遠いものだと思っていたけど、意外と近い。これなら歩ける。
 ってことで、ムーレイイドリスまで行かずに、ヴォルビリスとの分岐点付近で下ろしてもらった。

 歩きながら『あわよくば誰か遺跡まで乗せてってくれないかな?』って思っていたけど、残念ながら車は停まってくれず… そもそも停めようとはしてないけれど…
 と思いきや、前方から来た車が停まって(何の合図もしてないのに)、「どこ行くんだ?」って聞いてきた。「ヴォルビリス」と答えると、当然方向が逆なので「そうか…」と言って去っていった。
 モロッコ人って結構イイ人多い気がする。少なくとも三大ウザイ人種に選ばれる程のウザさは全然感じない。


 ようやく遺跡に到着し、ガイドを断り、一人でブラブラと遺跡の中を見て回った。古いローマ遺跡の割にモザイク画がしっかりと残っている。ちょっと意外… 建物とかはボロボロに崩れ落ちているものが多いのに、モザイク画がしっかり残っている。ひょっとして復元したのかな? それにしては雑やから、やっぱり昔のままなのかな?












 モザイク画。








 アッチへ行ったり、コッチへ行ったり、ウロウロして約1.5h。いい加減、飽きたので帰ることにした。

 帰りもムーレイイドリスまで歩いた。タクシーはあったけれど、まぁ歩ける距離やし…


 ただ、分岐点からの坂はちょっとキツかった。よく考えたら歩きっぱなしだ。

 なんとかムーレイイドリスに到着し、休憩兼ねて昼食。ケバブがピリ辛でメッチャ美味しかった。もう一度食べたいくらい。


 せっかくなのでムーレイイドリスも観光することにした。ここはフェズより古い都だったらしい。でも、あまり歴史には興味なく、とりあえず高いところからの眺めを求めて歩いた。
 ところが、なかなか上へ行けない。上へ行く坂を登るけれど、ことごとく行き止まり。もうメディナは嫌だ。全然思っているように歩けない。
 なんとか景色の良いところまで辿りつけたけれど、もうヘトヘト。写真を撮るだけ撮って、下まで戻った。


 ネコ。




 店頭に並ぶタジン。


 メクネスまで戻った後は、しばらくカフェでネットしていた。昨日wi-fiを求めてウロウロしたけれど、よくよく歩けば、普通のカフェとかでもwi-fiが使える。日本より遥かにwi-fiは見つけやすい。

 夜、メクネスのメディナにあるエディム広場へ行った。が、大した盛り上がりもなかったので、夕食を食べて退散。マラケシュに期待するしかない。






 夕食。一応これが誕生日ディナーかな?


 <世界遺産70個目(文化遺産62個目)>・・・ヴォルビリスの古代遺跡
 メクネスからムーレイイドリス行きのグランタクシーで約30分。ムーレイイドリスとヴォルビリスの分岐点で下車後、徒歩30~40分。看板が出ているので迷うことはない。

 <今日の移動>メクネス→ヴォルビリス→ムーレイイドリス→メクネス
 ・メクネス→ヴォルビリス
  グランタクシー(約30分、10ディルハム)+徒歩(約30分)。
  メクネスの新市街のフォアール広場のグランタクシー乗場からムーレイイドリス行きのグランタクシーに乗って、約30分程でヴォルビリスとムーレイイドリスの分岐点(ロータリー交差点)に着く。下車後、看板に沿って歩いてヴォルビリス遺跡まで約30分。
  ムーレイイドリスからヴォルビリス行きのグランタクシーがあるらしい(歩き方情報)ので、終点のムーレイイドリスまで行ってヴォルビリス行きのグランタクシーを探しても良いかもしれない。けれど、最初から歩くつもりなら分岐点で降りた方が楽。
 ・ヴォルビリス→ムーレイイドリス
  徒歩。約40分。分岐点からムーレイイドリスへは、坂なのでちょっとしんどい。
 ・ムーレイイドリス→メクネス
  グランタクシー。約30分。10ディルハム。
  ムーレイイドリスの広場から。同じ所からメクネス行きのバスもあった。

 <宿泊地>ホテルモロッコ(Hotel Maroc) シングル 100ディルハム
 詳細は昨日と同じ。

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メルズーガ行きバスチケットを求めて<306日目> Stayed in メクネス

2011-12-27 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 たぶんメクネスへ行くにはバスの方が安いと思うけど、電車に乗りたかったのでフェズ駅に向かった。歩き方の地図を見ると近く思えるんだけれど、やっぱり遠かった。それでも歩いて20分くらいだったはずなんだけれど、なぜか遠く感じる。
 フェズのユダヤ人街の正門。


 フェズ駅は、近代的でキレイ。ちょっとビックリした。ヨーロッパと変わらないレベルだ。
 電車もヨーロッパと同じ感じで悪くない。車内放送が全くないのだけ何とかしてくれるとありがたいんだけれど…


 わずか30分程でメクネスに到着した。が、到着したのはメディナから遠い方のメクネス駅。ホームに着いたときに、「アミール駅(メディナに近い駅)に行くのか?」と聞いたんだけれど、うまく伝わらず、そうこうしているうちに電車が出発しそうだったので、降りざるを得なかった。たぶん、アミール駅にも停まったはずなんだろうけど…

 さすがに歩くような距離ではなさそうなので、タクシーで宿へ直行。

 砂漠ツアーのメールの返信を確認したかったので、Wi-fi探しついでに少しだけ街を歩いた。片手にi-pod touchを持ちながらウロウロすると、スグそばのピザ&シュワルマ屋でWi-fiを発見。
 パスワードがかかっていたので、仕方なくシュワルマを注文した。パスワードを聞いて、メールを確認しようと思ったら、なぜかどうやってもネットに繋がらない。繋がらないならシュワルマ食べなかったのに…

 結局、メールの確認はできず、再びウロウロ歩いた。
 途中見つけたネコ。


 エディム広場。


 なんかのデモ。みんな口にテープ貼ってた。


 最終的に1つの高級ホテルに辿り着いたんだけれど、どうやら裏口のようで入ることができない。と、思っていたら、ちょうどヒトが出てきて中に入れてもらうことができた。
 ところが、入ったものの、ちゃんとした入口が分からず、ホテル内をウロウロ。仕方ないので「エントランスどこ?」って従業員に聞くと、何故か上に上がる階段を教えられた。まさか二階に入口?って思いつつ、上に上がったが、やっぱり入口はない。どうやら『エントランス』じゃなくて『テラス』を教えられたらしい。そんなに発音ヘタやったんかな?

 なんとか入口も発見し、メール確認も終えたので、メルズーガ行きのバスチケットを買いにバスターミナルへ向かった。メルズーガ行きの夜行バスはSUPRATOURというバス会社が運行しているので、メディナの西にある民営バスターミナルまで歩いた。これも結構遠い。

 ところが、バスターミナルではSUPRATOURという会社はなかった。近くにいるオジサンに聞いてみると、なんと新市街らしい。新市街のどこかまでは聞く語学力はなかったので、とりあえず新市街まで行くことにした。

 新市街では、どこに行けばいいのか分からんので、まず観光案内所で聞いた。すると、『この道を真っ直ぐ』と教えられた。『良かった。近い』と思ったけれど、ちょっと進んだだけでどう見てもバスターミナルはなさそう。代わりにあったのは市バス乗り場だけ。

 仕方なく、近くの役所的な建物のヒトに聞くと、「駅の方だ」と言われたので、アミール駅に向かった。アミール駅で聞くと「この道を真っ直ぐ」と教えられて、さらに歩いた。
 しばらく歩いて大通りとの交差点に着いたので、そばのホテルで聞くと、今度は「旧市街だ」と言われた。それは違うはず…と思って、とりあえずCTMバスターミナルへ向かった。
 CTMで聞くと、「メクネス駅だ」と言われた。結局、今日最初にメクネスに着いた駅のそばにバス会社のオフィスがあったのだ。

 メクネス駅まで歩いて無事にチケットを購入。

 それにしても、よく歩いた。

 結局、6人に聞いて、こんな感じ。
  民営バスターミナルのオジサン → 正解。
  観光案内所のおねえさん → ハズレ。
  役所のおねえさん → 正解。
  鉄道駅のおねえさん → 正解。
  ホテルのオジサン → ハズレ。
  CTMのオジサン → 正解。

 チケット1枚買うだけで一日が終わった(笑)。

 帰りは新市街でビールを買った。モロッコビール。3本。
 さすがにイスラムなので、大っぴらに売ってるくせに、一応新聞紙にビールを包んで、不透明な袋に入れて渡された。
 帰りにマクドナルドに行ってみた。モロッコのマクドは普通。値段も日本とそんなに変わらなかった。


 宿に戻って久しぶりのビールで乾杯。モロッコでは初のお酒。いや~やっぱりビールがあれば、疲れも吹っ飛ぶ(笑)。


 <今日の移動>フェズ→メクネス
 電車。約30分。20ディルハム。
 時刻表を見た感じでは1時間に1本の割合であるみたい。メクネスには2つ鉄道駅があって、メディナから遠い方のメクネス駅(Gare du Meknes)で降りた。メディナに近いアミール・アブデルカデル駅(Gare el Amir Abdelkader)にも停まる電車だったと思うが、降りてしまったので分からない。メクネス駅からメディナまでは、タクシーで20ディルハム。迷わず歩いても40分くらいはかかる。

 <宿泊地>ホテルモロッコ(Hotel Maroc) シングル 100ディルハム
 住所:7 Rue Rouamzine。新市街からメディナへ歩いた場合、マクドナルドの前の橋を渡って真っ直ぐ。突き当りを道なりに右へ進んで50m程歩くと、左側に看板が見える。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー(朝・夕の時間制限有り)。Wi-fi 無し。室内に洗面台有り。
 備考:歩き方モロッコ11~12年版に載っている。まあまあキレイ。Wi-fiのできるカフェが宿を出て右側(徒歩1分くらい)にあった。

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世界一の迷路<305日目> Stayed in フェズ

2011-12-26 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 昨日、今後の予定を考えようと思っていながら、結局パソコンでマンガを読み始め、読み終えたら2時を過ぎていた。なので、今日は起きたらもう10時を過ぎていた。

 昼前までゴロゴロした後、メディナに向かった。
 宿の前には、ユダヤ人街があってコッチもかなり複雑。ただ、目的はメディナの方なので、ユダヤ人街を真っ直ぐ通り抜ける道を単に真っ直ぐ進んだだけなので、迷うことはなかった。


 ユダヤ人街を抜けてメディナの方へ歩いたが、思っていた以上に距離がある。ようやく広場が見え、メディナに入る門が見えた。


 広場。


 メディナへの入口の門。


 目の前の門が、有名なブージュルード門だろうと思って、そこからメディナに突入。意外とヒトが少ない。


 そして、5分も経たないうちに迷子。
 メインの道路やと思っていたのに、スグに真っ直ぐ進めなくなり、アチコチ路地に入るはめになったけれど、入る路地、入る路地が行き止まり。どこまでが民家で、どこまでが道なのかもよく分からない。

 なんとか、入ってきた門から無事に出ることはできた。

 なんかオカシイ。

 メインの門のはずなのに、ヒトもそんなに居ないし、お店も少ない。

 ちょっとウロウロした結果、本物のブージュルード門を発見。
 やっぱり違う門からメディナに入ったようだ。道理で迷う訳だ。


 ブージュルード門のそばのレストランで昼食。サラダもクスクスも量が多い。その上、デザートにミカンまで出してくれた。正直、お腹いっぱいで要らなかったけど…
 クスクス。


 お腹いっぱいで苦しかったけれど、ここからが本番。今度は今居る場所がハッキリしている場所からスタート。

 で、5分も経たないうちに日本語喋れるモロッコ人に捕まった。日本に何年か居たらしく、結構流暢な日本語。奥さんは日本人らしい。とりあえず、彼にWi-fiの使えるホテルに連れて行ってもらった。メールをチェックし、砂漠ツアーの申し込みを終えた。

 そのまま一人で観光するつもりだったけれど、『土産を見ていってくれ』と言われ、一応Wi-fiの件でお世話になったので、『見るだけなら』と付いていくことにした。
 路地裏のお店で色々と品物を見せてくれた。モロッコではタジン鍋を土産として買うつもりだったので、せっかくなので値段を聞いてみた。そして、ビックリ!

 なんと250ディルハム。

 わずか直径10cmくらいのものが…

 散々『僕は日本でお世話になったから、日本人に恩返しがしたいんだ』とか、なんだかんだ言ってたくせにやっぱりボルんやね。しかもボリ方がスゴい…

 当然、買うこともなく、そこでお別れ。
 そもそもタジン鍋の値段を知らなかったから、どの程度ボッていたのかは分からなかったけれど、他の店に値段が貼られていたのを見ると、直径20cmくらいのものでも40ディルハム。よくもまぁ250とか言ったもんだな…

 メインの通りを真っ直ぐ進み、中心のサファリーン広場に到着した。広場と言っても、ものすごく小さい。










 サファリーン広場。


 ここからは、同じ道を戻るのはイヤだったので違う道を通って戻ることにした。このとき、ちゃんと道を確認しなかったのが間違いだった。ちょっとくらい迷った方が楽しいかな~?って甘い考えを持つんじゃなかった。




 生々しい。


 適当に進んで行ったらいつの間にかメディナの外に出てしまったんだけれど、どこに出たのかが全く分からない。太陽から考えたらメディナの南側に出たみたい。

 このままメディナの外を歩いて戻ろうと思って歩き始めたが、一向に着かない。こんなにメディナがデカイとは思わなかった。中を歩いているときはキョロキョロしながら歩いたので、あまり長く歩いた気にはならなかったけれど、結構な距離を歩いていたらしい。
 さらに、後から地図をゆっくり見比べて分かったんだけれど、メディナの出た地点もかなり東の端っこに出てしまっていたらしい。サファリーン広場から西向いて進んでいたはずが、スタートの時点で南方向へ進んでいて、クネクネ曲がっているうちに南東方向へ進んでいたようだ。

 おかげで、メディナの外側を半周する羽目になった。
 歩いているときは、今どの辺に居るのかが全く分かってなかったから、歩けど歩けど、着かなくてかなり不安。

 ようやく、ブージュルード門のそばまで戻って一安心。

 一安心するとおかしなもので、ユダヤ人街を突っ切って宿に戻るときもせっかくなので違う路地から入ってみようという気になってしまった。
 おかげで、ユダヤ人街でも迷う迷う。何度も行き止まりに当たり、来た道を戻ったりしながら、ようやくユダヤ人街を脱出。歩いていた時間はそんなに長くなかったはずだけれど、疲れ方は半端なかった。

 最初は夜にもう一度メディナへ行こうかと思っていたけれど、そんな元気はもうなかった。しかも、結構歩いたのに昼に食べ過ぎたせいで、あまりお腹も減ってなかったので、昨日と同じケバブサンドが夕食。

 今日こそは今後のルートを考えようかな?

 <世界遺産69個目(文化遺産61個目)>・・・フェズ旧市街
 シャウエンからバスで4~5h。CTMバスは新市街のバスターミナルに着く。バスターミナルからユダヤ人街のスマリン門までは、タクシーで15ディルハム。メディナのブージュルード門までなら、たぶん15~20ディルハムくらい。スマリン門からブージュルード門までは徒歩15分くらい。

 <今日の移動>
 なし。

 <宿泊地>ホテルアガディール(Hotel Agadir) シングル 55ディルハム
 詳細は昨日と同じ。

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隔離されたクリスマス<304日目> Stayed in フェズ

2011-12-25 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 10時半過ぎに宿を出た。強烈な坂は、上りだけじゃなくて下りも辛い。荷物を背負ってなければまだマシなんだが、ちょっと気を抜くと下まで一気に転げ落ちてしまいそう。まぁ、たとえ転げ落ちたとしても前後にカバンを背負ってるから怪我はしなさそうだけど(笑)。

 今回の移動には国営のCTMバスを使った。残念ながら期待していた程キレイではなかったけれど、座席は今まで乗った2社のバスよりも広くて良かった。空席もあったし。

 予定より少し遅れて出発。山道をグネグネ走っていたけど、なんかリズム感が悪い。20分もしないうちに気分が悪くなってきた。仕方ないのでボーッと外を見ながら何も考えないで過ごしていた。横ではスペイン人の家族連れが居て、子供は元気にPSPをやっている。酔っても知らんぞ…

 ボーッとしてたのが良かったのか、リズム感の悪いバスの動きに慣れたのか、1hもしないうちに気分も良くなってきた。ふと横を見ると、さっきまでゲームをしていた子供が吐いている… ほれ見ろ…(苦笑)。

 途中休憩のご飯屋さん。生々しい。


 途中休憩を挟んでフェズに着いたのは4時半頃。
 さすがに目当ての宿まで歩く気にはなれず、タクシーを使った。渋滞もあり15分くらいかかったけれど、15ディルハム。およそ140円。安い。

 目当ての宿に無事チェックインできたものの、野良Wi-fiが拾えると聞いてきたのに、拾えず… スペインでネット生活に慣れたせいか、ネットがないと不安。というか、砂漠のラクダツアーのメールの返事を出さなきゃいけないから、ちょっと困る。明日ネットを探さないとダメかも…

 夕暮れ時を少しだけ歩いたが、メディナに入るのはやめておいた。あまりのヒトの多さに嫌気がさしたから。宿の前でケバブサンドを食べた。たった10ディルハムだけど、美味い。明日も食べよう。


 今日はクリスマスなんやね。昨日と同様、全くそんな雰囲気はない。そしてネットも使えず、ホントに一人だ。ちょうどいいから、真剣に今後の予定を考えよう。

 <今日の移動>シェフシャウエン→フェズ
 CTMバス。約5h。75ディルハム(+荷物代:5ディルハム)。
 シャウエンのバスターミナルから。フェズの新市街にあるCTMバスターミナルに着いた。CTMバスターミナルからユダヤ人街のスマリン門までタクシー(交渉)で15ディルハム。歩くと30分はかかりそう。

 <宿泊地>ホテルアガディール(Hotel Agadir) シングル 55ディルハム
 住所:不明。ユダヤ人街の南側にあるスマリン門を出て左前方にある。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー。Wi-fi 無し。
 備考:歩き方モロッコ11~12年の地図にのみ載っている。Wi-fiが拾えるというネットでの情報を元に来たけれど、Wi-fiは拾えたもののパスワードがかかっていて使えず… まあまあキレイ。

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実感のないクリスマスイブ<303日目> Stayed in シェフシャウエン

2011-12-24 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 特にやることもなくなったシャウエンの街だけれど、連泊することにした。『ハシシ、ハッパ、マリファナ』の声は面倒臭いけど、良い雰囲気の街なので…

 午前中は昨日見つけたカフェにパソコンを持ち込んで、カフェオレ一杯でネットをしていた。ブログの更新を済ませ、アフリカの情報収集。とりあえずモロッコからセネガルくらいまでのルートはぼんやりと頭にあるけれど、それ以降がよく分からない。

 そろそろお昼になったので、一度、宿にパソコンを置きに宿に戻った。ベッドに転がって、ぼんやりしていたら、ドアをノックする音がした。
 今日の宿代の請求かな?ってドアを開けたら、なんとバルさん夫妻。朝、更新したブログでおれがシャウエンに居ることを知って来てくれたらしい。グラナダで8ヶ月ぶりに再会して、先にモロッコへ行ったはずだから、てっきりもっと先に行ってるもんだと思っていた。
 とりあえず、夕飯を一緒に食べることにして、この場はお別れ。まずは明日のバスのチケットを買いに行った。荷物が無くても、バスターミナルまでの往復の坂は辛い。明日の移動を考えると気が重い。

 メディナに戻って昼食。


 シャウエンは、ネコが多い。特に、メディナの広場のオープンレストラン付近。ご飯を食べていると、周りに数匹座ってコッチを見てくる。ときどき、椅子に乗ったり、足を前足で叩いたりする。可愛い。










 ネコを求めて、メディナ内をブラブラと歩いた。歩くとしょっちゅう声を掛けられる。うち1人には、喋っているうちにカーペット屋まで連れていかれた。一通り品物を見せてもらって退散。
 こういうときってどうやればうまく退散できるのかがよく分からん。買う気が100%ないなら、行かない方が良いんやろうか? それとも『見るだけでいいから』って誘ってきてるんだから、ホントに見るだけで良いのか? 大概は10分くらい付き合って退散してることが多い。

 昨日に引き続きシャウエンの街並み。










 メディナを抜ければ、こんな簡易遊園地もあった。


 6時前にバルさん夫妻と一緒に夕食。オススメのレストランに連れて行ってもらったが、オススメというだけあってボリュームたっぷり。今まで食べていたところと値段はほぼ同じだけれど、量が全然違う。味も満足。何より、誰かと一緒にご飯を食べれるってのがありがたい。


 ご飯を食べ終わってまったりしていると、レストランのお兄さんがパソコンを持ってきて、ムービーをいくつか見せてくれた。

 1つは、20年前のシャウエンを舞台に撮った映画。どうやらお兄さん本人が映っているらしい。そのシーンを繰り返し見せてくれたけれど、なんせ20年前。本当なんやろうか?(笑)
 他の映画は、延々と世界の色んな様子が流れている映画。行ったことのあるところが出てくるとちょっと興奮した(笑)。でも、一体何の映画やったんやろう…?

 バルさん夫妻とは、またお別れ。ただ、モロッコ国内のルートは似ているのでまたどこかで出会うやろう(笑)。次の再会が楽しみだ。

 <今日の移動>
 なし。

 <宿泊地>ホテルボストン(Hotel Boston) シングル 60ディルハム
 詳細は昨日と同じ。
 メディナ内のホテルスイカ(アイン門から入って5分程歩けば、看板が見える)ではwi-fiができるので、そっちの方がオススメかも。

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青と白の街<302日目> Stayed in シェフシャウエン

2011-12-23 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 あまりテトゥアンのメディナをちゃんと見て回れなかったけれど、昨日のこともあり、今の宿に連泊するのはイヤだったので、今日は移動。バスターミナルまで荷物を持って歩いた。20分程だと思うけれど、やっぱり重い。スペインでだいぶ重さに慣れたかと思っていたけれど、坂道を歩くと足に来る。
 途中、CTM(国営)のバスターミナルがあったので、寄ってみたがシェフシャウエン行きのバスは2.5h後だったので、結局、民間バスターミナルまで行った。ちょうど、バスターミナルに到着して10分後にバスは出発。客もいっぱいだったので、チケットが買えてラッキーだった。そうじゃなかったら、ここでも2h待ちになるところだった。

 バスは2h程でシェフシャウエンに到着。ここでもメディナまでは坂道を登らないといけなかった。ずっと登り坂で苦しい。途中休憩をはさみながら、メディナの近くにある宿になんとか到着。
 最初値段を聞くと70ディルハムで暗い部屋に案内されたので、明るい部屋を要求し、値段も60ディルハムに下がったので、とりあえずこの宿に決定。ただ、宿のオヤジが『ハシシ、ハシシ』とうるさい。『要らない』って言ってるのに、顔を見る度に言ってくる。
 宿の屋上から。


 昼食のために外に出て、メディナの外を歩いているとカフェでWi-fiが拾えた。コーヒーが一杯6ディルハムだったので、ちょこっとだけネットした。

 その後、メディナの中に入った。テトゥアンのメディナは白が主だったけれど、ここは、白と青。壁が白で、ドアが青。メディナ内の坂を登って行くと、壁も青色になっているところも多い。空も青いし、見ていてちょっとオシャレな感じ。テトゥアンよりコッチを世界遺産にして欲しかった。
 メディナの入口。アイン門。








 ネコ。


 メディナの中で見つけたレストランでタジンを食べた。味は普通かな? スペインから来るとやっぱり食のレベルが落ちてしまってちょっと悲しい。その分、安いから良いんだけれど…


 ホテルに戻ってしばらく休憩。

 夕方になってメディナの高い位置から夕日を見ようと、もう一度メディナへ向かった。とりあえず適当に坂を登っていくけれど、なかなか開けた場所へ着かない。そうかと思えば、行き止まり。さらには、現地人に捕まり、喋って時間ロス。
 メディナの中心のハマン広場。右の建物はカスバ。


 ひたすら高いところへ。








 なんとか街全体が見下ろせるところまで辿り着いたけれど、残念ながら太陽は山の向こうに沈んでしまっていた。


 ちなみに『もう一度行け』と言われても同じように迷うと思う。メディナを理解するのに、一日や二日ではちと時間が足りない(笑)。

 夕食はまたもやタジン鍋。昼間は鶏肉だったけれど、夜は肉団子。これは、ハンバーグソースのような味付けでマジで美味かった。玉子も入っていて、これも美味。ビールを!っていきたいとこやけど、そのレストランにビールは無かった。まだモロッコビールを飲んでない。


 夜のハマン広場。


 グランドモスク。


 <今日の移動>テトゥアン→シェフシャウエン
 約2h弱。20ディルハム(荷物代が5ディルハム)。
 La Idealというバス会社。テトゥアンのバスターミナルから。CTMのバスターミナルがテトゥアンのメディナに近かったので、聞いてみると30ディルハムだったが、時間が合わなかったので民間のバスターミナルまで行った。本数は民間バス会社の方が多いと思う。

 <宿泊地>ホテルボストン(Hotel Boston) シングル 60ディルハム
 住所:不明。ムハンマド5世広場のそば。バスターミナルのバスの出入り口から出て左方向に道なりにずっと進めば、ムハンマド5世広場に着く。広場のロータリーを左周りに進んで1つ目の道路(階段)を降りたところ。バスターミナルの建物側から出た場合は、右側の坂道をずっと上り、突き当りを右折。少し進めば、前方に上りと下りの2本の分かれ道があるので、右側の下りの道を進み、道なりに進めばホテルの看板が見える。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー(ぬるい)。Wi-fi 無し。
 備考:歩き方モロッコ11~12年に載ってる。オヤジが『ハシシ、ハシシ』とうるさい。Wi-fiは、アイン門からメディナの壁沿いに3分程進んだところにあるカフェで拾えた。パスワードなし。

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モロッコの洗礼<301日目> Stayed in テトゥアン

2011-12-22 23:00:00 | モロッコ&西サハラ
 朝、パッキングも完了し、宿を出た。
 港でチケットを買い、ターミナルまで歩いている間、何だか不安と楽しみでおかしな気分になったのか、何だかニヤニヤしていた。いよいよヨーロッパも終わり、アフリカだ。

 ターミナルはなかなか立派な建物で、随分キレイだった。チェックインを済ませ、イミグレも何事もなく、通過。少し待った後、いよいよ乗船。


 乗船後、大きな荷物は入口のところへ置いて(『置いておけ』と言われた)、モロッコの入国手続き。スタンプを押す場所を指定しようと思ったら、一瞬にしてとんでもないところに押された。増補した部分の中ほどのページのど真ん中。しかも、と言うか、当然、斜めになってる。もう少し後のことは考えられへんのやろうか?

 入国手続きを終え、しばらく待っていると船はゆっくりと動き出した。やっぱり船ってイイ感じ。ゆっくりとヨーロッパが遠ざかり、ゆっくりとアフリカが近づいてくる。旅情たっぷり。

 船の中では、船室で座ったり、デッキに出てみたり、いずれにせよボーッと外の景色を眺めていた。


 ジブラルタルも見えた。


 ぐっばいヨーロッパ。


 はろーアフリカ。


 出発して2h後。モロッコに到着。ついに、アフリカに到着した。


 でも、よく考えればアフリカは今回が4回目。アフリカ大陸に限っても3回目だから、そんなに新鮮味もないのかも…(笑) それにアフリカと言っても、まだモロッコでアラブ色たっぷりやし。

 船を降りた後は、バスでターミナルまで移動し、簡単な荷物検査を受けた後、両替を済ませ、外で待っていたタンジェ行きのバスに乗り込んだ。バスは乗ったと思ったら出発。乗り遅れなくて良かった。

 30分程でタンジェ市内に到着。着いたところが全くどこか分からない。ウロウロしていると、モロッコ人が話しかけてきて「テトゥアンに行きたい」と言うと、スグそこにバスターミナルがあることを教えてくれた。

 バスターミナルでは、『ラバト』『カサブランカ』『シャウエン』などなど行き先を連呼している客引きがいっぱい。『あ~、ヨーロッパも終わった』と実感。のんびり感傷に浸っている間もなく、客引きに連れられてテトゥアン行きのバスに乗り込むことができた。客引きがチップを要求してきたが、無視。

 わずか1h強でテトゥアンに到着。ところが、どう見ても歩き方に載っているバスターミナルとは違うところに着いたらしい。バスターミナルを出たところでどうしようかと悩んでいたら、またもやモロッコ人が話しかけてきた。なぜかスペイン語で(笑)。
 その後、さらに英語の喋れるヒトも混ざって、色々と聞いていると中心部までは歩いても15分くらいってことが分かった。『だったらタクシー使う必要はない』と歩き出したが、ずっと登り坂。しかも、ハッキリと自分の居る場所が分からんもんだから、余計に遠く感じる。確かに道を知っていて真っ直ぐ歩けば15分くらいだったかもしれないけれど、立ち止まりながらヒトに聞きながら歩いていると30分くらいかかってしまった。

 そして、目当てのホテルまで着いたところで、またもやモロッコ人が話しかけてきた。で、おれが泊まろうとしていたホテルはフルだから『○○ホテル(名前忘れた)』が良いよって勧めてきた。本当なら怪しいって思うんだけれど、『○○ホテル』ってのはついさっき歩いている途中に話しかけてきた別のモロッコ人も勧めてきたホテルだったから、まぁそっちでイイやと付いていくことにした。

 途中、『今、日本人が泊まっている』とか、『安い、安い』とか言ってくる。で、ようやくホテルに着いて、部屋に案内されて値段を聞くと100ディルハム。高いのか安いのか分からん。もうでもこれ以上ホテルを探すのはイヤだったので、泊まることにした。

 で、宿帳に記入する段階でホテル名を見てビックリ。『○○ホテル』じゃない。
 ヤラレタ! 字が読めないのを良いことに、アレだけ話していたホテルとは違うホテルに連れてきやがった。たぶん『○○ホテル』ってのは日本人に有名なんだろう。そこの名前を出して違うホテルに連れてくるという手口。

 ホテルのおじいさんが良いヒトそうだったので、今さらホテルを変えることまではしなかったけれど、なんか腹が立つ。ホテルまで連れてきたモロッコ人が『メディナを案内してやる』って言ってきたけど、当然お断り。ウソつくようなヤツに案内なんてされたくない。
 やっぱりもう少ししっかりとホテル情報などを調べておくべきやったかな…

 とりあえず気を取り直して、メディナの中を散策することにした。


 入って5分くらいでまたもやモロッコ人に捕まり、カーペット屋さんへ連れていかれた。なぜか知らんが屋上へ案内してくれたのが嬉しかったので、その後のカーペットの売り込みは適当に聞いて『要らない』と言って出ていった。




 しばらくカーペット屋に居たせいか、自分のいる場所がよく分からなくなってしまった。適当に歩くと、メディナを出てしまったが、どの方向へ出たのかがよく分からない。


 再び、メディナに入ると今度はずっと真っ直ぐ歩いているはずなのに、いつまで経っても出口に着かない。結局、このときはメディナの端から端までを一直線に歩いたらしい。
 割りとこじんまりとしたメディナのはずなのに、ホントに迷路。ちょっと先が思いやられる。
 ようやく自分の居場所を確認できたトゥット門。


 夕食を食べた後は、宿で日記を書いたりしながら、くつろいでいた。すると、外で若者のシュプレヒコールが… 一体、何なんだ…
 スペインとモロッコ。ものすごい近いのに全然違う。まだちょっと慣れないね(笑)。
 夕食。


 <世界遺産68個目(文化遺産60個目)>・・・テトゥアン旧市街
 タンジェからバスで約1h。バスはテトゥアンの新市街の南側のバスターミナルに着く。バスターミナルからメディナまでは、バスターミナルを背に左斜め方向へ延びる道(ずっと登り坂)を進み、突き当りを左折。さらに坂を登ると目の前にガソリンスタンドがあるので、そこを右折し、2ブロック程歩いて右折し、真っ直ぐ進めばハッサン2世広場に着く。

 <今日の移動>アルヘシラス→タンジェ→テトゥアン
 ・アルヘシラス→タンジェ・メッド:船で約2h。20ユーロ。
  アルヘシラスの港の一番手前にあるacccionaというオフィスでチケットを購入。港のターミナルでスペインの出国手続きを済ませた後、乗船し、モロッコの入国手続き。モロッコの入国カードは船内で貰える。
  船は、タンジェから50km程離れたタンジェ・メッドに着く。到着後、飛行場にあるようなバスで港のターミナルまで移動。荷物のX線検査有り。建物内に両替所有り(レートは悪くないと思う)。ATMもあったが、plusのカードは使えなかった。
 ・タンジェ・メッド→タンジェ市内:バスで30~40分。
  港のターミナルを出て右側辺りから、無料のタンジェ行きのバスがある。ただし、港のターミナルに着いてから10分後くらいに出てしまったので、両替とかに手間取ると乗れないかも… 乗り過ごしたら、次の便を待つ?
  タンジェのバスターミナルのそばに到着した(と思う)。
 ・タンジェ→テトゥアン:バスで約1h。14ディルハム。
  ASFAR OUCHEN Rachidというバス会社。バスターミナルで客引きに連れられるまま購入。荷物代などは特になし。

 <宿泊地>ペンションアフリカ(Pension Africa) ツイン 100ディルハム
 住所:不明。ハッサン2世広場のそば。
  バスターミナルからメディナまでは、バスターミナルを背に左斜め方向へ延びる道(ずっと登り坂)を進み、突き当りを左折。さらに坂を登ると目の前にガソリンスタンドがあるので、そこを右折し、2ブロック程歩いて右折し、真っ直ぐ進めばハッサン2世広場に着く。ハッサン2世広場に着いた後、左側にある小さい路地を10m程、進んだところ。
  路地の入口自体も分かりにくい上、看板も『Hotel』としか出てないので、まず一人では辿り着けないと思います。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー(って言ってた。浴びずに寝たから知らない)。Wi-fi 無し。
 備考:街を歩いている途中で連れていかれたホテル。宿のおじいさんは良さげな感じ。ウェルカムティーがある。

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