風薫る

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かたはらに

伴ひゆけば

風薫る

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朝凪

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朝凪や

動の世界へ

惹かれゆく


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やませ

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やませ来て

薄情者を

置いて去る

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青嵐２

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青嵐

ぼんやりするな

とは言はず


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青嵐

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ぼんやりと

生きる男に

青嵐


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夏の空２

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夏の空

雲の自由と

書かれけり


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夏の空

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夏の空

さつきの雲は

溶けて無し


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夏の月３

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まだそこに

ゐたかと思ふ

夏の月


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夏の月２

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背後から

ことば投げ来る

夏の月


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夏の月

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夏の月

忘れてをれど

さはならず


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雲の峰

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雲の峰

ちらり覗いた

刃かな

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山頂

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雲の峰

山頂凌駕

して昇る

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夏

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夏を知る

雲の一刷毛

軽く置き


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油照り２

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油照り

空の寂しさ

ふとのぞく


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油照り

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油照り

水面に浮かぶ

寂しさよ

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