つるはしを振るう男 2012-03-08 15:39:39 | 散文詩 [つるはしを振るう男] 少年がそこを通ると 村の男がつるはしを振るっていた。 何のためにつるはしを使っているのかは 分からなかったが 風に靡く夏草を挟んで 何時も何時もつるはしを振り下ろしていた。 多分道をつけてでもいたのだろう。 間もなく少年は村を離れ 二十年ほどして訪れてみると 道など何処にもなく 男も他界してしまい 枯れ切った草のなかを 鶴が餌を物色していた 丁度あの男がつるはしを振るう恰好で。 少年は理解した。 つるはしの名が 鶴がくちばしを振り下ろす ところからきているのだと。 男が生きていれば老人になって 力瘤を入れずにつるはしを使うように 鶴はゆったりと自然に地をつついていた。 « 無人駅 | トップ | 草笛 »
2 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 まりこ (mariko789w@yahoo.co.jp) 2012-03-09 14:01:09 はじめまして!ハロッo( ̄▽ ̄o)(o ̄▽ ̄)oハロー 初めてコメント残していきます、おもしろい内容だったのでコメント残していきますねー私もブログ書いてるのでよければ相互リンクしませんか?私のブログでもあなたのブログの紹介したいです、私のブログもよかったら見に来てくださいね!コメント残していってくれれば連絡もとれるので待ってますねーそいじゃ○´艸`○´艸`○´艸アドレス残していくのでメールしてね!そいじゃ○´艸`○´艸`○´艸 返信する コメントありがとう。 (並木 わたる) 2012-03-10 00:52:23 まりこさんへコメントありがとう。上のアドレスへメールしましたが、届きませんでした。またブログがどこにあるのかも分かりません。きっとメールで教えて下さるつもりだったのでしょうね。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
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上のアドレスへメールしましたが、届きませんでした。またブログがどこにあるのかも分かりません。きっとメールで教えて下さるつもりだったのでしょうね。