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高齢者になっても、ヒマ・ひま・暇やはり暇

高齢者「さいら」ブログ。リタイヤーから、晴れて高齢者の仲間入り。店名をマイナーチェンジ。内容は以前と同様雑他。

ささやか投信事始め:(1)

2006年10月19日 | 外なる話題
 株とか投資信託とかは今までブログで断片的に触れて来た。いよいよ書く記事もなくなってきたので、ここらで、投信等の失敗談等を少し纏めて記事にしようと思う。
今までの記事と重複する部分があるかも知れないがご容赦をお願いしたい。そして全く興味のない方もおられると思うが、今のご時世、避けて通れない道であろうと思っている。決して毎日という訳ではないが、ほぼ一週間程度の予定である。

証券会社
銀行とは昔から付き合いがあるのは当然であるが、それは決して「蓄え」のためではない。今もそうであるが、専ら決済のためである。株とか債券とか投信とかの所謂元本が保証されていない「投資」は今まで全く「不案内」であった。昔々、父親が株を少々やっていた様だが、最後にはトータルで損をした記憶がある。株なんてものは真っ当な人間の世界でなく「ヤクザ」な世界と思っていた。硬いだけが取り柄の公務員は決して手を付けていけない分野と思っていた。それよりも何よりも、その日暮らしで住宅ローンに追われる貧乏公務員の「さいら」にはその様な余裕金が全くなかったことが一番の理由ではある。
 しかしそれは今反省をしている。若い時からと言うか、リベンジが可能な頃にこそ、無理をしてでも、お付き合いをした方が良いと思うようになった。

営業部員
 この数年前から証券会社営業の方とお付き合いが出来た。その方は「さいら」よりもほんの少し若い女性営業部員である。色んな証券会社の女性営業部員の方が営業にお見えになった。どうも生命保険の外交と同じ分野で女性の方が多いのかと思ってしまう。その中には若くて、ピチピチのミニで、ナイスバディと言う「さいら」の趣味に合う方もおられた。しかし、「さいら」の年齢に合わして最も年齢の多い方に決めた。妻や周囲の男性から「お父さん(君)の趣味はこういう人(だ)ね。」と生命保険に入った時のように言われたくはなかった。
 銀行と違って、お客が損をすることも有るだろうし、決して良いことばかりでない
この業界で長年勤務するのは大変であろうとまずその長年のキャリヤーに感心した。
それと共に一方的に「さいら」が持っていた証券会社の営業とはイメージが異なっていた。色々とデータは言えば出してくれるが、強引な勧誘は決してしない。そう言うイメージの女性営業部員であった。

ネット専門証券会社
 もう一つの選択肢があった。それは今流行の「ネット」専門の証券会社である。取引は専らパソコンを通じて行う。一応回線はブロードバンドでもあるし、「さいら」の知識でもまあ操作ぐらいは出来ないことは無さそう。営業の方の顔が見えない。ナイスバディの営業部員がちらつくこともない。だから売買もその額に関係なくドライに出来る利点もある。諸々の手数料も安そうだ。良いこと尽くめである。しかし、ずぶの素人には営業の方のアドバイスも必要だろうと思った。又、株だけするなら兎も角、投信とか債券になると、今はそうでもないかも知れないが、「品揃え」が少ないと感じた。さらに、現役時代はパソコンを触るのも仕事の内であったので、これからは、ブログのように気楽にパソコンに向かいたい気持ちも多々あった。と言う訳でこの案件は不採用。

証券会社との取引
(例えば、投信とか株、債券の売買)を始めるにはその証券会社に口座を開く必要がある。それはもっともなことだ。口座開設作成書類を書く前に「約款・規定集」の冊子をくれる。それを十分に読んで、理解して、納得してから「口座開設」の手続きに入ることになる。
 その「約款・規定集」は変更があるごとに変更点の訂正部分だけでなく、全体の冊子が今も送付される。銀行もそうかも知れないが、大凡記憶にない。残念ながら、その「約款・規定集」の内容は今読んでももう一つ理解できない。  
 最初てっきり口座を作るというと、例えば、銀行ならば預金通帳を作ってくれるとか、定期預金証書をくれる。証券会社には一切そう言うものをくれない。後ほど触れるが、取引ごとに「取引報告書」なるものが別途送付される。更に、毎月月末〆の「残高報告書」の送付があり、それらで確認するだけである。「さいら」にとっては「残高確認書」である。自ら、その自分の口座の「記帳」をすることはない。手間がないと言えば確かにそうであるが、不思議な感じと不安感があった。

債券のお進め
「さいら」の如何にも初心者らしい風貌を見て、証券会社のその営業女性が最初に進めるのは「株」そのものではなくて「債券」系である。証券会社は「株」だけではないんだ。色んな商品を扱って居るんだ。との第一印象である。
 特に最初は一応信用力がある国債である。そして今、日本の国債利回りは低いので、外国の債券もお進めである。その中でも、米国債がお進めである。何故「米国」かは良く分からないが、米国も国債多発国であること。$は世界で通用する通貨であること。と思っている。他は、国債ではないが、債券として、「豪ドル建て」の債券である。今も疑問に思うのであるが、豪ドルとかニュージーランド(NZ)ドル建ての債券は非常に多い。証券会社が扱う外貨建て商品として$、£、豪$、NZ$が代表的であることも知った。$、£は納得するが豪$、NZ$は何故か?分からない。余ほどオーストラリア、ニュージーランドの国民は富裕なのであろう。と思ったのであるが、そうでもないらしい。NZ$建て債券発行が多いために、NZ$の需要が多くなる。そのために、対外国通貨に対してNZ$は高くなってしまう。とNZ政府は困惑気味であるそうだ。しかし、事業債であれば何処かで、$、£、にして使用するのであるから余りそれは関係がないことかも知れない。その辺りの事情はもう少しお勉強を。
 外国債券は確かに今の我が国の預金利子よりも遙かに良さそうだし、格付けから見ると単なる紙切れになるデフォルトリスクも余り無さそうだ。なんて、「格付け」・「デフォルト」・「リスク」という用語も初めて覚えた。どんな分野で有れ、新しいことを知ることは惚け封じにも役立ちそうだ。「損得」の話になると単なる「知識欲」だけではない。とつらつら考えていると昔「さいら」が若い頃「英会話」は、「美人の若い女性に教えて貰え。」なんてとんでもアドバイスを思い出した。

投信のお進め
 次のお進めは「投信」である。その投信にしても、その証券会社が扱っている種類は実に沢山ある。「品揃え」が豊富なのである。豊富と言うよりは、多すぎるという実感である。多分顧客は「どれかに釣られるであろう。」と言う「置き竿」の技法かも知れない。最近は銀行も投信を売っているが、本来の銀行にはそんなに多くの金融商品はない。
 債券と同じ様な理由によって、投信ならば、その運用が「債券ベース」のもの、今の分類では「バランス型」になる、で、特に毎月決算方式が初心者にお進めである。
この方式は、ごく最近、退職者の年金プラスアルファ商品として人気があり、これも色んな種類のものが売られている。為替リスクの話をすると、早速「為替ヘッジ付き」の商品説明がある。
 投信の運用はその道のプロがするので上手である。資金量も多いので、色んな債券に分散運用のメリットもある。「分散投資」という用語も初めて覚えた。さらに営業の方は本当に諄いほど「リスク」があることを説明してくれる。そして、最後は「自己責任で」と仰る。なるほど、そこが元本保証がある銀行預金とは全く違うところであると納得した。しかしそれは頭の中の納得でしかない。

仲介業
 よく理解したのは「金融商品を証券会社を通じて売買する。」と言うことである。債券等を購入するとするとき、証券会社に所要のお金を振り込みをするが、それは決して、証券会社そのものが運用するのではない。債券、投信とか株の有価証券を証券会社を通じて、購入することである。「約定」という。「売買」が正面に立つ。証券会社はその売買の仲介をするのみである。直接、証券会社がその運用に責任を持って金融商品を売っているのではない。儲かろうと損をしようとそれは購入者の「自己責任」である。勿論他の業務も証券会社にはあるが。ここが銀行と違うところだと思った。銀行に定期預金をする場合、それはあくまでも「預けた自分のお金」であると言う間違ったイメージがある。ところが、実は、「預金証書」と言うその銀行が発行した金融商品を購入しているのであるが。銀行の方にまやかしがあるように思う。だから、当然リスクもある。

目論見書
 その商品の説明書は「パンフレット」と「目論見書」とがある。営業部員は諸々の商品説明は「商品パンフレット」で行うのが常である。決して口頭説明だけではない。パンフレットは殆どがカラー刷りの美しいもので、分かりやすく説明されていて、如何にも興味をそそられる。多分パンフレット作成専門の分野があるのだろう。その内容は、事務的なこと運用者への報酬とか、購入手数料等々の事柄も書かれている。しかしそのメインはその投信の運用手法である。用語の簡単な解説もされている。勿論、その商品が抱えている諸々の「リスク説明」もパンフレットに記載されている。しかし、パンフレットを見る限り、過去のデータからシミュレーションした儲かる「グラフ」が掲載されている。その点では確かに「営業用資料」である。
 パンフレットと営業部員の説明を聞いて、さていよいよ、購入となると「目論見書」なるものをくれるか郵送してくる。この目論見書が、その商品の「公式」文書である。口座開設のときと同様に、目論見書を十分に読んで、理解して、納得してからご購入下さいという訳だ。この辺りの丁寧さは証券会社の過去のアバウトな業務方法の反省に立つものであろう。しかし、目論見書の内容は初心者には理解が難しすぎる。多分目論見書を読んでスラスラと理解できる人は「アナリスト」と言えると思ってしまう。


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