毎日HAPPYDAY

いくつになっても人生これから

嫌われる勇気ーアドラー心理学

2014-09-05 05:58:34 | 読書メモ

 

アドラー心理学に興味があって

勇気づけの心理学

嫌われる勇気

の2冊を読みました。

 

勇気づけの心理学の方は、理論と演習がセットになっていて

講習会などで集まった人達で実際にその場面を想定した

練習をすることができるようになっています。

「勇気づけ」とは?

初めて聞く言葉でしたが、アドラー心理学の基本のようです。

この本は10年くらい前に出版されて、ベストセラーになっていました。

知らなかった~。

何度か読もうと思います。

まだ、理解が浅くてまとめられませんでした。

 

嫌われる勇気を今読んでいます。

この本は、人生に多くの疑問を持つ青年と

哲学者の対談形式になっていて

読者が青年の立場で哲人に教えを乞うような気持ちで

読めます。

内容はむずかしいこともあります。(私には)

 

実際アドラーと言う人は著述することには興味がなくて

街のカフェなどで、討論しながら理論を展開したそうです。

それで、今ある本は弟子が書いたものです。

 

さて、その青年はいろいろな劣等感を持ち

暗い性格を悩み、変わりたいけど変われないという

言ってみれば普通の青年です。

その青年に、哲人は

「人は変われる。のみならず

誰しも幸福になることができる」

と言います。

 

そんなバカな!!ここから青年の怒涛の疑問ぜめが

始まります。

その疑問すべてに明確な答えを出していく哲人。

 

実際、目からうろことはこのことかと思います。

まず

「トラウマは存在しない」

 

現在の姿が過去のトラウマが原因だとする

フロイトの理論が正しければ

(↑なんか聞いたことあるしそうだと思ってた)

同じトラウマを持つ人は同じ状態になるはず。

虐待のせいでひきこもりになったというなら

虐待された人は全員ひきこもりになるはず。

現在と未来は過去の出来事によって

決定されてしまうことになる。

原因論

 

アドラー心理学は目的論

人は目的を持っている。

たとえばひきこもりの人の目的は、

「外に出ない」という目的であり自分で決めている。

引きこもっていれば、親が心配し注目を一身に集められる。

外に出れば、何もない自分をさらすことになり

注目もされない弱い自分を知ることになるので避けている。

幸せかどうかは別にして、「外に出ない」という

目的を果たしている。

トラウマという感情を利用して。

 

 

われないという人は

変わらないという決心をしている

 

それはなぜか、

身についたライフスタイルを変えるのはつらいから

そこで、変わらないという目的があって

その理由づけに過去の出来事などを利用している。

 

自分の人生は今、ここで決まる

 

「いつやるの、今でしょ!」

というのは、ある意味人生の真理だった!

過去をほじくっても、なんの意味もないといってます。

過去の経験自体は成功でも失敗でもなく

自分がその経験をどのように

意味づけするかが重要

 

当然あると思っていた「トラウマ」は否定されました。

次に否定されたのは「怒り」。

「怒り」はねつ造された感情だと哲人はいいます。

ここのところはまだよく理解できないので、

よく考えて、また記事にしたいと思います。

 

むずかしい内容ですが、対談形式なので読みやすい。

 

考えをまとめるのに、ブログっていいですね。