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いくつになっても人生これから

知られざる赤毛のアン

2014-09-22 19:22:09 | 日記

 

職場で「シニアのための英会話教室」というのが

開催されていて実務担当をしています。

上司が「皆さんの向学心に貢献しよう」というので

毎回最初の挨拶を英語でやっています。

 

これ、たいへん。

だってさ~(←いきなり脱力)

英語しゃべれないんだもん。

 

で、どうしているかというと

もちろん日本語で考えて、翻訳サイトで英文を作ってます。

唯一の方法ですよね。

あとは、度胸で乗り切ってます。

 

講座のテキストは「赤毛のアン」の原文です。

「グリーンゲイブルスのアン」です。

 

私には内容はちょっと難しくてわからないのですが

先生の解説で記憶に残ったことがあります。

 

村岡花子さんの翻訳は「おもしろい物語にする」という

考えでされているので、相当原文とは違う物になっているそうです。

原文ではシェークスピアなど、古典からの引用がとても多く

凝った文章だそうですが、それはサクッと削られている。

アンは孤児で施設でそだったにも関わらず

非常に物知りで、ことばの間違いもない。

(↑ よく、映画などでもスペルミスのほかに言葉遣いのミスを

  教養の差みたいに言ってるけど、日本ではそういうのないよね。

  日本て、相当教育が行き届いているのではないかと思うところ)

 

アン・シャーリーの

シャーリーというのはイギリスの貴族の名であり、

貴族であるならば、どんな育ち方をしても

知性的に育つというイギリスの古典的な考え方に基づいている。

実際、ネイティブでも間違えやすい否定疑問文を

正確に連発している。

 

 

私は、村岡花子さんの翻訳で物語として楽しみましたが

別の翻訳家の訳は全く違うそうです。

(翻訳家としては沽券に係わるので正確に翻訳している)

 

そういえば、アメリカンドラマを見ていると

突然、詩の暗唱をする人がいたり、

古典の一文を引用する人がいて、びっくりします。

 

私の考えでは、日本でいうと四文字熟語や格言を

言っているようなものかなと思っていましたが、

もう少し文学的なもので、それがわかるかどうかで

その人の教養を計っているようです。

いいんだかどうだか。

 

そんなことされたら、私は教養ナッシングです。

イギリスに行くのはやめておこう。

(↑ パスポートはあるけど、渡航履歴なしの人)

 

「対訳 赤毛のアン」という本を見つけたけど

買いませんでした。

アンを文学的に分析したら夢がこわれそうで。