IPBA(環太平洋法曹協会)のイベントをして、昨秋に亡くなったIPBA創設者の三宅能生弁護士を偲んでいる。
その三宅を悼む冊子 こちら の29頁 #7 にも書いたのですが、私が三宅に最も叱られたのは、ホテルでチップを支払わないとき。
なんでチップくらいでそんなに怒られるんだろう、ってくらい、厳しく絞られた。
もう15年くらい前なので、今とはチップに関するマナーも変わってきています。現金使わないのでベッドメイキングとかでチップ支払わなくなってきている。
でも、私が三宅の叱責から教わったのは、
ケチになるな。ケチは卑しさに通じる。Takerになるな。Giverになれ
ってことなのだと受け取っている。常にそういう姿勢を持っていろ、ということ。
単なるチップのマナーから、どんな細かい叱責からでも、学ぶことはある。一を聞いて十を知るというのはこういうことなんだろう。
チップ不払いで叱られてから15年、ようやくその叱責の意味に腹落ちできました。
天国で三宅先生は、「馬鹿野郎、遅すぎだ」って苦笑いされているはずである。