07系発 運営日記

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【JR東海】JR東海の戦略。

2008年09月10日 | JR記事
Kitacaサービス開始日決定について
 JR北海道は、IC乗車券「Kitaca」のサービス開始日を、10月25日(土)に決定したということが公式ホームページに載っておりました。
 Kitacaのサービス内容はSuicaと同様で、「無記名Kiataca」「記名Kitaca」「Kitaca定期券」の3種類が発売されます。また、「記念Kitaca」も10,000枚の限定で発売されます。(欲しい・・・)
 利用エリアは札幌を中心に、函館線は小樽と岩見沢、札沼線は北海道医療大学、千歳線は苫小牧までで、来春には電子マネーサービスの開始と、JR東日本の「Suica」との相互利用が開始される予定になっています。
 Kitaca の導入は喜ばしいニュースではありますが、札幌の場合、地下鉄やバスのIC乗車券の導入計画ではKitacaとの相互利用を予定していないという点については、大きな欠点ですよね。来年に導入が予定される福岡エリアでの、JR九州の「SUGOCA」、福岡市交通局の「はやかけん」と既に導入されている西鉄の「nimoca」とが、JR東日本の「Suica」を含めて全て相互利用できる予定なのとは大きな違いだと思います。できるだけ1枚のカードで済ませられるようにしないと、大幅な利用者の増加は望めません。関係各位の努力に期待します。
 JR東海はどう戦略にでるのかというのが気になります。特に最近JR東海のサービスで良い声を聞かなくなりました。「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」と新幹線がありますが、これの違い分かりますか。実は、「こだま」、「ひかり」の指定券が「のぞみ」に比べて安いってことをご存知でしたでしょうか。「こだま」は各駅に止まるため、例外とみて「ひかり」と「のぞみ」は1駅若しくは2駅とまるこれだけの差で往復400円浮きます。なぜ、ここまで違うのか。それは性能の違いで、乗車時間が短ければ短いほど料金は高く、逆に時間を掛ければ安いということ。もちろん、在来線と新幹線を比較したようなものですが、同じ新幹線で違う車両に乗っただけで往復400円も違うのでは、とんだ経営戦略ですよね。

 夜行快速「ムーンライトながら」を季節列車化する方針でいるそうです。やはり時代の流れというものはあるので、普通座席夜行というのはあまりに時代遅れなのかも知れません。運賃も居住性も防犯上も、高速バスの方が魅力的となってしまった現代、「ながら」の季節列車化は時間の問題だったのでしょうか。 臨時としてでも、「ながら」は残して欲しいです。確かに、最近では安くて早いがモットーになってしまっているのが現状で、ブルートレインの生き残りも時間の問題でしょう。JR東海エリアでは次々と夜行列車を通過させたり、廃止させたりといろいろとやっています。しかし、これだけは忘れないで頂きたい。鉄道のファンにとっては、欲しいものだってあるんですよ。黒字を出したいのは分かります。もっと、よくするべきサービスっていうものがあるのではないでしょうか。