寿命時計は、午後7時51分45秒です!

私の平均余命83.846歳(厚生労働省H28年度データ)を24時として、私の生きて来た人生は上の通りです。後残り時間は?

2015(平成27)年7月25日~8月13日

2015年07月25日 22時04分29秒 | 日記
8月13日(木)


         「お盆って、なんでお盆と言うんですか・・・ね?・・」


まぁ、今年の夏はいつもの年より暑かったような気がします。
ちょっと、このお盆になってから、30度を下回っておりますが、先週なんかは、仏壇の前では、37度であります。




部屋の中でこれですから、もうタマリマセン・・・


そんなお盆ですが、盆堤灯を毎年ですが出しました。

                    


父が亡くなって14年になるんですが、はじめはちゃんと、していたんですが、最近は手を抜いて、スーパーの惣菜を盛りつけ、ご飯はチンとするやつで飾っております。
ゴメンナサイ・・・!


でも、「盆堤灯」って、仏さんをお迎えする灯なんですが、綺麗ですよね。





そして、なんか・・・夏・・・オ・ボ・ン・・・という風流なカンジが家で味わえるのはイイですね。

仏壇のない所は、知らないかもしれませんが、真ん中の電球が熱を持ち、上部の風車みたいな奴が熱気で廻る仕掛けなんですね。

                    


昔は、ろうそくだったんでしょうけどね。
これだけは、LEDだと熱不足で廻らないので、電球なんでしょうね。

この灯りに、蚊取り線香を横に置き、うちわで仰ぎながらお酒を呑むと、夏の風流を感じれます。

何人か居れば、怪談話なんかも言い合えば、これまた風流であります。

そんなお盆でありますが、普通、ご先祖様を年に一度お迎えする行事なんですが、なんでお盆というのか、テレビでやっておりました。

お盆の語源は、サンスクリット語の盂蘭盆(ウランバナ)から来ているそうであります。



                    



                    



いやぁ・・私が思っていた風流な話じゃなくて、怖いお話だったんですね。

そして盆踊り、子供の頃、盆踊りと言えば、「ツーキーガー、デタデタ、ツーキーガ、データーー、ア、ヨイヨイ・・・」と、定番の「炭坑節」唄って踊った物でしたが、最近は、ポップな曲なんですって・・?

ご先祖さんも、ビックリするでしょうね。
いつも思うのですが、ご先祖さんは、お墓と仏壇、どっちに来られるんでしょうね・・・・(^-^)






8月12日(水)


         「知らず知らずの内に・・・借金833万?・・はぁぁ・・」



          



昨日の産経新聞記事に、「国の借金1057兆円最大」っと出ておりました。
東京オリンピックで、何千億円・・年金情報漏洩事件の、お詫び連絡に数億円・・など、湯水のように、簡単に税金を使ってくれるザル政府・・・そう云ったツケが溜まりに溜まって想像もつかない金額に・・・

ギリシャが、もうそこに来ているのに、我々はまさか、経済大国のわが国が・・・っと、高を括っている国民・・


会社経営のお父さんが、倒産間近なのに、子供たちは・・・まさかと思っているのと同じ・・では・・?

政府は、景気も少しは良くなり、給料が多少なりとも上がっているハズ?・・っと言っっているが、その微々たる賃金上昇も、国の借金に当てられるのか・・・?

勝手に国の無駄使いの借金の返済に、一生懸命働いて給料を上げた分を根こそぎ持っていく政府・・・まるで、国の保証人になってしまっている国民・・・・


ビールが高いので、家計の為に発泡酒で我慢しているのに、売れ行きの良い事に目を付けた政府は、値上げをしようとしている。
ビールとの税の格差を平等にするためとか・・?


だったら、ガソリンは半分が税なのに、その上に消費税をかけるのは、いかがなものか・・?
原料に消費税をかけるんだったらわかるけど、全部に8%をかけるのはおかしいでしょう・・・?


これから、軍備にもお金がかかるでしょうけど、「国民は働けど働けど、わが暮らしよくならず、じっと手を見る・・・」っと言った心境になるんでしょうね。







       「死んだふり・・・・」




最近見かけないゴキブリが、1cm位なんですが、出て来て、まさかこんな所にっと、いう所に居ました。
文鳥に水浴をびさせようと、水浴びケースに水を入れてたら、中に入っており、びっくりしました。


溺れさせようと、グルグルと水を廻して渦を作り、数分たち、ゴキブリが上向きになって動かなくなったんですね、それで、割り箸でつまもうと、中へ入れたら、急に箸を渡って来て手元にまで来たんですね。


むっちゃ、びっくりして、箸をテーブルの上に落としたら、すかさずカサカサと逃げて、テーブルの裏の角の端に逃げ込んだんですね・・・ここで逃がしたら、むっちゃ後悔すると思って、「アースジェット」を持って来て、一吹き、・・シュッっとすると・・・落ちました。


もう一吹きすると、絶命してティッシュで処理をしました。


いやぁ・・・「ゴキブリは、死んだふりをする・・・油断禁物」・・・教訓であります。
そして、忘れてはならない・・・親玉のゴキブリは、・・・「いきなり、飛ぶ!」・・・・





8月8日(土)



         「そろそろ気になる白内障・・・」


以前、年老いた母が両方とも白内障の手術をした時、怖いなぁ・・と思った事がありました。
でも、手術をした後は、メガネがいらなくなるくらい視力がよくなったと言ってました。

そんな、白内障・・・緑内障の方がもっと怖いですが、この間、NHKの「ためしてガッテン」で白内障の事をやっていました。

私くらいの歳の方は、やはり気になり観ておられた事と思います。
自覚症状がなくても、白内障と診断される目安は、夜空の月が二重に見えると危ない?




日中は、光が多く瞳を絞っているので気が付かないが、暗くなると、文字が二重に見え出す。


                    


このトゲトゲの部分が、暗くなると瞳が多きくなり、光がこのトゲトゲに当たり、水晶の中の屈折が異なる為、二重に見える。




色眼鏡型は、水晶の中に塊が出来て、一瞬、それがレンズの役割をして、視力が回復したかのように思われるが、しだいに色が付き始め、全体に色眼鏡をかけたように見える。

                    


トゲトゲ型には、この目薬が効くらしい(初期の物)




色眼鏡タイプは、ビタミン剤が効く?

                    


他、紫外線が白内障の原因の一つにもなるので、対策をする。



                    



                    


歳とれば誰でもなる白内障、一度眼科に行ってみたいものですが・・・・(^-^)









         「ひどい…声・・!」


テレビ番組を録画して観るのは、もう40年近くやっているんですが、ラジオも去年の夏にデジタル・オーディオ・プレイヤーのラジオ付を買って、録音して、炊事などの時にイヤホンで聴いております。

FMしか入らなんですが、山下達郎、福山雅治、ユーミン、木村拓哉、桑田佳祐やANN GOLDで「宮藤官九郎」や「ミッツマングローブ」「中島みゆき」などよく聞いております。

ただし、録音してからなので、1ケ月くらい前の分の放送であります。
その中の、ミッツのANN、6月24日放送で、天地真理が何周年だったかな?コンサートをするっと言って、絶賛していました。

2006年の「水色の恋」を流したのですが、まぁ・・・ひどい声、歌手って歳を取っても声が変わらないと思っていたんですが、別人のようにかすれかすれの声、それに比べ由紀さおりなんかは、昔のまんまの声ですよね。

ユーミンもひどい声してますが、この天地真理は特にひどい・・・それを、毒舌のミッツがべた褒め・・・視聴者で、ツイッター意見で、ミッツに気を使いながら言っているにもかかわらず、問答無用とバッサリ・・・と切り捨て・・・

どうみても、うまいとは言えないはずなのに、誰かミッツに言ってやれとっと思ってしまします。

天地真理は、私たちの時代で、学生の頃、私はロック派なので行かなかったんですが、友達が梅田などでよくコンサート行ってましたね。

あの頃、フィルターのかかった声でしたが、力強く歌い、当時では、絶賛の人気でありました。
歌がうまいかどうかは、別ですが・・・・

そのイメージとかけ離れた今回の放送の歌声に、面影もない別人の声であります。
あの頃のイメージをみんなの記憶にとどめ置いて、復帰するなんてやめて欲しいものでありますね。

・・・とは、言うものの、ネットで調べてみると、スクリーンコンサートなどで、けっこう活動されているみたいであります。

来年45周年記念という事で、コンサートもあるみたいでありますが、複雑であります。
まぁ、ミッツみたいにファンも多いみたいなので、それはそれでいいのかもしれません。

今年で64歳のアイドルです。


          


      「当時の天地真理」







8月6日(木)


         「また、吉本新喜劇の礎が亡くなりました・・・」





あの黄金時代の「花紀京」が、亡くなりました


小学生の頃から,観続けていた「吉本新喜劇」
当時の土曜日は、半ドンで、午前中だけの授業だったんですね。

学校からすぐ帰って、この新喜劇を観るのが楽しみでした。
藤山寛美の松竹新喜劇もあって、これも面白かったんですが、人情味の芝居が多く、わかりやすい吉本新喜劇の笑いが上だったと思います。

松竹新喜劇は、寛美の仕草と顔の表情とまぬけな演技で笑いを取ってたんで、寛美が亡くなると自ずと松竹新喜劇は、人気がなくなってきたんですね。

そんなライバル同士の新喜劇の中で、吉本新喜劇は特に、この花紀京と岡八郎の漫才のような掛け合いの芝居に人気があり、面白くて私も大好きでした。


                    



ここに原哲夫などが入り、もうおかしくて、おかしくて、子供心にも脳裏に焼き付いてしまうほどであります。

花紀京ののらりくらりとした態度に、真面目そうな役柄の岡八郎、奥目の八ちゃんと呼ばれ、目で瓶ビールの栓を抜くというギャグを持っていました。

他、ヤクザモン相手に喧嘩をするとき、「俺は、こう見えても通信教育でカラテをやってたんやで・・」と言って、カマキリのように腕を構え、腰を引き、「どっからでも、かかってこんかいや・・」っと言って、手をお尻に持っていき、その手を臭って「くっさー!」という定番のギャグを言って、みんながずっこけるというスタイルでありました。

このギャグは、明石家さんまが東京へ進出した時に、パクってあ奴は向こうで使ってましたね。

花紀京は、特に目立ったギャグはなかった・・?ただ、この人の持ち味は、のらりくらりとなんでも得な方にまわり、いいとこ取り、そして人のせいにするなど、見え見えの悪さが憎めないほどに面白くて、岡八郎がこの人の餌食になるという設定でありました。

また深夜の番組で、二人だけでお酒を飲みかわす芝居シリーズが好評でありました。
あの当時が、懐かしくよみがって来ます。

歳のせいか、今の吉本新喜劇は、面白くなく、観てないので知らないですね。
昔、若手を前面に出して、古株の大御所たちは、脇役に入れるという、吉本大改造時代になってから、見なくなりましたね。

大御所たちは、やめていったからであります。
まぁ、今の吉本の人気があるのは、この大改造があったからなんでしょうけどね。

でも、私には、あんなに子供のころから好きだった当時の新喜劇が、懐かしく思えています。

たぶん、私と同じ気持ちの方も多いのではと思います。
そんな、礎の花紀京、岡八郎、原哲夫、平参平などの方は、もうこの世にいません。

「ワッハ上方」(ナンバ花月前)に、昔のデータベースの資料や、視聴覚が出来るブースがあるんですが、今は、縮小されて、数か所のブースしかなく、ナンバに行った時、寄ったら、すぐにいっぱいになって見られませんでした。

ブースが少ないから、朝一番で行かないとダメみたいであります。
今度は、朝から行ってあの頃の新喜劇のビデオを観に行きたいと思います。(^-^)










8月4日(火)



         「あれ、意外といいドラマなのに、低視聴率・・?」





身障者の物語で、野島伸司脚本監修という事で、重たそうなドラマなんかじゃないかと、一話だけで観るのをやめようと思っていましたが、物語の展開が天と地がひっくりかえるような、奇抜な物語なので見続けてしまいました。

私は、一応ドラマを選んで、ワンクール録り溜めをして、最終回の放送が終わったら一気に観るやり方をしているので、世間とはズレて観ております。

視聴率は、初回と5話目が二ケタ、11.5%と10.8%で、他は一ケタ代。
平均が8.61%と低迷視聴率。

かっこいいイケメン山下智久なのに、やはり去年のファンにスマホで盗撮され、無断でそれを奪い取った事件が、尾を引いてるのではと噂されております。

でもこの二役に近い主人公の難しい演技を、よくこなしたと思いますね。
この辺の処が人気商売の難しさなんでしょうね・・・

私も、この物語の主人公とあの事件がオーバーラップしながら始め観ていました。
でも、ドンドンこの作品にのめりこんで、関係なく観入ってしまいました。

途中から、けっこういいドラマやと思うようになって、これはヒットしてもいいドラマなのに、なぜみんなに受け入れられないのか不思議でありました。

物語は簡単に言うと、知的障害者の山下智久が、アルジャーノンという知的レベルを上げる実験マウスに会い、ひょんな事で人体実験の被験者となり、手術は成功する。

                    




天才的な知能を獲得したのだが、副作用が出て来て、元の知的障害者に戻ってしまう事実を知り、開発チームと研究をおしはかるのだが時間がない・・・
そんなおり、こちらも時間がない友達の谷村美月の難病に彼の知能で治す事となる。
自分よりも他人を優先する事は、父親譲りであった。


                    



                    



そして、運命の時は来て、彼は元の知的障害者に戻ると言ったお話であります。





この物語では、誰一人悪人がいなくて、いい人ばかりの物語としては、つまらない物のように思えてしまうのだが、それが逆に、物語をほっこりとさせる、作品の雰囲気をよくさせて、いいカンジに思わせているんですね。

斜めに観ると、ちょっと宗教的なカンジも匂いますが、いい話には違いありません。
原作は、調べてみるとアメリカのダニエル・キイスのSF作品だそうであります。

「知能」の低さで、いじめ、差別や虐待が起こり、また高くなったら、自らも人を差別し、見下し、道徳観を忘れてしまうというテーマを描いているそうであります。

日本でも、関テレで2002年にユースケ・サンタマリアで放送され、平均11%の視聴率だったそうであります。

この物語は、学校教育でも使える題材のような気がします。
知的障害者じゃなくて、単なる頭が悪い、勉強が出来ない、・・っと言った子供たちを馬鹿にしたり、蔑むと言った差別、いじめなどが、優等生であるにもかかわらず、自らの人間性や道徳観を否定、また親御さんやまわりの人間もその事が当然のように思っている現実。

しかし、もっとも大事な人間性を無視して、単なる動物的本能をむき出しにしている事への醜さを教えなければいけないような気がします。

たしかに、人生は戦いですが、道徳観を無視してまで戦う必要がないと・・・全てに当てはまるとは思いませんが、教育の根底には必要かなっと思いますよね。
でないとそこらへんの動物とは違う、人間である意味がないですよね、。(^-^)













8月1日(土)




         「意地の白鵬、勝ちましたね・・」


               



名古屋場所が終わって1週間、昨日NHKで照ノ富士密着ドキュメントがありましたね。
自分の相撲の形の右四つに持ち込むためのあせりが、上位陣との相撲で星を落としたみたいですね。

両横綱には負け、稀勢の里には勝ったものの、豪栄道には足払いで負け、猪突猛進の琴奨菊の変化を予想できなかったのが、敗因ではないでしょうか・・ね

でも、新大関として11勝は、大したものではないでしょうか。
持ち前の負けん気で、稽古に励み白鵬を脅かす存在になるでしょうね。
白鵬、朝青龍の活躍を見て、相撲をするきっかけになったそうであります。


他、個人的には、勢が肩の調子が悪く、ボロボロの成績だったのが、残念であります。

両横綱を破った栃煌山で、優勝戦線に残るかと思ったのが、尻つぼみで終わってしまい、敢闘賞を貰っても、ご本人は納得いかない自分の相撲に不甲斐なく思ったそうであります。

そして、十両に落ちてまで相撲を取らない決断をした旭天鵬、無理して怪我をしない相撲が続いて、そろそろ引退かなっと思わせる最近の場所でしたが、引退をする事になりましたね。

ご老体で優勝をした時は、中高年には勇気づけられましたが、ご苦労様でしたとみんなが思う事でしょうね。


                    













7月25日(土)


         「関西にも来ました、ルーヴル美術館展」


東京から巡演で来ましたこの展が、京都市美術館で6月16日から開催されております。
東京では何十万人の来場者数で、たいそう賑わったという事であります。



                    





昔、2005年に同じく、ここ京都市美術館で「ルーヴル美術館展~19世紀フランス絵画 新古典主義からロマンス主義へ~」をやっておりました。

                    





アングルの「泉」が、デッカイ絵でほぼ等身大の絵画だったのを記憶しております。

                    

2008年には、神戸市立博物館で、「ルーブル美術館展 フランス宮廷の美」と題した展を観に行った事がありました。

当時の宮廷工芸美術品やマリー・アントワネット関連の衣装などがあったよういに思います。

贅沢が人生みたいなマリー・アントワネットの数奇な生涯が、人気を博していたように思います。

最後は、ギロチンで処刑され、自らの首を又の下に置かれ、見せしめになったと聞いておりました。

他、2009年にも「ルーヴル美術展 美の宮殿のこどもたち」と題した展が、国立国際美術館(大阪)でやっておりました・・・・これは、私、行ってないと思いますね。
28万人の入場者数で、人気だったそうであります。

ルーヴル美術館展や、オルセー美術館展とかっと言うと、ミーハーな人たちでいっぱいになるんですよね・・・・私も、その一人ですが・・・・

そんな、今回の「ルーブル美術館展」の目玉の出し物は、フェルメールの「天文学者」であります。






数少ないフェルメールの作品(30数点)の中から、初来日の作品であります。
フェルメール独特の左の窓からの光のマジックはお馴染みであります。

フェルメールブームが、若干下火になって来たように思えるこの頃ですが、私が行った時も、普通に人だかりもなく観られましたね・・・・

っと言うよりも、会場の最後近くに展示してあったので、ここまで観るのにけっこう時間がかかって、疲れて足が痛くなって来るんですね。

そうゆう意味もあって、あっさりと鑑賞された人も多かったように思えます。
フェルメールでも一番人気の「真珠の耳飾の少女」だったら、足の疲れも感じなかったでしょうけどね。

余談ですが私、この絵を観たんですね・・・なんと2000年に大阪市立美術館にフェルメール作品が、5点も来たんですよね。


                    


「真珠の耳飾の少女」「聖プラクセディス」「天秤を持つ女」「リュートを調弦する女」「地理学者」の5点が、おしげもなく来たんですね。




                    



しかも、東京からの巡演じゃなく、大阪だけの5点ものオンリー展示だったんですね。
他、名古屋もフェルメール展をやっており、2点くらい?でしたでしょうか。

だから、勝手ない人だかりの山で、大阪市立美術館が大混雑でありました。
たぶん、全国からこの絵を見たさに、集まったと思います。

メインの「真珠の耳飾の少女」は、人の頭ごしでないとなかなか間近で見られなくて、そして絵が小さい・・・・なんとか、順番で前まで観た時は、意味深な振り向き顔とデカイ真珠が印象的でしたね。

ここの美術館では、この時が一番人が多く集まったいい時代だったかもしれません。

それに比べ一発屋の大阪市立美術館に比べ、ここ京都市美術館は、コンスタンスにいいものを持ってきますね。

だから、けっこうここの美術館へは私、来てますね。
「ルーベンス展」もよかったし、モナリザに匹敵するくらい美しいとされるダ・ヴィンチの「白貂(はくてん)と抱く貴婦人」など、興味深いものをここでやっていたのを覚えています。






今回は、「ルーヴル美術館展 日常を描く 風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」であります。

                    


この展と同時に、「マグリット」展もやってるんですね。




                    

このマグリットのだまし絵みたいな物も面白いんですが、十年くらい前に姫路市立美術館で観た事があるので、今回はやめました。


-------- 後日 産経新聞に出てました  ----------------------------------------



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今回この「ルーヴル美術館展」で、一番気になる絵が、クエンティン・マセイスの「両替商とその妻」でしょうか。





なんとも隣の奥さんが、旦那の天秤でお金を測っている様子を、じーと見ている姿が印象的ですよね。

祈祷書を読んでいる最中に、もくもくと仕事をしている夫が気になったのか、なんか言いたげにみつめていますよね。

「ちゃんとごまかさんと間違いなく測りや・・・」または、「そのコイン、ニセ物やないやろね・・・」とか、「今晩、何食べる・・・?」なんて、夫婦の会話をしているように思いますね。

この奥さんのうつろな目がいいですね・・・日常的でアンニョイな雰囲気で・・・
また、下の鏡らしき物に映っている人影が気になる処ですが、お客さん?祈祷師?・・

                    


次に、ジャン=バティスト・グルーズの「割れた水瓶」





美しい少女が、衣服ははだけ、割れた水瓶を持ってたたずんでいる様子は、いったい何があったの?・・・っと誰もが想像してしまうでしょう。

しかし、髪の毛は乱れていないんですね。
水瓶が純潔を意味するので、自ずと下衆に想像してしまいます。

でも、初々しい肌の透き通った描写や愛くるしい顔立ちは、印象的ですよね。
デュ・バリー伯爵夫人の注文だそうで、娼婦からルイ15世の寵妃の自分を描かせた?・・・っと言う噂もあるそうであります。


                    


当時は、絵画か彫刻か、どちらがエライ・・・・みたいな事を言われていたそうで、立体的に、どこの角度からも観られる事が出来る彫刻に対して、ティッツアーノは、鏡を用いて後ろの部分も観られるようにしたそうであります・・?

結構、評判が良い絵で、この絵でティッツアーノも注文が殺到したそうであります。
でも、この絵の美しい女性・・・なんか、私には、肩幅の広さや腕の太さなんか、ニューハーフのような男のように見えます。

決定的なのは、薄らと髭を剃ったような影があるのが、なんか・・ねぇ・・・
現代、こうゆう男性いますよね・・・?





ヘリット・ファン・ホントホルストの「抜歯屋」この当時は、免許がなくても歯を抜く事が出来るそうで、その抜歯中に左の男が婦人の籠の鳥を盗もうとしている。

これって、婦人以外スリ集団で、抜歯を見世物にしてるんですね。
患者の眼がおかしい・・・・うそポイ!

フランスでは、「歯抜き屋のように嘘をつく」っと云うことわざがあるそうであります。
そして、同じような絵が、ニコラ・レニエの「女占い師」ですね。


                    


占い師と隣にいる老婆は、仲間で占いをしている間に、見てもらっている女性の財布のひもを取って盗もうとしている。

さらに、奥の男性が、盗人の鶏を盗もうとアピールしている。
「占い師を信じると、何もかも失う」という教訓絵画だそうであります。

でも、盗人の上前をはねるなんて、笑ってしまいますね。




ジョゼフ=マリー・ヴィアンの「アモルを売る女」、アモルとは、キューピットの事でアモル=キューピットと呼ばれているそうであります。

恋のキューピットを売る女性が、キューピットの羽根をつまむという持ち方が、雑で、「奥様、このキューピットは、いかがでしょうか?」っと言っているカンジでありますが、このキューピットの顔がかわいくなく、そして、なんと腕を交差しているんですね。

これが、この絵の物議を醸しだし、キューピットが下品なマネをしていると評判になった絵なんだそうであります。

籠に寝ているキューピットは、かわいらしいでしょうけど、たぶん、この女性は、下品なキューピットを早く売りさばきたかったからなんでしょうか・・ね?

他、沢山の見ごたえのある絵画がズラリとあり、足が棒になるくらい、2時間はかかりますね。

絵の光沢がすごく、これCGじゃないの・・?っと思えるような絵画(マリヌス ファン レイメルスウァーレ「徴税吏たち」)や、光が明るくもなく暗くもなく、部分的にはっきりと映し出す調光、写真では絶対に表現できない画家の思いがこもった光のマジックが、面白いであります。


                    


ピントがあっている処とない処、立体感とは別に作者の意味があるんですよね。
そんな事を想像しながら観ると、時間がすぐたってしまいます。



関西地方の方、京都に遊びに来られる方、9月27日迄ですので、一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?


お子さん連れの家族もおられましたが、やはり小さい子にはわかりにくく、展示絵に指をさして親に聞いている姿が見受けられます。

すると、係員が目を子供にくぎ付けになって追っかけております。
万一の事があったらと、係員も大変であります。

紙に模写や、筆記も鉛筆でないとダメであります。
本物のルーヴル博物館では、大勢で子供たちが座って自由に模写したり、と身近に感じているのが、日本ではそうはいかないんですよね。

あー、私も死ぬまでに、ルーヴルとオルセーだけで二週間くらいかけてて、気楽に自由に観てみたいもんであります。

音声ガイド(\550)を聴けば、展示物横の小さな文字で書かれている解説文を目を凝らして観なくても楽であります。
解説文に載っていないエピソードなんかも聞けるので、お年寄りには便利な道具であります。



売店でお土産品を買いました。

                    



                    



さて、ここから四条の方へ行こうと地下鉄に向かうと、街頭地図を見ると、「明智光秀の塚」と書かれているのが目に留まり、思い付きでちょっと寄ってみる事にしました。



民家の細い路地を歩くと、民家の間にひっそりと祠があります。

                    

                    
立て看板があり、光秀を埋めたと書かれております。





                    





                    



本当は、別のところで大勢の首と葬られていた処を、子孫の方が持ち帰り、別の所に埋葬し、明治にこの地に移った・・?っと云う事らしいであります。

もし、光秀が信長を討たなかったら、秀吉、家康時代が来ていなかったのか、現代は様変わりをしていたのか、この二人が歴史のターニングポイントになった事への運命を感じますね。




地下鉄で烏丸四条で降り、錦市場に寄ってあの名物の「コロッケ」をつまみに行きました。
写真は、春ごろ初めて食べた時の写真であります。





                    



                    

ころものサクサク感とチョコレートの甘さのミスマッチが、なんとも言えない微妙な味わいのコロッケであります。
話のネタにおひとついかがでしょうか・・・?



    「京都市美術館HP]



以上です(^-^)

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