さいたまメンタル労務アドバイザー とことん日記(奮闘篇)

メンタルヘルス、ハラスメント、キャリアコンサルティングを得意とするさいたま在住社会保険労務士の奮闘記です。

ウルトラマンヴァージョン うつ

2006-08-28 23:03:35 | カウンセリング
 今日は、暑くはなかったのですが、何か蒸しました。天気が下り坂なのでしょうか。

 さて、今日は、ちょっと、、慶應義塾大学保健管理センター 教授 大野 裕先生の講演での認知療法を説明をご紹介します。ウルトラマンヴァージョンです。(参考 うつ病ドリル http://server343.dyndns.org/utu/

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 認知療法の書き方の一例を、ウルトラマンを例にお示ししましょう。

 例えばウルトラマンがバルタン星人と闘って、三分間の時間切れになって負けたとします。その時ウルトラマンはショックを受け、「なんてダメなウルトラマンなんだ!」「ヒーローなのにもう終わりだ」と感じたとします。

 このとき、紙に状況をできるだけ客観的に書いて、ショックの大きさに自分なりの点数(例えば95点)をつけ、感じたことを率直に書きます。

 ここで紙をもう一度読んで、ちょっと冷静になって考えてみるのです。

 すると、「たった一回の失敗でダメだなんて決められない」し、「ウルトラの母やタロウを呼んで一緒に闘えばいい、自分で全部できるわけじゃない」し、もっと考えれば、「また来週がある!」ことが見えてきます。

 先のことが見えるとかなり楽になりますから、ショックの大きさがどうなったか、もう一度点数をつけてみるといいでしょう。

 このように、ちょっと別の面から物事を見る力をどう育てていくか、これが精神療法の趣旨です。

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 いかがですか。イメージがつかめますか。認知療法って、自分でいろいろ書いたりするんですね。一言で言うと、「モノは考えよう」ってところでしょうか。
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