さいたまメンタル労務アドバイザー とことん日記(奮闘篇)

メンタルヘルス、ハラスメント、キャリアコンサルティングを得意とするさいたま在住社会保険労務士の奮闘記です。

お茶だし

2005-08-31 00:53:28 | 雑感
 私は生命保険会社を退職した後、ある経営コンサルタント会社に勤めました。生命保険会社は、同僚も部下もかなりいたのですが、それが、一転、小さなコンサルタント会社です。

 頭の中では、生命保険会社のことは忘れようと思っても、つい、比べてしまいました。

 お茶だしもその1つです。生命保険会社時代は、職場で女性もかなりいたので、私自身は、恥ずかしながら、生保会社の生活で一度もお客様にお茶を出したことがありませんでした。

 でも、コンサルタント会社では人もそういないので結構自分で出しました。時間外の時などは特にそうです。時には、お茶があまりに薄いので、スプーンでお茶を足して入れたり、本当に赤面モノです。今でも、正直、なぜ薄くなるのかよくわかりません、お茶の葉のせい、お湯の温度??。

 先日、ある記事で、次のように出ていました。(「できる人のビジネスマナー」より)
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<運び方出し方>>>
 1.茶碗と茶托は別々にお盆にのせて運びます。コーヒー紅茶などのカップ&ソーサーも同様に別々に運びます。もちろんお盆で。
 2.入る時はノックして「失礼します」と挨拶します。
 3.茶碗をひとつずつ茶托にのせて出します。
           
*************************************

 私は、茶托に茶碗をのせてお茶をいれ、応接に運ぶ間に茶托にお茶をこぼしたりしながらといった無作法なものでした。

 トイレそうじ、これも、保険会社の時は、そうじの人がいて、自分でするなど考えたこともなかったですが、コンサルタント会社では自分たちでしていました。

 すべては経験です。でも、私が今後開業した時、どちらが役に立つのかな?
お茶も自分でいれ、トイレも自分でそうじ、そして、月々の資金繰り・・・。間違いなく、小さなコンサルタント会社の時の経験の方が役に立つような気がしています。
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マザーズハローワーク設立

2005-08-30 00:50:32 | キャリアコンサルティング
 今日は、先日26日(金)の読売新聞の記事「マザーズハローワーク」を紹介したいと思います。

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 出産や育児で仕事を辞めた女性の再就職などを支援するため、厚生労働省は2006年度、子育てする女性のための「マザーズハローワーク(仮称)」を新設する方針を決めた。

 昨年の出生数は、過去最低だった前年をさらに下回る約111万人。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、日本の人口は2007年以降、減少に転じる見通しで、深刻な少子化対策の一環として、子育てしやすい環境整備が急務となっている。

 マザーズハローワークは、従来の「両立ハローワーク」を発展させ、全国12都市に設置。企業からの求人の開拓にあたる一方、子連れで相談しやすい環境を整備し、応対する職員を担当制にして求職者の希望にきめ細かに対応していく。

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 これは、とてもいいことだと思います。まだ、具体的内容はわかりませんが、先日、27日の「市場化テスト」でも申し上げましたが、単に数字だけでは追求できない「公共性」の観点からも期待が持てます。

 ところで、「M字型曲線」というのを聞いたことがあるでしょうか。年齢別に日本の女性の就業率をみると、結婚・出産・育児期に職場から一時的に離脱する傾向があるため、年齢層別に就業率を分析すると、M字型曲線を描くことをいいます。ちなみに、ノルウェー・スウェーデンなどは逆U字型です。

 日頃、中高年の女性の求職面談で、まだまだ「一般事務の正社員」といったワンパターン?の仕事を希望される女性が多いのは気になります。でも、行政サイドの打ち出しとしてマザーズハローワークは注目していきたいと思います。
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資格勉強の期間

2005-08-29 06:24:11 | キャリアコンサルティング
 昨日、28日(日)は、午前中、卓球で1時間汗をながしました。体育館に行く途中のプールをみたら、来ている人もまばらで、監視員の方が目につきました。もう夏も終わりですね。ちょっとさみしい感じです。

 また、今日は、社会保険労務士の試験日でした。私が合格したのは18年前のこと。大学では労働法ゼミで、保険会社に入社してから8年間人事企画部門にいて、就業規則・労働協約の作成にもかかわりました。せっかくだから受けておこう、という気持ちでした。

 でも1回目は失敗しました。日曜の通学・テープ学習等、今では思い出です。もし、この資格をとっていなかったら、保険会社を辞めていなかったでしょうね・・・。だって、資格って、取っただけでは「死格」だし、自分を試してみたい・・・そんな気持ちが強い私です。

 試験への挑戦は、それ自体は、結構、楽しいものです。それだけに集中しますから。資格学校もいろいろありますが、平日の昼間、結構、中高年の人もいらっしゃいますよ。

 日頃の就職面談でも、司法試験に大学卒業後10年間挑戦した方、会社を辞めて司法試験に8回挑戦した方、税理士試験に大学院修了してからも挑戦した方、司法書士試験に挑戦した方等、いろいろいらっしゃいます。

 そのうちのある方が、職務経歴書で、資格勉強中のことを、殆ど書いていなかったんですね。そしたら、相手の採用担当者に、その期間、「病気でもされたんですか」といわれたそうです。

 たしかに、資格勉強中は、仕事についていたわけではないでしょうけど、自分の人生の大切な期間です。はっきりと自信を持ってその期間をアピールできるようにした方がいいのかもしれませんね。

 

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本気

2005-08-28 00:46:48 | 雑感
 先月27日にスタートしたこのブログも1ヶ月が過ぎました。よちよち歩きではありますが、お付き合いありがとうございます。次の目標は、3ヶ月かな?

 最近は、何かちょっと思いついたら、すぐに手帳にメモする習慣がつきました。これでもブログの記事を何にするかは、考えているんですよ。

 ちょうど、主婦の人が夕飯の献立を考えるのと同じかもしれませんね。献立は、家族の健康やおいしく食べる顔を思い浮かべて考えるのでしょうか?。
 
 さて、今日は、私がちょっと気に入っている詩の1つをご紹介したいと思います。

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       本気
 
    本気ですれば 
    たいていな事はできる
    本気ですれば 
    なんでも面白い
    本気でしていると
    たれかが助けてくれる
    人間を幸せにするために
    本気で働いているものは
    みんな幸せで
    みんなえらい
           (後藤静香「権威」より)
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市場化テスト

2005-08-27 08:09:39 | キャリアコンサルティング
 昨日は私の職場の昨年度目標達成の遅まきながらの会社からの慰労感謝会でした。ささらかな?飲み会でしたが、社長も参加していましたヨ。

 私の職場は、就職支援サービスを民間として行政から受託しているのですが、そこには受託のしっぱなしではなく何らかの「目標数値」があり、それを、委託者側がチェックし、委託継続の可否を判断しているわけなのです。

 これに関連し、「市場化テスト」というのをご存知でしょうか。公共サービスの担い手を役所と民間企業の競争入札で決めるというものです。従来の公共サービスを官と民が対等な立場で参加する競争入札を行い、価格の安さと質の高さの両面から判断して、担い手を決める制度です。

 8月10日付読売新聞に関連記事が出ており、以下で紹介させていただきます。

 市場化テストのモデル事業は、再就職を支援する「ハローワーク関連」や、厚生年金等の「社会保険庁関連」、「行刑施設」の3分野だそうです。

 ハローワーク関連では、第一弾として中高年の再就職支援施設「キャリア交流プラザ埼玉」の運営につき、「ブライトキャリア」が落札、6月から業務を始めたようです。2003年度の運営予算が6040万円に対し、落札価格は3400万円で、運営費のほぼ半減する見通しで、「民効果」が期待されています。

 ただ、このポイントはいかに公平・中立・適正を確保するかでしょう。価格面・数値実績は当然ですが、就職支援ではあくまで「人」が対象です。簡単に再就職の決まる人もいれば、個別事情もあってそうでない人も当然いらっしゃいます。

 価格面・数値実績だけではない、その「公共性」の観点から、いかに質を判断するか、これが本当にむつかしのです。価格面・数値実績は誰にでも簡単に説明できますが、その他の「質」を説明するのは・・・大変なのです。
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親と就職

2005-08-26 04:42:01 | キャリアコンサルティング
 台風が近づいています。ゆっくりしたスピードのようで、気になります。また、四国の水不足の地域には降ったのでしょうか。

 さて、最近、新聞を見ておりますと、「親のための就職塾」といった親を巻き込んだ就職支援の講座や講演会等が増えているようです。

 就職支援会社やニート問題に取り組むNPOに加え、自治体・大学等にもそうした動きが広がっているといいます。

 ある担当者のコメントとして、「親の押しつけや甘やかしで、自分を真剣に見つめ直せない子は、就職活動もうまくいかない。親の無理解や過保護を、就職できない、あるいは就職しない理由に挙げる若者が最近増えています」とありました。(読売新聞 8月16日)

 そして、さらに日経新聞8月22日付では、入社後2・3年で辞める早期離職対策として、「かに道楽」では社内で保護者会を開き効果が出ていると紹介していました。入社直前、入社後半年、入社2年目に、社員の親を店に招き、仕事ぶりを紹介するようです。そして担当社員は日頃から親と連絡を取り合うことを心がけているといいます。

今や、就職だけでなく、就職後のフォローまで、親と連携するようになってきたのですね。

でも、学生のうち、3年以内に離職した大学生が35.4%、高校生は48.9%という数字をみると、こうした親をからめた動きも、やむをえない気がしてきますね。



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みんな働きたい

2005-08-25 05:06:21 | キャリアコンサルティング
 先日、新聞に「声に出して読みたい日本語」等の著者である斉藤孝教授の談話が出ていました。印象的だったので紹介したいと思います(8月14日(日)付朝日新聞)。

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 私が大学院生の頃には、抱えているテーマが大きすぎて理解されず、定職もなく、収入もなく、そして決定的に社会的な信用がない。たとえば家賃10万円のアパートを借りたいと不動産屋に足を運んでも、聞かれるのは勤務先です。家賃は問題なく払えますと主張しても貸してくれない。・・・お金の有無でなく、所属を問うのです。

 その仕組みに気づくと、気持ちは萎える。急に壁が立ちふさがってくるような思いになる。・・・

 本当は、私に期待し、君ならできるといわれる仕事がほしい。そのために生きたい。石川啄木の歌そのものです。
 『こころよく我にはたらく仕事あれ
   それを仕遂げて死なんとおもふ』
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 若者のフリーターやニートだけではなく、中高年者にとって、自分の所属がない、働きたいけど仕事がない、というのは心身にこたえます。私もチョッとの期間その思いを経験しましたが。

 今、仕事についていて、もし、やりがいを見失ったりマンネリだな、と感じていたら、私は、仕事(転職)の応募をしてみたらと思います。本気の応募ではなく、「試しの応募」です。自分がどれだけ求められているかわかると思います。

 転職の厳しさを知るだけでも、今の仕事に覚悟を決めて頑張るエネルギーが再生するように思います。
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週末起業のセミナー

2005-08-24 00:44:58 | 開業準備
昨日23日(火)は、夕方より「週末起業のはじめかた」セミナーに行きました。講師は、NPO週末起業フォーラムの認定コンサルタントの山口晃二氏でした。

会場はほぼ一杯であり約300人、女性も3割くらいはいました。

週末起業とは、
 会社を辞めずに起業する、
 お金をかけずに起業する、
 インターネットを使って起業する
とのことです。

 今日のセミナーでは、週末起業の事例紹介がとてもおもしろかったです。
ロシア製カメラ販売、6分の1サイズの洋服の製作販売(人形用)、トルコ雑貨販売、風鈴の音CD販売、夜景評論家、ステイショナリー(文具)評論家、空港周辺駐車場インフォメーション、イラスト似顔絵名刺販売、鉄道模型販売等・・・かなりニッチな分野でしっかり稼いでいるとのことでした。

 市場は全国で、ニッチな分野でオンリーワンを目指す、それが成功の鉄則だそうです。そして、時間の切り売りではなく、商品をモノ化し、ビジネスオーナー化を目指すのだそうです。

 そして講師が言っていたのは、「2時間ぶっ通しで話せるネタがありますか」「そのネタは好きなことですか」「過去に一番お金をかけたものですか」ということです。

 サラリーマンの安定収入と好きなことで起業する満足、ちょっと魅力的ですね。じゃあ、私なら何でやる? あなたなら? ・・・・・週末考えましょうか?!
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わかものドラフト制度

2005-08-23 00:16:11 | キャリアコンサルティング
 先日朝日新聞に掲載された「わかものドラフト制度」についてご紹介します(8月18日(木)付夕刊)。

 この制度を始めたのは「あだちヤングジョブセンター」(東京都足立区)。まず若者が履歴書や自己アピールなど書類一式を、製造、流通といった業種ごとに分かれた「ドラフト箱」に入れます。あらかじめ登録した企業が応募内容を閲覧。そして採用したい若者を「指名」する仕組みとのことです。

 その後、面接などを経て、給料などの採用条件が折り合えば「就職」となります。6月から8月半ばまでに若者の登録が100名を超えたとのことです。

 (東京)人材銀行なども、求職登録しておくと、企業から面接リクエストが来る仕組みがありますが、ここは、管理職、技術職、専門職等で実務経験が3年以上となっており、登録のハードルが高くなっています。また、企業からの面接リクエストがあるのは技術系の求職者が多い感じです。

 今回のあだちヤングジョブセンターの対象は、そういった意味では従来にない若者層であり注目されますね。

 ドラフトというちょっと「待ちの姿勢」が気にはなりますが、求職者の積極的な活動のうえに、ドラフト制度が機能すれば、今後の効果が楽しみだと思います。
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精神疾患

2005-08-21 22:25:48 | キャリアコンサルティング
今日21日(日)は、産業カウンセラー講座の13回目で、講義は「産業精神保健の基礎知識」ということでした。

表題は難しいのですが、臨床心理士の先生から、主に統合失調症、うつ病等についての話でした。

 うつ病等は、最近、新聞等でもよく記事として出ておりとても興味深い内容でした。ちょっとご紹介しますね。

 うつ病とうつ状態の違いは何か。うつ病の人は、朝・昼・晩のうちで、朝がつらいのだそうです。また、日本・ドイツにうつの人が多く、ラテン系には少ないそうです。なんとなく理解できますね。

 なりやすい人は、生真面目、責任感が強い、他人に配慮する、人の評価を気にする、イヤといえない・・・だそうです。サラリーマンは殆ど当てはまる感じですが、有能でまじめな人が危ないとのことでした。・・・まあ、お互い気をつけましょうね。

 また、講師が今日話した中で印象的だったのが、「最近、健康志向が強すぎる。健康信仰ははやめましょう」とのことでした。テレビ番組でも、健康を扱ったものが多いですよね。
 人間というのは、全く健康ということはないのだそうです。皆どこか弱いところをもっており、ムリをかけないでそんな自分と付き合っていくしかないとのことでした。ご自愛を。

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